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宿題

夏休み  ジュースにアイスに かき氷
夏休み  ジュースにアイスに 正露丸
という、小学生にも失笑されそうな夏休みの宿題の句を作ったのは何を隠そう私が高校生の時である。
夏休み宿題の読書感想文も「これは感想じゃなくてあらすじだ」と担任にダメ出しされたことがある。
今でこそ月数冊長編小説を読む程になったけど、読書週間がついたのは高校生も終わりの頃で、その前まではマンガ以外の本を読むことはほとんど無かった。国語力がハンパなく低かった。いや国語以外も低かった。数学と物理と化学と歴史と政経も低かった。つまり好きな教科は体育と家庭科と美術だけだった。
夏休みがあと数日で終わるという今頃、青ざめながら宿題に取り組むことが常だった。
短歌の宿題については上記のアホ丸出しの以外全然思いつかず(そもそも短歌じゃない)、当時大学生だった姉に「何か作って~~」とぼやいたら、一晩で五句くらい作ってくれた。それらをあたかも私が作りました!という風で提出したら、その中の一句がまんまと学校の文集に掲載された。
「太陽に 汗をちりばめ 走る夏  いつか輝く 笑顔のために」
高校生当時は連日部活に明け暮れていたので(ソフトボール部)その私の様子を詠んでくれたとのこと。うまいな~。さすが文学部。頼りになる姉。
そういえば今思い出した。
夏休みの宿題だけじゃなかった。
高校3年生の時の国語の古文が赤点続きで、再テストの甲斐もなく「せっかく源氏物語を勉強したんだから、源氏物語をテーマにレポート書いて提出しなさい」と命じられた。
勉強してないのに書けるわけないじゃん~~とぼやいてたら、隣の席の友人が「じゃ私が書いてあげようか」と申し出てくれた。
古文ではない授業中にその子が書いてくれた原稿を、その次の古文ではない授業時間中に私が自分で原稿用紙に書き写して、古文の先生のところに持って行ったら、パラパラめくって「よく頑張ったな~」とねぎらいの言葉をかけてくれ「頑張りました!」と胸を張って答えた。
今だからこそ書ける若かりし頃の些細な悪事だけど、我ながら図々しいな~。
ちなみにそのレポート書いてくれた当人は某有名大学に推薦合格した。
あの時はほんと助かった。ありがとう。
お盆が終わり、高校野球も終わり、夏休みも終わる。
昨日は処暑。今年も夏が終わり季節は移り変わる。


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