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クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する

クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する[CDブック]
クリエーター情報なし
アルテスパブリッシング

貯めていたポイントを使ってネットでぽちっと注文したら昨日の今日でもう届いた。
なんちゅう早さだ。 車でしか行けない大型書店に時間の合間を縫って買いに行くより早いな。

毎日工房で手作業しながらラジオを聴いている。
私のチビラジオは何故かNHKしか入らないし
スマホでイヤホンで聴くと電話やインターフォンの音に気付かないので
ひたすらラジオでNHKばかり聴いている。けっこうおもしろい。
こないだの午前中、ラジオすっぴんのゲストに来ていた歌手が気になったのでメモしてた。
「まつだみよ クレオールニッポン」と走り書きしてたけど、検索してみたら松田美緒さんだった。
探すのも、買うのも、全てパソコン頼り。
だけど最初の出会いはアナログラジオ。
「クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する」CDブック。
開封して本を開く前にCDをかけたらもう最初の1曲目
秋田県鹿角の「山子歌」イントロからしてなんだかじーんと泣きそうになった。
あ~~これ買って良かった。私が最も好きな部類の音楽だ。
全部ポイント使ったから買ってないんだけどね。

お菓子やジャムという嗜好品の中にも、人それぞれの好みがあるように
音楽にも好みというものは俄然として存在する。
民族音楽に興味を持つようになったのはいつ頃だろう。
演歌は嫌いなのに民謡はわりと好きなのは何故だろう。
私のお葬式の時のBGMに流してほしいと思うのは
ジャズピアニストのキースジャレットのシェナンドーだけど、この原曲もアメリカ民謡だった。

今度の日曜日1月25日はドルチェ倉庫でバイオリンとピアノのコンサートが開催される。
アイワ不動産CMでもおなじみ、掛川出身バイオリニストの
長尾春花さんのコンサートはいつも楽しみにしている。
すでにチケットは予約済みだけど、さっきコンサート主催の福田音楽愛好会「アンダンテ」の会報が来た。
お客様アンケートや周辺地域のコンサート情報などを読みながら、
最終ページ、アンダンテ代表者さんのご挨拶文章に目を通して、凍りついた。
1992年発足、今年23年目となる音楽企画ボランティア団体「アンダンテ」が
今年5月で解散されるとのこと。胸中シンと静まりかえる。

思えば、お金を払ってコンサートに行くことのほとんど無かった私が
クラシックコンサートの楽しみを知ったのは、アンダンテ主催ドルチェ倉庫コンサートのおかげだった。
プロの演奏家の方と間近に接することも無かったし、
コーヒーとお菓子を味わえるクラシックカフェやジャズ喫茶は郷里の仙台にいた頃たまに足を運んだけれど
国内外で活躍するプロの演奏家の生演奏をカフェ風に楽しめる
こんなハイクオリティな場所がこんな小さな町にあるなんて!と驚いた。
回を重ねて足を運ぶたびにアンダンテの方々とも顔なじみになり、
ドルチェ倉庫オーナーさんともお話するようになった。
もっとドルチェ倉庫に多くの人が足を運んでくれるようになればいいですね~
という話の流れもあって2010年に暮らしの菓音のイベント始めてからは
ドルチェ倉庫に一歩も入ったことのないご近所の方々をはじめ
聴き手のみならず演奏する側の方々も、ずいぶん多くの人がドルチェ倉庫に来られた。
この2、3年ほどでドルチェ倉庫でのコンサートやイベントもぐっと増えたし演劇などジャンルも広がった。
暮らしの菓音のイベントをきっかけに、アンダンテ主催のクラシックコンサートに
来るお客さんも増えればいいな~という願いもあったけれど
逆にイベント企画主催者が増えてお客様が分散してしまったのでは・・・
と思うといたたまれなくなってきた。
「ボランティア団体」として20年以上も続く団体は全国的にみてもとても稀だと思う。
何はさておいても「いい音楽を聴く楽しみ」を教えて下さったアンダンテの方々には心から感謝です。

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