スイカ割
子ども全国交歓会という共同の子育てのGがある。私の二人の子どもも、30年前参加していた。自然の中での取り組み、沖縄への訪問・・何よりも子どもが「生き生きと暮らせる」社会を親は願っていた。子どもの自殺、不登校と社会の「しんどさ」は、子ども社会にも反映していた。いまも子ども全国交歓会の取り組みは、継続されている。私は、今回のプロジェクトに「食事づくり」で少しだけ参加した。キャンプ場での料理作りは久しぶりだったが、準備も完ぺきにされていて、自然の中で楽しい時を過ごした。昨年まで子ども全国交歓会に精力的にかかわってきた高松昌子さんの記事が「平和がいちばん」に掲載されている。
やっぱりみんなと一緒は楽しい! =2020青空のびのびプロジェクトに参加して
2012年から毎年夏に行っている青空のびのびプロジェクト。3.11原発事故で関西に避難されてきた親子を招いて、恒例行事となった2泊3日の交流キャンプだが、今年はコロナ感染症対策で大幅変更となる中、避難者3家族を迎え8か月の赤ちゃんから、若者まで、40人程がデイキャンプを楽しんだ。利用施設も変更し、プログラムも縮小したが、川遊び、アスレチック、スイカ割、ごはんつくり、たくさんのトンボが舞う自然の中で、短い夏休みの大切な思い出となったようだ。
長い「ステイホーム」が続き、屋外に出かけてきたのは、「本当に久しぶり」とみんな口々に。運動会は?「あるんだかないんだか」プールは?「5・6年生だけなんだって」音楽はどうしてるの?「フェイスガードして笛を吹くみたい」えー! 子どもたちの学校生活は、見通しの持てない窮屈なものになっているのでは。タブレットが配布されるとかで、「自分で勉強しなさいってことかな」と心配していたお母さんも。すかさず「そんなんやったら、学校も先生もいらんなあ」と声がでる。「20人学級にするべき」へ話も弾む。
テレワークが進み、オンラインのやりとりが取って代わろうとしているが、「やっぱり違うと思う。」というお母さんと、直接顔を合わせて、話をして、空気を共有する大事さがあるなあ、と共感。
避難者の人は、このコロナでさらに孤立化している実態がある、と言う。様々な集まりが中止になり、避難者同士の出会いの場も奪われていく。
今後も、感染対策をとりながら・・・、取り組みを進めていくことになる。工夫しながら子どもたちを育む様々な活動が委縮することのないようにと思う。
枚方市民の会 事務局次長 高松昌子