「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

日銀 白川総裁が一歩踏み込んだ発言!?

2012-02-29 23:59:31 | マ-ケット

           
今日、午後 日銀の白川総裁は、衆議院財務金融委員会で、山本幸三委員
(自民)の質問に対して、日銀の金融政策は、「物価上昇率を引き上げる
という要素を内に秘めた能動的な政策だ」と説明しました。

「景気が良くなっていっても物価上昇率1%が見通せない時は、ゼロ金利
を続け、資産買い入れを行っていく事を約束するものだ」と明言しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120229-00000106-reut-bus_all

日銀は、2/14の金融政策決定会合で物価上昇率が前年比で1%に上がる
まで強力な金融緩和を進める「物価安定の目途」という事実上のインフレ
目標政策の採用を明確化しました。また、同時に 資産買入基金による長期
国債の買い入れ枠を10兆円増額する追加緩和に踏み切りました。

従来、日銀は、円高や株安など景気の下振れリスクが高まるときに追加緩和
してきました。それも後手後手の他力本願的に写る取り組みでした。

今日の答弁は、経済成長を金融政策から下支えする表明で、今後景気の下
振れリスクがなくても、物価を引き上げるために追加緩和すると言う表明を
した事になり、評価できます。

ようやく仕事をする気になってくれています。二の矢、三の矢の踏み込む施策
をしてくれることを望みます。

さて、日経平均は、小幅続伸の0.7円高の9723円の大引けでした。
(出来高 SQ日ではないけど、30億株と商い活発です。エルピーダの取引
が大きいです。)

NY市場のダウが、4年ぶり13000ドル台乗せが、日経平均の追い風も、
高値警戒感から大引け前30分で上昇分を失う運びとなりました。

日経平均は、一時9800円台を回復する場面も、終値で前日終値辺りの
値となりました。ローソク足は上ヒゲ陰線も、5日移動平均線(約9665円)を
上回る位置にあり、中期強気転換のサインかもしれません。

注目のNY市場、EUのエルトロ(LTRO)が約60兆円規模と判明し、
予想を若干上回る規模を好感、小幅上昇して始まっています。
バーナンキ議長のコメントに注目が集まりそうです。

明日の日経平均、続伸を想定しています。
  
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電力需給体制は気になるが、冬の節電はどうなった!?

2012-02-28 23:59:48 | 政治に物申す

           
今日、日本鉄鋼連盟(林田会長)は、枝野経産相に対し、原子力発電所の
再稼働を含めた電力需給対策の早期実施などを求める要望書を提出した
という事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000068-reut-bus_all

望書は、東電が決めた4月から企業向け電気料金の引き上げで、鉄鋼業
年間電力コストは約200億円増加し、なかでも大量の電力を消費する電炉
においては、東電管内の事業活動に「極めて甚大な影響を及ぼす」と説明
しました。

また、今後、すべての原発の稼働が停止し、電力値上げが全国に波及した
場合は、国内の他地域への生産シフトもできなくなり、鉄鋼産業をはじめと
する日本の産業の空洞化と雇用の喪失が一層加速すると指摘しました。

その上で、徹底的な安全確認を最優先しつつ、地元の理解を得たうえで、
原発再稼働を含めた、電力需給対策を早急に進めることや、中長期的な
エネルギー政策、地球温暖化対策、電力システム改革の検討において、
「低廉で安定的な電力供給」を十分考慮することを求めました。また、国内
での事業継続が困難にならないよう電力コスト上昇の影響を緩和する対策
の実施も合わせて要望しました。

原発の再稼動は、ストレステストを実施、安全性を確認した上で、日本の
経済安定成長にとって必要な選択肢のひとつであることは、間違いないと
思います。ただ、東電の電気料値上げは、鉄鋼メーカーだけでなく、多くの
企業にとってコスト増要因です。値上げで片付ける電力業界は、ある意味、
競争にさらされていない独占企業だから、とも言えます。
リストラや資産売却など、企業努力を示した説明なく、実施されることは
多くの企業の賛同は得られないでしょう。

