「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

10月第1週 相場展望と予定

2020-09-27 23:55:57 | 相場展望

     歓迎カエル
9月第4週の日経平均は、続落した。欧州で新型コロナウイルス感染の
再拡大を受けたEU株安に加えて、米国で連邦最高裁判事の後任指名を
巡り、米議会での与野党対決から経済救済策の合意遅延懸念が高まった。
前週末から今週にかけて、NY株式の大きな続落が、日経平均を下落へ
進めたが、何とか、節目23000円台をキープして終了した。

結局、日経平均は週間で155円下落(↓0.67%)23204円でした。

さて、10月第1週(9/28~10/2)主なイベントと予定は下記の通り。

週末のNY市場は、IT・ハイテク株の押し目買いもあり、続伸して終了した。
新型コロナの状況悪化による懸念はあるものの、債券高により、ドルが買われ
ドル/円で105円台中盤と円高是正になって、配当取りもある。上昇しての
スタートになりそうである。

国内はシルバーウィーク4連休の人出増かコロナ感染者数の増加に、どの程度
影響するのか、注視する必要がありそうだ。大きく増えないようだと、東京の
Go To トラベル追加へ、マインドアップになるでしょう。

経済指標で国内は9/28の景気先行指数、9/30工作機械受注、10/1
第3四半期日銀短観、10/2の日本版雇用統計に注目です。

海外は、米で9/29の消費者信頼感指数、ケースシラー住宅価格指数、
9/30のADP雇用者数、第2四半期GDP確報値、10/1の9月
自動車販売、個人所得/支出、9月ISM製造業景気指数、新規失業保険
申請件数、10/2の9月米雇用統計に注目です。

日経平均は、為替の円高進行でも抑えられていたが、105円台で落ち着くと
欧米や日本での感染拡大の不安感あるものの、徐々に経済拡大方向にかじ取り
されて、下値堅めから底堅い展開に期待したい。

日経平均、10月第1最週(9/28~10/2)23050円 ~23550円
程度を想定しています。

1.10月第1週(9/28~10/2)主なイベントと予定
 9/28
 日本 7月景気先行CI指数
 日本 9/E 配当、優待等 権利取得最終日
 日本 ハイディ日高、ハローズ、あさひ、ウイルコHD、しまむら 各決算
 日本 rakumo IPO
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  独 ドイツ銀行、ドイツ証券取引所 各決算
  西 サンタンデール銀行 決算
 9/29
 日本 9/E 配当、優待等 権利落ち日(140円程度)
 日本 ヒマラヤ、パレモ、スギHD、YE DIGIT、ハニーズ、ピックルス
    DCM、リプロセル、ケーヨー、ヤマシタヘルケア、ジャステック 各決算
 日本 ヘッドウォータース IPO
  米 9月消費者信頼感指数
  米 7月ケースシラー住宅価格指数
  米 大統領候補、第1回討論会(オハイオ州クリーブランド)
  米 マイクロン・テクノロジー 決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 クオールズFRB副議長、講演
 9/30
 日本 8月工作機械受注
 日本 アダストリア、スターマイカ、大光、サムティ、パイプドH、日本エンタ
    ストライク、西松屋、梅の花、レオパレス21、日本プロセス 各決算
  米 9月ADP雇用者数
  米 第2四半期GDP確報値
  米 国債償還 2年債(369億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
  米 ボウマンFRB理事、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
 中国 9月製造業PMI
 中国 9月非製造業PMI
 中国 9月財新製造業PMI
  西 ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行、バンキンテル 各決算
  ポ ポルトガル商業銀行 決算
 EU ラガルドECB総裁、講演
 10/1
 日本 第3四半期日銀短観
 日本 ダイセキ、象印、キューピー、ナガイレーベン、TAKARA、平和堂、
    セキチュー 各決算
  米 9月自動車販売
  米 8月個人所得/支出
  米 9月ISM製造業景気指数
  米 新規失業保険申請件数(~9/26日迄の週)
  米 ペプシコ、コンステレーション・ブランズ 各決算
  米 ボウマンFRB副理事、講演
  米 NY連銀総裁、講演
 中国 中華人民共和国成立71周年
 中国 休場(国慶節祝日、~10/8)
  印 インド中銀政策金利
 EU EU臨時首脳会議 ~10/2) 
 10/2
 日本 9月有効求人倍率
 日本 9月完全失業率
 日本 9月住宅着工戸数
 日本 9月建設工事受注
 日本 9月百貨店売上高
 日本 9月スーパー売上高
 日本 9月消費者態度指数
 日本 9月東京都消費者物価指数
 日本 エスプール、ネクステージ、バイク王、クラウディア、TSI、大有機、
    タカキュー、ニトリHD、北恵 各決算
 日本 タスキ IPO
  米 9月雇用統計(非農業部門雇用者数 他)
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  米 格付け会社S&P、ドイツとフランスの格付け発表
 10/3
  仏 BNPパリバ 決算
  伊 インテーザ・サンパオロ 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/25)
 NY時間の終盤に入ってドル円は105.60円近辺で推移。きょうの
 NY為替市場、リスク回避ドル買いが続く中でドル円も105.70円
 近辺まで上昇する場面もみられた。
 特段の材料は見当たらないが、ドル買い根強く出ている。このまま行けば、
 今週のドルは4月以来の好パフォーマンスとなりそうだ。
 ドル円は105.60円付近に21日線が来ているが、その水準での推移。
 上昇トレンドが明確に出るか、来週は重要指標が目白押しの中で、動向が
 注目される。

 欧米で再び感染拡大が加速しており、特に欧州で過去最多の新規感染者数を
 記録している。夏までに見られた早期景気回復への期待も一旦後退しており、
 市場は先行き不安を強めつつあるようだ。追加景気対策が期待される所では
 あるが、米国では対策の規模を巡って対立しており、与野党の協議に前進が
 みられていない。最高裁判事の後任を巡る指名承認もあり、追加景気対策は
 11月大統領選以降になるのではとの声も聞かれる。その大統領選も情勢が
 不透明な中で、投資家のリスク許容度は高まらないようだ。

 ユーロドルは戻り売りが続き、1.16ドル台前半まで下げ幅を拡大。
 21日線から下放れる動きが続いている。ただ、ポンドドルや豪ドル/ドルと
 違い、まだ200日線や100日線からは、かなり上にあり、逆に下げ余地が
 あるとも言える。欧州で感染第2波の拡大が顕著になっており、ユーロ圏の
 景気回復に不安感が強まり始めているようだ。

 しかし、強気な見方も依然として多く、下がった所では押し目買いを推奨する
 声も根強くあるようだ。感染第2波により、短期的にユーロドルの買いは鈍化
 する可能性があるが、感染がさらに激化し、全体的な封鎖措置が再度導入され
 ない限り、ユーロの上昇トレンドが終了することはないという。年末までに
 1.22ドル台までの上昇を期待しているようだ。

 ポンドドルも戻り売りが続き、1.26ドル台まで一時下落。200日線が
 1.2720ドル付近に来ているが、その水準を再び下回る展開もみられた。
 ポンド円も一時133.85円近辺まで下落するなど上値の重い展開が続い
 ている。

 EUとの貿易交渉は依然として突破口が見えず、英当局者は「隔たりを埋める
 ためには、EUの建設的態度をより現実的な立場に変換する必要がある」と、
 述べていた。「交渉は最終段階にあり、特に漁業権と公平な競争条件の隔たり
 は依然として大きい」とも語っている。EU側も英国に譲歩を求めている状況。
 交渉ラウンドは10月末が期限となっているが、期限迄に合意できるか不透明
 な情勢が続いている。

 一部からは、例え土壇場で妥協点に達し、12月31日までに貿易協定を締結
 できたとしても、英ポンドが急上昇することはないとの分析も聞かれる。
 英EU離脱は英経済に深刻な影響を与え、向こう数四半期に渡って、ポンドの
 バリュエーションに影響を及ぼす可能性があるという。
 https://fx.minkabu.jp/news/159286

 米国債利回り
  2年債        0.129(-0.004)
  10年債      0.654(-0.012)
  30年債      1.401(-0.006)
  期待インフレ率  1.585(+0.002)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。欧米での感染拡大で景気先行き
 への不安感が強まっている他、米追加経済対策を巡る与野党協議も難航しており、
 投資家のリスク回避志向が強まった。朝方発表された8月の米耐久財受注が予想
 を下回ったことも利回りを押し下げている。

 10年債利回りは0.65%、30年債は1.38%台まで一時低下している。

 2-10年債の利回り格差は+53(前営業日+53)。
 https://fx.minkabu.jp/news/159292

 3.NY株式市場 結果(9/25)
 NY株式25日
  ダウ平均     27173.96(+358.52 +1.34%)
  S&P500      3298.46( +51.87 +1.60%)
  ナスダック    10913.56(+241.30 +2.26%)
  CME日経平均   23205     (大証比:+175 +0.76%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。リスク回避の雰囲気の中で序盤は
 売りが先行した。ダウ平均も一時180ドル安まで下げ幅を拡大したが、下値
 ではIT・ハイテク中心に押し目買いもみられ、プラスに転じている。

 ただ、特段の材料もなく、投資家のリスク許容度が改善の気配まではまだ見せ
 ていない。欧米で再び感染拡大が加速しており、特に欧州では過去最多の新規
 感染者数を記録している。夏までに見られた早期景気回復への期待も一旦後退
 しており、市場には先行き不安が広がりつつあるようだ。

 追加景気対策が期待されるところではあるが、米国では対策の規模を巡って対立
 しており、与野党の協議に前進がみられていない。最高裁判事の後任を巡る承認
 もあり、議会が追加景気対策を承認するのは11月の大統領選以降になるのでは
 との声も聞かれる。その大統領選自体も情勢が不透明な中で、投資家のリスク
 許容度は高まらないようだ。

 ただ、きょうはIT・ハイテク株への押し目買いが活発に出ており、相場全体を
 押し上げている。下落していた銀行やエネルギー、産業株も下げ渋る動きが見ら
 れているようだ。

 ボーイングが上昇しており、ダウ平均をサポートしている。墜落事故で運航が
 停止されている737Maxジェットが、年内にも欧州で運航再開が承認される
 のではとの期待が高まっている。

 ダウ採用銘柄ではそのほか、アップルやマイクロソフト、セールスフォース、
 インテルが上昇した他、ユナイテッド・ヘルス、ハネウェルも買い戻しが入った。
 一方、ダウ・インク、ナイキ、メルクが軟調。

 ナスダックは2%を超える大幅高。テスラやアマゾン、アップルなど主力のIT・
 ハイテク株は揃って上昇。

 コストコが下落。6-8月期決算(第4四半期)を発表しており、好調な内容だ
 ったものの、投資家はウイルス感染から買い物客を保護するためのコストに関心
 を寄せて、賃金と衛生管理コストの増加により、税引き前の費用が2.81億
 ドル増加すると報告した。

 不動産投資信託(REIT)のコロニー・キャピタルが大幅高。保有している
 200近くのホテルを、ホテルやレストランのホスピタリティ・マネジメント
 を手掛けるハイゲートに28億ドルで売却することで合意した。

 ワクチン開発のノババックスが上昇。英国で新型ウイルス向けワクチン候補の
 第3フェーズの臨床試験を開始すると発表した。

 オンライン・カジノを手掛けるドラフトキングスが上昇。アナリストが投資判断
 を「買い」に引き上げ、目標株価を65ドルに引き上げた。

 きょうはカーニバル、ロイヤルカリビアンなどクルーズ株の上げが目立っている。
 アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたことが材料視されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/159288

4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(9/25)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=40.25(-0.06 -0.15%)

 NY原油の期近は小反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比
 0.07~0.06ドル安。その他の限月は0.31~0.09ドル安。

 英国やフランスなどで新型コロナウイルスが再流行していることが需要の下振れ
 懸念を高めている。リビアの輸出再開や9月のイランの輸出量が急増したと伝わ
 っていることも重し。

 ただ、サウジアラビアを中心とした石油輸出国機構(OPEC)は先週の会合で
 原油安を容認しない構えを見せており、下値は限定的だった。

 時間外取引で11月限は40.64ドルまで上昇した後、通常取引開始を控えて
 マイナス圏に軟化。通常取引序盤には39.71ドル迄下落した。ただ、売りは
 続かず小幅安で引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/159289

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1866.30(-10.60 -0.56%)

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9月第4週 相場展望と予定

2020-09-21 09:31:54 | 相場展望

     歓迎カエル
9月第3週の日経平均は、一進一退の動きの中、3週ぶりの小幅安で
終了。NY市場は、FOMCを通過し、大規模緩和の継続は示されたが、
追加の緩和はなかった。ハイテク・IT株の調整が続き、下落するなど
週後半にかけ軟調であった。国内市場は、日銀金融緩和の継続、菅新政権
の期待は大きく、東京のGo To トラベル参加方向とマインドアップも、
為替の円高進行が進み、ドル円104円台へ国内輸出株の重石となり、もみ
あい下落であった。

日経平均は、節目23000円台を値固めし、新型コロナ2波ピークアウト
から経済回復への期待が加わり、マインド改善を残した格好であった。

結局、日経平均は週間で46円下落(↓0.20%)23360円でした。

さて、9月第4週(9/21~9/25)主なイベントと予定は下記の通り。

4連休明けの日経平均今週は、9/22の欧米市場の流れを受けて、スタート
するが、その影響は大きそうだ。

週末のNY市場は、ハイテク・IT株への調整が継続し、下落した。
新型コロナの状況は、米国や欧州で増加しており、対策を巡る動きも混沌と
しており、また、米中対立の再燃が燻っており、注意が必要。

国内は4連休明けの9/23の開始に向け、欧米市場が週明け2日間で、
どう動くか、為替の動きも注意する必要ありそうだ。

国内は、9/23、黒田日銀総裁の大阪経済4団体共催懇談会へ出席で
コメントが注目です。また、9/24の月例経済報告や、日銀議事録の
記載内容に裕黙しています。

働く内閣としてスタートする菅新内閣の取り組みも注目したい。国内新型
コロナと経済回復へどう両立を図るか、4連休中の人出増が確認されると、
国内消費増につながり、経済回復への第1歩となります。

海外は、米で9/23、24にパウエルFRB議長の議会証言に注目です。

欧米市場では、新型コロナウイルス感染拡大が顕著となって、欧州での
経済活動の制約が発動されるか、注視する必要ありそうです。

日経平均は、為替の円高進行に注意しつつ、9月末配当取りに向け動く様だ
と23000円台の値固めを継続する動きもある。9/22の欧米市場の
動きが大きく影響するので、下限を大き目、上限を少なく想定しておく。

