「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

11月第1週 相場展望と予定

2010-10-31 22:01:36 | 相場展望

           
10月最終週は、11/2、3に開催される米FOMCをめぐる思惑が、相場を翻弄
しました。

米追加緩和期待がある中、緩和の規模や内容をめぐって思惑もあり、ドル円は
82円手前まで上昇したものの、週末は80円台前半のドル安/円高となりました。

また、米経済指標は、一部改善の兆候もあり NY株式市場は、年初来高値近辺での
もみ合いと、米中間選挙年の株高アノマリーが活きている感じ
がします。

一方、日経平均は、円高進行の懸念が払拭されず、週間で224円下落(↓2.4%)し
9202円の週末となり、月足陰線となりました。

日銀は、次回の決定会合の日程を前倒すと発表しましたが、円高/ドル安に変化は
無く、例え、時間稼ぎであったとしても、為替介入がほしかったところ。

さて、11月第1週の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

ポイントは、11/2、3のFOMC 内容とそれを受けた日銀金融政策決定会合での
対応にあります。また、週末には、米雇用統計発表もあり、東京市場は、大きく動く
かもしれません。

尚、企業決算が本格化して、為替レートを円高方向に見直しても、通期業績予想を
下方修正せず、上方修正するところも散見されます。 円高イミュニティが、出ており、
波乱の芽を残しても、重要イベント通過のアク抜けとなるか注目です。

11月第1週(11/1~11/5)の日経平均レンジは、9100円~9500円程度を
想定
しています。

1.11月第1週(11/1~11/5) 主なイベントと予定
 11/1
  日本  9月毎月勤労統計(厚労省)
  日本  10月自動車販売台数(日本自動車販売協会連合会)
   日本  アステラス、住生活、伊藤忠、DeNA 各決算
  日本  三井住友FG、NY市場上場 
  米   9月PCEコア・デフレータ
  米   9月個人所得・支出
  米   10月ISM製造業景況指数(予想、54.0)
  米   コーニング 決算
  中  10月中国製造業PMI
 11/2
  日本  10月マネタリーベース(日銀)
  日本  日銀金融政策決定会合議事要旨(10/4、5日分)
  日本  イビデン、スズキ、三菱ケミ、クボタ、東エレ 各決算
  米   FOMC(~11/3)
  米   米中間選挙(上院の3分の1、下院の全議席を改選)
  米   ハートフォード、エレクトロニック・アーツ、
       ニューモント・マイニング 各決算
  豪   中銀政策金利
  印  インド中銀政策金利
 11/3
  日本  祝日(文化の日)
  米  10月ADP雇用統計  (予想、+2万人)
  米  10月ISM非製造業景況指数 (予想、53.5)
  米  FOMC政策金利
  米  9月製造業受注
  米  プルデンンシャル、CVSケアマーク、
      ホールフーズ・マーケット、トランスオーシャン 各決算
 11/4
  日本  日銀金融政策決定会合(~11/5、前倒し開催)
  日本  白川日銀総裁講演
  日本  ヤマダ電、日産自、国際帝石、OLC 各決算
  米   新規失業保険申請件数(10/30日までの週)
  米  10月自動車販売
  米  10月ICSチェーンストア売上高
  米   スターバックス、アパッチ 各決算
  豪  9月小売売上高
  ブ   ブラジル9月鉱工業生産
  英  中銀政策金利
  EU   ECB政策金利
  EU   トリシェECB総裁記者会見
 11/5
  日本  日銀政策金利
  日本  APEC(アジア太平洋経済協力会議)財務相会合(~11/6)
  日本  キリン、トヨタ、ブリジストン、住友不動産、旭硝子 各決算
  米  10月雇用統計 (予想、非農業部門雇用者数、+6万人
                 失業率、9.7%)
  米  9月中古住宅販売成約指数 (予想、前月比+3.0%)
  米  エヌビディア 各決算
  加  10月カナダ雇用統計
  豪  金融政策四半期報告
  英  10月生産者物価指数
 11/6
  日本  APEC財務相会合(京都)
 11/7
  日本  APEC最終高級実務者会合(~11/8、横浜)
  米   米国夏時間終了

2.NY市場 為替/債券 各結果(10/29)

 29日のNY市場は、ドル安の推移だった。注目された米第3四半期GDPは、前期比
 年率2.0%と市場予想通りの結果だった。内訳で、在庫や個人消費の伸びが寄与する
 一方、住宅や貿易赤字が足を引っ張った。

 また、市場はコアPCEの伸びが0.8%に留まり市場予想1.0%を下回ったことや雇用
 コスト指数の伸びが予想を下回ったことが次週のFOMCでの追加緩和への思惑を
 増幅させている。

 その後発表された10月シカゴPMIは60.6と予想を上回ったが反応は限定的。
 10月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は67.7へと下方修正されている。

  米国債利回り
       2年債    0.336(-0.024)
     10年債    2.598(-0.060)
     30年債    3.983(-0.066)

 29日のNY債券市場は、弱めの米経済指標を受けて緩和期待が高まり買われた
  (利回りは低下)。10年債は2.6%割れ、30年債は3.98台へと利回りが低下している。
 2-10年債利回り格差は226bp(前日230bp)だった。