一方、不思議なのは、春先に、あれほど騒いでいた原発停止による電力
不足を補うため、政府も率先していた節電喚起。冬場の暖房需要により
電力を食うのは、夏のクーラーと同じです。にもかかわらず、節電を喚起
する広報は、あまり見聞きしません。この辺のギャップを、上手に説明
できない政府は、いただけません。

さて、日経平均は、反発し88円高の9722円の大引けとなりました。
(出来高 概算25億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、底堅い終了も、エルピーダの破綻が嫌気され大幅
下落も、為替の円高一服で、押し目買いが強く、先物主導の買い仕掛けも
入り、大引けにかけ、上昇して終了しました。

下落してスタートし、5日移動平均線(約9631円)を割り込むも、再度
浮上し、節目9700円台を回復。相場の力強さを感じます。

注目のNY市場、S&Pケースシラー指数など、予想に届きませんが、底
堅い状況で、大きな崩れなく終了しそうです。

明日の日経平均、さすがに、もみ合いの展開を想定しています。
 

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エルピーダ破綻!波乱含みか 明日の日経平均!?

2012-02-27 23:59:52 | 企業を斬る

           
今日の午後、半導体大手エルピーダの会社更生法適用申請のニュースが
ネットに流れました。半年前に円高是正の施策が打たれていたら、防げた
かもしれません。

生き残りをかけて模索した他メーカーとの提携でも、危機を打開できず、
万策尽き破綻しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00000075-jijp-bus_all.view-000

“日の丸半導体”の破綻は、政府の産業政策が頓挫したことも意味します。
今3月期決算で、電機業界を中心に業績の大幅悪化が目立っており、第2、
第3のエルピーダが現れる恐れも否定できません。

エルピーダは、米半導体大手マイクロン・テクノロジーや台湾メーカーとの
提携交渉を行ってきました。だが、エルピーダ支援を後押ししてきた経産省は
元審議官による、エルピーダ株にからむインサイダー事件が起こり「派手な
動きができない」状況に陥っていました。さらにマイクロンの経営トップが
今月、飛行機事故で死亡。満を持した提携交渉は不調に終わりました。

エルピーダの破綻で、日本の半導体産業をかつてのようによみがえらせて、
韓国勢に対抗する戦略を描いた政府の思惑は、頓挫した格好です。

背景には、かつて「産業のコメ」と言われた半導体が、今では製造装置さえ
あれば簡単に作れる「汎用(はんよう)品」になったという現状があります。
エルピーダが手がけるDRAMなどの半導体は、ことごとくサムスン電子など
韓国勢の後塵を拝しており、日本勢の技術的優位性も失われました。

政府は平成21年、エルピーダを産業活力再生法(産活法)の第1号に認定
して再生を後押ししましたが、枝野経産相も、記者団に「現在のエルピーダの
位置付けは(産活法に認定した)当時とは大きく異なっている」と認めざるを
得なかったようです。

日本の電機業界は、かつてない苦境にあります。半導体分野では、ルネサス
エレクトロニクスと富士通、パナソニックが採算の悪化しているシステムLSI
(大規模集積回路)事業の統合交渉を進めています。

その際、政府系の産業革新機構が音頭をとっているが、韓国勢の攻勢に対し
日本の官民挙げた対応が後手に回っていることは否めません。

エルピーダは、裁判所から任命された管財人のもとで再建の道を探りますが、
エルピーダ(ギリシャ語で「希望」の意味)の名前から、GMのように再生して
ほしいと思います。


さて、日経平均は、小幅に下落し13円安の9633円の大引けでした。
(24.9億株の商いでした。)

ドル/円で81円台半ば、ユーロ/円で110円にせまる円高是正の動きで、
節目9700円台に乗せる場面も、過熱感から利益確定の売りが若干勝った
格好です。

日経平均の小反落により、ローソク足は5日ぶりに陰線転換となりました。
過熱感を冷ます、上昇過程での一服となれば、程よい調整になりますが、
明日、エルピーダの破綻がどの程度織り込まれているか、注目されます。

注目のNY市場、G20の結果失望感から売り優勢のスタートとなっています。
どこまで戻すか注目しています。

明日の日経平均、深押しの下ひげをつけるようなら、そこが押し目になるかも
しれません。(但し、エルピーダの影響が限定的なら・・・。) 