日経平均、9月第4最週(9/23~9/25)22700円 ~23450円
程度を想定しています。

1.9月第4週(9/21~9/25)主なイベントと予定
 9/21
   日本 休場(敬老の日祝日)
  米 第2四半期家計純資産
  米 ブレイナードFRB理事、バーチャルイベント参加
 9/22
 日本 休場(秋分の日祝日)
  米 国債入札 2年債(520億ドル)
  米 テスラ、イベント開催
  米 エバンス・シカゴ連銀総裁、ウェブ講演
  英 ベイリー英中銀総裁、ウェブ講演
  世 国連総会一般討論演説(~9/29)
 9/23
 日本 黒田日銀総裁、大阪経済4団体共催懇談会出席
 日本 9月製造業PMI
 日本 東京ゲームショウ2020オンライン」(~9/27)
  米 パウエルFRB議長、CARES法について下院金融サービス委員会で証言
  米 9月製造業PMI
  米 国債入札 5年債(530億ドル)
  米 エバンス・シカゴ連銀総裁、講演
  米 メスター・クリーブランド連銀総裁、講演
  米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、バーチャルイベント参加
 NZ 中銀政策金利
     独 9月ドイツ製造業PMI速報値
 EU 9月ユーロ圏製造業PMI速報値
 9/24
 日本 月例経済報告
 日本 日銀議事録(7/14、15開催分)
 日本 日銀、新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ
 日本 ニイタカ、オプトエレク 各決算  
 日本 グラフィコやまぐまぐ、トヨクモ 各IPO
  米 パウエルFRB議長・ムニューシン米財務長官、CARES法で上院銀行
            委員会で証言
  米 8月新築住宅販売件数
  米 国債入札 7年債(500億ドル)
  米 エバンス・シカゴ連銀総裁、バーチャルイベント参加
 トル トルコ中銀政策金利
  独 9月ドイツIFO景況感指数
  英 ベイリー英中銀総裁、ウェブ講演
 EU ECB経済報告
 EU EU臨時首脳会議(~9/25)
 9/25
 日本 UFHD、ロングライフ、アドバネクス、オンキョー、HIS、
            ジョイフル 各決算
 日本 I-ne IPO
  米 8月耐久財受注
  米 ウィリアムズNY連銀総裁、講演

2、NY市場、為替/債券 各結果(9/18)
 NY時間の終盤に入ってドル円は買戻しの動きが見られているものの、依然
 として上値の重い展開が続いており、104.30円付近まで一時下落する
 場面も見られた。7月31日の直近安値が104.20円付近に来ているが、
 目先の下値メドとして意識されそうだ。

 ドル円はきょうで5日続落となっているが、明確な要因はないものの、FRB
 の低金利長期化観測や米大統領選の不確実性、そして、米中の政治的緊張など
 への意識がリスク回避の円高を呼び込んでいるとの指摘も聞かれる。

 また、金利面では日銀がのイールドカーブ・コントロールにもかかわらずイン
 フレが弱く、円の実質金利は上昇している。この日発表の日本の全国消費者
 物価指数(CPI)は前年比0.2%、生鮮除くコアに至ってマイナス0.4%
 となっていた。

 市場は常に不透明感を嫌うが、目先に不確定要因が数多く見られ、これらの
 状況が、日銀の量的緩和(QE)にも関わらず、円への資金フローを生み出し
 ているという。

 ユーロドルは特段の注目イベントもない中、狭いレンジで方向感のない展開が
 続き、1.18ドル台半ばで振幅に終始してる。今週のユーロドルはFOMC
 後に1.1740ドル近辺まで下落したものの、強いサポートとなっていた
 1.1750ドル水準がサポートされ、1.18ドル台に戻している。
 
 大きな心理的節目である1.20ドルを試す気配まではないが、市場はいまの
 所、下値を探る意志も無いことが示されており、底堅い雰囲気を堅持している。

 短期的には1.18ドルから1.19ドルで安定化しそうな雰囲気も出ている
 が、下値での押し目買いは、引き続き有効な戦略との指摘も聞かれる。

 ポンドドルはNY時間に入って上値の重い展開とな、1.29ドル台前半まで
 値を落としている。ロンドン時間には1.30ドルちょうど付近まで上昇して
 いた。前日は英中銀が金融政策委員会(MPC)でマイナス金利採用が正当化
 された場合に効果的に実施する方法を探る考えを示した事で、ポンド売りが
 強まっていた。ポンドドルも一時1.28ドル台まで下落する場面もみられた
 ものの、いまのところ1.29ドル台は維持している。

 ただ、EUとの貿易交渉は妥結しないリスクも意識され始めており、ポンドは
 軟調な展開を予想する向きは少なくない。ポンドドルは年末にかけて1.25
 ドルまで下落する可能性も指摘されているようだ。

 この日は8月英小売売上高が発表され、前月比0.8%増と好調な内容となった。
 総額もパンデミック以前の水準を4%上回ってる。政府による外食キャンペーン
 などにより、レストランなど小売り以外の事業も回復。個人消費の回復を示唆
 した内容ではあったものの、一時帰休制度の終了で失業率が上昇し、家計が圧迫
 されれば、個人消費は再び足踏み状態になる可能性があるとの見方も出ている。

 尚、この日9月調査のミシガン大消費者信頼感の速報値が発表され、78.9と
 予想を上回る内容となった。市場では若干の上昇に留まるとみられていた。
 米消費者のセンチメントに大きく影響する雇用は回復傾向が続いているものの、
 失業率は依然として高水準で、米追加経済対策も議会の協議が難航している。
 その様な中で、同指数は4月を底に戻り歩調にあるが、ここに来て回復度合いは
 鈍化しているものと見られてた。しかし、今回の結果はセンチメント改善が持続
 していることを示している。現況および先行指数も予想を上回る内容となった。

 好結果とは思われるものの、為替市場の反応は鈍い。若干ドル買いこそ見られて
 いるものの、FRBの低金利長期化スタンス迄は変化はないとの見方から反応は
 限定的となっているのかもしれない。
 https://fx.minkabu.jp/news/158613

 米国債利回り
  2年債        0.139(+0.004)
  10年債      0.695(+0.007)
  30年債      1.454(+0.015)
  期待インフレ率  1.674(-0.003)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは小幅に上昇。序盤は下げて始まったが、
 この日発表のミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことや、利益確定
 売りの動きも出て、利回りは上昇に転じている。

 10年債利回りは0.69%、30年債は1.45%に上昇。
 2-10年債の利回り格差は+56(前営業日+55)。
 https://fx.minkabu.jp/news/158617

3.NY株式市場 結果(9/18)
 NY株式18日
  ダウ平均      27657.42(-244.56 -0.88%)
  S&P500       3319.47( -37.54 -1.12%)
  ナスダック     10793.28(-117.00 -1.07%)
  CME日経平均      23155      (大証比:-65 -0.28%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。終盤に下げ渋る動きを見せたものの、
 一時400ドル超下落する場面も見られた。IT・ハイテク株の調整が続いて
 おり全体を圧迫。序盤は他のセクターには買い戻しも見られ、ダウ平均も小幅な
 下げに留まっていたが、次第にその動きも後退し、ダウ平均は急速な下げを見せた。

 本日は株価指数と個別株の、先物およびオプションの清算日となっている。
 4種類の清算が重なることもあり、いわゆるクアドループル・ウィッチングと
 呼ばれる。それに絡んだ売買もあり市場は動向を注視しているが、今回は波乱
 なく通過したようだ。

 FRBの積極的な金融緩和や米政府による大胆な景気対策も支援、米株式市場は
 新型ウイルス感染による急落から、IT・ハイテク株中心に買戻しを強めた。
 しかし、9月相場に入って、期待ほど景気の早期回復はないのではとの不安感も
 台頭し始めている。現在の株価水準が適正なのか見極めたい雰囲気も高まって
 おり、市場は調整の動きを続けているようだ。

 ダウ採用銘柄ではボーイングや3Mが下落したほか、アップル、マイクロソフト、
 シスコシステムズ、IBMといったIT・ハイテク分野が指数を圧迫。一方、
 ユナイテッド・ヘルスやジョンソン&ジョンソンなどヘルスケアが上昇した。

 ナスダックも下げ渋る動きを見せているものの、大幅な下げとなった。テスラや
 ズームビデオは上昇したものの、そのほかの主力IT・ハイテク株は揃って下落。

 テスラは3日ぶりに反発。2人アナリストが目標株価を引き上げ、1人は515
 ドルとした。

 医薬品のキャッサバ・サイエンシズが大幅高。共同創業者で同社の取締役を務める
 ロバートソン氏が149万ドル分の同社株を購入していたことが当局に提出した
 書類で明らかとなった。

 レストランチェーンのデイブ&バスターズ・エンターテインメントが大幅高。
 アナリスト2名が投資判断を「買い」に引き上げた。

 ビヨンド・ミートが5日ぶりに反落。複数のアナリストが投資判断を「売り」
 に引き下げ、1人のアナリストは目標株価を100ドルまで引き下げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/158615

4.NY市場、原油先物10月限/県先物12月限 各結果(9/18)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=41.11(+0.14 +0.34%)

 NYの主要原油は小幅まちまち、期近の主要限月は限月は小幅高。
 ダウ平均株価などの米株は軟調だったが、米大手金融機関、ゴールドマン
 サックスが石油需給に関して強気の見通しを発表したことや、米ガルフに
 発生した熱帯性低気圧が今後ハリケーンに発達することが懸念されて、
 期近の主要限月は上伸した。直近の高値をさらに更新したものの、週末を
 控えて今週の上昇に対する利食い売りも出やすく、高値からはかなり上げ
 幅を削って引けた。
 
 一方、リビアの原油を供給停止している反政府軍のハフタル司令官が停止を
 止めると言及したことは圧迫要因となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/158622

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1962.10(+12.20 +0.63%)

 金12月限は反発。時間外取引では、自律修正高ムードのなか、買い優勢と
 なり一時1,960ドル台を回復した。インドなど世界的に新型コロナウイルス
 感染拡大が続いていることなどでリスクヘッジ商品、安全資産として押し目
 買いが優勢となった。

 日中取引で、米国の経済指標が強弱まちまちとなったが、序盤は売り圧力が
 強まった。しかし中盤の取引で9月に入り、米景気の回復に対しての不安が
 強まっている事から買い優勢となり、地合いを引き締め、1,960ドル台に再
 上昇となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/158621


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9月第3週 相場展望と予定

2020-09-13 23:58:39 | 相場展望

         歓迎カエル
9月第2週の日経平均は、一進一退の動きの中、2週連続で上昇した。NY
株式市場、IT・ハイテク株への売り継続と経済対策を巡る米議会合意への
期待が後退した事を受けて、調整色が強まっていた。一方、出遅れ感のある
日本株は自民総裁選で、アベノミクスを継承する菅新総理の誕生が秒読みで
外資も安心感で買いを入れる中、国内勢もグロース株、バリュー株と物色し
相場を押し上げている。

日経平均は、節目23000円台を底固めし、もみ合いながらも上昇を示唆
している。

国内は、菅官房長官が次期首相と既定路線で、ここの所の新型コロナ2波の
ピークアウトから、経済回復への期待が加わった恰好であった。

結局、日経平均は週間で201円上昇(↑0.87%)23406円でした。
(SQ値は23272.88円)

さて、9月第3週(9/14~9/18)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、ダウが上昇、ナスダック下落とマチマチの終了だった。
値を飛ばしたハイテク関連の調整が続いた格好だったが、今週以降、調整の
一巡感から、反発が期待されるところ。

今週は、その流れを受けて、日経平均は、上昇からスタートしそうである。
底堅い展開に期待し、24000円台に向け、商いの活発化も注目しています。

NY市場でのハイテク・IT株への売りが一巡するか、ポイントである。
新型コロナの経済対策を巡る共和党と民主党の米議会合意への期待が後退
し、米中対立の再燃が警戒される中、為替が落ち着いている他、新政権の
誕生や経済の回復に向けての期待もあり、東京市場は、押し目買い意欲の
強さも意識されています。

国内は、9/14以降、菅次期総裁/新首相に選ばれて、新閣僚の布陣、
自民党の安定政権継続は、外資にとって安心材料。また、国内新型コロナ
感染者数の落ち着きや東京で飲食業の時間短縮の解除も経済回復へ追い風
になります。

海外は、米で9/15FOMC、9/16パウエルFRB議長会見や経済
見通しがあり、新型コロナワクチンへ進展の報道があると、投資マインド
改善されます。

日経平均が23000円台の底堅さから、日本株の再見直しされる様だと
24000円台に向けたホップする週間になればと期待したい。

日経平均、9月第3最週(9/14~9/18)23100円 ~23800円
程度を想定しています。

1.9月第3週(9/14~9/18)主なイベントと予定
 9/14
 日本 7月鉱工業生産
 日本 自民党総裁選投開票
    日本 Hamee、森ヒルズ、ツルハ、エニグモ、MSOL、日本ロジ 各決算
  米 レナー 決算
  EU 中国首脳と会議(中国国家主席、EU大統領、欧州委員長、独首相が出席)
  世 OPEC月報
 9/15
 日本 コンフォリア、パーク24、Link-U 各決算
  米 FOMC(~9/16)
  米 NY連銀製造業指数
  米 アドビ、フェデックス 各決算
  米 国債償還 3年債(240億ドル)
 中国 8月小売売上高
 中国 8月鉱工業生産
  独 9月ZEW景況感指数
  世 第75回国連総会(~9/30)
 9/16
 日本 臨時国会召集、首相指名選挙
    日本 日銀金融政策決定会合(~9/17)
 日本 アスクル、産業ファ、コーセル、ナイガイ 各決算
  米 FOMC結果
  米 パウエルFRB議長会見、経済予測公表
  米 8月小売売上高
  英 8月生産者物価指数
  英 8月消費者物価指数
 EU フォンデアライエン欧州委員長、施政方針演説 
  世 OECD経済見通し中間報告
 9/17
 日本 日銀金融政策決定会合
   日本 黒田日銀総裁記者会見
   日本 クスリのアオキ 決算
   日本 雪国まいたけ、東証1部に再IPO
  米 新規失業保険申請件数(~9/12までの週)
  米 9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
  米 8月住宅着工件数
  豪 8月雇用統計
 NZ 第2四半期GDP
  英 中銀政策金利
  9/18
 日本 8月消費者物価指数
 日本 ALBERT 決算
  米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数
  米 セントルイス連銀総裁、討論会参加
 
2.NY市場。為替/債券 各結果(9/11)
 11日のNY市場でドル円は106円台前半での推移となった。
 週末ということもあり、東京市場から比較的落ち着いた動きが続いた。
 寄り付きからプラス圏でしっかり始まった米株式市場であったが、IT・
 ハイテク関連を中心に売りが優勢となりナスダックが一時1%以上の下げに。

