7/9~週の日経平均は、大きく上昇した。6月米雇用統計を好感して前週末の
NY株式市場が大幅高となった事を好感して日経平均は続伸でスタート。6/29
以来の22000円台を回復。為替の円安/ドル高も支援材料として働き、6/22
以来の22500円台に乗せて終了した。
結局、日経平均は、週間で819円上昇(3.76%)の22597円でした。
さて、7月第3最終週(7/16~7/21)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
週末のNY株式市場は、ダウ/ナス共反発した。米国経済の堅調さを示し、米中
貿易戦争の警戒感は、後退した格好です。
今週の日経平均は、23000円台を目指した展開を想定したい。米・中の足元での
好調な経済指標は相場の下支え要因としても働き、週明け、 中国のGDP底堅さ
を確認できると、3連休明け日経平均の追い風になりそうです。
国内は、小売企業の決算の上方修正も散見され、企業ファンダメンタルから、日経
平均23000円台を回復する事を想定しています。
日経平均、7月第3週(7/17~7/20)レンジは22450円~23050円程度を
想定しています。
1.7月第3週(7/17~7/20)主なイベントと予定
7/16
日本 祝日のため休場((海の日)
米 6月小売売上高
米 米・露首脳会談
米 バンク・オブ・アメリカ、ネットフリックス 各決算
中国 第2四半期GDP
中国 6月小売売上高
中国 6月鉱工業生産
EU EU中国首脳会議
世 IMF世界経済見通し改定版公表
7/17
日本 6月首都圏新規マンション発売
日本 5月国際収支
日本 サイバーS、マネフォワ-ド、近鉄百、 各決算
米 6月鉱工業生産
米 6月NAHB住宅市場指数
米 5月対米証券投資
米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言
米 J&J、ユナイテッドヘルス、GS、CSX、コンチネンタル 各決算
英 6月失業率
7/18
日本 6月訪日外国人客数
日本 大和オフィス、阪急リート 各決算
米 6月住宅着工件数
米 ベージュブック(米地区連銀経済報告)
米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言
米 6月消費者物価指数
米 IBM、アボットラボ、アメリカン・エキスプレス、モルガン・S、イーベイ 各決算
EU ユーロ圏CPI改定値
7/19
日本 6月貿易統計
日本 6月工作機械受注
日本 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が参院で採決の見込み
日本 光世証、DNAチップ、大江戸温 各決算
米 6月景気先行指数
米 MS、フィリップ・モリス、ユニオン・パシフィック、トラベラーズ、ニューコア 各決算
米 クオールズFRB副議長、講演
豪 6月雇用統計
イネ インドネシア中銀政策金利
南ア 南アフリカ中銀政策金利
7/20
日本 6月消費者物価指数
日本 ベクター、東製鉄、エンプラス、モーニングスタ 各決算
米 GE、ハネウェル、シュルンベルジェ 各決算
米 セントルイス連銀総裁、講演
7/21
世 G20財務相・中央銀行総裁会議(~7/22)
2.NY市場、為替/債券 各結果(7/13)
今日のNY為替市場は、きのうに引き続きドル買いが一服した。ここ数日、
NY時間に入るとこの展開が続いている。ドル円も伸び悩む動きとなった
ものの下押す動きまでは見られず、112円台は維持されている。下値で
はマクロ系ファンドなどの買いオーダーも観測されていたようだ。
貿易問題に関して解決の糸口は依然として見えないものの、トランプ政権は
中国との対話の意思は引き続き示しており、これ以上エスカレートしないの
ではとの楽観的な期待も一部にはあるようだ。今週、トランプ大統領は、
2000億ドル規模の追加制裁関税のリストを公表したが、実際、発動と
なると秋以降が予想され、それまでには何らかの妥協点を見出せるのでは
との期待も根強い。
いずれにしろ、市場も少し様子を見たいといった雰囲気になっており、それ
を反映してか、株式市場は上げが続いて、ドル円のサポートとなっている。
本日のドル円は112円台後半まで上昇したが、目先は1月につけた年初来
高値113.40円付近が上値メドとして意識される。ただ、今週の急上昇
で過熱感も高まっており、上値での利益確定売りも多そうな気配もある。
なお、FRBが半期に一度の金融政策報告を議会に提出し、漸進的な利上げ
の必要性に言及したほか、貿易問題の緊迫化のリスクも指摘した。しかし、
特に目新しい内容でもなく、為替市場の反応は限定的に留まった。
ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが膨らんでいる。ロンドン時間の序盤
売りが先行し1.1615ドル近辺まで下落。本日の21日線は1.1650
ドル付近に来ていたが、それを下回っていた。しかし、いまの所は21日線の
水準は維持されており、更に下値を追うのか、それとも反転攻勢に出るのか
来週以降の動きが注目される。
ECBは来年夏の終わりまで金利は据え置くとコミットしているが、政策委員
の中には7月の利上げの可能性も検討しているという報道も流れていた。
しかし、アナリストからは現時点ではECBがスタンスを変更する要素は見当
たらず、早くても9月というのがコンセンサスとなっている。
ポンドドルも買い戻しの動きが優勢となり、1.3230ドルまで戻す展開。
ロンドン時間には一時1.31ドルちょうど付近まで下落していた。きょうは
トランプ大統領が訪英してメイ首相と会談を行なっている。トランプ大統領は
英紙サンに対して、メイ首相の計画は恐らく米英の貿易協定をだめにするとし、
計画が進められれば、米国は英国でなくEUと取引するだろうと語っていた。
大統領は最近辞任したジョンソン元英外相について、偉大な首相になるだろう
とも述べた。
ただ、その後、これらの発言に関してトランプ大統領はメイ首相に謝罪し、EU
離脱後の貿易条項締結に関して約束したという。この報道もポンドの買い戻し
を誘ったようだ。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440724
米国債利回り
2年債 2.578(-0.008)
10年債 2.825(-0.020)
