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1月第3週の日経平均は、2週連続で続伸の展開となりました。
1/14連休明け、中東情勢悪化の懸念が一服。米中貿易協議の第1段階の調印
済み、NY株式市場が高値を更新する中、為替も1ドル=110円台を回復して、
出遅れ感ある日経平均は、節目24000円台を回復して終了した。
結局、日経平均は、週間で190円上昇(↑0.80%)24041円となった。
さて、1月第4週(1/20~1/24)の主なイベントと予定は下記の通り。
週末のNY市場は、ダウ5日続伸と上げは限定的ながら、高値更新して終了。
本格化を迎える決算も、底堅い経済指標を背景に良好で、東京市場の追い風に
なりそうで、週明けの日経平均は、続伸のスタートになりそうである。
主な経済指標、国内は、 1/20鉱工業生産、1/21の日銀金政策と黒田
日銀総裁会見、1/22の全国百貨店売上高、1/23の貿易収支、1/24の
貿易収支など注目です。
海外は、1/21~24のダボス会議、米で1/22の12月中古住宅販売件数、
1/23の12月景気先行指数、1/24の1月製造業PMI値など注目です。
また中国では、1/24~30に春節で休場、中国人大移動でコロナウイルスの
影響が気になります。
マーケットの関心は3月期決算企業の来期に移っており、企業決算も本格化。
日本電産の決算後の株価の動きはハイテク株、ディスコは半導体製造装置関連の
株価動向がどうなるか、注目しています。
その他、通常国会召集や日銀総裁会見など、想定内と思われるが、NY株式市場、
主要3指数が過去最高値を更新する中、日本株のキャッチアップできるか、注目。
円高一服で、日経平均24000円台を底固めに上値追いとなる展開に期待したい。
日経平均、1月第4週(1/20~1/24)レンジ、23800円 ~24250円
程度を想定しています。
1.1月第4週(1/20~1/24)主なイベントと予定
1/20
日本 日銀金融政策会合(~1/21)
日本 12月鉱工業生産
日本 安倍首相、演説
日本 アサヒ陶 決算
米 NY市場休場(キング牧師生誕記念日祝日)
米 トランプ米大統領、就任から3年
世 IMF世界経済見通し
1/21
日本 日銀金融政策政策会合
日本 黒田日銀総裁 記者会見
日本 東京製鉄、大江戸温泉 各決算
米 IBM、ハリバートン、ネットフリックス 各決算
世 世界経済フォーラム、ダボス会議(~1/24)
1/22
日本 12月全国百貨店売上高
日本 ゲンキードラ 決算
米 12月中古住宅販売件数
米 J&J、アボットラボラトリーズ、テキサス・インスツルメンツ 各決算
加 カナダ政策金利
1/23
日本 12月貿易収支
日本 11月工作機械受注
日本 日本電産、、ディスコ 各決算
米 12月景気先行指数
米 P&G、インテル、コムキャスト、トラベラーズ、スカイワークス・ 各決算
豪 12月雇用統計
EU ECB会合、
EU ラガルドECB総裁 記者会見
1/24
日本 12月消費者物価指数
日本 ジャフコ、カワチ薬品、日置電、エンプラス、未来工業、ピー・シー・エー
DNAチップ、KIMOTO、ブルボン 各決算
米 1月製造業PMI速報値
米 アメリカン・エクスプレス 決算
中国 中国市場休場(春節祝日~1/30)
独 1月製造業PMI速報値
EU 1月ユーロ圏製造業PMI速報値
2.NY市場、為替/債券 各結果(1/17)
今日のNY為替市場でドル円は110円台を回復。この日発表の米経済指標が
予想を上回る堅調な内容となったことや、米株が再び最高値を更新しており、
ダウ平均の上げ幅が260ドルを超える中、ドル円は110円台に戻している。
前日の米中合意の署名以降、109円台後半での狭い範囲での振幅が続いていた
が、下値も堅かったことから買いが膨らんだ模様。
しかし、さすがに買い疲れもあるのか、きょうの相場の雰囲気の割には上値追い
の勢いは鈍いようにも感じられる。直近高値の110.20円を勢いよく試す
雰囲気までは見られなかった。
米中合意については、中国が米製品の購入を向こう2年間で2000億ドル
増やすことや、それと引き換えに、中国製品への関税の一部引き下げで合意した。
事前に伝わっていた内容とほぼ同様で目新しさはなく、市場の反応は限定的。
第1段階の合意が成で、ひとまず安心感に繋がっているようだが、厄介な課題は
なお山積みで、警戒は続くとの声も少なくない。
この様な中、ロング勢も上値に慎重になってるのかもしれない。一方、ショート
勢は戻り売りを試すタイミングを狙ってる雰囲気もあり、米株の調整待ちといっ
たところかもしれない。
いずれにしろ、ドル円は110円台を回復してるものの、次のアクション待ちの
雰囲気が強いものと思われる。
ユーロドルはNY時間に入って戻り売りが優勢となった。ロンドン時間には1.