 寄り付き後250ドル超の上昇を示していたダウ平均も一時マイナス圏に値を
 落とす展開となる中で、リスク警戒からのドル高円高が優勢となりドル円は
 106円00銭台を付ける動き。

 ユーロドルはロンドン市場の高値から調整の動きも値幅は限定的。昨日の
 ECB理事会後の会見でラガルド総裁はユーロ高についてユーロ相場を注意
 深く監視としたものの、ECBは為替レートをターゲットとせずと発言。

 ユーロ高を容認するものとの思惑が広がり、買われやすい地合いとなっている。
 もっともリスク警戒のドル高が進む中で突っ込んだユーロ買いにも慎重姿勢が
 見られ。

 来週米FOMCを控えており、積極的な取引がやりにくい面も。
 ポンドはロンドン市場での振幅を経て、やや頭の重い展開に。EUとの通商
 交渉難航が重石。
 ハードブレグジット懸念が一気に強まっておりポンドの上値を抑えている。
 ロンドン市場で振幅の中1.2860台まで上昇も、その後1.27台を付ける動きと
 なった。
 https://fx.minkabu.jp/news/157802

 米国債利回り(NY時間16:53)
  2年債        0.127(-0.012)
  10年債      0.666(-0.011)
  30年債      1.412(-0.007)
  期待インフレ率  1.666(-0.025)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 米債利回りは株高の動きなどもあり、朝方は上昇傾向が見られた、その後 
 株高が落ち着くと低下し、低い水準でのもみ合いに。
 もっとも下落幅はそれほど大きなものではなく、総じて落ち着いた動きが
 見られた。

 ベンチマークとなる10年債利回りは朝方0.68%近辺から0.693%まで上昇も、
 その後0.6625%まで低下し、同水準近辺での推移が続いた。
 今週は10年債の入札がさえず、需給バランスへの警戒が広がったものの、
 先週の動きと比べて小さなレンジでの推移に終始した。
 https://fx.minkabu.jp/news/157792

3.NY株式市場 結果(9/11)
  NY株式11日終値
  ダウ平均     27665.64(+131.06 +0.48%)
  S&P500      3340.97(   +1.78  +0.05%)
  ナスダック    10853.55( -66.05    -0.60%)
  CME日経平均   23190  (大証比-10 -0.04%)  

 11日の米株式市場はダウ平均がプラス圏も、ナスダック総合はマイナス圏
 とまちまちな展開となった。朝方は米株の買いが目立ち、午前中にダウ平均が
 250ドル超の上昇を見せるなどの場面が見られたが、その後ハイテク関連を
 中心に売りが入り、プラス圏で始まっていたナスダックがマイナスに転じ、
 さらに1%を超える下げと売りが優勢に。ダウ平均も一時マイナスに転じる
 展開となった。

 その後ダウ平均はプラス圏を回復、ナスダックも下げ幅を縮める展開に。 
 終値はダウ工業株30種平均が131.06ドル高の2万7665.64ドル
 ナスダック総合指数が66.05安の1万0853.55、S&P500が
 1.78高の3340.97。

 ダウ平均は22銘柄がプラス、8銘柄がマイナス。ハイテク関連の下げが目立
 つ中で、セールスフォース、アップルがともに1%を超える下げ。ディズニーも
 軟調。
 建設機器大手キャタピラーや化学品のダウインク、スポーツ用品のナイキ等が
 強い。

 GAFA関連ではアマゾンとエヌビディアが軟調。ネットフリックスは直近の
 下げからの回復傾向が見られたが、午後に入って上げ幅を縮めた。
 https://fx.minkabu.jp/news/157793 

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/11)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=37.33(+0.03 +0.08%)

 NY原油の当限は小反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が
 前日比0.01ドル安~0.03ドル高。
 その他の限月は0.24~0.03ドル安。

 世界的に過剰在庫の拡大傾向が続くと見通されていることが上値を抑えた。
 新型コロナウイルスの流行は収まっておらず、世界第3位の石油消費国で
 あるインドでは一日あたりの感染者数の伸びが加速している。フランスや
 スペインで感染拡大の第2派がみられることも懸念要因。
 ただ、新型コロナウイルスの流行は沈静化していないものの、経済活動は
 正常化に向かっていることから、石油市場は底堅く当限は小幅高で引けた。

 時間外取引で10月限は前日終値付近で小動き。通常取引序盤にかけてやや
 下振れし、36.67ドルまで軟化する場面はあったが売りは続かず。
 その後37.82ドルまで強含んだものの、上値は重かった。
 https://fx.minkabu.jp/news/157789

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1947.90(-16.40 -0.83%)

 金12月限は反落。今週の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加緩和が見送
 られたことが重しとなった。コロナショック後、主要国の中銀は景気下支えの
 ため前例のない金融緩和を実施し、主要国通貨の価値が低減している一方で
 金の価値が相対的に上向いているが、金融緩和策がほぼ出尽くしとなっている
 ことが金の上値を抑えている。ただ、世界経済の景気見通しは依然不透明で
 あり、金融緩和が長期化するとみられていることから、金は最高値更新後の
 レンジを維持。
 https://fx.minkabu.jp/news/157790

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9月第2週 相場展望と予定

2020-09-06 23:57:52 | 相場展望

     歓迎カエル
9月第1週の日経平均は、反発して節目23000円台を回復し終了した。
NY株式市場は、経済指標の改善が確認され、前半は堅調な展開。パウエル
FRB議長講演で、新戦略として雇用の重視、インフレ2%超の目標を容認
したことで、好感した流れ。ただ、ハイテク株の上昇が急ピッチで、週後半
にかけ、ナスダックは、調整色を強めた格好だった。

国内は、安倍首相退陣ショックも一服し、菅官房長官が次期総裁選を制する
との見方が広がっており、アベノミクス継承と、経済回復への期待が加わり、
23000円台を回復した。

結局、日経平均は週間で322円上昇(↑1.41%)23205円でした。

さて、9月第2週(9/7~9/11)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、米雇用統計が予想を上回る内容だったが、IT・ハイ
テク株の売りが全体を圧迫し、続落の展開だった。

今週は、その流れを受けて、日経平均は、下落からスタートしそうだが、底
堅い展開に期待したい。本格的に外資も戻り、商いが活発になるか注目。

国内は、菅官房長官が次期総裁選ポストに向い、安倍色にスガノミクス追加
する施策を示唆するか注目される。また、9/11は、メジャーSQを控え
NY株の動向と先物をにらんで神経質な動きも想定されるが、23000円
を維持する展開に期待したい。

海外は、米でIT・ハイテク株の調整が一巡するかポイント。また、EUで
9/10にECB政策金利とラガルドECB総裁記者会見があり、コメント
に注目です。

日経平均が23000円台の底堅さが見れると、SQに向けたヘッジ対応の
買いへの思惑が高まりやすくなり、日本株が見直される流れになると、SQ
通過のアク抜けに期待したい。

日経平均、9月第2週(9/7~9/11)22850円 ~23650円
程度を想定しています。

1.9月第2週(9/7~9/11)主なイベントと予定
 9/7
 日本 7月景気動向指数
 日本 学情、フジコーポ、萩原工業、アスカネット、トーホー 各決算
  米 休場(レーバーデー祝日)
 中国 8月貿易収支
 中国 8月外貨準備高
  独 7月鉱工業生産指数
 9/8
 日本 第2四半期GDP改定値
 日本 8月景気ウォッチャー調査 
 日本 自民党総裁選告示
 日本 アルトナー、ミライアル、ストリーム、Casa、スバル興業 各決算
 米 国債入札 3年債(500億ドル)
 南ア 第2四半期GDP 
 9/9
   日本 8月工作機械受注
   日本 ベステラ、Bガレージ、 アセンテック、楽天地 各決算
  米 7月求人件数
  米 国債入札 10年債(350億ドル)
 中国 8月消費者物価指数
 中国 8月生産者物価指数
 9/10
 日本 7月機械受注
 日本 JDI、サムコ、神戸物産、トーエル、gumi、ラクスル、クミアイ化学
    鎌倉新書、アイモバイル、トップカルチャ、ドーム 各決算
  米 8月生産者物価指数
  米 新規失業保険申請件数(~9/5までの週)
  米 国債入札 30年債(230億ドル)
 EU ECB政策金利
 EU ラガルドECB総裁 記者会見
 9/11
 日本 メジャーSQ
 日本 景況判断BSI大企業製造業
 日本 エイチーム、プロレド、丸善CHI、ミサワ、鳥貴族、稲葉製、
            フリービット、HEROZ、巴工業、ヤーマン、正栄食、レオパレス21
    丹青社 各決算
  米 8月消費者物価指数
 EU ユーロ圏財務相会合
    EU EU財務相非公式理事会

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/4)
 今日もNY為替市場はドル買い戻しの動きが見られ、ドル円は底堅い動きが
 続いた。前日に引き続き106.50円付近まで一時上昇。朝方に米雇用
 統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)は国勢調査の臨時
 雇用が含まれているものの、137万人増と予想を上回った。
 また、失業率は8.4%まで急低下している。米労働市場の回復基調が持続
 していることを裏付ける内容ではあったものの、歴史的に見れば依然として
 高水準で、今夏は各州が経済活動を再開した事を受けて雇用は増加したもの
 のペースは鈍化しているといった指摘も出ていた。

 一方、ドル円の上値は重い印象。クロス円が下落する等、円高が上値を圧迫
 している。米株式市場がきのうに引き続きIT・ハイテク株を中心に調整色
 を強め、ダウ平均は一時500ドル超急落した。そのような中でリスク回避
 の円高・ドル高の動きが見られ、ドル円は106円台で水準を保っている。

 終盤になると米株が下げ幅を縮小する動きが見られ、ドル買いの動きも一服
 したものの、ドル円は106円台前半で変わらず。

 ユーロドルは米雇用統計発表後から売りが強まり、きのうに引き続き、一時
 1.17ドル台まで下落した。しかし、1.17ドル台に入ると押し目買い
 も出るようで、1.18ドル台半ばまで下げを取り戻す展開が見られた。

 今日の米雇用統計で米労働市場の回復傾向が続いている事が示されたとはいえ、
 FRBの低金利長期化期待に変化はない。いずれドル安基調に戻し、ユーロ
 ドルは再び大きな心理的節目である1.20ドルを試しに行くとの期待が根
 強いのかもしれない。

 ポンドドルも売りが優勢となり、一時1.31ドル台に下落。本日21日線が
 1.3175ドル付近に来ているが、その水準に顔合わせする場面も見られた。
 ただ、後半になると買い戻しが強まり、1.32ドル台後半に戻している。

 ポンドに関しては引き続き、EUとの貿易交渉の行方が焦点となってる。年末
 の移行期間終了が日々近づく中で、一向に進展は見られていないようだが、
 市場の一部からは妥協点が見出されるとの楽観的な見方も出ている。ドル安
 基調継続し、EUとの合意が形成された場合、年末までにポンドドルは1.35
 ドルに上昇するとのシナリオを描いているようだ。しかし、今度はEU離脱後
 の英経済への悪影響が懸念され、その上げは維持できずに、来年は下落するシナ
 リオも同時に描いている模様。
 https://fx.minkabu.jp/news/157086 

 米国債利回り
  2年債        0.145(+0.018)
  10年債      0.723(+0.088)
  30年債      1.475(+0.113)
  期待インフレ率  1.703(+0.021)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表になった米雇用
 統計が予想を上回り、雇用回復が持続している事が示された。これを受け
 て利回りも上昇。また、明日からの3連休や来週の入札を控えて、ポジシ
 ョン調整の動きも出ていたようだ。

 10年債利回りは0.72%台まで上昇し、30年債も1.47%台まで
 上昇した。

 2-10年債の利回り格差は+58(前営業日+51)にスティープ化して
 いる。
 https://fx.minkabu.jp/news/157085

3.NY株式市場 結果(9/4)
 NY株式4日
   ダウ平均      28133.31(-159.42 -0.56%)
   S&P500       3426.96(  -28.10 -0.81%)
   ナスダック     11313.14(-144.97 -1.27%)
   CME日経平均         23175     (大証終比:+5 +0.02%)

  きょうのNY株式市場、引き続きIT・ハイテク株中心に調整色が強まり、
  ダウ平均は一時500ドル超下落する場面もみられた。朝方発表になった
 米雇用統計が予想を上回る内容だったことで、銀行や航空、旅行関連など
 出遅れ感のある銘柄には買いも見られたものの、IT・ハイテク株の売り
 が全体を圧迫していた。

 米雇用統計については、非農業部門雇用者数(NFP)は国勢調査の臨時
 雇用が含まれていたものの、137万人増と予想を上回った。また失業率
 8.4%まで急低下している。労働市場の回復基調が持続していることを
 裏付ける内容ではあったものの、市場からは、歴史的に見れば依然として
 高水準で、今夏は各州が経済活動を再開したことを受けて雇用は増加した
 もののペースは鈍化しているといった指摘も出ていた。


 ただ、後半にかけて買い戻しも活発に見られ、ダウ平均は一時プラスに転
 じる場面もみられた。特段の材料はなかったが、象徴的な銘柄となってる
 テスラとアップルに買い戻しが強まり、プラスに転じている。今回下げは
 調整と見ている投資家も少なくないのかもしれない。明日からの3連休を
 控えて、売りも一段落していたようだ。

 市場から、投資家が夏休みから帰ってきて、経済の先行きを考慮し、IT・
 ハイテク株の水準を冷静に考え始めたのではとの声も出ている。この所の急
 上昇で調整は致し方ないとの見方も多い一方で、今回下げが早期に落ち着く
 のか見極めたい雰囲気と思われる。

 ダウ採用銘柄ではセールスフォースやIBMが下落したほか、ビザ、ホーム
 デポ、ユナイテッド・ヘルス、ウォルマートが軟調。一方、JPモルガンや
 ゴールドマンが上昇したほか、アメックス、トラベラーズ、キャタピラー、
 ボーイングも上昇。

 ナスダックは一時5%下落する場面が見られたものの、後半にかけてIT・
 ハイテク株に買い戻しが入り、指数も下げ幅を縮小した。
 特に、テスラ、アップルが上昇に転じたことがムードを改善させたようだ。

 ブロードコムが逆行高。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。8-10月期についても
 予想を上回る強気な売上高見通しを示している。

 ヨガウェアなどスポーツ用品ルルレモン・アスレティカが下落。アナリストが
 投資判断を「中立」に引き下げた。

 電子署名のドキュサインが5-7月期決算(第2四半期)を発表しており、
 1株利益が予想の2倍以上だったほか、売上高、ビリング(未収請求を考慮
 した売上高)とも予想を上回った。ただ、割高感も指摘され、株価は大幅安
 となっている。