30年債 2.932(-0.015)
期待インフレ率 2.121(+0.005)
きょうのNY債券市場、10年債利回りは低下。欧州債が上昇し利回りが低下
したことから米国債も追随した。トランプ大統領が訪英しておりメイ首相と
会談を行なっている。トランプ大統領は英紙サンに対して、メイ首相の計画は
恐らく米英の貿易協定をだめにするなど非難をしていたことがきっかけとなっ
ていた模様。ただ、その後、これらの発言に関してトランプ大統領はメイ首相
に謝罪し、EU離脱後の貿易条項締結を約束した。
なお、FRBが半期に一度の金融政策報告を議会に提出し、漸進的な利上げの
必要性に言及したほか、貿易問題の緊迫化のリスクも指摘した。しかし、特に
目新しい内容でもなく反応は限定的に留まった。
10年債利回りは2.82%まで低下し、2年債は2.57%まで低下。
ただ、2-10年債の利回り格差は25(前日26)まで縮小して、フラット化
の動きは止まらずに更に進んでいる。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440723
3.NY株式市場 結果(7/13)
NY株式市場6日
ダウ平均 25019.41(+94.52 +0.38%)
S&P500 2801.31(+3.02 +0.11%)
ナスダック 7825.98(+2.06 +0.03%)
CME日経平均 22595(大証終比:-5 -0.02%)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY株式市場でダウ平均は続伸し、心理的節目の2万5千ドルを回復。
この日大手銀の決算を受けて銀行株が下げ、ダウ平均も一時マイナスに転じる
場面が見られたものの直ぐにプラス圏に戻している。
産業株やエネルギー株が買われており、銀行株の下げを相殺。貿易問題への
懸念は根強いものの、新たな悪材料も出ておらず、前日はムニューシン米財務
長官が、中国が態度を変えれば話し合う用意があるとも述べており、一部に
望みも残しているようだ。エネルギー株については原油相場が70ドルの水準
を維持していることがサポート。もともと割安との指摘もある。
銀行株に関しては、JPモルガン、シティグループ、ウェルズファーゴが寄り
付き前に決算を発表し、JPモルガンは好調だったものの、シティはイールド
カーブのフラット化も影響し、債券トレーディング部門が冴えなかったほか、
ウェルズファーゴはFRBの出口戦略の影響もあり不動産ローンが落ち込んだ。
ダウ採用銘柄ではウォルグリーンが上昇したほか、ユナイテッドテクノロジーズ、
3M、ボーイング、キャタピラーが上昇。ディズニー、ウォルマート、エクソン
モービルも堅調に推移している。一方、シスコ、ジョンソン&ジョンソンが下落
したほか、アメックス、ビザが軟調。
シスコシステムズはアマゾンのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス
(AWS)が自身が所有するネットワーク交換器を販売し始める可能性がある
と伝わった。ジュニパーやアリスタなど同業他社の株価も下落。
ジョンソン&ジョンソンはベビーパウダーなどの原料に含まれるアスベストが、
卵巣がんを引き起こしたとして複数の女性から告訴されていた裁判で、懲罰的損
害賠償金を支払う義務があると認定されて。これより先に認定されたのを含める
と賠償金の総額は46.9億ドルとなり、陪審に今年認定された賠償金額で最大。
アメックス、ビザなどカード株は大手銀の決算でカードの取扱量が減速していた
ことが悪材料視された。
ナスダックは横ばい。ネットフリックスやブロードコム、シスコが下落しており
指数を圧迫。一方、アルファベットやマイクロソフト、マイクロンは堅調。
がん治療のワクチンを手掛けるアドバクシスが大幅高。FDAが、同社が新たな
ガイドラインに合意したことで臨床試験の差し止めを解除したと発表したことが
好感された。
ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)が上昇。アナリストが
目標株価を従来の58ドルから100ドルに大きく引き上げた。
とうもろこしの精製や甘味料など食品製造のイングレディオンが大幅安。北米
事業の不振から業績見通しの下方修正を発表した。
AT&Tが商いを伴って下落。アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に
引き下げた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440721
4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/13)
NY原油先物8月限(WTI)
1バレル=71.01(+0.68 +0.97%)
NY原油は上昇。時間外取引は中国での原油需要の減少警戒感などから弱含み
で推移。指標の期近8月限は70ドル割れとなると買い拾われ、下値の堅さを示
した。日中取引開始後はドル高一服や欧米の株価の上昇を背景にリスクオンの
動きとなり、71ドル台を回復するまで地合を引き締めた。米中貿易戦争の深刻
化、長期化による世界経済成長率の鈍化が上値圧迫要因ながら71.66ドルまで
上げ幅を拡大した。終盤に上げ幅を縮小も71ドル台を維持して引けた。イラン、
ベネズエラなどから供給減少も支援材料となり、2日連続で70ドル割れは買い
拾われる格好となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440733
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=1241.20(-5.40 -0.43%)
NY金8月限は反落。時間外取引ではドル高基調、欧州株の上昇でヘッジ商品と
して魅力が薄れ売り優勢となり、軟調に推移。日中取引開始直後に1,236.2ドル
まで下落し、直近の安値を更新となった。中盤にかけて下げ幅を縮小したが、
1,244ドルで戻り一杯となり、終盤は1,241ドル水準で安もちあいで推移。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440732
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