 朝方発表された米第3四半期GDP速報値は前期比年率2.0%と市場予想並の伸び
 だったが、市場では景気回復にとっては低水準との評価が多かった。
 第3四半期コアPCEが0.8%の伸びに留まり、第2四半期の1.0%に届かなかったことも
  追加緩和観測を強めて債券買いの材料となった。

 10月シカゴPMIは60.6と予想を上回り、10月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は
  67.7と予想を下回るなど、その他の指標はまちまちだった。
                  http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88785
3.NY株式市場 結果(10/29) 
 NY株式29日
   ダウ平均     11118.49 (+4.54 +0.04%)
   S&P500      1183.26 (-0.52  -0.04%)
   ナスダック      2507.41 (+0.04 +0.00%)

   CME日経平均  9185  (大証比:-5 -0.05%)

 出来高(億株)
   NYSE       10.36
   ナスダック     21.08

 29日のNY株式市場は、ダウ平均が前日比4.54ドル高の11118.49、ハイテク中心の
 ナスダックが前日比0.04高の2507.41で取引を終えた。いずれもほぼ前日終値並み
 の水準だった。

 NY市場序盤に発表された第3四半期の米GDP速報値は前期比年率2.0%と市場予想
 通りの結果だった。シカゴPMIやミシガン大消費者信頼感指数などもまちまちで、株式
 市場の手掛かりとはならなかった。
 
 来週のFOMCや週末を控えて様子見気分が広がり、ダウ平均の値幅は50ドル程度に
 留まった。

 ダウ採用銘柄では、アルコア3.79%高、IBM1.92%高、マイクロソフト1.37%高と
 値上がり率上位。シェブロン2.17%安、インテル1.95%安、メルク1.79%安が
 値下がり上位だった。
                  http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88786
4.NY原油先物12月限、金先物12月限 各結果(11/29)

 NY原油先物12月限(WTI)
    1バレル=81.43(-0.75 -0.91%)

 29日のNY原油先物12月限は前日比0.75ドル安の81.43ドルで通常取引を終えた。
 終値としては10月21日以来の安値水準となった。週末を控えたタイミングで、このところ
 の上昇に対する利益確定売りが入った。

 また、米GDPの伸びが予想通りの低水準に留まった事や、NY市場でユーロドルが伸び
 悩んだことも上値を押さえた。12月限は一時80.56ドルまで売り込まれる場面があった。
                  http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88778
 NY金先物12月限(COMEX)
    1オンス=1357.60(+15.10 +1.12%)

 29日のNY金先物12月限は前日比15.10ドル高の1357.60で通常取引を終了した。
 米GDP速報値が予想通りの結果となったあとも来週のFOMCの追加緩和見通しに
 変化はみられず、ドル安の圧力が継続したことが金相場を支えた。

 また、テロ関連のニュースが安全資産である金の需要を喚起した面もあった模様。
                  http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88776

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住生活Gが、横浜ベイ買収断念の理由!?

2010-10-30 23:41:45 | ニュ-スからひと言

          
台風14号は 関東地方への上陸を避け、足早に遠ざかっています。雨風も弱く
なって、何よりです。 

さて、土曜の夜は、昨晩買った夕刊フジのネタからアップします。(何でも、先代の
戒め破った2代目の暴走
と捉えてます。 文末 参照方!)

皆さん 知っての通り、住生活Gが 横浜ベイの買収を断念しましたが、それには
理由があったと言う記事です。

トステム や INAX で知られた会社でも、住生活Gと聞いてピンと来る人は、ベイ
買収交渉前に、そんなに多くはなかったことと思います。

買収交渉決裂しても、全国区で「住生活G」の社名を告知できたことは、広告費を
かけないPRになったわけで、球団側が、売名行為と穿った見方
をするのも、納得
できます。

一方、買収交渉断念で、住生活Gの株価が急騰した場面もあり、投資家が「球団を
持つと荷物になる。」と捉えているのは確かな様です。

この際、TBSは、日ハム/ロッテ/楽天を見習い、球団運営を黒字化し、球団
価値を高めてから、売却する方向で検討すること
です。

そのため、選手補強などして、客を呼べるベイスターズになってほしいですね。
(因みに、小生はヤクルトファンで、横浜在住者として、球団は 横浜にホームを
おいてもらいたい。)

--------------------(夕刊フジ 2010/10/30号)-----
プロ野球・横浜ベイスターズの買収交渉が決裂した住生活グループ(本社・東京)。

同社が土壇場で本拠地移転を提案してきたことが原因とされるが、「破談させる
ためにわざと、TBS HDに無理難題を持ちかけたフシがある」(関係者)という。

住生活G関係者の間では、球団買収は創業者の戒めを破った潮田洋一郎会長
(56)のフライングとみられており、もともと買収には大きな障壁があったようだ。

破談で内心ホッとしたのは、住生活Gの関係者だろう。潮田会長がトステムの
創業者、潮田健次郎氏(84)の戒めを破り、球団買収に走ったことにトステムの
OBから懸念の声があがっていた
からだ。

