3/20~週の日経平均は、米オバマケア代替案をめぐる、動向の不透明感から
NY株が売られ、東京市場は為替の円高もあり、リスク回避の動きが増幅されて
下落しました。
結局、日経平均は、週間259円下落(↓1.33%)19262円大引けでした。
さて、3月最終週(3/27~3/31)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
週末NY株式市場、オバマケアの代替法案を取り下げ、弱含みの終了。日経平均
売りからスタートが想定されます。トランプ政権の政策課題を実行する能力に疑問
を生じる結果で、為替に反応すると東京市場への影響が警戒されるところ。
3/29に英国のメイ首相がEU離脱手続き開始を通告する予定で、欧州市場の
反応に注目。
国内は、国内は、3/31の2月雇用統計に注目です。また3/28に期末、株主
優待・配当等の権利付最終売買日となるため、先週、一時19000円を割り込み
値ごろ感もあるため、下押す場面で買いを入れやすい水準。3/E期末配当取りを
意識した流れとなるかポイントです。
日経平均、3月最終週(3/27~3/31)レンジは、19050円~19500円
程度を想定しています。
1.3月最終週(3/27~3/31)主なイベントと予定
3/27
日本 日銀金融政策決定会合の「主な意見」(3/15、16分)
日本 ティーケービー 新規上場
米 シカゴ連銀総裁、講演
独 3月Ifo景況感指数
3/28
日本 3月末、株主優待・配当等の権利付最終売買日
日本 二トリ、ハ二ーズ、ライトオン 各決算
日本 No.1、ズーム 新規上場
米 3月消費者信頼感指数
米 1月S&Pケースシラー住宅価格
米 3月CB消費者信頼感指数
米 2月卸売在庫
米 国債入札 2年債(260億ドル)
米 イエレンFRB議長、講演
米 パウエルFRB理事、講演
米 ダラス連銀総裁、講演
米 カンザスシティー連銀総裁、講演
3/29
日本 オークネット 新規上場
米 2月中古住宅販売成約指数
米 国債入札 5年債(340億ドル)
米 カー二バルコーポ 決算
米 ボストン連銀総裁、講演
米 シカゴ連銀総裁、講演
米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
英 メイ首相、EU離脱手続き開始を通告
中東 アラブ首脳会議(アンマン)
3/30
日本 スシローグローバルHD、ユーザーローカル 新規上場
日本 マルマエ、夢の街創造委員会、ERI 各決算
日本 東芝 臨時株主総会
米 第4四半期GDP
米 新規失業保険申請件数(~3/25までの週)
米 国債入札 7年債(280億ドル)
米 ダラス連銀総裁、講演
米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
米 クリーブランド連銀総裁、講演
EU 3月ユーロ圏景況感指数
3/31
日本 日銀、当面の長期国債等の買い入れの運営について
日本 2月有効求人倍率
日本 2月完全失業率
日本 2月家計調査
日本 2月消費者物価指数
日本 2月鉱工業生産指数
日本 ネットマーケティング 新規上場
日本 象印、ジーンズメイト 各決算
日本 第2回プレミアムフライデー
米 2月個人所得/支出
米 3月シカゴ製造業景況指数
米 3月ミシガン大学消費者マインド指数
米 国債償還 2年債(260億ドル)
米 5年債(358億ドル)
米 7年債(330億ドル)
中国 3月中国製造業PMI
中国 3月中国非製造業PMI
4/1
日本 都市ガス自由化
日本 JXHDと東燃、経営統合
日本 コカコーラ、イースト&ウエスト、経営統合
日本 富士重工、SUBARUに社名
2.NY市場、為替/債券 各結果(3/24)
今日NY為替市場は終盤になってドルが急速に買い戻された。共和党内でヘルス
ケア法案の支持が集まらず、情勢が混沌とするなか、ドル売りが優勢となっていた
が、終盤になって法案の採決断念が決まると一斉にドル買い戻しで反応している。
ドル買戻しの背景は定かではない。一部報道でトランプ大統領は今後、税制改革に
注力していく方針とも伝わっていた。
保守派はより完全なオバマケア撤廃を求めていた。ただし、それでは無保険者が
大幅に増えるとの試算を懸念し、共和党指導部は修正案を盛り込んだ。しかし、
米議会予算局(CBO)は10年間で財政赤字は1500億ドル減少との試算を公表。
赤字減少幅は従来の3360億ドルから大きく縮小する。財政赤字という観点から
考えれば、今回の法案は廃案になったほうが、ドルにとっては支援材料という面
もあるのかもしれない。
ただ、今後トランプ大統領が掲げる税制改革や金融規制改革、そして、インフラ
整備などで大統領の思惑通りに議会で成立させることができるのか、不透明感は
高まったようにも思われる。
ドル円は一時110.60近辺まで下落してたが、短時間に一気に111.20近辺まで
急速に戻した。
一方、ユーロドルは1.08台を回復して推移していたが、採決断念で1.07台に下落。
しかし、直ぐに戻している。
この日発表の3月ユーロ圏PMIは製造業、非製造業ともに予想を上回る好調な
内容となっており、景気回復のムードが高まっている。企業センチメントの中に
インフレ期待が高まっている兆候も見せている。現状、ECBは慎重姿勢を継続