 法人向けソフトウエア開発のDOMOが上昇。5-7月期決算(第2四半期)
 を発表しており、1株損益は赤字だったものの予想ほどではなく、売上高は
 予想を上回った。また、通期の見通しを示しており、1株損益は赤字を見込
 んでいるものの、従来からは上方修正した。

 美術工芸用品を専門に販売するマイケルスが上昇。アナリストが投資判断を
 「買い」に引き上げ、目標株価を15ドルに引き上げた。
  https://fx.minkabu.jp/news/157082

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/4)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=39.77(-1.60 -3.87%)

 NYク原油の期近は続落。米雇用統計で失業率が低下したが、株価が急落し、
 需要減少に対する懸念が高まったことが圧迫要因になった。米国では来週
 月曜のレイバーデーでドライブシーズンが終了する。また米国の原油掘削
 装置(リグ)数が増加して、今後の生産増加に対する懸念も出て40ドルの
 節目を下回り、テクニカル要因の売りも圧迫要因になった。
 https://fx.minkabu.jp/news/157084

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1934.30(-3.50 -0.18%)

 金12月限は続落。時間外取引では、ドル安を受けて押し目を買われたが、
 買い一巡後はもみ合いとなった。日中取引では急伸する場面も見られたが、
 米雇用統計で失業率が低下し、ドル高に振れたことを受けて軟調となった。
 その後は株安一服を受けてドル安に転じたことから下げ一服となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/157080


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9月第1週 相場展望と予定

2020-08-30 23:56:59 | 相場展望

       歓迎カエル
8月第4週の日経平均は、小幅続落して節目23000円台を割り込んで
終了した。一時23000円台を回復したものの、週末に伝えられた安倍
首相の辞任報道を受けてのショック安、326円下落が大きかった。

NY株式市場は、強い動きの週で、パウエルFRB議長のジャクソンホール
演説が注目され、インフレ2%目標と雇用回復に向け、金融緩和を当面継続
する事などが表明された。ダウがコロナ禍以前の水準を迎え、ナスダックは、
高値更新と堅調な展開であった。

日本市場は、追い風だっただけに、歴代在位トップ更新してこれからという
時だけに、安倍首相の辞意は、株式市場に水を差す恰好であった。

結局、日経平均は週間で37円下落(↓0.16%)22882円でした。

さて、9月第1週(8/31~9/4)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、パウエル議長講演で緩和政策の長期継続が示された事
もあり、株高の流れが継続。大統領選まで、底堅い動きを継続した格好。

今週は、その流れを受けて、日経平均も戻りを試す展開に期待したい。外資
も夏期休暇から戻り、商い膨らむ事も期待できそうである。

国内は、ポスト安倍に向い政局が注目されるも、9/1の日本版雇用統計に
注目。景気敏感株やハイテク株の戻りに期待が高まりそうである。

海外は、米で9/1の8月ISM製造業景気指数、9/2の8月ADP雇用
者数、ベージュブック、9/3の8月ISM非製造業景気指数や週末の雇用
統計に注目です。

米中対立リスクが燻る中、トランプ陣営の動きは、引き続き注視です。

新型コロナ感染拡大第2波がピークアウトした様なので、投資マインドの改善
も期待できます。

日経平均、9月第1最週(8/31~9/4)22750円 ~23650円
程度を想定しています。

1.9月第1週(8/31~9/4)主なイベントと予定
 8/31
 日本 7月小売売上高
 日本 7月鉱工業生産指数
 日本 日工営、東和フード、OKウェイヴ、マクロミル、トリケミカル
    ウチダエスコ、日精蝋、パイオラック、オリバー、イトーキ、内田洋
    菱洋エレク、サンリツ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、バーチャル討論会参加
  米 国債償還 2年債(385億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
  米 アトランタ連銀総裁、バーチャル講演
 中国 8月製造業PMI
 中国 8月非製造業PMI
  印 第2四半期インドGDP
  英  休場(バンクホリデー祝日)
 9/1
 日本 7月有効求人倍率
 日本 7月完全失業率
 日本 7月住宅着工戸数
 日本 7月建設工事受注
 日本 7月百貨店売上高
 日本 7月スーパー売上高
 日本 7月消費者態度指数
 日本 8月東京都消費者物価指数
  日本 伊藤園、ダイサン、ナンシン、アインHD 各決算
  米 8月自動車販売
  米 8月ISM製造業景気指数
 中国 8月財新製造業PMI
  豪 中銀政策金利
  ブ 第2四半期ブラジルGDP
  独 8月ドイツ失業率
 EU 7月ユーロ圏失業率
 9/2
 日本 若田部日銀副総裁、オンライン会見
 日本 スカパーJ 決算
  米 8月ADP雇用者数
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 7月製造業受注
  米 メーシーズ 決算
  米 クリーブランド連銀総裁、バーチャル講演
  豪 第2四半期GDP
 9/3
 日本 8月サービス業PMI
 日本 片岡日銀審議委員、オンライン会見
    日本 Rフィールド、ラクーンHD、不二電機、アルチザ、泉州電 各決算
  米 7月貿易収支
  米 8月ISM非製造業景気指数
  米 新規失業保険申請件数(~8/29までの週)
  米 アラガン、ブロードコム 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、オンライン講演
 中国 8月財新サービス業PMI
 9/4
 日本 日本ハウス、テラ、モロゾフ、日本駐車場、ケア21、ティーライフ
    ポールHD、ソフトウェア、ザッパラス、アイル、ナトコ、日本スキー
    ゼネラルパ、桂川電機、トミタ電機、エイケン工業、ハイレックス
    フジコーポ、ファースト住、カナモト、ながの東急 各決算
  米 8月雇用統計
  独 7月製造業受注

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/28)
  ドル円は105円台前半中心の頭の重い展開となった。東京昼過ぎに安倍首相の
 辞任観測報道が出て始まったドル売り円買いの流れは、その後の正式な辞任
 発表などを経て、東京朝までドル売り円買いにつながった。ドル円はNY朝方
 に105円20銭を付ける動きを見せた。東京昼過ぎに126円77銭を付けたユーロ
 円がNY午前に125円20銭を付けるなど、クロス円でも円高が進行。

 また、米債利回りの低下が見られ、こちらはドル売りに作用した。木曜日の
 パウエル議長講演後、低金利政策長期維持見通しによる金利低下よりも、
 株高期待や、期待インフレ率上昇期待などに米債利回りは上昇していたが、
 ロンドン市場からNY市場午前にかけて一転して低下傾向に。米株高の動きが
 落ち着いたことなどが米債の買い戻し(利回りの低下)につながった。

 ロンドン朝に0.7868%を付けていた米10年債利回りは、NY昼前後に0.7113%
 まで低下。午後に入って米株高の動きが強まったことで利回りは少し戻したが、
 引けにかけて再び下げるなど、やや低下傾向が見られ、ドル売りにつながって
 いる。

 ユーロドルはユーロ円でのユーロ売りと、ドル安の動きに挟まれる中でやや
 しっかり。ロンドン午前に続いてNY朝に1.1920近くまで上昇し、その後いっ
 たん値を落としたが、引けにかけて1.19台を回復している。

 対ドルで上昇がより目立ったのがポンドで、ポンドドルは東京朝の1.3180台
 から1.3350台までの大きな上昇に。1.3320前後から1.3260台までの調整がNY
 朝方に見られたが、その後再び買いが入る展開。ベイリー英中銀総裁がQE維持
 などの緩和姿勢継続の意向を示したが反応は鈍かった。
 https://fx.minkabu.jp/news/156265

 米国債利回り
  2年債        0.127(-0.031)
  10年債      0.721(-0.031)
  30年債      1.501(-0.009)
  期待インフレ率  1.778(+0.029)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 28日のNY債券市場は利回りの低下が目立った。昨日はパウエル議長講演を
 受けて、低金利政策の長期維持期待が重石も、株高や、予想インフレ率上昇
 期待が押し上げる形で利回りはやや上昇を見せた。今日は株の堅調地合いを
 維持も値動きは落ち着いており、低金利政策長期維持見込みによる利回り低下
 や、週末を前にした調整などの動きが勝った。

 米10年債利回りは一時0.71%台を付け、引けも0.721%と低め。英10年債、
 カナダ10年債なども利回りが低下している。
 https://fx.minkabu.jp/news/156258

3.NY株式市場 結果(8/28)
 NY株式28日
  ダウ平均      28653.87(+161.60 +0.57%)
  S&P500       3508.01(  +23.46 +0.67%)
  ナスダック     11695.63(  +70.30 +0.60%)
  CME日経平均      22950     (大証比:+67 +0.29%)

 木曜日のパウエル議長講演で緩和政策の長期維持姿勢が示されたこともあり、
 株高の流れが継続。もっとも、このところ上昇してきた後ということもあり、
 週末を前にしたポジション調整の動きに、朝方わずかながら前日比マイナス
 圏を付けるなどの動きも見られた。

 年初来でプラス圏に浮上してきたことで、新型コロナウイルスからの経済の
 再開を期待しての株の買い戻しに一服感が出ていた面も。

 もっとも基調はまだしっかり。すぐに買い戻しが入ってプラス圏回復すると、
 午後は一段高となり、夕方に一時28733.35ドルまで。引けにかけて
 少し調整も、地合いの強さを感じさせる展開となった。

 ダウ平均採用銘柄では、今週いっぱいで採用銘柄から外れるエクソンモービル
 とレイセオンが2%を超える上昇。インテル、マイクロソフトなどのハイテク
 関連、コカ・コーラ、ウォルマート、ディズニーなどもしっかり。昨日大きく
 上昇したトラベラーズに調整売り、ウォルグリーンなども安い。

 ナスダックは反発もGAFA銘柄はまちまち。エヌビディアが4%を超える
 大幅高も、朝方強かったテスラが1%超の下げ。SNS関連ではツイッターが
 上昇もフェイスブックは軟調という展開。

 その他銘柄で、半導体メモリーのウェスタンデジタル、クルーズ関連のカーニ
 バル、ノルウェージャンクルーズなど強い。グローバルECのイーベイは売り
 が目立った。
 https://fx.minkabu.jp/news/156256 

4.NY市場、原油先物10月限、金先物12月限 各結果(8/28)

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=42.97(-0.07 -0.15%)

 NY原油は期近が小幅安。ハリケーン「ローラ」の影響は軽微の見方から動意
 薄の展開。閉鎖されていた石油施設が順次稼働を開始される見込みで供給懸念
 が解消されつつあるなか、被害が軽微だったことで、今後の需要懸念も大きく
 ならなかったため、週末を控えて玉整理中心にもみ合いとなった。ドル安や米
 株高を映して、小幅プラス引けする限月が多くなったが、商いの多い期近2本
 は小幅安で引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/156264

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1974.9(+42.3 +2.2%)

 金12月限は急反発。時間外取引では、ドル安を受けて買い優勢となり、30ドル
 を超える上げ幅を維持して推移。日中取引で、序盤の取引で上げ幅を削る場面
 が見られた。

 しかし前日、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演でインフレ容認
 を示し、米国の長期金融緩和政策の維持が確認されたことや、ドル安を背景に
 買い意欲は強く、再上昇。後半から終盤の取引も月末を控えた利食い売りを
 吸収し。 40ドルを超える上げ幅を維持して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/156262


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8月第4週 相場展望と予定

2020-08-23 23:57:31 | 相場展望

    歓迎カエル
8月第3週の日経平均は、3週ぶり下落して節目23000円台を割り込み
終了した。お盆休み明け週は、海外投資家の夏期休暇中でもあり、参加者が
限られる中で、商い細り、手掛かり難であった。

NY市場は、週前半は、ハイテク分野での米中対立がある中、FOMCでの
議事録で先行き経済見通しが、保守的な内容であり、やや軟調な展開だった。
ただ、週後半にかけアップルの好決算、新型コロナのワクチン早期開発の他、
経済指標の好転もあり、ナスダックは、高値更新の動きとなっている。


結局、日経平均は週間で369円下落(↓1.58%)22920円でした。

さて、8月第4週(8/24~8/28)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場はダウが堅調、ナスダックが高値更新。引き続き、追加経済
対策やワクチン開発への期待、NY株式市場は、大統領選までは、底堅い動き
を継続した格好。

今週は、休暇明けする機関投資家等も少しづつ市場に戻って、商い膨らみが
想定され、中・小型株の活躍が期待されるところ。

国内は、決算も一巡。4月/5月が景気の底と見れば、景気敏感株やハイテク
株の動きが注目されます。また、安倍首相の健康状態も注視する必要あります。

海外は、米で、8/27パウエルFRB議長発言や、米中対立リスクが燻る中、
トランプ陣営の動きに注目です。

国内は、第2波がピークアウトし、新型コロナ感染拡大の高止まりと判断できる
様だと投資マインドが上昇するかもしれません。

日経平均、8月第4最週(8/24~8/28)22800円 ~23500円
程度を想定しています。

1.8月第4週(8/24~8/28)主なイベントと予定
 8/24
 日本 安倍首相、連続在職日数2799日で歴代単独1位
 日本 ASTI 決算
  米 共和党全国大会(~8/27)
 NZ 第2四半期小売売上高
 NZ 首相、オークランドのロックダウン延長するか否か判断
   独  
 8/25 
 日本 INV、JHR 各決算
    日本 インターファクトリー IPO
  米 7月新築住宅販売件数
  米 8月消費者信頼感指数
    米 セールスフォース、ベストバイ、ノードストローム 各決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、パネル討論会参加
  独 8月IFO企業景況感指数
 8/26
 日本 リクルート、アイフリーク、水道機、タカショー 各決算
  米 7月耐久財受注
  米 国債入札 2年債(500億ドル)
         5年債(510億ドル)
 8/27
 日本 8月月例経済報告
 日本 7月工作機械受注
 日本 DMG森精機、コスモ工電、凸版印、DyDo、明星電、ルックHD 
    各決算
  米 第2四半期GDP改定値
  米 新規失業保険申請件数(~8/22までの週)
  米 ダラー・ゼネラル、HP、ダラー・ツリー、ギャップ 各決算
  米 パウエルFRB議長、金融政策の枠組み見直しについて講演(ジャクソン
            ホール)
  米 国債入札 7年債(470億ドル) 
  米 カンザスシティー連銀年次シンポジウム(~8/28、ジャクソンホール
            会合)
 中国 7月工業利益
 8/28
 日本 ブロメディア、FIG、三城HD、曙ブレーキ、PSS、テラ、
            アイ・ケイ・ケイ、グロバル社、大和コン、キタック 各決算
  米 7月個人所得/個人支出
  米 8月シガン大学消費者マインド指数
  英 ベイリー英中銀総裁、カンザスシティー連銀年次シンポジウムで講演
  独 9月GFK費者信頼感