健次郎氏は立志伝中の人物。小学6年の時に結核でサナトリウムに入り、小学校を
形だけしか卒業できなかった。独学で学び、トーヨーサッシ(現トステム)を設立。
一代で、トステムやINAXを傘下にもつ住生活Gを築いた。

その健次郎氏の長男が潮田会長。東京大経済学部卒で、商売一筋の健次郎氏と
は異なり、多彩な趣味人として有名だ。

「演劇の古典、小唄・長唄、鳴り物(歌舞伎で用いられる太鼓、笛などの囃子)、
茶道具、建築にわたるウンチクは 玄人はだしと評されている」(住設業界関係者)

その潮田会長が若いときに凝っていたのがモータースポーツ。海外事業を担当して
た副社長当時の1991年から3年間、自動車レースF3000に参戦。「健次郎氏が
カネをドブに捨てるようなものだと激怒して、モータースポーツをやめさせられた事が
ある」(トステムOB)

潮田会長の趣味人ぶりには、健次郎氏も困ったようで、一時は、後継者に据える
事を断念。2003年6月、潮田会長を副社長からヒラ取締役に降格させたほどだ。

そんな親子の葛藤があったが、健次郎氏が後継者にしたのは結局、息子の潮田
会長だった。06年11月に突如、住生活Gの会長兼CEO(最高経営責任者)に
就任。経営をしやすいように、07年6月の株主総会で、健次郎氏はトステム、INAX
出身の古参役員たちを道連れに退任した。

健次郎氏は08年の『私の履歴書』(日本経済新聞)のなかで、「私の遺言と思って
ください」として、こう書き記している。

《〇四年には、私の意向で持ち株会社の商号を住生活グループに改めた。住宅
関連の総合化は積極的に進めるが、それ以外の野放図な多角化をしてはならない
という戒めを込めている。(中略)定款にも「住生活以外の事業は行わない」という
趣旨の一文を入れた。定款で「何々をしない」という文言は珍しいらしい》

粋人の二代目は、球団経営という住生活以外の事業に手を出そうとし、「本業から
離れるな」という先代の戒めをあっさり捨てた。買収交渉がまとまっていたなら、傘下
のトステムが球団株を保有する事になる。住生活Gの定款で、住宅生活関連以外の
事業会社は持てないためだ。
が、住生活Gの精神に反する事に変わりはない。

「先代なら、球団を買収するようなことは絶対にしなかった。潮田会長は頭を押さえ
つけられてきた父親を乗り越え、見返したいという思いが強かったのかもしれない。
だが、本業を離れるなと定めた定款を反古にするのはまずかった」(トステムOB)

潮田会長は一部メディアの取材に、本拠地移転などで横浜の運営をゼロからやり
たかったと語った。しかし、先代の戒めを踏みにじったことが、潮田会長が買収断念
に追い込まれた要因だと、住生活G関係者の間では信じられている。
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野田メ カンタービレ!「市場注視」は聞き飽きた!?

2010-10-29 23:36:53 | マ-ケット

          
10月最終取引日。東海/関東にも上陸しそうな台風が接近しており、まるで
そのサインであるが如く、株式市場は、台風一過の様相となりました。

今日の東京市場は、円高進行に加え、鉱工業生産の下振れで、国内景気不安が
高まり、先物主導による仕掛け的な株安と金利低下が進んだ格好
です。

9月鉱工業生産は、前月比-1.9%と、事前の市場予想下限(-1.6%)を
下回り、10月の予測数値も下方修正されました。エコカー補助金終了による
乗用車生産の低下などがあり、予想以上の落ち込みとなった格好です。

週初に10月の月足陽線を想定していましたが、政策無策の中、月足陰線と
なりました。今日の終値で、9404円を上回れば、「月足陽線」でした。

G20通過して「過度な円高に対処する。」と言った野田財務相は「市場を注視」の
繰り返し。今日 半日で0.7円も円高シフトしている状況を無策で見ているだけ。
学習しない野田財務相は、為替介入のチャンスを逃しました。

野田財務相、5兆円の補正予算を通すのも大事なのは、わかります。だが、民間
企業が、円高に苦労して企業努力を重ね、為替実効レートを引き下げている中、
政策の後押しをしないで、注視だけではいけません!

「ノダメ カンタービレ」、歌うような気持ちで、為替介入しなさい!?

さて、日経平均は大幅下落し、163円安の9202円の大引けでした。 
(出来高 概算21.5億株の商いでした。)

NY市場が比較的底堅い展開の中、日経平均は、鉱工業生産の悪化や為替ドル、
ユーロ共に、円高が進み、先物主導で売り仕掛けられた格好です。
政府の実行なき注視が、売り方を安心させた感もあります。

日経平均は急落し、5日移動平均線(約9346円)をあっさり下振れ、為替介入
した先月15日以来の安値水準です。ボックス(9300~9700円)下限レベルが
抵抗帯に変わったため、早期の回復がなければ、テクニカル的には、調整が
継続する可能性があります。

注目のNY市場、先ほど発表された米第3四半期GDPは、2.0%(予想、2.0%)
と想定内の着地であるが、発表後は、ややドル売りが優勢
となっています。

NY市場、週末FOMCを控え、調整するだろうが、大幅下落とならないところが、
米追加金融緩和を背景にしたドル安背景。

来週には、11/2、3に注目のFOMC、水曜日の祝日休場を挟んで週後半に
日銀金融政策決定会合、米雇用統計など重要イベントがあります。

米金融緩和の内容と規模で、為替水準が大きく変わるでしょうが、ここは、
国益重視の「野田メ、カンタービレ!?」で、為替介入しましょうか?

