「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

システム障害は、忘れた頃にやってくる!東証よ、また!?

2012-02-02 23:59:37 | 企業を斬る

       
今日、東京証券取引所は、午後に会見を開き、午前のシステム障害について、
取引所の情報配信システムのハードウエアの障害が原因であったことを明ら
かにしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000097-reut-bus_all

宇治IT開発部株式売買システム部長が記者会見で語ったところによれば
詳細な原因の究明は今後進めるものの、サイバーテロではないとしてます。

情報配信システムのサーバーの一部で、同日未明の午前1時半ごろ、障害が
発生。このサーバーが受け持つ処理を、待機用の他のサーバーに自動的に
切り替えたとのシステムからの信号を、午前2時半ごろに確認していた。

しかし、実際には切り替えが正常に行われていないことが、午前7時40分頃
判明しました。

障害のサーバーが、処理を受け持つ銘柄について、危機対応マニュアルに
従って、売買停止の判断を下しました。東証は「現状の株価を見ながら取引
するのが、大前提なので、株価情報を出せない時は、取引を止める方針」だ
としています。

サーバーを強制的に切り替えることで、午前10時ごろにシステムは復旧した
が、取引参加者が注文を出し直すのに要する時間など、利用者に配慮し、
該当する銘柄の取引再開は、後場からにするのが適切だと判断した様です。

あす以降の情報配信は、サーバーを入れ替えて正常に作動するようにすると
説明。

今後、同様のトラブルが生じたとしても、強制切り替え自体は数分で完了可能
だとしています。株式売買システム「アローヘッド」の2010年1月の導入から
2年間、サーバーの切り替えはおよそ半年に1回程度発生していたが、これ迄
正常に切り替えが完了しており、深刻なトラブルに発展していなかったという。

会見した東証の最高情報責任者の鈴木専務は、今回のトラブルについて「サイ
バーテロという感じは、まったくない」と話しました。

情報配信システムのトラブルによって、東証で241銘柄、東証のシステムを
利用している札幌証券取引所で74銘柄、計315銘柄の情報配信を午前中、
止めることになりました。

東証は「投資家をはじめ多くの市場関係者に迷惑をかけ、深くおわびを申し
上げる」とする斉藤惇社長の声明を発表しました。

東証は危機対応マニュアルの見直しなど、再発防止に積極的に取り組むという。
経営責任について鈴木専務は、障害原因の究明を経た上で処分の必要性も
含めて検討するとしました。

ハードウエアで最初に障害が発生した点については「今後、使用を継続する上で
問題になるものなのか、きちんと見極める」(鈴木専務)とした。その後に切り
替えが正常に完了しなかった点は、設計上のミスか、運用上のミスか、原因を
突き止めて問題の所在を判断するとしました。

アローヘッドのシステムは富士通が供給しています。東証は、5月に予定する
サーバーの増強に備え原因究明を急ぐ方針です。

東証のシステムトラブルは、5年位前、アローヘッドの切り替え前にも起きて
おり、日本の株式市場への信用失墜につながるチョンボです。
「すいません」で
済まない状況にも成りえ、原因究明の是正処置とあわせ、
予防処置を幾重にも、張
りめぐらさないといけません。

さて、日経平均は3日続伸し、67円高の8876円の大引けでした。
(出来高 概算22.5億株の商いでした。)

欧米市場の持ち直しで、東証への追い風となり、システム障害のトラブルの
影響を限定的にしたkとは、不幸中の幸いでした。

日経平均は続伸と、8800円台を維持し、5日移動平均線(約8825円)を
回復し、下方にある25日移動平均線(約8604円)と75日移動平均線
(約8597円)のゴールデンクロスを示現しました。値固めからの上放れ
期待も出てきた格好です。

注目のNY市場、新規保険失業件数の改善も、もみ合い商状。

明日の日経平均、もみ合いが想定されますが、4日続伸の芽もあると思って
おり、マーケットの評価に注目です。

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