3/19~週は「春分の日」の祝日を挟み、4日の取引の中、NY市場のダウの
伸び悩みで13000$辺りの取引の中、円高是正の流れが一服。
週末にかけ、2月の日本の貿易収支が予想外の黒字となった上、米金利の
低下も重なり、ドル/円で82円台、ユーロ/で円110円を割り込む円高に
加え、欧州や中国景気減速懸念も加わり、1/16以来の100円以上の下げ
となったものの、大台はキープした格好です。
結局、日経平均は、1週間で118円下落(↓1.17%)し、10011円大引け
の週末となりました。
3月最終週(3/26~3/30)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
明日からの週は、年度末の権利取リ後、4月以降の新年度相場を睨み、短期
調整から上値を目指す、充電期間となりそうです。
背景は、外資の12週連続の買い越しで、日本株をアンダーウエートから
ニュートラルへ巻き戻した結果が大きいと思われます。従って、新年度以降
為替の円高是正が再開されれば、いよいよ外資は、オーバーウエートへ変化
させることも十分ありえます。
そんな充電期間と捉えれば、大きく下押しする可能性は少ない様に思います。
3/28の配当落ち(予想 約87円)分を吸収できれば、新年度相場に向け
はずみとなりましょう。
日経平均、3月最終週は、9900円~10300円程度を想定しています。
1.3月最終週(3/26~3/30)主なイベントと予定
(3/25)
英 サマータイム移行
EU サマータイム移行
3/26
日本 ライトオン、ウエザーニュース、壱番屋 等 決算
米 2月中古住宅販売成約指数
米 シカゴ連銀活動指数
米 バーナンキFRB議長、講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、講演
NZ 2月貿易収支
独 3月Ifo景況感指数
独 ショイブレ独財務相、講演
EU ドラギECB総裁、講演
世 核安全保障サミット(~3/27、ソウル)
世 フィギュアスケート世界選手権(~4/1、仏ニース)
3/27
日本 3月末権利付(分割、配当、優待)最終売買日
日本 ハニーズ、日本化薬 等決算
日本 ベクトル新規上場
日本 伊モンティ首相来日(~3/30)
米 1月S&Pケースシラー住宅価格指数
米 3月消費者信頼感指数
米 バーナンキFRB議長、講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁、講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、講演
米 国債入札 2年債(350億ドル)
独 4月GFK消費者信頼感調査
EU ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長、講演
3/28
日本 乃村工芸社 決算発表
日本 日本薬学会第132年会(北大)
日本 プロ野球メジャーリーグ開幕戦(東京ドーム)
米 2月耐久財受注
米 ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
米 国債入札 5年債(350億ドル)
仏 第4四半期実質GDP確報値
英 第4四半期GDP確報値
伊 モンティ伊首相、日本と中国を訪問(~3/31)
EU コンスタンシオECB副総裁、講演
3/29
日本 宝印刷、タキヒョー、山下医科器械、ヒマラヤ 等決算
日本 各種TOPIX、終値でリバランス実施
米 第4四半期GDP確報値
米 新規失業保険申請件数(~3/24までの週)
米 バーナンキFRB議長、講演
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁、講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、講演
米 国債入札 7年債(290億ドル)
独 3月失業率・失業者数
南ア 南アフリカ政策金利発表
3/30
日本 2月完全失業率、有効求人倍率
日本 2月家計調査
日本 2月全国消費者物価指数
日本 2月自動車生産
日本 ニトリ、ジェイコム、岡野バルブ、ジンーズメイト 各決算
日本 郵貯定額貯金の金利上乗せ期限
日本 プロ野球開幕
米 2月個人所得、支出
米 3月シカゴPMI
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁、講演
英 3月GFK消費者信頼感調査
EU ユーロ圏財務相会合
EU EU非公式財務相理事会(~3/31)
(3/31)
日本 岩手、宮城、福島で、地デジ移行
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、講演
米 国債償還 2年債(454億ドル)
5年債(163億ドル)
2.NY市場、為替/債券 各結果(3/23)
23日のNY市場では、ドル円など各主要通貨が振幅する展開だった。
序盤は、米新築住宅販売の伸び悩みに米株下落、債券買いとリスク回避
の動き。ドル円は一時2週間ぶりとなる82円割れ水準まで下落した。
クロス円も下落。
しかし、その後は米株は底堅く推移し、ダウ平均の下落は13000$
近辺でサポートされて上げに転じている。円相場も円売りへと反転した。