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/21)
 今日のNY為替市場はドルの買い戻しが優勢となり、ドル円も買い戻し
 された。朝方発表の一連の米経済指標が予想を上回る内容だったことから、
 ドル円は一時106円台まで上昇する場面も見られた。ただ、全体的に
 きょうの市場は様子見の雰囲気が強く、ドル円は106円台を駆け上がる
 勢いまではない。

 7月の米中古住宅販売件数が予想を上回ったほか、その前に発表になった
 米PMIのデータが予想を上回ったことでドル買いが加速。米PMIは
 ユーロ圏のPMIが予想を下回ったことから、米国も注目が集まっていた
 が、予想を上回ったことでドル買い戻しに拍車がかかった格好。

 ドルは6月中旬以来、週足で9週間ぶりの陽線となってる。今週FOMC
 議事録をきっかけにドル安の動きが一服した。議事録でFRBはイールド
 カーブコントロール(YCC)に消極的な姿勢を強調した事から追加緩和
 期待が後退したほか、感染拡大で景気先行きに慎重姿勢を示したことも、
 逆にリスク回避のドル買いに繋がった模様。夏休みシーズンで全体的に
 市場参加者も少ない中、ドル安に過熱感も高まっていた事から、ちょうど
 よい買い戻しのきっかけとなったようだ。

 ユーロドルは1.17ドル台半ばまで一時下落。一時21日線を割り込ん
 でおり、来週以降の動きが警戒される。この日のユーロ圏PMIについて
 市場からは、都市封鎖解除に伴う初期のV字回復が消えつつある事を示唆
 しており、今後パンデミック前の水準を下回る状態が最低でも数年間続く
 公算が大きいとのハト派な指摘も聞かれた。ドイツなど主要国でも感染が
 再拡大しており、場合によって景気後退も有り得る明白なリスクを示して
 いるという。

 ポンドドルも売りが強まり、1.30ドル台に下落。一時1.30ドル台
 半ばま下落し、本日高値1.32ドル台半ばから、200ポイント近くの
 下落も見られた。ただ、この日の英PMI及び、英小売売上高は予想を上
 回る内容となってた。しかし、ポンドの買いは続かず、ユーロドルの下げ
 に連れ安した格好。

 今週の英国とEUとの貿易交渉がこの日終了した。ほとんど進展が見られず、
 双方は合意成立の可能性について懐疑的な見方を示している。バルニエEU
 首席交渉官は「現段階で英国とEUが合意できる公算は小さい様に思われる」
 と述べたほか、「逆に後退しているように感じることがあまりに多かった」
 とまで語っている。

 ドル安の流れの中で市場はまだ、EUとの貿易交渉のリスクをやり過ごして
 いる印象だが、ポンドが下値模索を強めるムードになれば、大きなリスクと
 して意識されそうだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/155477

 米国債利回り
 2年債        0.145(+0.004)
 10年債      0.635(-0.016)
 30年債        1.348(-0.036)
 期待インフレ率    1.641(+0.014)
          ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米経済指標は
 予想を上回る内容だったものの、反応は一時的で、利回りは低下している。
 来週はFRBのシンポジウムが予定され、パウエルFRB議長の講演が控
 える中で、米国債利回りは下げが続いている。
  
 10年債利回りは0.62%台に一時低下し、30年債は一時1.34%台
 まで一時低下した。
 2-10年債の利回り格差は+49(前営業日+51)。
 https://fx.minkabu.jp/news/155476

3.NY株式市場、結果(8/21)
 NY株式21日
  ダウ平均      27930.33(+190.60 +0.69%)
  S&P500       3397.16(  +11.65 +0.34%)
  ナスダック     11311.80(  +46.85 +0.42%)
  CME日経平均         22905     (大証比:+5 +0.02%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続伸。朝方発表になった7月の米中古
 住宅販売件数が予想を上回ったほか、その前に発表になった米PMIの
 データが予想を上回ったことがサポートとなった。米PMIは欧州PMI
 が予想を下回る内容だったことから、米国にも警戒感が出ていたようだ。

 ただ、全体的に様子見の雰囲気が強い。失業給付上乗せ措置が期限切れに
 なってもなお、追加経済対策を期待して米株式市場は、IT・ハイテク株
 中心に上値追いを続け、ナスダックやS&P500は最高値を更新。その
 追加経済対策が待たれるところではあるが、与野党の対立が一向に出口を
 見せない中で、市場も上値追いに慎重になっている面もあるようだ。ペロシ
 米下院議長の発言から民主党が若干スタンスを緩和させている兆候も見せて
 いる。しかし、対策が景気浮揚に不十分な内容になるのではとの受け止めも
 あるようだ。

 今日はアップルの上昇がダウ平均をサポート。時価総額が2兆ドルを突破し、
 きょうの上げで2.12兆ドルまで拡大している。特段の買い材料も見当た
 らないが、先日発表した1対4の株式分割の権利発生が24日(月)の取引
 終了時点の株主にあることから、それに絡んだ買いが活発に入っているとの
 指摘も聞かれる。なお、株式分割後ベースの取引は8月31日に始まる。

 全体的に様子見の雰囲気の中、IT・ハイテク株もまちまちな動きを見せる
 一方で、エネルギーや銀行株は相変わらず軟調な動きが続いている。

 ダウ採用銘柄ではアップルのほか、ナイキ、ジョンソン&ジョンソン、キャ
 タピラーが上昇した他、ファイザー、ウォルマート、マクドナルド、ホーム
 デポも買われた。一方、ボーイング、レイセオン、エクソンモービルが下落。

 ファイザーはドイツのバイオンテック社と共同開発している、新型ウイルス
 向けワクチン候補「BNT162b2」の審査を10月にも当局に申請する
 意向だと説明した。

 ナイキはスポーツ用品小売の決算が好調だったことが好感されている模様。

 ナスダックも上昇。アップルの上げがサポートしたほか、エヌビディアが
 最高値更新。AMD、テスラも上昇した。一方、アマゾン、マイクロソフト、
 フェイスブックが下落。

 農機具のディアが上昇。5-7月期決算(第3四半期)を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の売上見通しも主力の農機が、
 10%の減収ではあるものの上方修正している。

 モバイル向けソフトウエア開発のモバイルアイアンが大幅高。身売り可能性
 を含む様々な選択肢を模索しているとの報道が伝わった。

 スポーツ用品販売のフットロッカーが上昇。5-7月期決算(第2四半期)が
 予想を上回った。取締役会は1株0.15ドルの四半期配当を復活させる事を
 承認。

 電動リフトなど運搬機器用燃料電池システムを開発するプラグ・パワーが下落。
 シトロン・リサーチ社がツイッターで、同社株は7ドルに下落するとツイート
 した。
 https://fx.minkabu.jp/news/155472

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/21)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=42.34(-0.48 -1.12%)

 NY原油は続落。終値の前営業日比(速報値)、期近2限月が前日比0.48
 ~0.47ドル安。その他の限月は0.48~0.15ドル安。

 マークイットが発表した8月の購買担当者景気指数(PMI)が強弱まちまち
 だったことが重しとなった。7月から8月にかけて米国ではPMIが一段と
 改善したものの、ユーロ圏では失速した。新型コロナウイルスの世界的な流行
 が続くなかで、企業心理の回復は一様ではない。内戦が続いていたリビアで
 停戦が発表されたことも圧迫要因。

 時間外取引で10月限は下落。通常取引開始後は一段安となり41.46ドル
 まで下げた。ただ、引けにかけては下げ幅を縮小した。
 https://fx.minkabu.jp/news/155473

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1947.00(+0.50 +0.03%)

 金12月限は小反発。新型コロナウイルスの世界的な流行が収まらず、景気
 見通しが不透明であることから、安全資産の需要は根強かった。ただ、今月
 前半で上昇傾向が一巡した後は調整局面が継続。ドルの買い戻しが優勢だっ
 たことやマークイットが発表した8月の米購買担当者景気指数(PMI)が
 さらに改善したことが上値を抑えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/155474



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8月第3週 相場展望と予定

2020-08-16 23:58:17 | 相場展望

    歓迎カエル
8月第2週の日経平均は、続伸して節目23000円台を回復した。
NY市場は、トランプ政権の追加経済支援策をめぐる動きや新型コロナ対応
ワクチン開発期待があり、週を通して米株が堅調で、円高一服となった事が
日経平均の追い風となった格好。お盆週も大きく上昇、週末に約2か月ぶり
新型コロナ後の高値水準に戻し、23000円台を回復して終了した。

結局、日経平均は週間で959円上昇(↑4.30%)23289円でした。

さて、8月第3週(8/17~8/21)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場はダウが底堅く堅調であった。高値追いしてたナスダック
さすがに上昇一服も、引き続き、追加経済対策やワクチン開発への期待、また、
決算も予想ほどは悪くなかった事で、NY株式市場は、上値追いの動きを継続
させた格好。

今週は、国内はお盆休み明けで、機関投資家等も少しづつ市場に戻ってくる。
国内は、決算も一巡し、8/17に第2四半期GDP速報値があります。年率
換算30%ダウンとなっても、4月、5月が景気の底と見れば、景気敏感株や
半導体関連の動きが焦点になりそうである。

また、物色に広がりが見え、好業績株の選別物色も継続する展開になりそうだ。

海外は、米で8/17の8月NY連銀製造業景気指数、民主党全国大会の動きや、
それをけん制するトランプ陣営の動きに注目です。8/19は、FOMC議事録
8/20の7月景気先行指数や新規失業保険申請件数(8/15日までの週)と
8/21の8月製造業PMI速報値などに注目です。

新型コロナ感染拡大の高止まりと、重篤患者の伸びの抑え込み確認ができる様
だと、感染爆発の恐怖も抑えられ、投資マインドが良化するかもしれません。

日経平均、8月第3最週(8/17~8/21)は22800円 ~23600円
程度を想定しています。

1.8月第3週(8/17~8/21)主なイベントと予定
 8/17
 日本 第2四半期GDP速報値
 日本 6月鉱工業生産
 日本 フォーバル、日本ビルF、ビジョン、フロンテアRE 各決算
  米 6月対米証券投資
  米 8月NAHB住宅市場指数
  米 8月NY連銀製造業景気指数
  米  民主党全国大会(ウィスコンシン州、~8/20)
  米 JDドットコム決算
 8/18
 日本 あいHD、国際計測 各決算
  米 7月住宅着工件数
  米 ウォルマート、ホーム・デポ、コールズ 各決算
  世 OPECプラス主要閣僚、オンライン会合
 8/19 
 日本 6月機械受注
 日本 北川精機、玉井船 各決算
  米 FOMC議事録(7/28~29日開催分)
  米 エヌビディア、ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
  米 ハリス氏、米副大統領候補の指名受諾演説
  英 7月消費者物価指数
 8/20
 日本 7月コンビニエンスストア売上高
 日本 藤久、Jエクセレント、グリー 各決算 
 日本 ニューラルポケット IPO
  米 7月景気先行指数
  米 新規失業保険申請件数(8/15日までの週)
  米 アラガン 決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、オンライン講演
  米 バイデン氏、米大統領候補の指名受諾演説
  ト  トルコ中銀政策金利
 8/21
 日本 7月消費者物価指数
 日本 8月製造業PMI
 日本 VT HD  決算
  米 8月製造業PMI速報値
  米 7月中古住宅販売件数
  米 ディア 決算
  独 ドイツ製造業PMI速報値
 EU 8月ユーロ圏製造業PMI速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/14)
 NY時間の終盤に入って、ドル円は106円台半ばでの値動きが続いている。
 今日のNY為替市場でドル円は戻り売りから106円台半ばに下落している。
 今週は何度か107円台に乗せたものの、上値を拒まれている格好。全体的
 にドル売りのれが続く中で、きょうは株高・円安の動きが一服しており、ドル
 円を軟調にしているようだ。

 この日の米小売売上高が予想を下回ったこともドル円を圧迫。ただ、自動車や
 建材を除けば、予想を上回っており、さほど弱い内容でもない。7月末で週
 600ドルの失業給付上乗せ措置が一旦終了した中で市場からは、きょうの
 米小売売上高は米個人消費の先行きに不安を示す内容との見方も出ているが、
 失業中の米国民が多い中で、自動車や建材といった大物消費財迄は購入意欲は
 高まらないものと思われる。

 追加経済対策では、依然として与野党の対立が続いて、協議自体がストップ
 している状況。共和党からは1兆ドル規模の提案が出ているのに対して、民主
 党側は3兆ドル規模の提案を行っている。きのう民主党のペロシ下院議長は
 「共和党が2兆ドルの提案を持って来れば協議に戻る」と語っていた。

 市場では、いずれ成立すると楽観的だが、依然として議論が行き詰まる中で、
 市場も慎重になっているものと見られる。

 なお、ロイター通信が、明日予定していた米中貿易合意の6ヵ月検証を延期と
 伝えた。新たな日程は設定されていないという。ただ、為替市場の反応は限定
 的となっている。

 一時104円台前半まで下落したドル円は8月に入って買い戻しが続き、21
 日線も回復している。ただ、107円台、そして、107円台前半に来ている
 100日線に慎重なようだ。

 全体的に様子見が強まる中、ドル安は根強く、ユーロドルは買いが優勢。今週
 調整の動きから1.17ドル割れを試す動きも見られたものの、1.17ドル
 台維持され、きょうは1.18ドル台に戻している。

 ユーロドル上向きのトレンドを持続してるが、この先3ヵ月以内1.15ドル
 まで下落するとの見方も出ている。第3四半期のデータが更に出始めれば、
 市場の楽観的な見方は後退し、それがドル買い戻しを誘発する可能性があると
 いう。

 ただ、9月に流動性が通常の水準に戻るまでは、フラットな展開が続くとも
 言及してる。目先は前日高値1.1865ドルと、直近高値1.19ドル台
 前半が上値メドとして意識される。

 ポンドドルも朝方に1.3140ドル近辺まで上昇する場面が見られたものの、
 その後1.30ドル台に伸び悩む展開となってる。この日英政府がフランスや
 オランダから入国者に対し14日の隔離を義務化すると発表し、英株は大幅安
 となっていたもののポンドの反応は限定的だった。

 チャート的には更なる上値を期待できそうな形状ではあるが、市場からはポンド
 に対するネガティブな見方は多い。先日発表になった第2四半期の英GDPは
 前期比20.4%の急減と主要国で最悪となったが、この影響はまだ政府や企業
 への影響に留まっており、今後、労働市場を通じて家計に表れてくると指摘も
 聞かれる。
 
 政府の対策でまだ、雇用は保たれているが、10月にそのスキームが切れると、
 雇用は少なくとも150万人減少するとの試算も出ているようだ。 
 https://fx.minkabu.jp/news/154695

