「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

4月末 仕切り直しで、先行き明るい鉱工業生産!?

2009-04-30 17:08:18 | マ-ケット

        
今日、経産省が発表した3月鉱工業生産指数(05年=100、季節調整済速報)は
前月比1.6%上昇の70.6と、6ヶ月ぶりにプラスに
転じました。

基調判断も「生産は、急速に低下している。」→「生産は停滞している。」に見直し
変更しました。
中国向け電子部品生産等に改善傾向があるようです。

経産省は「企業が、減産を拡大してきた状況に変化が出ている。」と分析している
ものの、「指数は依然低水準で、まだ底を打ったとは言い切れない。」と慎重な見方。

業種別では、全16業種の内、6業種で生産が改善。電子部品・デバイス工業が
10.3%上昇、一般機械工業が5.6%上昇、自動車を主力とする輸送機械工業が
2.3%上昇など、主に輸出関連の分野で増加傾向が目立っています。
また、在庫指数も3.3%低下の100.1と3ヶ月連続で改善しました。

それより、4月は4.3%上昇に、5月は6.1%上昇と回復傾向を予測してる点。
4月~6月期に、景気反転のシナリオが視野に入れば、明るい材料です。

さて、日経平均は、大幅上昇し、334円高の8828円の大引けでした。
(出来高 概算25.1億株の商いでした。)

今朝方のNY市場反発(米1QのGDPで個人消費がプラス)、3月鉱工業生産指数
の半年ぶりプラ転と先行き見通し、為替の円高修正
など、堅調な展開になりました。

祝日前の28日に、終値で割り込んだ25日移動平均線を再びクリア、調整局面の
瀬戸際で踏み留まり、仕切り直しの水準で、月足陽線で終えることができました

明朝にかけNY市場が、クライスラ-が破綻したとしても、影響が限定的となれば、
アク抜けから明日の日経平均、5日間の休業前でも、底堅い動きが期待されます。

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FOMC声明(4/29)全文でマーケットの反応は!?

2009-04-30 07:56:14 | 役立つ投資情報

        
NY市場の反発を受け、月末、日本市場の戻りの程度が試されます。
大引け8700円程度となればOKでしょうが、マーケットの反応は?

○WHOは、豚インフルエンザの感染拡大で、フェーズ4→フェーズ5に引き上げ、
  パンデミック(世界的大流行)一歩手前の警戒レベルへ。
  ただ、NY市場の反応は、限定的。

○クライスラーについて報道は、破綻回避と破産の報道が交差している。
  ただ、GMやクライスラーの件、破綻が織り込まれている側面も・・・。

1.NY株式市場結果(4/29)

  ダウ平均    8185.73(+168.78 +2.11%)
  S&P500      873.64(+18.48 +2.16%)
  ナスダック   1711.94 (+38.13 +2.28%)

  CME日経平均 8815  (大証比:+305 +3.58%)

  出来高(億株)
  NYSE     14.76
  ナスダック   24.15

  29日の米株式市場は上昇。この日発表された米GDPは前期比年率で市場
  予想を下回ったものの、個人消費は悪くなかったほか、フォックスピットが
  金融セクターの投資判断を「アンダーウエイト」から「マーケットウエイト」に
  引き上げたことで、バンカメやシティGなどの銀行株が買われた。ダウ構成
  銘柄ではディズニーも高かった。S&P500の構成銘柄で、第1四半期の決算を
  発表した企業の多くがアナリスト予想を上回っていることも業績懸念を後退
  させ、株高につながっているとの指摘もあった。
  NY午後にはボルカー元FRB議長の米景気についての前向きな発言や、FOMC
  の声明を手掛かりに上げ幅を拡大する場面もあった。ただ、関係筋の話として、
  オバマ米大統領が30日にクライスラーの破産を発表すると伝えられると上値が
  抑えられた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36740

2.NY債券市場結果(4/29)

  米国債利回り
     2年債    0.946(0.000)
     10年債    3.098(+0.091)
     30年債    4.022(+0.068)
      2-10年債   215  (+8)

