柚子の季節

うちの庭にある１本の小さな柚子の木。
今年は実が少ないかな～と思っていたが、黄色く色づいてみたらけっこうあった。
春、花が終わった頃に少し摘果したので１粒がわりと大きい。
そろそろ摘み取ってやらねばならない。果実の重さで枝がしなっている。



ありがたいことに、今日ご近所の方からまたお庭に実った柚子の実をお分け頂いた。
何ともかわいい小粒ちゃん。無農薬でもとってもきれい。



冬休み中には柚子の皮をシロップ煮にした柚子ピールを作ったので
このピールを使ったお菓子を作ろうと思案中。
うちの庭の柚子でマーマレードを作ったら、それと柚子のお菓子をセットにした
今年初の「季節のお楽しみセット」を遅くても今月末までには実行したいと思います。
柚子好きさん、どうぞお楽しみに。

冬休み終了

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

今日で長い冬休みも終了。
その間に色々なジャムとマーマレードを作りました。
明日からお菓子作りも再開です。
また気を入れなおして頑張ります。

去年はめまぐるしい１年だった。
特に秋から年末にかけては今日が何日か忘れるほどだった。
何でこんなに忙しいのか？
手間がかかることをやっているから。
効率が悪いことをやっているから。
手間をかけて良いものを作る。
効率を良くするために手間を省いたら本末転倒。

この世の中、注文を頂けること自体が本当にありがたいこと。
なるべくたくさんの量を作ってたくさんの方に喜んで頂きたい、
そんな思いももちろんあるけれど、必ず限りというものはある。
自分の出来る「限度」のギリギリの線を常に意識しながら、
愚直に地道に少しずつ作って作り続けて積み重ねて
今年も来年もまた来年も、続けていこうと思います。

２０１０年。
１０年前を振り返ってみる。
今はなき焼き菓子工房に居候していたあの時。
まっとうな材料を大切に扱ってお菓子を作る志はあの時に教わった。
その後勤めたお店で出会えた二つ年上の先輩には
仕事の段取りを組み立てること、優先順位をつけることがいかに重要かを教わった。
思い返してみれば、いいモノを作ること、ただそれだけが大事だと思っていたその後に
先輩に教えてもらった、限られた時間で決められた作業をこなすための要領の大切さは
心を込めて作ったそのモノをいい状態で人様に届けるためにかけがえのないことだった。
「人生に無駄なものはない」というけれど、それってホントなのかもな～
今の自分に欠けてるものがその後与えられるようになっているのかもしれない。
３０過ぎて幾数年。年を経る毎にほんのちょびっとずつそれが実感できるようになってきた気がする。

新年

奈良の興福寺。
気高さを感じる五重塔の前で年越し。