 米国債利回り(NY時間16:34)
  2年債        0.145(-0.018)
  10年債      0.709(-0.011)
  30年債      1.444(+0.016)
  期待インフレ率  1.655(-0.022)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。前日は米30年債入札が低調
 だったことから、利回りは上昇したものの、きょうは様子見気分も広がる中、
 その動きも一服していた。この日発表された7月の米小売売上高が市場予想を
 下回ったことも利回りを押し下げた。

 10年債利回りは0.7%を一時下回る場面もみられた。30年債は上昇して
 いる。
 2-10年債の利回り格差は+57(前営業日+56)とスティープ化が続いて
 いる。
 https://fx.minkabu.jp/news/154701

3.NY株式市場 結果(8/14)
 NY株式14日
  ダウ平均     27931.02 (+34.30 +0.12%)
  S&P500      3372.85 (   -0.58 -0.02%)
  ナスダック    11019.30 ( -23.20 -0.21%)
  CME日経平均  23155    (大証比:-125 -0.54%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は横ばい。朝方は続落して始まったものの、
 売りが一巡すると下げ渋る動きも見られた。序盤は取引開始前に発表になった
 7月の米小売売上高が予想を下回ったことで株式市場も上げを一服させた様だ。
 ただ、下押す動きまでは見られ、ぞの後は買い戻しも見られている。

 追加経済対策やワクチン開発への期待、そして、決算も予想ほどは悪化しなか
 った事で、安心感から株式市場は再び上値追いの動きを見せていた。しかし、
 追加経済対策で与野党の対立が続いており、議論自体がストップしている状況。
 共和党から1兆ドル規模の提案が出ているのに対して、民主党側は3兆ドル
 規模の提案を行っている。昨日民主党のペロシ下院議長は「共和党が2兆ドルの
 提案を持って来れば協議に戻る」と語っていた。

 市場は、いずれ成立すると楽観的だが、依然として議論が行き詰まる中で、上値
 に慎重になって来ているものと見られる。

 なお、この日の米小売売上高は予想を下回る内容だったが、自動車や建材を
 除けば、予想を上回っていた。7月末で失業給付の上乗せが一旦終了した中で、
 市場からは、米個人消費への先行きに不安を示す内容との見方も出ているが、
 失業中の米国民が多い中で、自動車や建材といった大物消費財までは購入意欲は
 高まらないものと思われる。

 IT・ハイテク株には利益確定売りが出て、ナスダックは下げたものの、その他
 のセクターは強弱まちまちといった状況。きょうの市場は全体的に様子見気分が
 強かったようだ。

 ダウ採用銘柄ではP&G、トラベラーズ、キャタピラーが軟調に推移した他、
 ビザ、アップルも売られた。一方、ウォルグリーン、ボーイング、ダウインク、
 インテルが上昇。

 ナスダックは反落。アップル、アマゾン、アルファベット、AMDが下落した
 ほか、シスコシステムズが続落。一方、テスラ、エヌビディアが上昇。

 テスラは3日続伸。複数のアナリストから投資判断引き上げが伝わった。
 ワクチン開発のノババックスが続伸。英政府が同社のワクチン候補「NVX-
 CoV2373」を6000万回分購入することで合意したと伝わった。

 半導体製造装置のアプライドが上昇。5-7月期決算(第3四半期)が予想を
 上回ったほか、8-10月期も強気な見通しを示した。

 動画配信サービスを手掛ける中国のアイチーイーがNY市場で大幅安。前日
 引け後に米証券取引委員会(SEC)による調査を受けていることを明らか
 にした。

 百貨店のディラーズが大幅高。5-7月期決算(第2四半期)を発表して、
 パンデミックの影響で売上高が35の%大幅な減収となり、1株損益も赤字
 だったものの、赤字は予想の10分の1以下に留まったことが好感されてる。

 医薬品の流通を手掛けるマケッソンが上昇。米政府によるワクチン配布のため
 に同社が政府と協力することが明らかとなった。トランプ大統領が会見の中で
 述べた。

 メディア大手のバイアコムCBSが上昇。今週、創業者のレッドストーン氏が
 死亡したが、それをきっかけにアクティビスト(物言う株主)が同社の改革を
 求めて行動するのではとの憶測が広がっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/154698

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/14)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=42.01(-0.23)

 NY原油は小幅続落。ややドル安に振れたものの、新型コロナウィルスによる
 需要減退懸念が根強いなか、欧州株が軟調で米株も上値が重かったため、支援
 材料難の様相となり、上値が重くなった。ただ、値動きは大きくなく、こう着
 商状となった。

 米国の時間帯の後半に米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数の減少した事
 が報じられ、さらにロイター通信が、今後中国向けの米国の原油輸出が増加する
 見込みと報じたことで、安値からは下げ幅を縮小した。
 https://fx.minkabu.jp/news/154699

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1949.80(-20.60 -1.05%)

 金12月限は反落。時間外取引では、予想外に減少した中国の小売売上高を受け
 て押し目を買われる場面も見られたが、調整局面に対する警戒感から戻りは売ら
 れた。
 日中取引では、ドル安が下支えになったが、買い一巡後は手じまい売りなどが
 出て軟調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/154697


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8月第2週 相場展望と予定

2020-08-09 23:55:30 | 相場展望

    歓迎カエル
8月第1週の日経平均は、反発して節目22000円台を回復した。
週末のNY市場、好決算を発表したアップルが大きく上昇。また週明けの米は
追加財政政策期待や予想を上回る経済指標を好感してナスダックが高値更新。

その流れで日経平均は、前週末の下げ過ぎ629円を埋める8/3に485円
8/4に378円上昇して、22000円台を回復。その後、ネガティブ決算
を発表した銘柄や新型コロナウイルス全国的な拡大が重石となり、週末にかけ
微減を続けて終了した。

結局、日経平均は週間で619円上昇(↑2.86%)22329円でした。

さて、8月第2週(8/10~8/15)主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場はダウが6日続伸となり、週明けNY市場が堅調なら、3連休
明け日経平均は、反発からスタートも期待できる。

今週は、国内は盆休みに入り、熱中症警戒アラートが毎日発令される週になり
そうである。東証一部の決算ピークは過ぎたが、マザーズ決算ピークを迎え、個人
主体の中・小型株が同意づきそうである。

海外は、米で週末の小売売上高や中国での経済指標の発表が注目されます。

新型コロナ感染拡大の動きが鈍くなるようだと、好決算を発表する中・小型株に
資金が集まりそうである。

また、日本での決算発表を通過した、思った程悪くない企業決算で、売られ過ぎ
銘柄の再評価につながるか、注目しています。

経済回復の期待感とコロナウイルス第2波懸念の高止まりで、個人投資家の投資
マインドが上がるか期待したい。

日経平均、8月第2最週(8/10~8/14)は22050円 ~22750円
程度を想定しています。

1.8月第2週(8/10~8/15)主なイベントと予定
 8/10
 日本 休場(山の日祝日)
  米 6月求人件数
  米 マリオット 決算
 中国 7月消費者物価指数
 中国 7月生産者物価指数
 8/11
 日本 6月国際収支
 日本 7月景気ウォッチャー調査
 日本 DIC、加藤産業、石油資源、BML,能美防、メニコン、ショーボンド
    大気社、森永果、マツキヨ、GMOPG、日産化学、日本新薬、ロート
    楽天、日製鋼、荏原、東芝テック、アルバック、堀場製、IHI、ワーク
    マン、ヤオコー、ソニーFH、住友不、NTT、GMO、ソフトバンク 
    各決算
  米 7月生産者物価指数
  米 国債入札 3年債(480億ドル)
  米 サンフランシスコ連銀総裁、オンライン討論会参加
  英 7月失業率
  独 8月ZEW景況感指数
 8/12
 日本 7月工作機械受注
 日本 雪印メグ、クラレ、住友林、エネオス、森永乳、明治HD、東映、日揮
    パーソルHD、マクドナルド、チェンジ、昭和電、フリー、トレンド
    太平洋セ、JFE、CKD、横河電、パンパシ、東急、セコム、サンドラ
    カネカ、第一生命、コカ・コーラ、阪急阪神 各決算
  米 7月財政収支
  米 7月消費者物価指数
  米 シスコシステムズ 決算
  米 国債入札 10年債(380億ドル)
  米 ダラス連銀総裁、質疑応答
  米 ボストン連銀総裁、オンライン講演
  米 サンフランシスコ連銀総裁、オンライン討論会参加
 NZ 中銀政策金利
  英 第2四半期GDP速報値
 8/13
 日本 マブチ、光通信、三菱商、すかいHD、ラクス、ケネディクス、電通G、
    サイボウズ、エンJPN、富士フィ、富士ソフト、JMDC、三谷商 
    各決算
  米  7月輸入物価指数
  米 新規失業保険申請件数(~8/8迄の週)
  米 アプライド・マテリアルズ、タペストリー 各決算
  米 国債入札 30年債(260億ドル)
  豪 7月雇用統計
 8/14
 日本 オ‐プンハウス、オプティム、日ペイン、Dガレージ、日電子、シチズン
    アサヒインテック、BASE、コスモエネ、オイラ大地、アルテリア 
    各決算
  米 7月小売売上高
 中国 7月小売売上高
 中国 7月鉱工業生産
 香港 第2四半期GDP
 8/15
  米 国債償還 3年債(312億ドル)
        10年債(678億ドル)
        30年債(214億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/7)
 今日のNY為替市場はドル買い戻しが優勢となり、ドル円も買い戻しが
 優勢となった。一時106円台に上昇する場面もみられている。この日は
 米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)は176.3
 万人増と予想を上回った。失業率も10.2%に低下した。労働市場の改善
 を示す内容ではあったが、改善のペースが鈍化した事に懸念も示されている。

 米労働市場の回復基調を示唆したというよりも、「7月は弱さを見せなかっ
 た程度」との指摘も出ていた。

 トランプ大統領がきのう、国家安全保障上のリスクを理由に、TikTok
 を運営するバイトダンスと、WeChatを運営するテンセントとの取引を
 禁じる大統領令に署名したことで、米中対立への懸念が強まっている。また、
 米追加経済対策は依然として協議が難航しており、失業給付の上乗せで意見
 の隔たりが大きいようだ。

 為替市場では、このところのドル安に過熱感も出ており、夏休みシーズンの
 中での米雇用統計の通過ということもあり、ひとまず、ドルショートのポジ
 ション調整が出ていたものと思われる。ドル円については106円台に一時
 上昇したが、ドル安期待は根強く、上値での売り推奨の声も聞かれる。

 ユーロドルは戻り売りが優勢。米雇用統計の発表直後は買いも見られていたが、
 直ぐに上値を抑えられたことで、逆に戻り売りを強めたようだ。1.18ドル
 ちょうど付近の買いも吸収し、一時1.1760ドル近辺まで下げ幅を拡大。

 先月からの急上昇でユーロドルはすでに過熱気味になっており、週足ベース
 では先週までで6週間連続での陽線だった。過熱感を測るRSIも一時80台
 まで上昇するなど、かなり過熱感も出ている。ここにきて買い疲れも出ている
 のかもしれない。もし、しばらく調整が続くとすれば、21日線までの下落も
 想定される。その場合、1.16ドル台への下落の可能性もありそうだ。 
 
 本日の21日線は1.1620ドル付近に来ていた。ただ、米経済の回復に
 不透明感が出ていることや、米大統領選も混沌とする中で、ドルを強気で見て
 いる向きは少なく、ユーロドルの下値は買いの好機との見方も根強い。

 ポンドドルもきょうは利益確定売りに押され1.30ドル台前半まで一時下落。
 ただ、1.30ドル台は維持され、1.30ドル台半ばまで戻す展開となった。

 来週は4-6月期の英GDPが発表され、歴代最悪の前期比20.5%のマイ
 ナス成長が見込まれている。第1四半期は2.2%のマイナス成長だったこと
 から、2四半期連続でのマイナス成長となる。予想通りであれば、スペインの
 18.5%を超え、欧州ではパンデミックの影響を最も深刻に受けた国の1つ
 となりそうだ。前日は英中銀金融政策委員会(MPC)後ベイリー英中銀総裁
 がマイナス金利に否定的なコメントを述べていたが、市場ではなお、その期待
 が根強く、EUとの貿易交渉を含めた今後の情勢の進展次第で、マイナス金利
 への期待が早々に復活する可能性は高いとみる向きも少なくない。
 https://fx.minkabu.jp/news/153977

 米国債利回り
  2年債        0.127(+0.012)
  10年債      0.564(+0.028)
  30年債      1.233(+0.035)
  期待インフレ率  1.619(-0.001)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日の米雇用統計が予想を
 上回ったことから、利回りは上昇している。また、来週の四半期定例入札を
 控えて、売る動きも見られ、利回りは後半にかけても上昇した。発行額は
 過去最高の1120億ドルが予定されている。

 10年債利回りは0.56%台に上昇したほか、2年債も0.12%台に
 上昇。
 2-10年債の利回り格差は+44(前営業日+42)。
 https://fx.minkabu.jp/news/153976

3.NY株式市場 結果(8/7)
 NY株式7日
  ダウ平均     27433.48(+46.50 +0.17%)
  S&P500      3351.28( +2.12 +0.06%)
  ナスダック    11010.98(-97.09 -0.87%)
  CME日経平均   22440    (大証比:+100 +0.45%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は6日続伸。終盤になって下げ幅を取り
 戻す動きが強まった。取引開始前に発表になった7月の米雇用統計は
 予想を上回る内容だったものの、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが
 大きく鈍化したことから、株式市場はそれ自体へのポジティブな反応は
 見せていない。今回の米雇用統計については、米労働市場の回復基調を
 示唆したというよりも、「7月は弱さを見せなかったという程度」との
 声も聞かれる。

 トランプ大統領がきのう、国家安全保障上のリスクを理由に、Tik
 Tokを運営するバイトダンスと、WeChatを運営するテンセント
 との取引を禁じる大統領令に署名したことで、米中対立への懸念が強
 まっており、株式市場の重石となっているようだ。

 前日は追加経済対策への期待感から後半に買い戻しが強まったが、依然
 として協議は難航。ムニューシン米財務長官はトランプ大統領に大統領
 令を発令するよう提言するつもりだと述べていた。
 週600ドルの失業給付上乗せ措置で、なお意見の隔たりが大きいようで、
 今回の微妙な米雇用統計がそれにどう影響するか注視される。

 決算も峠を越え、市場は次の動向待ちといった雰囲気が強い。今回の
 決算はS&P500企業のうち82%が予想を上回る利益を発表した。

 パンデミックで事前の予想自体がかなり低く見積もられていた面が大きい。
 平均では予想を22%上回っており、予想からの上方乖離という点では
 過去最良となった模様。

