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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

高松まさ子さん 枚方から発信・・豊かな学び、豊かな学校生活の 保障のために少人数学級が必要 ・・

2021-05-15 23:06:11 | 枚方市での子育ては今
新型コロナ禍 教育は本当に子どもたちは大切にされているのだろうか?そんなことを考えながら、「平和がいちばん」5月号の4面を見ています。

豊かな学び、豊かな学校生活の 保障のために少人数学級が必要

公立小学校のすべての学年で「35 人学級」を実現する改正義務教育標準法が成立。
今年度、2年生を 35 人以下として段階的に引き下げ、2025年度には、すべての学年で「35 人学級」を実現する予定である。中学校の 35 人学級の検討を含め、学校の指導体制の構築に努めることなどを求める付帯決議が採択された。

しかし、すでに独自施策で少人数学級としている自治体は多い。
高槻市は、小学校6年生まで35人学級を実施している。これに加え、2022年度に中学1年、2023 年度に中学全学年で実施する計画。
沖縄県は、小1年・2年は 30人、中1まで 35 人学級を実施、今年 4 月から中学 3 年まで拡大する。
他、新型コロナ対応として広げていく自治体もある。

昨年 5 月、枚方でも分散登校が行われ、クラスの人数制限の中での授業を経験した教員から「子どもも楽しく学び、教えるほうも何てやりやすいのだろう。少人数学級これだ!と実感できた。是非実現させたい」と声があがった。
枚方市は、小学 4 年まで 3 5 人以下、5・6 年において 40 人以下としている(いずれも支援学級在籍児童を含む)。5 年 6 年のクラス定員引き下げは消極的だ。中学は手つかず状態である。
「学問的な学習が深まれば深まるほど人数は小さくなっていかざるを得ないから、高校でも 40 人は多すぎ」という話も聞く。公教育を行財政改革の対象にするのは間違っていると思う。子どもにお金をかけてほしいものだ。

参院文教科学委員会(3/25)で、参考人の中嶋哲彦名古屋大学名誉教授は、なぜ少人数学級が必要なのかということを次のように述べている。「クラスサイズはどういう教育目的でどのような教育方法で行うかということを考えるべき。この間の政策評価は学力の向上だけで考えているが、そんな簡単なことではない。子どもたちが日々の生活を楽しめる、自分はこの社会から大事にされている、そして、自分もほかの仲間のために何かできる、それが実感できる、人間を育てているのだ。そのためにクラスサイズはどういうふうにあるべきか。教員の仕事を考えると 30 人以下でないととてもできない。」その通りだと思う。

ちなみに OECD(経済協力開発機構)加盟国の平均(2017 年)は、小学校で 2 1・3 人、中学校で 2 2・9 人だ。
コロナ禍で不安が続く中、昨年 9 月、日本を含む先進国 38 か国の子どもの幸福度ランキング(ユニセフ・イノチェンティ研究所)で、日本の子どもの精神的幸福度は 37 位だった。子どもたちが大事にされていると思える社会は、まだまだ遠い!


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