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を !!

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日銀金融政策決定会合は想定内も、次回前倒し開催はOK!?

2010-10-28 23:17:38 | マ-ケット

           
市場の関心は、11/2、3の米FOMCに向けられている中、日銀の金融政策決定
会合が行われました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101028-00000905-reu-bus_all

展望リポートの見通しを前提に、実質ゼロ金利政策を継続し、追加金融緩和を
示唆したものです。円高で、GDP成長率は下方修正されました。

白川日銀総裁は、今後の金融政策運営について、「経済・物価情勢の展望(展望
リポート)」 の見通しを前提に、実質ゼロ金利政策を継続するとしました。
また、経済/物価見通しが変化した場合は、資産買い入れ基金の増額も有力な
選択肢になると語ったようです。

今回、30~40兆円規模の追加金融緩和を示唆する内容があれば、サプライズ
でしたが、前回示した5兆円規模では少ないですね。 ただ、日銀は基金による
資産買い入れを早期に実施することを目的に、金融政策決定会合をFOMCの
翌日11/4、5に前倒しで開催することは、ベターな選択
です。

FOMCの内容により、フレキシブルな対応を可能(追加金融緩和の増額等)に
した事は、FOMC終了迄 先物主導による売り仕掛けを牽制した格好
です。
それでも、ここ数日、ポジション調整の売り優勢なのは、残念です。

さて、日経平均は、小幅下落し21円安の9366円の大引けでした。
(出来高 概算20.4億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、次回FOMCでの金融緩和が想定規模より、縮小されるとの
思惑が燻り、ザラ場前半は軟調な展開でしたが、比較的しっかりした経済指標も
あり、底堅い終了でした。

これを受け、日経平均は決算発表本格化の中、狭いレンジ取引で、FOMCを
見極めたいとの思いが強く、小幅下落しました。

後場の急伸時に、日銀による資産買い入れ基準緩和や日銀金融政策決定会合
前倒し開催決定などが材料視されたようですが、一時的だったようです。
チャート上、依然として5日移動平均線(約9391円)との攻防の様相です。

NY市場ですが、新規失業保険申請件数(10/16週)は、43.4万件と予想の
45.5万件を下回り、前週から減少したことが好感され、上昇してのスタート
です。

NY市場は明朝にかけ、底堅い展開になりそうです。為替は、円高シフトしており
81円台を切る水準で、懸念材料です。

明日の日経平均、大きく下値は試さず、底堅い展開を想定しています。 

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FOMC追加緩和策(11月)で揺れるシナリオ!?

2010-10-27 23:37:45 | マ-ケット

           
短い秋を飛ばして、冬モードに突入した感がある今日の寒さ。 ベスト1枚追加し
着込んだものの、薄手のコートが必要でした。

風邪をひかないよう、互いに 体調管理に気をつけましょう!! 

ところで、11/2、3に開かれるFRBで、FOMCの追加緩和策の規模に関心が
向かっており、ロイターでは、追加緩和内容と規模で揺れるシナリオについて、
予想をリリース
しました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101027-00000568-reu-bus_all

市場では、今後5ヶ月に渡って、少なくとも5000億ドルの国債買い入れる方針を
発表するとの見方ですが、追加緩和の規模と内容について、市場に与える効果は、
下記のようになっています。

1.基本シナリオ
  5ヶ月に渡る総額5000億ドルの国債買い入れ+追加買い入れの可能性を
  示唆。
  → 市場は折込済であるが、追加買い入れの可能性を示唆して、市場から
     歓迎される可能性

     米国株や国債相場が上昇し、今月になって回復基調にあるドル相場は
     軟化する見通し。

2.大規模な措置
  7500億~1兆ドルの国債買い入れ+追加買い入れの可能性を示唆。
  → バーナンキ議長らの大規模な措置を講じるべきとの考えを採用。
      「アナウンスメント効果」を狙って市場の予想を上回る措置。

     株式や新興国の債券などの高リスク資産が上昇し、コモディティ価格も
     大幅に上昇する見通し。一方、ドル安懸念も大。

3.事前コミットなしで、制限もつけず
  大規模な緩和策を前もって約束するのは困難だとの立場。そのため、毎月
  1000億ドル前後の買い入れを発表する方式。
  → このアプローチは、米国が競争的な通貨切り下げに乗り出したという
     他国の懸念を和らげる効果。

     予測困難で、FRBの声明で経済についてどんな判断が示されるかに
     より左右。

4.追加買い入れの上限を設定する措置
  5000億~7500億ドルの国債買い入れ+追加買い入れ可能性は示さず
  → 追加緩和策の効果に懐疑的なメンバーを説得する方法で、最終的な金額
     に上限を設定すること。FRBが持続的な景気回復を支援する努力を継続
     する柔軟性を持たないまま、非伝統的な政策に乗り出すとは考えにくい。