 米経済の早期回復期待は後退しているものの、大規模な金融緩和や財政刺
 激策が引き続き、株式市場の下値を支えている。IT・ハイテク株は高値
 警戒感もあり利益確定売りに押されたものの、下値では押し目買いも旺盛
 に入るようだ。

 ダウ採用銘柄ではアップル、マイクロソフト、インテルが下落したほか、
 ボーイング、シェブロン、エクソンモービルが軟調。一方、トラベラーズ、
 アメックス、JPモルガンが上昇しているほか、レイセオン、3M、ベライ
 ゾンが買われた。

 ナスダックは下落。アップル、テスラ、マイクロソフト、アマゾンなど主力
 株は 概ね利益確定売りに押されている。一方、フェイスブックが上昇した
 ほか、きのう下落のロクが反発。

 TモバイルUSが上昇。4月にスプリントとの合併を完了し同社の顧客を
 取り込んだことで、プリペイド方式を合わせた全体のモバイル契約者数は
 9830万人に増え、AT&Tを抜いて全米第2位となった。

 ウーバー・テクノロジーズが下落。4-6月期決算(第2四半期)を発表して
 おり、運転手や飲食店への支払いなどを差し引く前の取扱高であるグロス
 ブッキングが35%減少し、予想も下回った。

 医薬品のバイオジェンが大幅高。日本のエーザイと共同開発しているアルツ
 ハイマー薬「アデュカヌマブ」がFDAの優先審査に指定されたと発表した

 クラウドでの共有ファイルを手掛けるドロップボックスが下落。決算は予想
 を上回ったものの、更に力強い決算を期待していた投資家からは不満の声も
 出ていたようだ。

 UPSやフェデックスといった宅配業者の上げが目立った。宅配便業者は、
 パンデミックによって拍車がかかった荷物を抑制するため、ホリデーシー
 ズンの追加料金を引き上げると発表した。
 https://fx.minkabu.jp/news/153974

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/7)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=41.22(-0.73 -1.74%)

 NY原油は時間外取引から小幅安で推移。日中取引は7月の米雇用統計で
 事前予想より強気の数字が発表されたことから利食い売り先行ムードとな
 った。
 米国株が場中、反落したことも利食い売り要因となった。ただし期近の
 9月限は41ドルが支持線となり、下値の堅さを示した。なお米株式市場は
 ニューヨークダウが終盤に買い優勢となり、小高く引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/153979

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=2028.00(-41.40 -2.00%)

 金期近12月限は反落。時間外取引では、7月の米雇用統計の発表を控えて
 上げ一服となり、小反落。日中取引では7月の米雇用統計が事前予想より
 強気の数字となり、ドル高となったことから利食い売りが先行し、修正
 安場面を迎えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/153978


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8月第1週 相場展望と予定

2020-08-02 23:55:33 | 相場展望

    歓迎カエル
7月最終週の日経平均は、3週間ぶりに大幅下落し節目22000円台を割り
込んで終了した。NY市場は、FOMC、第2四半期GDP速報値など米国内
主要イベントを経て、新型コロナウイルス第2波が米国で強まってきている事
への警戒感が改めて広がってきており、週末前まで軟調であった。

国内は、円高と企業決算の不調さが目立ち、また感染者拡大も広がりを見せて
週末の東京市場は、米GDP年換算33%減の報道も加わり、600円超下落
して、節目22000円台を割って終了した。

結局、日経平均は週間で1041円下落(↓4.58%)21710円でした。

さて、8月第1週(8/3~8/7)主なイベントと予定は下記の通りです。

週末のNY株式市場は、悪化のGDPを嫌気した大幅下落で始まったが、次の
四半期は、経済再開効果も表れるとの期待から買い戻しも入り、週末上昇して
終了した。経済活動再開による先行き期待も、感染者拡大から抑制のため経済
ブレーキを踏む懸念がある中、国内は、過度にマイナス反応したことになった。

実質8月週に名入り、週明けの日経平均は、買い戻しギャップアップアップ
からスタートしそうである。

また、日本での決算発表が本格化して、思った程悪くない企業決算は、再評価
される値動きも想定されます。

今週は、日欧米の決算の本格化し、国内で新型コロナ感染者増が想定内ならば
リスクオンの買い戻し上昇につながりそうである。

経済回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の本格化で、国内は、国民の不安
を払拭する政府与党の説明(感染拡大の抑止策と経済の両立)があるかポイント。

日経平均、8月第1最週(8/3~8/7)は21750円 ~22550円程度
を想定しています。

1.8月第1週(8/3~8/7)主なイベントと予定
 8/3
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 7月製造業PMI
 日本 大林組、エーザイ、トーソー、三菱重工、マルハニチロ、キッコーマン
    ハウス食、ニチアス、スズキ、花王、JAL、ドコモ、カプコン、イビデン
    ヒロセ電、ユー・エス・エス、ケーズHD 各決算
 日本 モダリス IPO
  米 7月自動車販売
  米 7月ISM製造業景況指数
  米 バークシャー・ハサウェイ、AIG、タイソン・フーズ、
    モザイク 各決算 
  米 シカゴ連銀総裁、記者団と電話会談
  米 セントルイス連銀総裁、バーチャルイベント参加
 中国 7月財新製造業PMI
  仏 ソシエテ・ジェネラル、ナティクシス 各決算
 8/4
 日本 戸田建、カカクコム、ミネベアミツ、CTC、日本製鉄、丸紅、双日
    旭化成、王子HD、三菱ケミ、スバル、山崎パン、ニチレイ、スシロー
    住友化、日触媒、ファンケル、タカラバイオ、東海カー、クボタ、ダイキン
    ブラザー、ソニー、日光電、リコー、ヤマハ、オリックス、JR九、帝人
    GSユアサ、三菱UFJ、アステラス、ソフトバンク 各決算
  米  6月製造業新規受注
  米  ザ・ウォルト・ディズニー、モンスタービバレッジ、フォックス
   ウィン・リゾーツ、ビヨンド・ミート、ラルフローレン 各決算
  豪 中銀政策金利
 8/5
 日本 7月サービス業PMI
    日本 黒田日銀総裁とイエレン前FRB議長、withコロナ時代の中央銀行の講演
 日本 ライオン、レーザーテック、伊藤忠、、サンリオ、郵船、セガサミー、
            大正薬、日清食、レンゴー、伊藤忠、日立キャピ、大成建、日油、
    DeNA、アサヒ、サントリーBF、不二油、アルフレッサ、アリアケ、
    コロプラ、参天薬、ツムラ、ライオン、ミルボン、三浦工、シャープ、
    シスメックス、ホトニクス、ホンダ、オリンパス、ユニ・チャーム、
    東センチュリー、レザーテク、Jパワ-、空港ビル 各決算
  米 7月ADP雇用者数
  米  6月貿易収支
  米 7月ISM非製造業景況指数
  米 CVSヘルス、ヒューマナ、メットライフ、ロク、ウエスタンデジタル
    バイアコムCBS 各決算
  米 クリーブランド連銀総裁、バーチャルイベント参加
 中国 7月財新サービス業PMI
 ブラ ブラジル中銀政策金利
  独 アリアンツ、コメルツ銀行 各決算
  ギ ピレウス銀行 決算
 EU 7月ユーロ圏サービス業PMI
 8/6
 日本 任天堂、資生堂、川重、鹿島、前田建、東洋紡、沢井薬、トヨタ、三菱ガ、
           LIXIL、国際定石、長谷工、日本粉、伊藤米久、日清オイリ、ダイワボ
    SUMCO、TIS、ネクソン、エアウオータ、応化工、メルカリ、テルモ
    ペプチド、フジHD、アース薬、住友ゴム、住阪セメ、神戸鉱、三菱マテ
    古河電、リンナイ、ニッパツ、栗田工、THK、エレコム、アズビル、
    ヤマハ発、島津、ニコン、ピジョン、日ユニ、Gウイン、丸井G、スクエニ
    三井不、福山運、コナミ、ヤマダ電、TBS、テレ朝、日東紡、ダイフク、
    ジャストシス、出光興産、グリコ 各決算
  米 新規失業保険申請件数(8/1迄の週)
  米 ウーバー・テクノロジーズ、マイラン、TモバイルUS 各決算
  米 ダラス連銀総裁、バーチャルイベント参加
  印 インド中銀政策金利
  英 中銀政策金利
  英 ベイリー英中銀総裁の記者会見
  独 ミュンヘン再保険
  仏 アクサ、クレディ・アグリコル 各決算
  蘭 INGグループ
  伊 ウニクレディト、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行 各決算
  ギ ギリシャ・ナショナル銀行 決算
 8/7
 日本 6月景気動向指数
 日本 6月家計支出
 日本 デンカ、東洋タイヤ、博報堂、東レ、大王紙、大塚HD、浜ゴム、住友商
    岩谷産、大和ハ、フジテック、ホシザキ、ニプロ、コムシスHD、協和エ
    NIPPO、ミクシイ、キリンHD、シップHD、ガンホー、HUグループ
    関西ぺ、エスケー化研、ダスキン、大塚商、ブリヂストン、三井金属、
    DOWA、テクノプロ、アマダ、フジ、日本郵政、SMC、ハーモニック
    SANKYO、グローリー、太陽誘電、全国保障、かんぽ、ゆうちょ、
    アトム、三菱食、第一興商、ゼンショー、バンナム、アイフル、T&D HD
    三菱地、リロHD、NTTデータ、ベネッセ、ニチイ学、スズケン、飯田G
   TKC、住友鉱、Jマテ、SOMPO、MS&AD、東京海 各決算   
 日本 ティアンドエス IPO
  米 7月雇用統計
 中国 7月貿易収支
  独  6月鉱工業生産指数

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/31)
 今日のNY為替市場はドルの買い戻しが強まり、ドル円は106円台まで
 急上昇する場面もみられた。きょうは一時104円台前半まで下落してた
 が、安値から150ポイント超切り返した格好。ドル買いの直接的な材料
 は見当たらないものの、月末ということや、感染第2波の中での夏休み
 シーズンに入りということもあり、ドルショートの整理が出てたのかも
 しれない。ストップを巻き込んでショートカバーが活発に出たようだ。

 今週発表の第2四半期の米GDPが過去最悪のマイナス成長になり、雇用
 指標も不安な内容が続いている。米国内で感染第2波の拡大が依然として
 収束しない中で、市場では、米経済は期待ほど早期の回復はないのではと
 の不安が強まっている。前日引け後に発表になった大手IT・ハイテク
 企業の決算は、逆にパンデミックの恩恵もあって最高益の企業も出ていた
 が、全体的な雰囲気の改善にはつながっていない。

 為替市場はきのうまでドル売りが続き、ドル円も心理的節目の105円を
 割り込んだが、さすがに過熱感も出ており、月末のドレッシング買いが出た
 のかもしれない。ただ、一時的なドル買いと見ている向きは多いようだ。

 ユーロドルは戻り売りが強まった。ロンドン時間の早朝には1.19ドル台
 に上昇していたが、その後は戻り売りが続き、1.17ドル台まで急速に
 下落した。

 買いの勢いが加速していたユーロドルだが、1.20ドルを上回った場合は
 ECBが何らかのアクションをとる可能性もあるとの指摘も聞かれる。
 ECBはユーロ圏経済のディスインフレの影響を考慮すると、最近のユーロ
 上昇は無視できないだろうという。

 ただ、ユーロ圏はGDPに占める経常収支が2.8%の黒字であるのに対し、
 米国は2.1%の赤字を抱えているため、ユーロ安は難しいという。米政府が
 11月の米大統領選挙に向けてドル高誘導を取る事も、まずないものと思われ、
 ECBがユーロ高に苦言を呈したとしても、簡単にはドル高・ユーロ安の流れ
 には戻らないとも述べている。

 ドル買い戻しの中でも前半のポンドドルは底堅い動きが継続していたが、後半
 になって戻り売りが見られた。
 1.31ドル台半ばまで上昇していたが、1.30ドル台に伸び悩む動き。

 来週は英中銀金融政策委員会(MPC)が行われる。四半期インフレ報告も
 公表され、経済見通しが公表されるが、一部からは2020年の成長見通しは
 上方修正される一方で、失業率とインフレ見通しは下方修正されるとの予想も
 出ている。政策自体は据え置きが確実視されているものの、将来的なマイナス
 金利導入の可能性にはオープンの姿勢を示してくるとの見方もあるようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/153191

 米国債利回り
  2年債        0.105(-0.012)
  10年債      0.531(-0.015)
  30年債      1.195(-0.012)
  期待インフレ率  1.554(+0.031)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。序盤は米大手IT・
 ハイテク企業が前日発表した四半期決算が好調だったことを手掛かり
 にリスク志向も出ていた。しかし、本日で週600ドルの失業給付上
 乗せ措置が失効するが、議会は追加刺激策の成立で難航しており、米
 経済の先行きを懸念して利回りは下げに転じている。

 10年債利回りは0.56%台まで上昇後、0.53%に低下している。
 2年債も0.10%台まで低下。

 2-10年債の利回り格差は+42(前営業日+42)。
 https://fx.minkabu.jp/news/153190

3.NY株式市場 結果(7/31)
 NY株式31日
  ダウ平均      26428.32(+114.67 +0.44%)
  S&P500       3271.12(  +24.90 +0.77%)
  ナスダック     10745.27(+157.46 +1.49%)
  CME日経平均      21940     (大証比:+180 +0.82%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。寄り付きは反発して始まったものの、
 買い一巡後は下げに転じた。寄り付きの買いは、前日引け後に発表になった
 アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブック、いわゆるGAFA
 (ガーファ)と呼ばれる大手IT・ハイテク株が決算を発表、アルファベット
 は冴えなかったものの、そのほかのアップルやアマゾンが好決算を発表した
 ことで、IT・ハイテク株が買いを主導した。

 しかし、本日で週600ドルの失業給付上乗せ措置が失効するが、議会は追加
 刺激策の成立で難航しており、上値ではそれを嫌気した戻り売りも出たようだ。
 ただ、下値ではIT・ハイテク株中心に根強い買いも見られ、後半にかけて
 下げ渋る動きが出ている。

 ダウ平均は一時300ドル安まで下げ幅を拡大したものの、後半にかけプラス
 に転じる展開となっている。

 ダウ採用銘柄ではシェブロンが下落したほか、キャタピラー、ボーイング、
 レイセオンが売られた。ダウ・インク、ビザ、トラベラーズ、ファイザーが
 軟調。アップルが大幅高となったほか、メルク、シスコシステムズも上昇。

 シェブロンは4-6月期決算を発表し、少なくともこの30年間で最悪の
 最終損失を計上した。収益が引き続き悪化する可能性も警告している。

 キャタピラーは4-6月期決算(第2四半期)を発表し、コスト削減で1株
 利益は予想を大きく上回ったものの、第3四半期も同様に最終需要は減少する
 との見方を示した。