  29日の米国債市場で利回りは上昇。FOMC声明で経済見通しが幾分改善した
  とされたほか、国債の買い入れ額が据え置かれたため、長期ゾーン中心に
  売られた。
  量的緩和強化の思惑があった様子。四半期定例入札の計画が発表され、国債
  発行額が過去最大の710億ドルと伝えられたことも需給懸念から売りを誘う場面
  があった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36742

3.NY原油先物6月限、金先物6月限結果(4/29)

  NY原油先物6月限(WTI)
   1バレル=50.97(+1.05 +2.10%)

  NY金先物6月限(COMEX)
   1オンス=900.50(+6.90 +0.77%)

  原油は反発。米株高に加えて、この日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した
  米週間石油在庫統計で、ガソリン在庫が減少したことも支援要因。ガソリン在庫
  は20万バレル増が予想されていたが、470万バレル減だった。
  原油在庫は8週連続で増加した上、予想を上回る増加幅だった。
  金も買い戻しが優勢だった。
  豚インフルエンザの感染は拡大を続けているものの、米株式市場が堅調に推移
  したため工業用貴金属の需要後退懸念が和らぎ、小幅高で終了した。
  時間外取引では、FOMC声明を受けて売りが集まる場面もあった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36735

------------------------------------ 
米連邦準備理事会(FRB)が29日発表した、4月28─29日の連邦公開市場
委員会(FOMC)の声明全文は次の通り。      (ロイター提供)

3月の会合以降に入手した情報は、経済が引き続き収縮した(continued to ntract)
ことを示している。ただ、収縮のペースは幾分減速している(somewhat slower)ように
見受けられる。 家計支出は安定化の兆しが見られる物の、雇用喪失の継続、住宅
資産の減少、信用のひっ迫によって引き続き抑制されているremains constrained)。  
弱い売上見通しや与信獲得の困難さが、企業による在庫、設備投資、雇用の削減
につながった。
金融市場の状況がある程度緩和したことを一部反映し、3月会合以降、経済見通し
は緩やかに改善したものの(improved modestly)、経済活動は今後も当面、弱い状
態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)。  
しかし、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺
激策および市場の力が、物価安定を伴う持続可能な経済成長の緩やかな回復
(gradual resumption of sustainable economic growth in a context of price stability)
に寄与すると、FOMCは依然として予想する。

国内外の経済の一段の緩みを踏まえ、インフレは引き続き抑制される(subdued)と
予想する。さらにインフレが当面、長期的に経済成長と物価安定を最も促進させる
水準を下回って推移する若干のリスクがあると考える。  こうした状況の中、景気回復を
促し物価安定を維持するために、FRBは利用可能なあらゆる手段を用いる
(employ all available tools)。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準
をゼロ─0.25%に据え置く。FF金利を長期間(for an extended period)、異例に
低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと予想する。すでに
発表のとおり、住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を
改善するため、FRBは年内に政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を
最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。
さらに、秋までに最大3000億ドルの米国債を買い入れる。FOMCは経済見通しや
金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。
FRBは、幅広い流動性プログラムを通じ、家計や企業向け与信の拡大を促し、金融
市場の機能を支援している。FOMCは引き続き、金融・経済の動向を踏まえてFRB
のバランスシートの規模や構成を慎重に監視する(continue to monitor carefully)。

今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、
エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。

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豚ウイルスを憎んで、豚を恨まず!?

2009-04-29 21:35:21 | ニュ-スからひと言

        
GW序盤でも関心事は、豚インフルです。メキシコ以外に死者がでていない謎に
新たな進展があったようです。

ロイター電によれば、米テキサス州で、生後1年11ヶ月の幼児が新型インフルで
死亡したと報じています。

幼児なので、何とも言えないが、5月に入って沈静化を祈るばかり!