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3月第1週 相場展望と予定

2012-02-26 23:45:19 | 相場展望

           
3/20~の週は、遅まきながら日銀が実施した追加金融緩和(資金供給&
インフレ目標設定)や、欧州債務懸念の一歩後退で、ジリジリと円安が進行。

円/ドルで81円台迄、 円/ユーロで108円台へ水準訂正が進み、株式
市場の追い風となりました。欧米市場の金融緩和に加え、米国経済指標の
改善が、安心感につながった格好です。

結局、日経平均は1週間で263円上昇(↑2.8%)の9647円の大引け
となりました。

2月最終週~3月第1週(2/27~3/2)の主なイベントと予定は下記
1.の通りです。

明日からの週は、月末を向かえ欧米市場を含め、注目ポイントが目白押し。

なんと言っても、ECBによる欧州銀行への資金供給にあり。資金供給量が
どの程度の規模になるか、注目されます。イタリアやスペインは国債の償還
を控えており、無事通過すれば、不安感の緩和になりそうです。

米国の経済指標の発表もあり、経済指標の改善が継続しているか、注目です。

日本の株式市場は過熱感があるものの、戻り待ちの売りもあるでしょうが
為替の円安が下支えしそうです。

日経平均、2月最終週~3月第1週(2/27~3/2)のレンジは、9450円
~9850円程度を想定しています。

1.2月最終週~3月第1週(2/27~3/2)主なイベントと予定
 2/27
 日本 日本和装 東証2部上場(JASDAQ経由)
 日本 プラネット 決算
  米  1月中古住宅販売成約指数
   米  アカデミー賞授賞式 
  豪  与党労働党、党首選(ギラード対ラッド)
  NZ 1月貿易収支(1月)
  独  連邦議会、第2次ギリシャ支援について採決
 2/28
 日本 終値を基準に各種TOPIXをリバランス
 日本 ウエダエスコ決算発表
  米  1月耐久財受注
  米  12月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米  2月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  独  3月GFK消費者信頼感調査
  伊  イタリア国債入札
  ス  スペイン国債償還(13億ユーロ)
 2/29
 日本 スタートトゥデイ東証1部上場(マザーズ経由)
 日本 1月鉱工業生産
 日本 1月自動車生産
 日本 1月建設工事受注
 日本 パーク24、日本駐車場、アインファーマ 等決算
  米  第4四半期GDP改定値
  米  地区連銀報告(ベージュブック)
  米  国債償還 2年債(450億ドル)
            5年債(166億ドル)
  米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
  米  プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、講演
  米  フィッシャー・ダラス連銀総裁、講演
  豪  1月小売売上高
  印  10月~12月インドGDP
  独  2月失業率・失業者数
  英  2月GFK消費者信頼感調査
  伊  イタリア国債償還(106億ユーロ)
 EU 1月ユーロ圏消費者物価指数
 EU ECB、3年物資金供給オペ
 3/1
 日本 2月新車販売台数
 日本 伊藤園、サガミチェーン、泉州電、アルチザ 等 各決算
 日本 日本ーペルーEPA発効
  米  1月PCEコア・デフレータ
  米  新規失業保険申請件数(~2/25までの週)
  米  2月ISM製造業景況指数
  米  2月新車販売台数
  米  2月チェーンストアー売上高 
  米  ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米  ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演
  米  バーナンキFRB議長、半期に一度の金融政策についての証言
  中国  2月PMI製造業
  伊  イタリア 3年債(149億ユーロ)、7年債(123億ユーロ)償還
 EU 1月ユーロ圏失業率
 EU EU首脳会議(~3/2まで)
 3/2
 日本 1月完全失業率、有効求人倍率
 日本 1月家計調査
 日本 1月全国消費者物価指数
  米  ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
  加  12月カナダGDP
 EU 1月ユーロ圏生産者物価指数
 3/3
 日本 ひな祭り

2.NY市場、為替/債券 各結果(2/24)