       ドルが上昇。

5.小規模で限定的なコミットメント
  この可能性は最も低い。バーナンキ議長を始めとするFRB当局者の意図を
  後退させるもの。
  
  → 市場の期待を裏切り、FRBは金利低下の恩恵を台無しにし、ぜい弱な
     景気回復に打撃を与えることも。

     ドルが上昇する一方、株式、債券、新興国の資産は売り込まれる。

上記シナリオの2と5は避けて、追加緩和の着地となるか、注目しています。

さて、日経平均は、小幅上昇の9円高の9387円の大引けでした。
(出来高 概算17.3億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は堅調で終了し、ドル/円もドルが買い戻され、81円台中頃に
戻し、リバウンドの追い風になったが、後場に、先物主導の売りと買いに振らされ、
上昇感のない小幅高で終了しました。

日経平均は、円安を好感した立ち上がりも、後場に失速。決算銘柄が主導する
物色基調で、安定感の欠く相場展開でした。

冒頭の米FOMCの行方次第で、ドル買戻しのシナリオがほしいところですが
可能性は低そう。

注目のNY市場、9月耐久財受注耐久財受注は、3.3%(予想、2.0%)と改善
された結果ですが、株式市場は、変動の激しい輸送機器を除いた、コア指数の
前月比-0.8%減に反応し、売り優勢のスタート
です。

また、9月新築住宅販売件数結果は、30.7万件(予想、30.0万件)と予想を
上回る結果となっており、終って見ればNY市場の戻りもありそう。

明日の日経平均、為替の円安の追い風がほしいところです。

ラストに、今朝の日経朝刊(101027)まちかどに「オプションの弱気後退」のコラムが
あり、参考にアップしておきます。  

------------------------------------
日経平均株価のオプション取引でプットの建玉水準が低下している。プットは
日経平均を一定期間内に「売る権利」。株安懸念が強いと、損失回避や投機的な
狙いで、需要が膨らむ。建玉縮小は、金融緩和などで下値不安が和らいでいる
ことを裏付ける。

一方で「買う権利」がコール。建玉水準を対比した「プット/コール倍率」は、
26日時点で1.14倍だ。プットの縮小で、4月中旬の1.56倍→0.42ポイント
低下した。「1倍を割れれば日本株の買い場」(中堅証券)と注目する向きも。

2006年6月に0.92倍まで下がった後、日経平均が急上昇した経緯がある。
今回はどうなるか。
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インドとEPA合意は、前向きな戦略!?

2010-10-26 23:39:48 | ニュ-スからひと言

           
今日、政府/日銀は、昼休み終了後 為替介入のタイミングを逸してしまいましたね。

夕方から円売りに傾いており、もし、実施していたら、今晩ドル円で、82円台の展開も
あり、当面80円割れを回避した流れになっていたかもしれません。

野田財務相、口先介入したものの、政策実行力が乏しくて困ります。

そんな中、菅首相は、来日中のインドのシン首相と首相官邸で会談しました。
両首脳は、中国が輸出を規制しているらしいレアアース(希土類)、レアメタル(希少金属)の
インド国内での開発や再利用に向け、日印両国が協力することで一致
しました。
         http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000106-jij-pol

また、両国の全面的な協力関係を促進する「戦略的グローバルパートナーシップ」を今後
10年間で拡大・強化していくことを確認し、貿易自由化に向けた経済連携協定(EPA)の
締結で正式合意しました。

日中関係は、政冷経熱の中、レアメタルの中国一国に依存する体制から 脱却する上で
EPA締結を含め 良い選択です。

また、中国の東シナ海へ海洋進出を牽制する点からも効果ありそうです。 

さて、日経平均は、小幅続落し23円安の9377円の大引けでした。
(出来高 概算15.4億株の商いでした。)

NY市場が年初来高値レベルへ上昇を受けても、円の独歩高が株式市場に重くしており
上値を重くしました。
後場に上昇した辺りで、為替介入があれば、プラス引けがあったかもしれません。

日経平均は、続落し、結果的に上値を切り下げる展開で、5日移動平均線(約9392円)
辺りの膠着で、上ヒゲ陰線となりました。

注目のNY市場、8月S&Pケースシラー住宅価格指数は1.70%(予想、2.10%)と
予想より安く、序盤は、利益確定売りからのスタート
です。

ただ、先程発表があった10月コンファレンスボード消費者信頼感指数は、50.2(予想、
49.9)と改善され、買い戻されています。
明日の日経平均、81円台を維持するようなら、反発する可能性大になりそう。 

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野田財務相、「円高・デフレ対策が経済マインドアップの良薬ぜよ!」

2010-10-25 23:03:51 | 政治に物申す

           
G20通過しても、円高が進行しています。「通貨の競争的な切り下げを回避する」との
共同声明の裏に、「通貨のドルに対する偏った円の切り上げを回避する。」の意味も
含まれています。

政府、野田財務相/日銀、白川総裁が出席して、各国との日本の正当な立場を
どう説明したんでしょうか。(顔だけ出すのが、仕事か?)