豚インフルエンザと言えば、現在の感染拡大を受け、米国産豚肉の輸入を停止
する動きが広がっているようです。

豚ウイルスは悪玉だが、豚肉そのものは、大丈夫でしょう。(消費者が、豚肉を
食べてもウイルスに感染する恐れはない。と専門家の声あり。)

米通商代表部(USTR)によると、これまで、米国から豚肉あるいは豚の輸入を
停止した国は10ヶ国になったそうだ。

ロシア、中国、フィリピン、タイ、カザフスタン、セルビア、ウクライナ、アラブ首長国
連邦、エクアドルの各国が、全米からの豚肉輸入を禁止。
韓国は、米国から生きた豚の輸入を禁止。

ここまで来ると、禁止措置は行き過ぎで、日本国産豚も、風評被害のあおりを受け
かねない。

「罪を憎んで、人を恨まず」の精神よろしく 「豚ウイルスを憎んで、豚を恨まず」
肝要かと。

さて、米メディアは、経営危機に陥っているクライスラーの債権者団が、約7割の
債務削減に応じることで米財務省と暫定合意
した、と報じています。
「債権者団の譲歩で、クライスラーの経営破綻を回避できる可能性が強まれば、
米連邦破産法11条の適用を申請回避が、80~90%整ったようです。

今日のアジア市場や欧州市場は堅調で、NY市場が明日にかけて反発するか
注目しています。日経平均も戻りが試されます。
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豚にストレスショックの日経平均!?

2009-04-28 23:48:48 | ニュ-スからひと言

        
GW突入と同時に、懸念していた豚インフルエンザの警告レベルがフェーズ3→
フェーズ4となり、「新型インフル」宣言
が出されました。

ゴーグル、マスクに防護服に身をまとった検疫官が、成田空港を闊歩しているのが
右上フォト。人への感染が広がっている豚インフル問題、今日、午後の米国便から
検疫官による「機内検疫」を開始したと報じています。

メキシコ状況は致死率7%程度あり、メキシコから感染国の拡大があっても死者が
出てないことが、他国にとって不幸中の幸いでしょうか。他国の感染が軽症に対し、
何の違いがあるのか、早急な解明が待たれます。

政府も水際対策と称していますが、疑いを含めた欧州への感染拡大を見ると、日本
だけが、ミラクルになるとは思えない状況です。が 「機内検疫」の拡大予防措置は
やはり、必要ですね。

人流/物流を阻害し、グローバル経済停滞を招き、日本経済の足を引っ張らない
よう願いたい。

さて、日経平均は、後場に大幅反落し、232円安の8493円の大引けでした。
(出来高 概算25.2億株の商いでした。)

前場までは、膠着感の強い展開でしたが、WSJが、バンカメとシティの追加増資
観測を報じたことで、米金融不安を想起。豚インフルと相乗効果で、リスク回避の
ドル売り円買いが進むと、先物主導で売り仕掛け
が入りました。

日経平均は、8500円を割り込み、調整入りを示唆するチャートになりました。
ただ、NY市場は、ストレステストやGM問題に冷静に反応しているのに、日本
市場は、過剰反応しているような感じがします。

NY市場は、寄り付きこそ豚インフルを嫌気した軟調な展開ですが、経済指標の
S&Pケース・シラー住宅価格は、-18.63%(予想、-18.70%)とほぼ予想
通りの着地で、下落率は、1月の前年比-19.0%からやや縮小しました。

また、4月消費者信頼感指数は、39.2(予想、29.7)と上方修正となって円売り
を誘っています。終了までに、底堅い展開が期待されます。

祝日明けの日経平均、土俵際で残っており、反発の芽があります。
 
今朝の日経朝刊、「まちかど」におもしろい記事が載ってました。プロでもこんな
言葉が出るんですから、個人投資家は、少し自信を持っても良いかもしれません。

------------------------------------
メリルリンチで長年ストラテジストを務めたリチャード・バーンスタイン氏が、退社に
当たって書いた 「20年間で学んだ10の投資指針」 と題するリポートが話題に
なっている。 「貯蓄が富」 「株式市場で使われる指標は、ほとんど役に立たない」
「デイトレーデイングは運頼み」
など刺激的なコメントが並ぶ。

市場では「20年間というより金融危機に見舞われた昨年1年間で学んだことが
ほとんどでは」と揶揄する声も。
バーンスタイン氏は今後、投資家側に転身する可能性もあるという。
----------------------日経朝刊 まちかど 4/28--
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豚インフル思い、重い日経平均!?

