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6/11~週の日経平均は、上昇した。日米欧の金融政策が相次いで発表
された。米FOMCは予想通り0.25%の利上げを発表し、米の年内後2回
の利上げを見込むなど印象がある。また、EUはECB理事会を受け利上げ
方向に舵を切ろうとしており、この流れから日米金融政策の格差がドル円を
押し上げるとの期待があり、為替が円安に向うとの思惑や、米朝首脳会談で、
中身は兎も角、表紙的に「北朝鮮が完全な非核化」と地政学リスク軽減。
週末に米・中貿易戦争の再燃もあったが、日経平均は、上昇して引けた。
結局、日経平均は、週間で157円上昇(0.69%)の22851円でした。
さて、6月第4週(6/18~6/25)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週末のNY株式市場は、米中貿易摩擦が再燃して、小幅安で終了しており、
東京市場は、反落スタートが想定されます。ただ、日米欧の金融政策イベント
を通過しており、為替の円安トレンドを考えた企業のファンダメンタルを見ると、
日経平均は、23000円台へ向うことに期待したい。
米長期金利の再上昇期待もあり、為替が円安ドル高、企業業績の見直しに
動く様だと、好決算の個別物色中心に水準底上げを想定したい。
日経平均、6月第4週(6/18~6/22)レンジは22700円~23200円
程度を想定しています。
1.6月第4週(6/18~6/22)主なイベントと予定
6/18
日本 5月貿易収支
日本 日ヘルスケア、ツルハHD、プレミア投 各決算
米 アトランタ連銀総裁、講演
米 ウィリアムズ氏、NY連銀総裁に就任
上海 休場
香港 休場
EU ドラギECB総裁、講演
6/19
日本 メルカリ 東証Mに上場
日本 サンオータス、アークランド 各決算
米 5月住宅着工件数
米 セントルイス連銀総裁、討論会出席
米 オラクル、フェデックス 各決算
EU ドラギECB総裁、講演
6/20
日本 日銀議事録(4/26、27日分)
日本 黒田日銀総裁、挨拶
日本 5月訪日外国人客数
米 5月中古住宅販売件数
米 セントルイス連銀総裁、討論会出席
米 マイクロン・テクノロジー 決算
タイ タイ中銀政策金利
フィ フィリピン中銀政策金利
ブ ブラジル中銀政策金利
世 ドラギECB総裁、パウエルFRB議長、討論会出席
6/21
日本 オプトエレクト 決算
米 5月景気先行指数
米 新規失業保険申請件数(~6/15迄)
米 FRB、銀行のストレステスト結果公表
米 クローガー 決算
英 英中銀政策金利
英 カーニー英中銀総裁、講演
EU ユーロ圏財務相会合
6/22
日本 5月消費者物価指数
日本 サツドラHD 決算
米 6月製造業PMI
独 6月製造業PMI速報値
EU 6月ユーロ圏製造業PMI速報値
EU EU財務相理事会
米 OPEC総会
2.NY市場、為替/債券 各結果(6/15)
今日のNY為替市場、ドル円は110円台半ばでの推移が続いた。今日の
ドル円は日銀決定会合などを受けて一時110.90円付近まで上昇したもの
の、ロンドン時間から戻り売りが強まった。トランプ大統領が500億ドル規模
の中国からの輸入品への制裁関税措置を承認した。事前に伝わっていた
内容ではあったが、中国が報復した場合には追加する可能性も付け加えて
いる。その中国は早速、同規模の報復関税を課すと表明している。
関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の輸入
品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の7月6日から
農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入品に報復関税を課すと発表した。
双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残って
いるものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。
米株が下落したほか、きょうは原油も金も米国債利回りも下げており、リスク
許容度の低下が見られている。しかし、為替市場では円高の動きが強まった
印象まではない。むしろ、ユーロドルが前日の急落から買い戻しが入っており、
それに伴うドル売りがドル円を圧迫していたようにも思われる。実際、ユーロ
が入っており、円やポンド円は上昇した。
ドル円は上値は重いものの、110.50円を割り込むと買いオーダーも
断続的に入り、底堅さは堅持している印象。今週のFOMCは、年内あと
2回の利上げを見込むなどタカ派な印象が強かった。市場では12月の利
上げ確率を50%程度で織り込む動きが出ている。
一方、日銀は消費者物価指数(CPI)の見方を下方修正するなど、依然
として出口戦略には程遠い状況。
市場がフォンダメンタルズに焦点を戻せば、日米金融政策の格差がドル円
を押し上げるとの期待が根強くあるのかもしれない。
ユーロドルは買い戻しが入り1.16ドル台を回復。一時1.1625ドル