豪ドル円は85円台前半から86円台を回復、ユーロ円も108円台半ばから
109円台乗せ、序盤の下げを消している。ドル円も82円台半ばへと買い
戻されている。
取引後半は模様眺めが続き、週末を控えて取引が手控えられた。
原油が一時105ドル台から108ドル台まで急騰した。米欧の制裁措置で
イランの石油輸出が急減しているとの報道が材料視されていた。
資源国通貨が買われるなど、ドル安の動きに波及した面もあったようだ。
豪ドル/ドルは1.03台後半から1.04台後半へと上昇、ユーロドルも1.32台
前半から後半へと再び上昇した。取引中盤からは原油は107ドル前後の
水準に落ち着き、ドル相場も膠着している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=142627
米国債利回り
2年債 0.352(-0.012)
10年債 2.234(-0.045)
30年債 3.309(-0.051)
期待インフレ率 2.374(-0.007)
*期待インフレ率は10年債で算出
23日のNY債券市場、長期債を中心に逃避買いの動きがみられ、利回りが
低下した。
取引序盤に発表された2月の米新築住宅販売件数が年率換算31.3万件と
市場予想32.5万件を下回ったことに反応した。10年債利回りは一時2.21%
近辺へと低下した。
欧州でドイツ連邦債の逃避買いが強まったことも影響したもよう。
取引後半は週末を控えて模様眺めとなった。2-10年債利回り格差は188bp
と、前日の191bpから縮小した。週後半は、このところのスティープ化にやや
巻き返しの動きがみられている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=142625
3.NY株式市場(3/23)
NY株式23日
ダウ平均 13080.73(+34.59 +0.27%)
S&P500 1397.11( +4.33 +0.31%)
ナスダック 3067.92( +4.60 +0.15%)
CME日経平均 9960 (大証比:+30 +0.30%)
23日のNY株式市場、ダウ平均は34.59ドル高の13080.73ドル、ハイテク
株中心のナスダックは4.60ポイント高の3067.92ポイントで取引を終了した。
序盤は2月の米新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことで、売りが先行。
しかし、ダウ平均は1万3千ドルの大台を割り込まずに反発した。前日まで
3日続落だったことで、安値を拾う動きがでていた。 イランの原油輸出が
大幅減との報道で原油相場が急騰するとエネルギー・資源株が買われた事も
相場を押し上げた。
ダウ平均採用銘柄では、シェブロン0.96%高、エクソンモビル0.26%高、
アルコア0.90%高など資源関連が買われた。また、JPモルガン1.14%高、
バンカメ2.60%高と金融関連も堅調。ファイザー0.41%高、メルク1.04%高
など薬品株も買われた。その他、HPが2.52%高と突出して買われた。
一方、AT&T0.60%安、ベライゾン0.61%安など通信株は軟調だった。
米住宅指標が弱かったことでホームデポは0.28%安だった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=142624
4.NY市場、原油先物5月限/金先物4月限 各結果(3/23)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=106.87(+1.52 +1.44%)
23日のNY原油先物5月限は1.52ドル高の106.87ドルで通常取引を終了した。
NY序盤に105ドル台から一時108.25ドルまで急伸する場面があった。3月の
イランの輸出が急減しているとの報道が需給逼迫として材料視された。米欧の
制裁措置の影響で、イランの輸出は3月に日量30万バレル減少(14%減)して
いるという。その後は107ドル前後での取引が続いた。週間ベースでは小幅安
となったものの、引き続き原油価格の水準は高い。
輸入国からはコストプッシュインフレを警戒する声も上がっており、原油市況
から目が離せない状況が続いている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=142611
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1662.40(+19.90 +1.21%)
23日のNY金先物4月限は19.90ドル高の1662.40ドルで通常取引を終了した。
一日での上げ幅は1.21%高と3月になってから最大となった。原油市況が一時
急伸したことや、為替市場でのドル安の動きが金先物を下支えした。米新築
住宅販売が伸びを欠いたことから米緩和期待が再燃したとの指摘もあった。
このところ下げていただけに、買戻しの動きもあったもよう。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=142609
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