2009-04-27 23:18:16 | ニュ-スからひと言

        
豚インフルエンザの影響で、マーケットに新たなリスク要因が、加わりました。

昨日のブログ冒頭で、この話題に触れましたが、まず、昨日の記載ミスを修正
します。
メキシコ、米、NZLの3ヶ国を感染国として記載しましたが、NZLは感染の疑いの
ある国でした。書き込みをしている今、感染国はカナダ、スペインを含め4国で、
疑いのある国、6国です。

豚インフル感染で、メキシコで、死者は103人に昇り、米政府「公衆衛生に
関する緊急事態」
を宣言しました。

またWHOは、 「公衆衛生の緊急事態」 との声明を発表済ですが、警告レベルを
フェーズ3→フェーズ4にするか、経済危機の中で 人流/物流に制限を加える
経済の停滞を招く レベルアップに苦慮しているよう
です。

各国の水際作戦遂行のため、明日までにレベル変更があるかもしれません。

さて、日経平均は、小反発の18円高の8726円の大引けでした。
(出来高 概算20.4億株の様子見姿勢の商いでした。)

クライスラ-の進展報道も、新たなリスク要因 豚インフルで、関連銘柄は、売買
錯綜し、医薬品/繊維/鮮魚株は買いで、食肉/旅行株は売りのようでした。

松屋の豚テキ定食も、メキシコ産の豚使用のため、一時販売中止を決めました。

日経平均下値も堅いが、リスク回避の消去法的円買いによる為替の円高が、重しと
なっています。

先程始まったNY市場は軟調ですが、豚インフルの懸念材料を どう評価するか、
明朝にかけ、大国の底力で ダウの底堅い展開になるか、注目しています。

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4月最終週 相場展望と予定

2009-04-26 22:23:52 | 相場展望

      
GW前、メキシコから想定外のニュースが入ってきました。豚インフルエンザ発生と、
おとといネットニュースで小配信していたと思ったら、ビッグニュースに・・・・。

読売新聞の日曜朝刊で、豚インフル「極めて深刻」と1面トップで扱ってました。
03年頃から「H5N1型」の鳥インフルエンザが流行して以来、初冬から春先に
かけて人への感染が警戒され、今年も封じ込めて安心していた矢先の出来事。

この豚インフル「H1N1型」が、豚→人→人と感染域を広げ、アメリカやNZLまで
感染者がでた事で、世界的な流行も懸念
されるところです。

特に、経済が停滞している中、人や物の移動制限が出れば、その流行度合いに
よってダメージを受ける恐れもある。現在フェーズ3との事ですが、パンデミックに
なる前に メキシコ政府は、メキシコ州の幼稚園から大学まで、3万校の休校を決定
した他、美術館や博物館などの公共施設も閉鎖し「封じ込め作戦」を実行しました。

GW中、メキシコ旅行を計画している方は、変更した方がいいかもしれません。

さて、週初は、週末のNY市場の上昇を受け、戻りを試す展開になりそうです。

G7で、今年中の景気回復の可能性を声明に盛り込んだことにより、マインドアップ
に働くかもしれません。
とは言え、クライスラーのチャプター11申請懸念や米銀行のストレステストを控え
上値追いには、慎重になる相場
でしょうか。

日経平均は、4/27~5/1で、8600円~9000円程度を想定してます。

1.国内外の主なイベントと予定(4/27~5/1)

 4/27
    米国 4月ダラス連銀製造業活動
          JSR、コマツ、シャープ、日本車両決算
          ベライゾン決算
 4/28
    日本 日銀金融政策決定会合
    米国 2月S&P/ケース・シラー総合
     米国 4月消費者信頼感指数
     米国 4月リッチモンド連銀製造業指数

        新日鉄、住金、ホンダ、NTTドコモ決算
        サンマイクロシステムズ決算
 4/29
    米国 MBA住宅ローン申請指数
     米国 GDP速報値
     米国 1Q 個人消費
     米国 FOMC金利誘導目標
        スタバ決算 
 4/30
    日本 3月鉱工業生産速報値
     日本 日銀目標金利
     日本 3月住宅着工戸数
       米国 3月個人所得
      米国 3月個人支出
      米国 新規失業保険申請件数
      米国 失業保険継続受給者数
       米国 4月シカゴ購買部協会景気指数

        JT、富士フィルム、住友鉱山、不動産大手、
        ソフトバンク決算 
 5/1 
     米国 ISM製造業景況感指数
 
2.NY株式市場結果(4/24)