日本は、ここ半年 通貨安競争に加わるどころか、逆です。そんな中、今夕に80円台
中盤と、15年半ぶりの高値をつけています。

今週末、追加経済対策(5.1兆円規模)を閣議決定する予定のようですが、足元の
最大の課題は、「円高・デフレ」
です。

もう、待ったなしの円高・デフレ対策が急務。金融面から為替介入や金融緩和の拡大に
向け、政策の決断が必要
です。

円高で、企業の海外移転による国内産業の空洞化加速や取引先の海外移転など回避
すべきで、手遅れになる前に、早く実施してほしい。

坂本 龍馬 流に言えば、「円高・デフレ対策が経済マインドアップの良薬ぜよ!」です。

さて、日経平均は、小幅下落の25円安の9401円の大引けでした。
(出来高 概算14億株の薄商いでした。)

G20通過しアジア市場が堅調の中、ドル安/円高に振れ、もみ合いの中、大引けに
かけて小幅安となりました。

日経平均は、反落し、もみあいの小幅安で、75日移動平均線(約9389円)上に
ありますが、5日移動平均線(約9425円)に上値を押さえられた格好です。

こうなると、リスクの高い先回りの物色を手控えて、決算発表後に不透明感が後退した
好業績株を物色する戦術が良さそうです。

注目のNY市場、ドル安や追加金融緩和期待から上昇してスタートしています。
円は、対ドルで80円台中頃で、80円割れが視野に入ってきました。

また、9月中古住宅販売件数が453万件(予想。430万件) と上方修正されました。
ローン金利の低下が奏功し、2ヶ月連続で増加した格好
です。

こうなると、明日、政府/日銀による為替介入実施に踏み切れるか(例え、時間稼ぎ
でも可)、決断力が求められます。  

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10月最終週 相場展望と予定

2010-10-24 22:15:30 | 相場展望

           
10/18週 前半は、週末にG20を控え、為替の思惑で膠着。世界通貨安競争の中、
週央に 中国が金利を0.25%引き上げ、世界経済減速懸念で 日本株式市場は、過剰
反応の下落に見舞われました。

一方、週間を通して、欧米/新興国の株式市場が比較的堅調の中、日本市場は、為替の
ドル/円の円高懸念が燻り、週末にかけても上値の重い展開となりました。

NY市場は、週末にダウ小幅安/ナスダック上昇と追加金融緩和期待や比較的良好な
企業決算を背景に、年初来高値にチャレンジする状況となっています。

さて、注目のG20の共同声明では、為替問題について 「経済のファンダメンタルズを
反映させ、競争的な通貨切り下げを自制する事で、市場原理に基づく為替制度にしていく」
方向となりました。

世界経済の不均衡問題で、米国が提案した経常収支に数値目標を設定するという手法は、
共同声明に盛り込まれませんでした。

結局、日経平均は1週間で、約73円下落(↓0.8%)の9426円の大引けでした。

10/25週は、国内で決算発表が本格化し、主なイベントと予定は下記1.の通りです。
G20会合を通過し、為替(ドル/円)の円高にブレーキが掛かるか、注目です。 また、
継続して円高に向かうようなら、政府/日銀による介入思惑が高まる可能性もあります。