 メルクは4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回った。主力薬のキイトルーダの売上高が29%増加した。

 ナスダックは大幅高。利益確定売りで下げに転じる場面もみられたものの、
 後半にかけて上げ幅を広げる動きが見られた。時価総額が大きいアップルや
 アマゾン、フェイスブックが決算を受けて上昇しており、指数をサポート。

 デジタル画像検索サイト運営するピンタレストが急伸。パンデミックで落ち込
 んでいた広告主とユーザーが回復してきて、7月の売上高は前年比約50%増
 を予想していると発表したことが買い手掛かり。

 ケーブルテレビのチャーター・コミュニケーションズが上昇。TV会員が予想外
 の増加となったことがポジティブ・サプライズとなったようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/153188

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(7/31)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=40.27(+0.35 +0.88%)

 NY原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比
 0.33~0.35ドル高。その他の限月は0.08~0.47ドル高。

 世界最大の石油消費国である米国を中心に需要の回復が続いていること
 から押し目買いが優勢だった。ただ、米経済の回復見通しに警戒感が強
 まっていることや、8月から石油輸出国機構(OPEC)を中心とした
 産油国が減産目標を縮小することは上値を抑えた。

 時間外取引で9月限は堅調に推移。通常取引開始後、39.66ドル迄
 マイナス転換したものの、引けにかけては再び買いが優勢となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/153186

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1985.90(+19.10 +0.97%)

 金12月限は反発。2005.4ドルまで上昇し、一代高値を更新した。
 新型コロナウイルスの流行が収まらないことから世界経済の不透明感が
 根強く、米国を中心に金融緩和を長期間に渡って続けざるを得ないとみ
 られていることが安全資産に資金流入を促している。

 香港や新疆ウイグル自治区の人権問題を巡る主要国と中国の対立も引き
 続き警戒されており、相場を押し上げている。
 https://fx.minkabu.jp/news/153187


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7月最終週 相場展望と予定

2020-07-26 23:58:48 | 相場展望

     歓迎カエル
7月第4週の日経平均は、小幅続伸した。週初は、米国内での好決算や新薬
開発などを手掛かりにNY株が上昇。また、上海株の上昇も日経平均の追い
風になった。ただ、週央から米中の政治対立が深刻化。米国がヒューストン
中国領事館閉鎖を命じると、中国の対抗措置として香港や成都の米国領事館
閉鎖に動いている。新型コロナウイルスの国内感染者増もあり、4連休前に
連休中のリスクを回避する意味で、下落したが、週間3日取引として、続伸
の結果となった。

結局、日経平均は週間で55円上昇(↑0.24%)22751円でした。

さて、7月最終週(7/27~7/31)主な予定は下記の通りです。

週末のNY株式市場は、米中の領事館を閉鎖する応酬に発展すると、政治から
経済問題への懸念広がりから、経済活動再開で景気上向きトレンドに水を注す
ことになり、下落した。

連休明けの日経平均は、ギャップダウンからスタートしそうである。
ただ、日本での決算発表が本格化して、思った程悪くなければ、アク抜けして
底堅い動きになる事も、想定しておきたい。

今週は、日米の決算の本格化し、一喜一憂する場面も想定される。国内で新型
コロナ感染者増が微増ならばリスクオンの上昇もあるが、感染者数激増になる
様だと、投資マインドにネガティブに働くことも想定しておきたい。

経済回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の本格化で、東京の感染者数が
500人弱で収まるようだと、個別材料株や中・小型株が物色される展開に期待
したい。

日経平均、7月最終週(7/27~7/31)は22250円 ~23050円 
程度を想定しています。

1.7月最終週(7/27~7/31)主なイベントと予定
 7/27
 日本 日銀主な意見(7/14~15日開催分)
 日本 5月景気先行指数 
 日本 日東電工、松井証券、ニフコ、弁護士コム、日立建、スタンレー
    キヤノンMJ、三菱自、コーエーテクモ、中外薬 各決算
  米 6月耐久財受注
  米 国債入札 2年債(480億ドル)
         5年債(490億ドル)
 中国 6月工業利益
  独 7月ドイツIFO景況感指数
 7/28
 日本 オムロン、ファナック、信越化、東エレク、HOYA、シマノ、キヤノン
    小糸製、日立金、日産、ABCマート 各決算
  米 FOMC(~7/29)
  米 7月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米 5月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 ビザ、ファイザー、アムジェン、マクドナルド、3M、スターバックス
    イーベイ、ハーレー・ダビッドソン、アフラック 各決算
  米 国債入札 7年債(440億ドル)
 7/29
 日本 雨宮日銀副総裁、会見
 日本 エムスリー、JPX、東ガス、野村不、LINE、花王、日野自
    スクリン、野村HD、ANA、カゴメ、三井住友、東電 各決算 
    米 FOMC政策金利
  米 パウエルFRB議長、記者会見
  米 6月中古住宅販売制約指数
  米 フェイスブック、ペイパル、クアルコム、ボーイング、GE
    GM 各決算 
 香港 第2四半期GDP
  豪 第2四半期消費者物価指数
  独  ドイツ銀行  決算
  西 サンタンデール銀行 決算
  ポ ポルトガル商業銀行 決算
 7/30
 日本 6月小売売上高
 日本 アドバンテスト、コマツ、TDK、東邦ガ、積水化学、三菱電、山九
    M&A、味の素、JSR、大日住薬、ポーラオル、小林薬、富士通
    パナソニック、京セラ、アコム、JR東、大阪ガ、協和キリン、OLC
    日立、三井トラ、ミスミ、ZOZO、Vコマース、SBI 各決算
  米 第2四半期GDP速報値
  米 新規失業保険申請件数(~7/25日迄の週)
  米 アップル、アマゾン、アルファベット、P&G、マスターカード
    ギリアド・サイエンシズ、クラフト・ハインツ、MGMリゾーツ 各決算
  独 7月ドイツ失業率
  独 第2四半期ドイツGDP速報値
  独 ドイツ証券取引所 決算
  西 ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行 決算
 EU ECB経済報告
 EU 6月ユーロ圏失業率
 7/31
 日本 6月有効求人倍率
 日本 6月完全失業率
 日本 6月住宅着工戸数
 日本 6月建設工事受注
 日本 6月百貨店売上高
 日本 6月スーパー売上高
 日本 6月消費者態度指数
 日本 7月東京都消費者物価指数
 日本 豊田織機、日本電産、塩野義、小野薬、清水建、日ハム、第一三共、
            アイシン、三井物産、ヤクルト、ALSOK、豊田合、セリア、JT、
    アイカ工業、武田、ZHD、コーセー、AGC、TOTO、住友電、
    マキタ、NEC、村田製作所、マツダ、メディパル、みずほ、大和証、
    JR西、SG、KDDI、SCSK、ナブテスコ、キーエンス、りそな、
    JR東海、あおぞら 各決算 
 日本 Sun Asterisk、日本情報クリエイト 各IPO
  米 6月個人所得/個人支出
  米 メルク、エクソンモービル、シェブロン、キャタピラー、フォード
    アンダーアーマー 各決算
  米 国債償還 2年債(368億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
 中国 7月製造業PMI
 中国 7月非製造業PMI
  仏 BNPパリバ 決算
  蘭 INGグループ 決算
  西 サバデル銀行 決算
  仏 第2四半期フランスGDP速報値
 EU ユーロ圏第2四半期GDP速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/24)
きょうのNY為替市場はドル売りの流れが続く中で、ドル円は105円台に
下落した。6月安値が106円ちょうど付近に来ていたが、その水準を割り
込み、ストップを巻き込んだようだ。105.70円付近まで下落し、来週
心理的節目の105円を試す展開になるか警戒される動きが見られている。

米国での感染第2波拡大に加えて、米中対立も激化してきている。きのうは
米新規失業保険申請件数が予想外の増加を示し、市場にはネガティブな雰囲気が
広がったが、失業給付に対する週600ドルの上乗せ措置の期限が来週に迫る中、
追加対策がまだ決まっていないことも不安を呼び込んだようだ。

期限切れとなった場合は、何百万もの人に影響が及ぶと見られ、米政府や議会も
12月末まで延長の方針を示している。米追加対策は来週早々にも打ち出される
と見られ、失業給付の上乗せも延長が決まるものと見られるが、給付規模は減額
する方針で、一部からは、今回の追加対策に対して、不十分だったり、遅過ぎた
りする可能性があるとの不安も聞かれる。

為替市場はドル売りの流れが続いているが、これまでは市場が先行きに楽観的で、
むしろ、リスク選好のドル売りだった。しかし、ここに来て、米経済の先行き不安
による素直なドル売りに変化しそうな気配も見せており、ドル円は下値警戒感を
強めているのかもしれない。

ユーロドルは買いが続いており、1.16ドル台半ばまで上げ幅を広げた。前日は
1.1620ドル付近で上値を止められていたが、その水準を上抜く動き。

過熱感は高まっているものの、上値追いが続いているようだ。

欧州で感染第2波が米国ほど拡大を見せていない点もユーロドルを買い易くして
いるのかもしれない。ロンドン時間に7月のユーロ圏PMI速報値が発表になっ
ていたが、予想を上回り約2年ぶりの高水準に上昇した。
製造業、サービス業いずれも50を上回り、景気回復の兆しを見せている。

ただ、手放しでは喜べない面もあるようだ。航空会社やアパレル、自動車部品
など多くの企業が、すでに発表済みの数千人規模の人員削減に加えて、追加
削減を明らかにしている。この日のPMIは全体的にはV字回復の初期兆候を
示していたが、受注残や雇用は下振れリスクも警告しているとの指摘も聞かれる。

ポンドドルも買いが優勢となり、1.28ドル台まで上げ幅を広げる場面が
みられた。6月高値1.2815ドル付近を視野に入れる動きが見られている。
200日線を上放れる展開が続いており、上値への勢いが強まっているようだ。

今週もEUとの貿易交渉は進展がなく、予想通りに難航している。貿易交渉に
関しては悲観的な見出しが相次ぐものの、ポンドは一向にネガティブな反応を

見せない。一部からは、いまは進展はないものの、市場は年後半の土壇場で
合意すると期待しているのではとの声も聞かれる。パンデミックで経済が大きく
落ち込む中で、自らそれを助長するような行動は取らないとの安易な期待がある
のかもしれない。
https://fx.minkabu.jp/news/152419

 米国債利回り
  2年債        0.145(-0.006)
  10年債      0.586(+0.008)
  30年債      1.226(-0.005)
  期待インフレ率  1.503(+0.057)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。感染第2波の拡大や
 米中対立がエスカレートする中で、市場ではリスク回避の動きもみら
 れたものの、この日の米新築住宅販売件数やユーロ圏PMIが市場
 予想を上回ったことで利回りはプラス圏を維持した。

 10年債利回りは一時0.59%まで上昇。
 2-10年債の利回り格差は+44(前営業日+43)。
 https://fx.minkabu.jp/news/152418

3.NY株式市場、結果(7/24)
 NY株式24日
  ダウ平均     26469.89(-182.44 -0.68%)
  S&P500      3215.63(  -20.03 -0.62%)
  ナスダック    10363.18(  -98.24 -0.94%)
  CME日経平均     22375     (大証比:-465 -2.04%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。前日は利益確定売りが強まったが、
 その流れがきょうも続いたようだ。感染第2波の拡大が続く中で米の1日の
 死亡者数が1100人を超えるなど不安感を強めている。また、米中対立も
 激化しており、米政府がヒューストンの中国領事館の閉鎖命令に対抗して、
 中国政府は四川省成都市にある米総領事館を閉鎖を通知した。

 前日は米新規失業保険申請件数が予想外の増加に転じたことで不透明感が強
 まったが、失業給付に対する週600ドルの上乗せ措置の期限が来週に迫る
 中、追加対策がまだ決まっていないことも不安を呼び込んでいるようだ。

 米政府や議会も12月末まで延長の方針を示している。米追加対策は来週
 早々にも打ち出されると見られ、失業給付の上乗せも延長が決まるものと
 見られるが、給付規模は減額する方針で、一部からは、今回の追加対策が
 不十分だったり、遅過ぎたりする可能性があるとの不安も聞かれる。

 決算ではインテルが大幅安となり全体の雰囲気を圧迫した。決算自体は予想
 を上回る内容だったものの、7ナノメートルの新製品の販売が再び遅れると
 発表したことが嫌気されている。

 一方、既に7ナノ製品の発売を発表しているライバルのAMDは大幅高。

 S&P500企業のうち113社が発表を終えており、その77%が予想を
 上回る利益を報告。市場ではV字回復期待が高まっているが、今回の決算が
 その期待を裏付けると認識するには時期尚早との声も聞かれる。

 ダウ採用銘柄ではインテルが16%の下げとなったほか、ファイザー、メルク
 ジョンソン&ジョンソンも下落。アップル、シスコシステムズも売りが優勢
 となった。一方、決算を受けてベライゾンが上昇したほか、キャタピラー、
 マクドナルドも買われた。

 ナスダックも下落。テスラに利益確定売りが強まった他、アップル、マイクロ
 ソフト、フェイスブックが下落。一方、AMDの大幅高のほか、アマゾン、
 エヌビディアが上昇。

 ハネウエルが下落。4-6月期決算は予想を上回ったものの、主力の航空
 宇宙部門については2022年までパンデミック前の水準には戻らないだろう
 との見通しを示した。

 小売業者にeコマースなどのオンライン販売のチャンネルを提供するチャン
 ネルアドバイザーが大幅高。4-6月期(第2四半期)のガイダンスを公表
 しており、予想を上回る見通しを示した。

 ビール大手のボストン・ビアが大幅高。決算が予想を大きく上回った。
 米国で人気となっているアルコール入り炭酸飲料ハードセルツァーの
  「Truly」の販売が好調だった。

 オンライン保険のeヘルスが大幅安。決算は予想を上回り、見通しも上方
    修正したものの、現金喪失とメディケア・アドバンテージの解約が予想以上
 だったことから市場には失望感が広がった模様。事前に市場がかなり期待値
 を上げていた面もあった。
 https://fx.minkabu.jp/news/152416

4.NY市場、原油先物8月限/金先物9月限 各結果(7/24)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=41.29(+0.22 +0.54%)

 NY原油は反発。米中の対立や株安を受けて軟調となったが、ドル安を
 背景とした押し目買いが入って下げ一服となった。
 一方、米国のリグ稼働数が増加したことから戻りを売られる場面も見られ、
 方向性を模索する動きとなった。
 https://fx.minkabu.jp/news/152415

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1897.50(+7.50 +0.40%)

 金8月限は続伸。時間外取引は米中の対立などを受けて押し目を買われて
 堅調となった。
 日中取引では、ドル安を受けて堅調となり、一代高値1904.6ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/152413


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