 ダウ平均      8076.29(+119.23 +1.50%)
 S&P500      866.23 ( +14.31 +1.68%)
 ナスダック     1694.29 ( +42.08 +2.55%)

 CME日経平均  8950  (大証比:+210 +2.39%)

 出来高(億株)
 NYSE     17.34
 ナスダック   25.57

 24日の米株式市場は上昇。主力銘柄の決算発表を手掛かりに買い優勢の展開
 が続いた。この日発表された米耐久財受注や米新築住宅販売の結果も投資家
 心理を改善させた。ただ、米ストレステストの概要発表に絡んだ思惑的な動きも
 あった。
 来週も米企業決算は続くが、注目度の高い主要企業の大半は今週で発表を
 終えており、来週以降は警戒感が後退しそうだ。

 1株利益がアナリスト予想を上回ったアメックスは20%急騰、第1四半期の1株
 損失が予想ほど拡大しなかったフォードは11%高だった。
 モルガンスタンレーが投資判断を判断を引き上げたマイクロソフトも大きく買われ
 10.5%高。通期の利益見通しを下方修正した3Mも5.1%上昇した。ただ、
 ウォルマートやマクドナルド、IBM、アップルなどが売られた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36397

3.米債券市場結果(4/24)

  米国債利回り
    2年債    0.957(+0.033)
    10年債    2.992(+0.073)
    30年債    3.881(+0.089)
  2-10年債   204    (+4    )

 24日の米国債市場で利回りは上昇。この日発表された米新築住宅販売件数が
 予想を上回ったほか、決算銘柄中心に米株式市場が堅調に推移し、逃避的な
 動きは後退した。
 この日FRBがストレステストの概要を公開し、その中で大半の銀行は十分な
 資本を有しているとされたことも売りを誘った。2-10年債利回りは204bpに拡大。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36400

4.NY原油先物6月限、NY金先物6月限 各結果(4/24)

  NY原油先物6月限(WTI)
   1バレル=51.55 (+1.93 +3.89%)

  原油は株高を背景に51ドル台へ上昇した。世界経済の先行き不透明感が根強い
  こと、米原油在庫が高水準に達していることなど重石はあるものの、米株高を
  受けて買いが続いた。主要国が量的緩和を実施している中、金融システムへの
   信頼が戻れば、コモディティ市場へ資金が流入するとの見方も支援要因。
 
  NY金先物6月限 (COMEX)
   1オンス=914.10(+7.50 +0.83%)

   金も上昇して終了。中国の金準備積み増しが報道されたことが手掛かり。ドルイン
   デックスの下落も金を押し上げた。ただ、米株高が上値を抑えた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=36389

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09年に経済回復を示唆するG7声明とは!?

2009-04-25 21:36:41 | ニュ-スからひと言

       
ロイターは、ワシントンで開催された7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、
世界経済の急激な悪化が、鈍化してきた旨を声明に盛り込みました。

先行き不透明感はあるものの、世界各国の財政政策により、経済回復基調に水を
注さないよう、グローバルな協調/連携が、継続的に必要
です。

でも、マーケット関係者の関心ある米国ストレステスト(健全性審査)については、
ほとんど話題にならなかったと報じています。
24日、FRBは、ストレステストの審査法に関する白書を発表、米銀大手19行は、
景気後退悪化の可能性に対処するため、規制水準を上回る「かなりの」資本を保持
する必要があるとの見方を示してますが、進行中なのでしょう。

各国首脳のG7主な発言は、下記の通り。

 ・ガイトナー米財務長官
 「幾分心強く思うのは当然だが、昨秋に世界経済の上に垂れ込めた暗闇からの
   浮上が近いと結論付けるのは誤り。」 と、くぎを刺しています。

 ・与謝野馨財務/金融/経済財政担当相
 「景気後退しているが、その速度が鈍化しているという消極的な言い方をしている。
  疑問符付きの表現だ。最悪期から脱したかもしれないということを間接的に表現
  したもの」と説明しました。

この景気刺激策の出口戦略について、ガイトナー米財務長官から「非常に重要なの
は、需要を刺激し信用のフローを回復させるための異例の措置をとる場合、それと
並行してそれを解消し、中期的に財政を維持可能な状態に戻すようなプログラムを
策定すること。
これは、われわれの戦略で非常に重要な部分を占めており、回復の持続性という点
でも非常に重要になる」と指摘したようです。