付近まで上昇。前日はECB理事会を受けてユーロは急落した。高値から
300ポイント近く急落し、きょうは1.1545ドル付近まで下げ幅を拡大する
場面も見られた。
特にユーロを買い戻す材料は見当たらないが、前日の急ピッチな下げに、
さすがにショートカバーも入っていた印象。ただ、上値では戻り売りのオー
ダーも観測されている模様で、目先は5月安値の1.1510ドルを意識する
展開は続いているものと見られる。
ポンドも買い戻しが優勢となった。前日はユーロに連れ安する格好で下落
したが、今日はユーロの買い戻しに同調している。来週は英中銀金融政策
委員会(MPC)が予定されている。政策は据え置きが確実視されている
ものの、声明や政策委員の投票行動などが注目される。前日の英小売売上
高は第1四半期の減速が一時的であるという英中銀の見方を裏付ける内容
となった。このところ発表されている英指標は回復を示す内容も相次いでいる。
いまのところ市場は、8月の利上げ確率を50%程度で織り込んでいる。
今回は政策は据え置かれるものの、利上げに関して何らかのヒントが出る
か注目したいところではある。前回のMPCでの政策委員の投票は7対2
での据え置きだったが、6対3に変化するようであれば、8月の利上げ
確率は高まりそうだ。ただ、ポンドの場合、議会での英離脱法案の行方は
リスクとして意識される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436171
米国債利回り
2年債 2.545(-0.018)
10年債 2.921(-0.015)
30年債 3.045(-0.010)
期待インフレ率 2.129(-0.001)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、ドル円は110円台半ばでの推移が続いた。今日の
ドル円は日銀決定会合などを受けて一時110.90円付近まで上昇した
ものの、ロンドン時間から戻り売りが強まった。トランプ大統領が500億ドル
規模の中国からの輸入品への制裁関税措置を承認した。事前に伝わって
いた内容ではあったが、中国が報復した場合には追加する可能性も付け
加えている。その中国は早速、同規模の報復関税を課すと表明している。
関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の
輸入品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の
7月6日から農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入品に報復関税
を課すと発表した。
双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残っ
ているものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。
米株が下落したほか、きょうは原油も金も米国債利回りも下げており、
リスク許容度の低下が見られている。しかし、為替市場では円高の動きが
強まった印象まではない。むしろ、ユーロドルが前日の急落から買い戻し
が入っており、それに伴うドル売りがドル円を圧迫していたようにも思わ
れる。実際、ユーロ円やポンド円は上昇した。
ドル円は上値は重いものの、110.50円を割り込むと買いオーダーも
断続的に入り、底堅さは堅持している印象。今週のFOMCは、年内あと
2回の利上げを見込むなどタカ派な印象が強かった。市場では12月の利
上げ確率を50%程度で織り込む動きが出てる。一方、日銀は消費者物価
指数(CPI)の見方を下方修正するなど、依然として出口戦略には程遠
い状況。
市場がフォンダメンタルズに焦点を戻せば、日米金融政策の格差がドル円
を押し上げるとの期待が根強くあるのかもしれない。
ユーロドルは買い戻しが入り1.16ドル台を回復。一時1.1625ドル
付近まで上昇。前日はECB理事会を受けてユーロは急落。高値から300
ポイント近く急落し、きょうは1.1545ドル付近まで下げ幅を拡大する
場面も見られた。
特に、ユーロを買い戻す材料は見当たらないが、前日の急ピッチな下げに、
さすがにショートカバーも入っていた印象。
ただ、上値では戻り売りのオーダーも観測されている模様で、目先は5月
安値の1.1510ドルを意識する展開は続いているものと見られる。
ポンドも買い戻しが優勢となった。前日はユーロに連れ安する格好で下落
したが、きょうはユーロの買い戻しに同調している。来週は英中銀金融政策
委員会(MPC)が予定されている。政策は据え置きが確実視されているも
のの、声明や政策委員の投票行動などが注目される。前日の英小売売上高は
第1四半期の減速が一時的であるとの英中銀の見方を裏付ける内容となった。
このところ発表されている英指標は回復を示す内容も相次いでいる。
いまのところ市場は、8月の利上げ確率を50%程度で織り込んでいる。
今回は政策は据え置かれるものの、利上げに関して何らかのヒントが出るか
注目したいところではある。前回のMPCでの政策委員の投票は7対2での
