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つなげる



DOLCE倉庫は今年25周年を迎えられました。
私が暮らしの菓音イベント会場として初めてお借りしたのが今から12年前の2010年9月。
それより前は、DOLCE倉庫で開催されているクラシックコンサートにお客として足を運んで、プロの上質な生演奏を楽しませて頂いてました。地元出身ではない私は、25年前はまだ郷里の仙台で独身生活を謳歌してた頃。なのでDOLCE倉庫オープン当初のことは倉庫オーナーさんをはじめ、DOLCE倉庫でのコンサートを長年主催して来られた福田音楽愛好会「アンダンテ」や「DOLCE倉庫を育てる会」の皆様からいろいろ教えて頂きました。
そもそも、DOLCE倉庫は福田音楽愛好会「アンダンテ」初代代表であり、現在の倉庫オーナーさんのお母様である寺田昭子さんが、ご自宅の織物工場倉庫を音楽ホールとして私財を投じて改装されたものです。残念ながらDOLCE倉庫オープン2年後に寺田昭子さんは逝去され、その後長きにわたりアンダンテ2代目の代表を務められた方は、本職が調律師さんであり、アンダンテ主催コンサート運営のみならずDOLCE倉庫のピアノ維持管理や倉庫自体の修理の際など、多大な尽力されたとうかがっています。
そのアンダンテ2代目代表者さんが、長い闘病生活ののち逝去されたと今日教えて頂きました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
直接お会いしてお話したことも幾度もあり、特に音楽シロートの私がカノンイベントを始めた当初いろいろご教示頂きました。
DOLCE倉庫25周年、カノンも12年。大きな力をDOLCE倉庫に注いで来られた方が旅立たれ、寂しさとともに年月と世代の流れを感じます。
うちは子供がいないし、DOLCE倉庫近所のうちの自治体も子育て世代減少で子供会自体なくなり、コロナ禍で少子化に拍車がかかる一方で、都市から外れた地方の小さな町にDOLCE倉庫のような音楽文化拠点が存在すること自体が宝のようなものです。「つなげる」ということをどう意識し具体化していくか。未来を生きる人に、簡単ではない課題が生まれていきます。

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