為替について、声明で「中国のより柔軟な為替レートへの移行に対する継続したコミ
ットメントを歓迎する」、「われわれは、強固かつ安定した国際金融システムがわれ
われの共通の利益であることを再確認する。為替レートの過度の変動や無秩序な
動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与える」などとし、2月のイタリアG7
での表現をほぼ踏襲してました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000967-reu-bus_all

IMF(国際通貨基金)が、09年の世界の成長率がマイナス1.3%と、戦後最悪の
落ち込みになるとの見通しを発表し、それを受けたものになっています。

4/上旬に、総額5兆ドルの財政出動を決めたG20(金融サミット)から、1ヶ月と
言うことで、その景気刺激策の効果が、IMF見通しを上方修正させるものとなるか、
3ヶ月先の経済指標の発表がどうなるか、予断は許さないので、さらに次の矢を打つ
準備も必要
でしょうか。

下記に、ロイター電が伝えたG7声明概要をアップしておきます。

-------------------------------------
G7の財務相・中央銀行総裁は、数十年来で最も深刻かつ広範な景気後退と金融混
乱の中、本日会合した。
世界の様相は、つい数年前までの力強い成長、新興市場国への資金フローの急速
な拡大、貿易の大幅な拡大の時期から、現在の景気後退、レバレッジの減少および
貿易の縮小に特徴付けられる時期へと一変した。われわれは、成長を支え、金融シ
ステムの信認と信用供給の流れを回復するため、断固として行動してきた。最近の
データには、われわれの経済の景気後退速度の鈍化やいくらかの安定化の兆候を示す
ものも出てきている。

経済見通しは引き続き弱いなか、経済活動は今後本年内に回復を開始するであろ
うが、下方リスクは継続している。ロンドンにおいて首脳たちが強調したように、われ
われは雇用と成長を回復し、今回のような規模の危機の再発を防ぐため協調して行
動することにコミットする。

こうした背景のもと、

・われわれはマクロ経済支援策を迅速に実行しており、成長を回復するために必要
な規模の継続した財政努力を行うことへのコミットを再確認した。われわれは、長期
的な財政の持続可能性を保ちつつ、成長トレンドへの回帰を加速するために必要な
あらゆる行動をとる。
われわれはIMFに対し、とられた行動をモニターし、われわれとG20に定期的に報告
するよう求める。

・われわれは貸出を回復し、流動性支援を提供し、金融機関に資本を注入し、預金
を保護し、不良資産を処理するため、必要に応じ引き続き行動する。われわれは、
システム上重要な機関の健全性を確保するために必要なあらゆる行動をとるとコミ
ットメントを再確認する。

・われわれはIMFのための資金をプレッジしており、IMFが世界の金融の安定回復
を支援するうえで必要とする資金を提供するため、G20などと協働している。われわ
れは、世界的な景気後退が新興市場国および途上国に与える影響を緩和するため
国際開発金融 機関の融資の大幅な増加と、そのバランスシートの最大限かつ
例外的な活用を支持する。

・われわれは特に、IMFへの当面のバイの融資の動員についてなされた進展を歓
迎。このバイの融資は、IMFの新規借入取り決め(NAB)にいずれ組み入れられ、
NABは最大5000億ドル増額され、その参加国が拡大される。われわれは、2500
億ドルのSDR一般配分の実行、および、IMFの新歳入モデルと整合的な形での、
合意された金売却による追加的資金の最貧国支援への活用に向け作業を進めている。
われわれは、貿易金融支援に少なくとも2500億ドルを供給するイニシアティブを
実行している。

・われわれは、強固なファンダメンタルズを有する国の危機への対処を支援するフレ
キシブルクレジット・ライン(FCL)のような、新たな融資制度のIMFによる導入を歓
迎し、メキシコ、ポーランドおよびコロンビアによるその利用を支持する。われわれは
現下の危機のなかにおいて、中期的に堅固な財政見通しを有する国への財政ニーズを
支援するため、IMFがその権限と整合的な形でその資金を場合に応じて利用する
ことを支持する。
 われわれはまた、IMF、世界銀行および地域開発金融機関が密接に協働し、借入
国が直面している、銀行の資本増強や債務借換円滑化の必要性といった特別な状況
を注意深く分析し、プログラムにおいてこれらを考慮することを支持する。