決算については、米国の発表継続、欧州や中国も本格化し、決算内容を手がかりに、
物色が広がっていくことになりそうです。

10月最終週(10/25~10/29)の日経平均のレンジは、9350円~9750円程度を
想定
しています。

1.10月最終週(10/25~10/29)の主なイベントと予定
 10/25
  日本  9月貿易統計
  日本  カゴメ、JSR、メルコ、松井証券 各決算
  米   9月中古住宅販売件数
  米   9月シカゴ連銀全米活動指数
  米   バーナンキFRB議長 会合で挨拶「住宅ローンと住宅金融の今後」
  米   ブラード・セントルイス連銀総裁 挨拶
  米   ダドリーNY連銀総裁 講演「地域経済の状況」
  米   国債入札 5年インフレ連動債(TIPS)、100億ドル
  米   アムジェン、テキサス・インスツルメンツ 各決算
  豪   第3四半期生産者物価指数
  豪   スティーブンス豪中銀総裁 講演
  EU   8月ユーロ圏製造業受注
 10/26
  日本  配当、株主優待など権利付最終日
  日本  日本電気硝子、花王、日本電産、日立建機、日本車両 各決算 
   米   8月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米  8月FHFA住宅価格指数
  米   10月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   ダドリーNY連銀総裁 講演「地域経済の状況」
  米   国債入札 2年債、350億ドル
  米   フォード・モーター、デュポン、ブロードコム、USスチール、ユニシス 各決算
  独   11月Gfk消費者信頼感指数
  英   第3四半期GDP速報値
  ス   スウェーデン中銀政策金利
  ス   スイスUBS 決算
 10/27 
  日本  預金保険機構が金融セーフティネット国際会議(~10/28)
  日本  事業仕分け第3弾(特別会計対象、~10/30)
  日本  新日鉄、キヤノン、富士通、JR東海 各決算
  日本  ASEAN、日中韓首脳会議(ハノイ) 
  米   9月耐久財受注
  米   9月新築住宅販売件数
  米   ダドリーNY連銀総裁 講演「地域経済の状況」
  米   国債入札 5年債、350億ドル
  米   P&G、コノコ・フィリップス、コムキャスト、オールステート 各決算
  豪   第3四半期消費者物価指数
  独   10月ドイツ消費者物価指数速報値 
  独   ドイツ銀行、ドイツ証券取引所 各決算
  ノ    ノルウェー中銀政策金利
  ス   (スペイン)バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア 決算
 10/28
  日本  日銀金融政策決定会合
  日本 10月日銀展望リポート
  日本  終値でTOPIX浮動株比率(1~3月期)リバランス
  日本  コマツ、信越化、ソフトバンク、NEC、JT、ドコモ 各決算
  米   新規失業保険申請件数(10/16週)
  米   国債入札 7年債、290億ドル
  米   エクソンモービル、マイクロソフト、3M、メットライフ、ダウ・ケミカル、
      モトローラ 各決算
  独   10月ドイツ失業率
  ス   (スペイン)サンタンデール銀行 決算
  EU  10月ユーロ圏景況感・業況感指数
  EU  EU首脳会議
 10/29
  日本  9月消費者物価指数
  日本  9月完全失業率、有効求人倍率
  日本  家計調査
  日本  9月鉱工業生産速報、(10、11月予測調査)
  日本  武田、特陶、マツダ、パナソニック、三菱商事 各決算
  米   第3四半期GDP速報値
  米   10月シカゴ購買部協会景気指数
  米   10月ミシガン大消費者信頼感指数確報値
  米   シェブロン、メルク 各決算
  EU  10月ユーロ圏消費者物価指数速報値
  EU  9月ユーロ圏失業率
 10/30
  日本  プロ野球日本シリーズ開幕
 10/31
  米   国債償還 2年債、355億ドル 
   中  上海万博閉幕
  EU  欧州夏時間終了

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/22)
 週末のNY市場はポジション調整が中心だった。韓国で開催中のG20で採択される
  声明を見極めたいとして、積極的な売買は手控えられた。

 ユーロドルは1.3900付近から1.39台後半、豪ドル/ドルは0.97台後半から0.98台
  半ばで振幅、NY勢中心の時間帯はレンジ相場に近い状況だった。

 ドル円は小規模のストップを巻き込んで81.50付近まで上昇したが、その後 伸び
  悩んでいる。

 フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、現時点でFRBが追加の資産購入を行う必要
  はないとの見方を示したが、市場の反応は乏しかった。総裁は効果的な資産購入手段を
  巡って、FRBの内部で意見の対立があることを指摘している。

 総裁は2010年のFOMCで投票権を有していない。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88048
 米国債利回り
      2年債    0.351(  0.000)
     10年債    2.560(+0.014)
     30年債    3.933(- 0.028)

 週末のNY債券市場は軟調。2年債利回りはほぼ変わらずとなる一方、10年債利回りは
 上昇した。来週実施される一連の国債入札への警戒感が相場を圧迫した。
 
 米財務省は25日に5年インフレ連動債(100億ドル)、26日に2年債(350億ドル)、27日 
 に5年債(350億ドル)、28日に7年債(290億ドル)の入札が実施する。発行額は
 計1090億ドル。2-10年債の利回り格差は221ベーシスポイント(前日:219BP)に拡大
 した。             http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88051

3.NY株式市場 結果(10/22)
 NY株式22日
   ダウ平均     11132.56(-14.01 -0.13%)
   S&P500    1183.08 ( +2.82 +0.24%)
   ナスダック     2479.39(+19.72 +0.80%)

 CME日経平均   9465    (大証比:+45 +0.48%)

 週末のNY株式市場は小反落。ダウ平均は14.01ドル安の11132.56ドルで取引を
  終えた。企業収益の改善期待で買われる場面もあったが、韓国で開催中のG20の
  声明を見極めたいとして、利益確定売りに押された。

 ダウ採用銘柄はまちまち。値ごろ感でバンカメ、JPモルガンなど銀行株が買われたほか、
  シスコ、HPなどハイテク株も堅調だった。HPは1.1%高とダウ採用銘柄で上昇率トップ。
  一方、アメックスは3.0%安。取引開始前に発表した決算は好調だったが、先行きに
  慎重な見方を示したため、失望売りが広がった。

 ハイテク株中心のナスダックは続伸。エヌビディアは6.4%高と急伸。
 アナリストが同社が買収のターゲットになるとの見方を示したことが材料。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88055
4.NY原油先物12月限、金先物12月限 各結果(10/22)

 NY原油先物12月限(WTI)
   1バレル=81.69(+1.13 +1.40%)

 週末のNY原油先物は反発。材料難の中、前日に大幅安となった反動で買い戻しが
  進んだ。石油精製施設が集中するメキシコ湾岸にハリケーンが襲来するとの観測も買い
  戻しを誘った。         http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88050
 
  NY金先物12月限(COMEX)
   1オンス=1325.10(-0.50 -0.04%)

 22日のNY金先物は小幅続落。12月限は0.50ドル安の1325.10ドルで取引を終えた。
  ユーロドルが揉み合いとなるなど、為替の方向性がハッキリしなかったことで売買は
  低調だった。G20の結果を見極めたいとの見方も様子見を誘った。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=88044

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「通貨安競争を自制」で落ち着いたG20、週明け日本市場は!?