しているが、市場に広まってる量的緩和(QE)縮小前の利上げシナリオを追認
させる内容ではあった。
今後の政治リスクは否めないものの、目先に迫っている、仏大統領選に関しては、
保護主義の台頭は、回避されそうな情勢が続いており、ひとまず懸念は後退して
いる模様。
目先は1.0820近辺の上値抵抗が強い様だが、その水準を突破すれば、1.10を
視野に入れる可能性もありそうだ。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=362188
米国債利回り
2年債 1.257(+0.005)
10年債 2.412(-0.007)
30年債 3.013(-0.016)
期待インフレ率 1.984(+0.015)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは横ばい。きょうに採決が延期になっているヘルス
ケア法案の行方に市場の関心が集まった。ライアン下院議長が票を集めきれず、
情勢が混沌とする中、利回りはマイナス圏で推移していたが、終盤になって法案
採決断念が決まると、逆に利回りは下げ幅を縮小。一部報道でトランプ大統領は
今後、税制改革に注力していく方針とも伝わった。
10年債利回りは一時2.39%まで低下したものの、2.4%台に戻している。
2-10年債の利回り格差は116(前日116)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=362187
3.NY株式市場 結果(3/24)
NY株式24日
ダウ平均 20596.72(-59.86 -0.29%)
S&P500 2343.98( -1.98 -0.08%)
ナスダック 5828.74(+11.05 +0.19%)
CME日経平均 19160 (大証終比:+20 +0.10%)
今日のNY株式市場でダウ平均は続落。 きょうに採決が延期になっているヘルス
ケア法案の行方に市場の関心が集まった。ライアン下院議長が票を集めきれず、
情勢が混沌とする中、軟調な動きが見られ、ダウ平均は一時126ドル安まで下げ
幅を拡大。しかし、終盤になって、法案の採決断念が決まると買い戻しも見られて
いる。ヘルスケア関連銘柄の買いが押し上げたようだ。
トランプ大統領は今後、税制改革に注力していく方針と伝わり、今回はネガティブな
反応は避けられたものの、今回の結果は今後の法案成立の行方に影を落としそう。
ダウ採用銘柄では、ゴールドマンやファイザーが下落しているほか、デュポン、
エクソンモービルも軟調。一方、ナイキの買い戻しが続いたほか、アメックス、ビザ
も上昇。
ナスダックは上昇。フェイスブックやテスラが上昇。ITハイテク株は全体的に堅調な
動きを見せていた。
半導体のマイクロン・テクノロジーが商いを伴って大幅高。DRAMの平均販売価格
が21%上昇しており好決算を発表している。また、この決算を受けて、昨年サンデ
ィスクを買収をしたウエスタンデジタルも上昇。
ゲームソフト販売のゲームストップが下落。ハードウェアもソフトも販売が伸びず決算
が不調。全店舗面積の2~3%を閉鎖する予定だという。
スポーツシューズのフィニッシュ・ラインが大幅安。第4四半期の決算を発表しており、
既存店売上高が4.5%減と予想(3.9%減)以上に落ち込んだ。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=362185
4.NY市場、原油先物5月限/金先物4月限 各結果(3/24)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=47.97(+0.27 +0.57%)
ブレント先物5月限(ICE)(終値)
1バレル=50.80(+0.24 +0.48%)
ブレント-WTI 2.83
24日のNY原油は反発。週末にクウェートで行われる減産順守監視委員会の閣僚
会議を控え、引き続き供給過剰懸念が重しとなるも売り圧力は限定され、週末前の
ポジション絡みの動きなどに支えられることとなった。
5月限は、夜間取引終盤に48.12ドルへ強含むも、立会い開始後は下げに転じ、序盤
に47.54ドルまで下落。その後は持ち直したものの、夜間取引の高値に接近したのが
精一杯だった。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=362175
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1248.5( +1.3 +0.10%)
24日のNY金先物相場は反発。下院での米医療保険制度改革(オバマケア)の
代替法案の行方待ちのムードが広がるなか、可決できそうもないとの見方の広がり、
ドル相場の軟化・米債利回りの低下などに下支えられた。
最も取組高の多い4月限は、時間外取引終盤に1240.7ドルへ下落した後は持ち直す
こととなり、通常取引開始後は上値を切り上げると、一時、1249.9ドルまで上昇した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=362170
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