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特徴

28日のコトコト市まであと4日!
前日は準備に行くので、実質あと3日弱。
その次週、11月3日の菓音の準備と並行して「もうダメかも」
なんて泣き言いいながらも着々と進めてきた。
ま、でもここまで来ればあとやれることは限られている。

コトコト市での杜屋ブースでは低農薬米や紅茶葉や奈良の父が作った
手づくり竹箸なども販売予定ですが、もちろん主軸は焼き菓子とジャム、マーマレード。

「コトコト市って何?」と聞かれると、ひとことで説明するのが難しいのだが
作り手さん自らが売る手づくり市と蚤の市と骨董市と雑貨市が融合したような
主催者さんのこだわりが随所に光るお寺を舞台にした一日イベント、というところだろうか。
食べ物屋さんもパンやスイーツをはじめ、瓶詰めジャムや各種ドリンクや
こだわりランチボックスなど、実に多彩なお店が揃う。

杜屋が出店する「持仏堂」エリアには、5店舗のスイーツ店が並ぶ。
いろいろなお店で少しずつ買って、食べ比べ出来るのはこういうイベントならではのお楽しみ。
杜屋の販売商品には、表示義務のあるジャムだけではなくひとつひとつの焼き菓子にも
原材料や賞味期限を記載したラベルを添付するので、
「このお菓子、どこのお店のものか分かんなくなっちゃたー」ということはないと思われる。
現実問題、小さなお菓子にラベルを貼るのがかなり時間を要する大作業なのだが
「お菓子がおいしかったので電話しました。注文は出来ますか?」と
ラベルを見て、そこに書いてある電話番号にお電話下さるお客様もおられるので
ショップカード代わりのものだと思って貼っている。

それはさておき、このたくさんの出店お菓子屋さんの中で、地味~~な私の焼き菓子の特徴って何だろう。




材料の点で言えば、焼き菓子は「地元産の小麦粉を使っていること」
とりわけお菓子に抜群に向く!といういわゆる特撰薄力粉ではない。
でもこの小麦、人が言うほど悪くはないと思ってる。
噛みしめて味わう焼き菓子には特に。
ジャムは「自分で育てた無農薬果物を使っていること」ぜんぶ自家栽培じゃないけど。
「国産の低農薬・無農薬の果実を使うこと」ぜんぶ完全無農薬じゃないけど。
目指しているのは「材料自身の持つ力を活かすこと」
なので、お菓子にベーキングパウダー(膨張剤)を加えてふくらませたり
ジャムにペクチン(増粘剤)を加えてとろみを出したり、ということはしない。

なんてゴチャゴチャ言っても、はっきり言ってそんなことは食べる人にとってはどうでもいい。
膨張剤を使わないマズイお菓子より、膨張剤を使ってもおいしいお菓子の方がいいに決まってる。

自分の作るスイーツの特徴は、これこれこういうものなんですよ。
そう言葉で説明するとすれば、果たして何て言えばいいんだろう。うーーーむ。
我ながら「これぞ!」という言葉が浮かばない(苦笑)
しいて言えば「身体に優しく染みる甘味」というとこかなぁと。
真っ赤な苺シロップたっぷりかけたカキ氷を一気食いした時のように「ガツン!」とくるような
強いインパクトのあるモノではないのだが、
口に入れて、食感を味わって、喉を通りぬけて胃の中に入ると
じんわりじわじわ身体のすみずみに行きわたるような甘いもの。

お菓子もジャムも、甘いモノとは私は「薬」だと思ってる。
疲れた時に食べると力がわく。身体にも心にも。
しかし食べすぎると「薬」は一転「毒」と化す。
「パンは肉体の糧、お菓子は精神の糧」とはよく言われる言葉だが、
食べる人の心と身体をゆっくりじんわりと満たすような、
自分の作るお菓子もジャムも、そんな役割を果たしてくれれば願ってもないことです。

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