・われわれは引き続き、投資あるいは物およびサービスの貿易に対する新たな障壁
を設けず、新たな輸出制限を課さず、WTOと整合的でない輸出刺激策をとらない。
WTOはこのコミットメントについて監視し、公表される形で報告を行う。今や多くの
国々が世界経済において主要な役割を果たしており、われわれはそれらの国々に
よる、回復を促進させる共同の国際的取り組みへの貢献を歓迎する。われわれは、
中国のより柔軟な為替レートへの移行に対する継続したコミットメントを歓迎する。
 
これは、実効ベースでの人民元の継続した増価をもたらすとともに、中国経済および
世界経済全体のより均衡の取れた成長の促進に寄与する。われわれは他の国際的
パートナーと協働して、国際金融機関の適切性、有効性および正統性を高めるため
これらの機関のガバナンスを改革する。われわれは、強固かつ安定した国際金融
システムがわれわれの共通の利益であることを再確認する。為替レートの過度の
変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与える。
われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。
 
 われわれはまた、各国および国際的レベルでの規制の改革について議論した。
われわれは、ロンドンにおけるコミットメントを迅速に実施する。システミック・リスクに
対処するための各国の取り組みを強化すること、すべてのシステム上重要な機関、
市場および商品を包含するよう規制の範囲を拡大すること、健全な規制、金融機関
の十分な資本増強および強化されたリスク管理慣行を確保すること、透明性を向上
すること、国際的な協働を強化すること、評価および引き当てに関する会計基準を
改善すること、および市場の公正性を強化すること、の必要性を強調した。
 
 これに関連して、われわれはOECD、金融安定理事会(FSB)および 金融活動作
業部会(FATF)に対し、租税、健全性監督、および資金洗浄・テロ資金対策のそれ
ぞれにおける国際基準を強化するための各国の取り組みに関する客観的なピア・レ
ビューの作業を強化するとともに、非協力的な国・地域を特定し、効果的な対抗措置
の道具立てを整備するよう促す。
 
 われわれはこれらの事項に関する進展につき定期的な報告を期待する。
われわれはIMFとFSBの共同による試行的な早期警戒の取り組みを歓迎した。
われわれは また、FSBの参加国拡大を歓迎するとともに、FSBが国際金融の安定
性促進により大きな役割を果たしうるよう、その組織的な基盤を強化することにコミット。
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GW前の夜明け前が、暗いすら!?

2009-04-24 18:15:35 | マ-ケット

       
NYタイムズ電子版は、経営危機に陥っている米自動車大手クライスラーの債務
減免交渉に関与する米財務省が、同社による連邦破産法11条に基づく会社更生
手続きの適用申請に備えている
と報じました。

来週から日本も決算本格化となりますが、材料難の中、売り材料を見つけ手仕舞い
する動きが強い1日だったようです。
昨日、「日経平均の切り返しは、底堅さのエビデンス!?」とブログでほめると、すぐ
切り返しを受けてしまったなあ。 

日経平均は、反落し139円安の8707円の大引けでした。 
(出来高 概算27.1億株とボリュームある商いでした。)

昨夜、週末の3日続伸を期待しましたが、週後半の上昇分を、帳消しにする様な
下落となりました。やはり、5/4ストレステスト発表前の不安やクライスラーの
チャプター11準備報道等で、ザラ場中に円高シフトしたのも影響
したようです。

日経平均は、今日の下落でも25日移動平均線上で、膠着した状態が続いており
来週も、これがサポートするかポイント
になりそうです。

日経平均の8700円辺りが、膠着相場の下限なら、週末の今日、押し目買いの
チャンスと見ることもできます。

また、白川日銀総裁はNYで「経済・金融危機からの脱却:教訓と政策対応」との
テーマで行った講演で、今後の景気回復局面を「偽りの夜明け」にならないように
注意する必要性
をコメントしたようですが、そうならない様に願いたい。
夜明け前が、暗いすら!?