据え置きだったが、6対3に変化するようであれば、8月の利上げ確率は高
まりそうだ。ただ、ポンドの場合、議会での英離脱法案の行方はリスクとし
て意識される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436171
3.NY株式市場 結果(6/15)
NY株式市場8日
ダウ平均 25090.48(-84.83 -0.34%)
S&P500 2779.42( -3.07 -0.11%)
ナスダック 7746.38(-14.66 -0.19%)
CME日経平均 22790 (大証比:-40 -0.18%)
今日のNY株式市場で、きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。
トランプ大統領が500億ドル規模の中国からの輸入品への制裁関税措置を
承認した。事前に伝わっていた内容ではあったものの、中国が報復した場合
には追加するとも付け加えている。その中国は早速、同規模の報復関税を課
すと表明した。
関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の
輸入品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の7月
6日から農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入製品に関税を課すと
発表した。
双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残って
いるものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。
一方、来週のOPEC総会を前に原油が急落していることも株式市場を圧迫。
ロシアとサウジが増産の意思を示しているようだ。エネルギー株や銀行株、
そして、中国関連の産業株や食品株が下落した。
ダウ平均は一時280ドル安まで下げ幅を拡大したが、後半になって下げ渋
っている。
ダウ採用銘柄ではキャタピラーやボーイング、GEが下落している他、エク
ソンモービル、シェブロンも軟調。アメックス、シスコ、アップルも安い。
一方、ナイキ、P&G、コカコーラが上昇。
ナスダックも反落。アップルやアマゾン、マイクロソフトが下落している他、
アルファベット、インテルも軟調。
アドビシステムズが下落。3-5月期決算を発表しており、1株利益、売上
高とも予想を上回った。6-8月期については、利益見通しこそ予想を上回
っているものの、売上高は予想範囲内に留まっている。この1年間で株価は
倍近く上昇してきたが、今回の売上高見通しに、安定的に高い成長を維持で
きるか懐疑的な見方も出ている模様。
ブロードコムが小幅に5日続伸。1100人の人員削減計画を発表している。
ドロップボックスがきょうも大幅高。今週に入って突如動意づいている。
ただ、特に材料は見当たらない。市場の一部からは、大手IT企業が買収に
関心を示しているとも言われている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436169
4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/15)
NY原油先物7月限(WTI)
1バレル=65.06(-1.83-2.74%)
NY原油は急反落。時間外取引は弱含みで推移。期近7月限は66.56ドルで
買い支えられ、下値は堅く推移。日中取引はニューヨーク時間の午前8時半
過ぎに米トランプ政権が中国製品に対する制裁関税を発動するとのニュース
が流れると、中国経済に対する不安から貴金属、非鉄、大豆などを中心に
商品市場がほぼ全面安となり、原油もその流れに巻き込まれ、下げ足を速め、
11時半頃に65ドル割れとなり、64.29ドルまで値を落とした。午後は幾分、
下げ幅を縮小したが、65.20ドル手前で戻り一杯となった。
かろうじて65ドル台は維持したが、大幅安で引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436181
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=1278.50(-29.80 -2.28%)
NY金8月限は大幅安。時間外取引では、ドル堅調を背景に売り優勢となっ
たが、1,300.3ドルで買い支えられ、1,300ドルの節目は維持した。日中取引
開始後はニューヨーク時間の午前8時半過ぎに米トランプ政権が中国製品に
対する制裁関税を発動するとのニュースが流れると、中国経済に対する懸念
から一次産品需要の減少に対する不安が強まり、金市場でも売りが殺到した。
今月1日の安値1,293.1ドル、1,290ドル、5月21日の安値1,2868ドル、さらに
1,280ドルと主要な支持線を割り込み、右肩下がりの展開となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436180
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