 24日のNY市場、為替市場はリスク選好的な雰囲気を継続しており、
 ユーロは買いが強まり、円相場は円安の動きが強まった。この日発表に
 なった米経済指標が強い内容となったこともサポート。ユーロドルは
 1.34台を回復し、一時1.3480近辺まで上昇する場面も見られた。
 対円でもユーロは買われ、ユーロ円は一時109円台まで上昇。

 先行き懐疑的な見方は多いものの、ギリシャ第2次支援が決定された事と
 もともとも景気の先行き期待感が市場のリスク許容度を高めている様だ。
 また、来週には第2回目のECBによる3年物オペの実施もあり、1回目同様に
 旺盛な需要が期待されている。オペ実施により欧州の短期金融市場はより
 落ち着きを取り戻すと見ている模様。

 一方、ドル円も更に買いが加速しており、81円台まで急上昇している。
 昨年4月の高値から10月末の直近安値までの下降波の半値戻しが80.50
  /60水準にあったが、それも上回った。

 80円を超えたあたりでショートポジションを形成した短期筋の損切り
 オーダーが上げを加速させたものと思われる。
 明らかに急ピッチな上げで、過熱感からの上値警戒感は高いが、意外
 にも崩れることもなく、逆に下値が固くなってきていることから、一旦、
 ショート勢が踏み上げられているようだ。
                       http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=139798
   米国債利回り
     2年債          0.309(+0.008)
     10年債        1.976(-0.021)
     30年債        3.098(-0.040)
     期待インフレ率  2.284(-0.022)
                   *期待インフレ率は10年債で算出

 24日のNY債券市場、利回りは低下。この日発表になった米経済指標は
 予想を上回る内容となったものの、イラン情勢の緊迫化による安全資産買い
 の動きが続いている。原油高が続いており、インフレ懸念もあるものの、
 きょうの米地区連銀総裁の発言からは、QE3への期待は後退しているものの、
 低金利の長期化はなお顕在といった雰囲気となっている。

 10年債は一時1.96%、30年債は3.09%まで低下している。
 2-10年債の利回り格差は+166(前日+169)。
                       http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=139806

3.NY株式市場 結果(2/24)

 NY株式24日 
     ダウ平均         12982.95(-1.74 -0.01%)
     S&P500         1365.74(+2.28 +0.17%)
     ナスダック          2963.75(+6.77 +0.23%)
     CME日経平均先物  9710     (大証比:+70 +0.72%)

 24日のNY市場、ダウ平均は小幅安。この日発表になった米経済指標は
 予想を上回る内容も発表され、買いが優勢となる場面も見られたものの、
 利益確定の戻り売りも根強く、結局、前日終値を挟んでの揉み合いに終始
 している。
 イラン情勢の緊迫化から、原油高が進んでいることで、企業収益や個人消費
 への圧迫も懸念される。

 ダウ採用銘柄ではバンカメ、HP、デュポンが下落する一方で、アメックスや
 ファイザー、そして、原油高からシェブロン、エクソンモービルも堅調に
 推移した。

 個別にクラウドのセールスフォースが商いを伴って上昇。契約者数の増加が
 アナリスト予想を上回り、投資判断引き上げも。

 ナスダックも小動き。靴とアクセサリー製造のデッカーズ・アウトドアが
 13%大幅安。2012年の見通しが前年の変わらなかったことから失望売りが
 出た。

 バイオ関連のバイバスがきょうも18%急伸。肥満症薬が米FDAの審議委員から
 承認されたことが引き続き好感されている。

 前日急伸していたシアーズはきょうも10%の大幅高。
                       http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=139801

4.NY市場、原油先物4月限、金先物4月限 各結果(2/24)

 NY原油先物4月限(WTI)
   1バレル=109.77(+1.94 +1.80%)

 24日のNY原油先物相場は7日続伸。イランを巡る緊張と同時に景気への
 先行き期待、そして、ギリシャ問題の落ち着きがで、原油は買いが続いている。
 国際原子力機関(IAEA)は報告書で、イランが中部フォルドゥの地下施設に
 約700基の遠心分離機を設置、ウラン濃縮活動を拡大させていると指摘する
 などイラン情勢の混迷は継続。
 4月限は一時109.95ドルまで上昇する場面も見られ、110ドルに迫っている。