週末のNY市場、米金融機関のストレステストの詳細が発表される予定ですので
市場に安心感あるリリースがあれば、底堅い展開になりますが、如何でしょうか。

良い週末を!!
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日経平均の切り返しは、底堅さのエビデンス!?

2009-04-23 23:58:31 | マ-ケット

      
ゴールドマン・サックスが、自動車セクターの投資判断を「売り推奨」から「中立」、
または「買い推奨」に格上げしたリリースは、結構インパクトがありました。

自動車セクターの09/3月期決算は、トヨタショックに代表されるように、大幅な
経常赤字は周知の通り。ただ、今年前半を底に、緩やかに回復過程をたどると
したら、グローバル展開している日本の自動車メーカーは、他国のメーカーと比較し
消去法で、優位性があることを示唆した内容でした。(過度な円高にならない前提)

半年先の経済回復期待で、日本メーカーの優位性により恩恵を受けると、GSは
判断したのでしょう。

同様に、鉄鋼メーカーもそうでしょう。新日本製鉄やJFE HDの10年/3月期の
決算は、厳しいものになる予想です。が、この4~6月期の需要が底で、夏以降は
在庫調整が完了し、実需水準まで需要の回復の見通しも
あります。

高炉各社が、トヨタと合意した自動車用鋼材の販売価格の値下げ幅が、想定より
も小さくなり、経常黒字幅を拡げるとの浮上から、鉄が熱くなったのは、数日前。
また、政府の追加経済対策で、エコカー需要が想定以上に盛り上る事になれば
高炉各社にとって、ポジティブな要因になります。

月末の決算発表時に、今年は、鋼材価格や原材料価格が暫定でも想定できる
ため、上方修正の見通しも期待できるかもしれません。

さて、日経平均は、続伸し119円高の8847円の大引けでした。
(出来高 概算24.1億株の商いでした。)

今日の日経平均は、今朝方のNY市場の下落を跳ね除け、一時マイナスから
反転。25日移動平均線を支持し下ヒゲを残す格好で切り返し健闘しました。

先程始まったNY市場は、弱含んだスタートです。今朝と逆に、引け1時間での
反発で終了となるか、底堅さが試されます。

明日、日経平均の3日続伸にチャレンジしてもらいたいが、どうでしょうか。 
                                             
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改正産業再生法成立で、蠢く企業!?

2009-04-22 23:38:56 | ニュ-スからひと言

      
公的資金を活用し、一般企業へ支援策を盛り込んだ改正 産業活力再生法
今日の参院本会議で可決、成立しました。 月内にも施行される見通しです。

すでに、エルピーダが活用の検討を表明していますが、パイオニアも立て直しに
公的資金を使った、この支援策を活用する方向で検討に入ったと、ロイター電が
伝えています。

パイオニアは09/3月期に、5期連続の最終赤字を計上する見通しで、財務
体質の改善を目指す
ようです。申請額は、300億円規模のようです。

産活法は、日本政策投資銀行が企業の増資を引き受ける形ですが、この制度を
利用できる企業は、
1)金融危機の影響で、売上高が一時的に急減。
2)3年後の生産性向上が見込める(営業増益になる。)
3)国内の従業員数が連結ベースで5000人以上の企業
4)大企業に重要基幹パーツを30%以上供給する企業 etc。

何か、企業決算と同時に、この制度を活用する大企業の続出も予想され、水面下
で蠢きを感じます。やはり、国策に沿った企業は何ら、救いの手が伸びそう・・・。


さて、日経平均は、小幅の15円高の8727円の大引けでした。
(出来高 概算25.9億株の商いでした。)

米市場、ガイトナー財務長官の金融不安を鎮めるリップサービスのコメントから
反発に転じ、日本市場に疑心暗鬼の芽に写り、上値を追うどころか、一時下落する
始末。
出来高が活発になってますが、循環的に材料系物色となってるようです。

日本市場は、まさにNY市場のコピー相場になっており、独自色を出してほしいと
願っても、そうはいかないのも相場・・・。

先程、弱含みで始まったNY市場ですが、ダウ8000ドル台回復しており、終了まで
頑張ってほしいと他力本願状態。

底堅い展開になれば、明日の続伸もありそうですが、如何に!?

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