2010-10-23 21:31:32 | マ-ケット

           
10月相場も残す所、1週間。今日、韓国で開催中のG20が閉幕しました。

議長国を務める韓国のユン企画財政部長官は開催地、慶州で、17時から記者会見を
行いました。

共同声明の概要は、為替問題について「経済のファンダメンタルズを反映させ、競争的な
通貨切り下げを自制する事で、市場原理に基づく為替制度にしていく」で一致しました。
 
                          http://mx.nikkei.com/?4_17020_27242_1

中国などに為替相場の切り上げを促すと共に、世界で「通貨安競争」が広がらない様に
求めました。為替問題について「先進国は、為替市場で過度な変動や不安定な動きに
ならないように警戒する」と指摘しています。

特に「準備通貨を含む」との文言を付け加えており、ドル安が急速に進まない様する方針も
確認しました。

世界経済の不均衡問題で「経常収支を持続可能な水準で維持、過度な不均衡を減らす
ためのあらゆる政策を追求する」とし、米国が提案した経常収支に数値目標を設定する
という手法は、共同声明に、明確には盛り込まれませんでした。

さて、過去、数年を見ると、波乱の10月相場の印象がありますが、戦後の「10月の日経
平均月足陰陽線(勝敗)」を見ると、昨年迄 32勝29敗。勝率52.5%は下から4番目と、
実際あまり芳しい年となっていません。

直近10年で4勝6敗、同20年で9勝11敗と、バブルが弾け、失なわれた20年を見ると、
若干の負け越しの月となっています。

10月のポイントは、米ミューチュアル・ファンドの決算月で、節税対策の損出し売りが
行われる事と、米9月中間決算発表を通過して、業績の見極めが行われることです。

ただ、今週の米国企業の決算内容は、好調なものが散見され、NY市場が、3週連続上昇
しており、意外に堅調な印象があります。

因みに、今後の相場を展望する上で、今年が米国中間選挙年ということも考慮して
おきたい。東海東京調査センター資料によると「中間選挙の10月~12月」は過去20回中
17回、S&P500が上昇しています。

もっと細かく見ると、10月が平均△3.07%、11月が同△2.61%、12月が同1.80%と
なっています。

今年も同様の展開となれば、日本株へのプラス効果も期待されるところです。

東京市場は、円高懸念で欧米や新興国の株高に追従できておらず、出遅れ感があり、
G20通過し為替の円高(対ドル)に対しブレーキがかかれば、下値を切り上げる展開が
あっても、おかしくありません。

また、NY市場のS&P500を東証株価指数TOPIXで割った、ST指数は1.43と歴史的
割安水準にあり、指数是正の動きがでてもおかしくありません。

以上から、10月の月足陽線になる確率は、かなり高いと思っています。

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G20通過で、為替の変曲点となる可能性!?

2010-10-22 18:44:21 | マ-ケット

           

1週間が早いもので、もう週末となりました。

今日、カナダのフレアティ財務相は、G20諸国は、為替で必要とされる変化の方向性に
ついて合意していると語りました。
      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101022-00000924-reu-bus_all

その概要は、ガイトナー米財務長官がG20財務相にあてた書簡の中で提案した世界
経済の不均衡を是正する手段としての経常黒字・赤字の上限設定に同意する、と述べた

とのことです。

フレアティ財務相は「ガイトナー長官の書簡は有益だ。今回およびこれ迄に参加者の間で
話し合われてきた実行可能な前進方法を提示している。」と評価した上で、「この場所で
だれも対立は望んでいない。行動計画に関する合意なしに、この場所から立ち去りたいとは
だれも望んでいない」と話したようです。

明日にかけ、どのような進展があるのか、興味あるところです。

野田財務相や白川日銀総裁は、通貨安競争の論点でなく、行き過ぎたドル安/円高を適正
水準にもどす観点から、今後の為替介入や追加緩和を十分説明すべきです。
ただ、参加しただけ。という事がない様、「国益重視の視点」で、正論を主張してほしい。

さて、日経平均は、反発し50円高の9426円の大引けでした。
(出来高 概算14.9億株と様子見姿勢の商いでした。)

朝方のNY市場は、小幅上昇。G20を前に膠着状況がありますが、為替も円の高止まり
から、小幅反発して引けました。

日経平均は、節目の9400円台を固める展開で、昨日からから下値を切り上げ、75日
移動平均線(約9388円)上での推移となりました。G20開催を控え、イベントや週末を
迎え、様子見姿勢が強かった感があります。

日本株の現状水準について、多くの投資家が、相対的な出遅れ感を感じており、G20
通過後の週明け、政府/日銀の施策対応にでるか、注目されます。

来月のFOMCを待って対応などと、暢気な状況ではありません。

さて、週末のNY市場、多少の調整があっても、オバマ大統領の中間選挙までは、底堅い
展開になるように思います。

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を。

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