 約9ヵ月半ぶりの高値水準に上昇した。

 このところの原油高に対して、ガイトナー米財務長官は、ある状況下で
 米国の戦略石油備蓄を放出する可能性を指摘していたが、反応は限定的
 となっている。           http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=139795

 NY金先物4月限(COMEX)
   1オンス=1776.40(-9.90 -0.55%)

 24日のNY金先物相場は4日ぶりに反落。ユーロが上昇するなど市場全体は
 リスク選好の雰囲気も出ていることから、安全資産の金は利益確定売りが
 優勢となった。         http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=139796   
 

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AIJ投資顧問、年金資産をケイマン経由 香港に移転!?

2012-02-25 23:58:38 | ニュ-スからひと言

           
AIJ投資顧問のずさん運用により、企業年金の預かり金2100億円が、
9割ほど消えた問題で、金融庁から業務改善命令が出されました。

このニュース、各紙の朝刊だけでなく、夕刊にもその後の進展が報道
されており、AIJ投資顧問は、資産を英領ケイマン諸島のファンドなどを
経て、香港の欧州系大手銀行に移していた事が、証券取引等監視委員会の
調べで明らかになりました。            (朝日新聞12/2/25夕刊)

ただ、その後のお金の流れが確認できていないため、他の使い道に流用した
可能性も含めて、海外に資産を移した目的が何なのか、解明が待たれます。

このAIJに年金資金を運用させていた企業にとって、痛手になります。


ところで、この件、ウォールストリートジャーナルが興味深い事実を紹介
しています。

Japanese credit rater Rating & Investment Information Inc. warned in
a 2009 newsletter to clients that AIJ had "unnaturally stable returns"
despite a down market.
 
「相場が下がるなかで不自然に安定した運用実績を得ている」
 
Although AIJ wasn't named in the newsletter, the description given was
enough to identify it for most pension-industry experts, says Hidekazu
Nagamori, the managing director in charge of the newsletter.

「AIJと名指ししていないものの、年金関係者ならAIJのことだとすぐわかる」

The warning came a year after AIJ, which has a staff of 12 employees,
had been ranked No. 1 by Japanese pension funds in a customer-satis
faction survey conducted by R&I. Bankers familiar with the investment
industry say AIJ was known among bigger asset managers for boasting
consistently high returns.

「年金基金関係者の間では、AIJが顧客満足度ナンバーワンになり、その1年後
に警告が発せられた」

こういう状況が3年前のレターで話題になっており、何故 金融庁が今まで放置
していたのかも、不思議です。

AIJは運用を始めてから最大240%の利回りを確保している説明し、中小企業に
対する総合型の厚生年金基金として、トラック業界や建設業、電気工事業などの
企業が、資産の多くを投じていたようです。東証1部に属する電気・電子セクターの
有名企業も含まれているようです。

複数の基金が年金資産の半分近くを失う恐れあり、基金が解散に追い込まれたり
加入者が企業年金と厚生年金の一部を受け取れなくなったりする可能性もあり、
この問題は、大きく波紋を広げそうです。

年金運用の他社も含めて、一斉調査の結果と開示が必要です。
それでは、また。

 
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Jフロントがパルコに食指?さもありなん!?

2012-02-24 23:59:58 | 企業を斬る

            
連日の様に、M&Aが話題になっていますが、大手百貨店の大丸と松坂屋を
傘下に持つJ・フロントリテイリングは、ビル大手であるパルコの筆頭株主の森
トラストから、3月下旬に33.2%の保有株式すべてを
301億円で買い取る、
と発表しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000073-mai-bus_all.view-000

国内百貨店の売り上げが縮小する中、業態を越えた再編で生き残りを目指す
動きが活発化しそうです。一方、大手スーパーのイオンもパルコの大株主と
して業務提携を模索してきた経緯があり、今後の出方が注目されます。