1170ドル付近まで上昇。200日線が1.1135ドル付近に来ているが、
その付近に伸び悩んでいる。
きょうはECBが議事要旨を公表していた。ラガルド総裁が就任後初の理事会
だったが、メンバーの一部は「現在の金融政策措置の副作用の可能性に注意が
必要だ」と強調していたことが明らかとなった。
また、現在の金融政策がユーロ圏経済に効果を及ぼす時間を与える必要がある
との認識も示していた。当面、ECBは政策を据え置く姿勢を示唆する内容でも
ある。
市場もECBの手詰まり感を既に認識して、これ以上の追加緩和はハードルが
高いと見ている向きが多い。そのような中、今月末の理事会での戦略見直しに
焦点を集めているようだ。特に2%弱としているインフレ目標をどうするのか
注目されている。
ポンドは買い戻しが強まり、ポンドドルは1.3080ドル近辺まで急速に買い
戻された。本日の21日線は1.3070ドル付近に来ているが、その水準を
回復する動き。市場は英中銀の利下げ期待を高めており、ポンドドルは売りが
強まっていた。その状況に変化はなく、特にポンドを買い戻す特段の材料は見
当たらなかったが、1.30ドル割れでの押し目買いが強かったことから、
ショートカバーが出たのかもしれない。
市場では利下げを実施しても、英経済への効果は限定的との見方も出ている。
英中銀はきょう、第4四半期の信用状況調査を発表していたが、信用の伸びは
鈍化傾向が続いていることが示された。経済が低迷する中、企業の資金需要は
鈍く、個人のクレジットカードの使用も手控えられている。この傾向は国民投票
以降2年間続いているが、止まる気配を見せてない。市場の期待通りに英中銀が
利下げを実施したとしも、資金需要自体が低迷してる中で、その効果は期待程は
ないとも見られている。
https://fx.minkabu.jp/news/130223
米国債利回り
2年債 1.563(-0.002)
10年債 1.823(+0.016)
30年債 2.284(+0.026)
期待インフレ率 1.753(+0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で利回りは上昇。この日発表の米住宅着工が13年ぶりの高
水準となるなど、このところの経済指標が米経済の底堅さを示していることで、
利回りは上昇の反応を見せている。
10年債は1.84%台迄一時上昇した他、政策金利に敏感な2年債は1.57%
まで一時上昇した。
2-10年債の利回り格差は+26(前営業日+24)にスティープ化。
https://fx.minkabu.jp/news/130374
3.NY株式市場 結果(1/17)
NY株式17日
ダウ平均 29348.10(+50.46 +0.17%)
S&P500 3329.61(+12.80 +0.39%)
ナスダック 9388.95(+31.81 +0.34%)
CME日経平均 24050 (大証比:+20 +0.08%)
今日のNY株式市場でダウ平均は5日続伸。ただ、小幅高に留まっている。米中
合意の署名を通過して市場には楽観的ムードが広がっている。直近発表の米経済
指標も好調で、今週の金融機関の決算も、まずまずの内容で来週以降に期待感を
残している。
きょうはGDPなど一連の中国の経済指標が発表になっていたが、2019年を
底堅く終了していたことも安心感に繋がっていたようだ。取引開始前に発表になっ
た12月の米住宅着工指数は13年ぶりの高水準を記録した。住宅ローン低下の
中で住宅市場の回復が軌道に乗っていることを示唆。ただ、それ自体への反応は
限定的だった。
しかし、さすがに過熱感も出ており、3連休も控えていることから上値では利益
確定売りも出て、上げは小幅に留まっている。
ダウ採用銘柄ではビザ、トラベラーズが上昇したほか、ホームデポ、ダウ・インク、
マクドナルドが堅調。一方、ボーイング、シェブロン、エクソンモービルが下落。
ナスダックも続伸。IT・ハイテク株も上げが一服しており、ナスダックは下げに
転じる場面も見られたが、来週から始まるIT・ハイテク株の決算への期待もあり
下値は底堅い。
ギャップが軟調。同社の主力ブランドである「オールドネイビー」部門の分離を
今後追求しない方針を明らかにした。
鉄道のCSXが下落。10-12月期決算を発表しており、コスト削減と効率化
で1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。
紳士服のテーラード・ブランズが上昇。主力ブランド「ジョセフ・アブード」の
商標をアパレルへの投資を手掛けるWHPグローバルに1.15億ドルで売却した
と発表した。
レストランと娯楽施設運営のデイブ&バスターズ・エンターテインメントが上昇。
投資会社KKRが発行済み株式の6.3%を保有したことが明らかとなった。
SNSのピンタレストが小幅に4日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き
上げ、目標株価を30ドルに上方修正した。
https://fx.minkabu.jp/news/130372
4.NY市場 原油先物2月限/金先物2月限 各結果(1/17)
NY原油先物2月限(WTI)
1バレル=58.54(+0.02 +0.03%)
NY原油は反発。今週の米中合意や米上院の新たな米国・メキシコ・カナダ協定
(USMCA)の法案を可決などを好感して、この日もダウ平均株価やナスダック
指数などの米株式が過去最高値を更新していることなどで、リスクオンの動きと
なり、前日の高値を小幅に更新したが、すぐに上値が重くなり、その後は週末を
控えた利食い売りで上げ幅が抑えられた。米国の稼働中の掘削装置(リグ)数が
増加していたことも米国の時間帯後半の圧迫要因となった。
https://fx.minkabu.jp/news/130368
NY金先物2 月限(COMEX)
1オンス=1560.30(+9.80 +0.63%)
金2月限は反発。時間外取引では、株高が圧迫要因となる場面も見られたが、世界
経済の先行き懸念から押し目は買われて堅調となった。日中取引では、ドル高を
受けて戻りを売られる場面も見られたが、押し目は買われた。
https://fx.minkabu.jp/news/130365
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