パルコを巡っては、日本政策投資銀行も18.7%に相当するパルコ株に転換
できる社債を保有しています。

Jフロントは24日、「(現時点で)他の株主からの株式取得の予定はない」と
コメントしましたが、パルコの子会社化に向け、この社債の買い取りや他の
株主からの株取得を検討する方向の様です。

大丸や松坂屋もヤングファッション向けテナントを抱え、集客を計ってますが
パルコのテナントの多様性は、魅力的。取り込んで何とか、売上げ増に結び
つけたい考えの様です。

パルコは、1969年頃、池袋の旧丸物デパートの跡地を利用してのオープン
と思いますが、渋谷店も若者の心をつかんでおり、Jフロントの食指が動いた
格好でしょうか。今後の動向に注目です。

さて、日経平均は、続伸し51円高の9647円の大引けとなりました。
(出来高 概算25.4億株の商いでした。)

週末の持ち高調整より、為替の円高修正を背景にしたショートポジションを
取りたくない市場参加者(外資)が増えた格好です。

日経平均の続伸により、節目9600円台を固める動きで、ローソク足は下
ヒゲ陽線と来週に繋がる相場展開です。これで、中期上昇トレンドが継続
する事を暗示しています。

注目のNY市場、相変わらず底堅い動きで、経済指標も改善が見込まれ、
ダウが13000ドル台をつけ終了するか、注目されます。

日経平均は、3.11震災から1年で、その水準を回復する動きとなる期待
大有りです。

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を!!

   
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セガサミーのシーガイア買収って、本当!?

2012-02-23 23:59:06 | 企業を斬る

           
今日、セガサミーHDは、宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・
シーガイア・リゾート」の運営会社を買収すると発表しました。新たな
複合型リゾート施設の開発を目指しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000555-san-bus_all

買収するのは、リップルウッド系の「RHJインターナショナル」が保有する
「フェニックスリゾート」(PSR)。

全株式を取得して子会社化することで、RHJIと合意し、株式譲渡契約
書を締結しました。セガサミーは株式取得で4億円を支払い、PSRに
債務返済のための54億円の貸付を行うほか、のれん代が発生する
見込みです。

「フェニックス・シーガイア・リゾート」はホテル、スパ、ゴルフ場、レストラン
から国際会議場までを備えた大型リゾート施設で有名ですが、セガサミーは
これを改めて、人気施設として建て直すとともに、大規模施設の運営ノウハウ
を獲得し、新たな複合型リゾート施設の開発・運営に活かすという話です。

シーガイアのイメージって、バブル期の大型リゾート開発の象徴的存在で、
ゴルフやスパって頭に浮かびますが、この場所に、屋内ゲーム機器、アミューズ
メント施設に改装しても、果たして成算ありや否や・・・。
のれん代と合せ、約60億円拠出するメリットがあるのか。この先の戦略に
注目しましょうか。

さて、日経平均は、続伸し41円高の9595円の大引けでした。
(出来高 概算25.3億株の商いでした。)

売り優勢からのスタートも、為替の円安進行を好感し、押し目買いを誘った
格好。一時、半年ぶりの9600円台をつける場面もありました。

注目のNY市場、もみ合いからのスタートも、上昇する地合いとなっています。

明日の日経平均、9600円前後の値固めの展開と診ています。


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為替が円/ドルで久しぶりの80円台、水準是正の余地まだあり!?

2012-02-22 23:58:36 | マ-ケット

        
遂に、為替が円/ドルで、80円台の戻りとなりました。

右上フォトは、1ドル=80円台の円相場と終値で9500円を超えた日経
平均株価を示す電光ボードです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000060-jijp-bus_all.view-000

80円台は約6カ月半ぶり。円安/株高基調は景気の押し上げ要因となり、
さらなる景気浮揚に向け、日銀の4/Bの仕事に注目が集まります。

これで、白川総裁が「FRBより優れた政策」を打ち出したとの錯覚に陥いる
ことなく、デフレ脱却に向けた二の矢、三の矢が打ち出せるか、仕事の継続が
求められます。

さて、日経平均は、反発し90円高の9554円の大引けでした。
(出来高 概算24.3億株の商いでした。)

何と言っても、為替でドル/円が6ヶ月半ぶりに1ドル80円台を回復した事や
アジア市場の強い流れが追い風になりました。

日経平均の反発により、ポイントである節目の9500円台を回復し、為替の
円安基調が継続すれば、直近の値固めから、上値追いの期待も出てきました。

注目のNY市場、ダウ13000ドル目前で、足踏み状態ですが、リーマン・
ショック前の水準にあり、底堅い展開が継続しそうです。

明日の日経平均、もみ合いを想定していますが、「押し目待ちに押し目なし」の
状態になるかもしれません。
 

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ギリシャ支援合意で、為替水準は!?

2012-02-21 23:59:24 | マ-ケット

            
今日、ユーロ圏財務相は、13時間に及ぶ議論の末、ギリシャに対する第2次
支援策を承認しました。支援規模は1300億ユーロに達する様です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000053-reut-bus_all

この結果、ギリシャは目先の債務償還を乗り越えることが可能になり、直近の
デフォルトは、回避した格好です。ただ、ギリシャ経済が立ち直るには、まだ
棘(いばら)の道が残されています。

ユーロ圏当局者によると、財務相会合では、ギリシャ債務を対GDP比で20年
までに、120.5%に削減する方策について合意しました。目標の120%に
近い水準を実現しようとしています。

この報道を受け、軟調に推移していたユーロは対ドルで0.5セント近く上昇
しました。

ユーロ圏各国は、すべての国が今回の合意を承認する必要があり、ドイツなど
一部の国はギリシャに対して、より厳しい条件を求めていましたが、ショイブレ
独財務相は、連邦議会からの承認を得られることに自信を示しているようです。

取り合えず直近の危機は、回避した格好で、このまま遂行能力があれば、市場も
評価することになりますが、紆余曲折もありそうです。

さて、日経平均は、小反落し22円安の9463円の大引けでした。
(出来高 概算23.8億株の商いでした。)

ギリシャに対する第2次支援を見極めたいとの思いやNY市場の休場もあり、
想定内のもみ合いです。

日経平均は反落も、節目の9500円所での揉みあいで、トレンドは上昇の
過程内にあり、値固め局面のようにも判断できます。

さて、3連休明けのNY市場、揉み合イからのスタートですが、底堅い終了を
想定しています。

明日の日経平均、為替水準が円/ドル79円台、ユーロ/ドル105円台なら
9500円台で終了の芽もあり、ポイントになりそうです。


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桜の開花は遅くとも、株の開花は早くなる!?

2012-02-20 23:56:33 | ニュ-スからひと言

         
今日、今年の桜の開花は、過去5年間の平均よりも遅くなると、ウェザー
ニューズが発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00000338-oric-ind

今年は、全国的に平年より低い気温が続いているが、春らしい温かさを
感じられる3月中旬以降も、寒の戻りがあり、つぼみの生長が足踏みする
見込みの様です。

全国の“桜の名所”では過去5年間の平均開花日より、全国的に3日から
1週間程度遅れると予測しています。

今年のソメイヨシノのもっとも早い一輪開花は、九州、四国太平洋側の
沿岸部で3月下旬から開始。その後、短い期間で西日本、東日本へ広がる
と予測。都心周辺は3月下旬から4月初旬にピークを迎え、札幌周辺では
ゴールデンウィークに続々と開花が進むとみています。

桜の開花傾向について同社は、過去8年間に一般ユーザーから寄せられた
リポートと今後の気象状況の予測をもとに算出しています。

関東南部も、入学式の頃 満開になり、本来の季節感を取り戻しそうです。
株の開花は、それより早く1万円台乗せの展開もありそうです。

さて、日経平均は、100円高の9485円の大引けとなりました。
(出来高 概算24.2億株の商いでした。)

3連休前のNY市場の底堅さに加え、中国の預金準備率引き下げを好感し
9500円台を回復する場面もありました。やはり、為替の円安傾向が
背中を押した格好です。貿易赤字が返って、円安を演出している面もあり
皮肉ですが・・・。

今晩のNY市場は、休場でも、ユーロ/円で105円台に乗せており、
明日の日経平均を支えそうです。

明日は、もみ合いを想定しています。
 
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