「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

08/3月決算本格化(3)

2008-04-30 18:49:17 | 企業を斬る

 連休狭間の月末、出来高が28日より少し膨らみ、21.5億株の取引と
 なりました。月末ドレッシング買いの影響でしょうか。明日、5月相場に入り、
 20億株以上のボリューム拡大を見ることができるか、FOMCの結果を
 受けたNY市場の動向次第と言った所でしょう。
 
 また、朝方の3月鉱工業生産指数は、2月指数が基準年変更と改定で、最高水準
 となった反動がある一方、5月の予測値が、3%超と強め予想が出ているので、
 経産省の基調判断も「横ばい傾向」で据え置きだ。
 
 よって、米0.25%の利下げで当面金利を据え置く方向となれば、ドル安に歯止め
 が掛かり、5月の日本株にとってフォロ-となりましょう。
 相場上昇転換への期待から、連休谷間であっても物色意欲は強まりそうです。
 
 決算発表で、魅力的に写るのは、商社関係のリリースの三菱商事(8058)。
 08年3月期連結業績は、
 売上高 :23兆1030億円(前年比12.6%増)
 営業利益:3551億円(同13.5%減)
 当期利益:4627億円(同11.4%増)
 
 売上高、当期利益は過去最高で、09年3月期の当期利益は、前年比25.3%増
 の5800億円になる見通し。

 当期利益5800億円の見通しは、ロイター主要アナリスト14人の予測平均値の
 6157億円を下回った。本日は利益確定の売りに押され、110円安の3340円。

 会社説明によれば、当期利益の伸び率が低いのは、国内株式市況の低迷で保有          
 有価証券で含み損を抱えている銘柄があり、その減損リスクを09年3月期の業績
 予想に織り込んだためとしている。

 中期で押し目を拾って見たい銘柄である。

 さて、日経平均は、25日線と75日線がGC(ゴールデンクロス)しており、上昇
 する5日線がサポートしている。ボリンジャーバンドもプラス2σが上昇基調で、
 14000円台の上昇期待が高まるが、他力本願で、明朝にかけての米次第ですか。

 


W ・バフェット氏、ガムを買いに行く!?

2008-04-29 22:57:41 | ニュ-スからひと言

「昭和の日」の休日、横浜も穏やかに晴れ渡り、街並みの景色を眺めるのも
いいものです。

さて、グローバルに見渡せば、眠らぬ金融市場で、昨日28日のNY市場は
ダウが小幅安の12871$、ナスダックは1.5P上昇の2424Pでした。

CME日経平均先物は、現在、14000円手前の動きですね。

NY市場で、M&Mを製造するチョコレートメーカーのマーズとウォーレン・
バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイがコラボし、チューイン
ガム大手ウィリアム・リグリー・ジュニアを230億$(約2兆3000億円)で
買収する契約、合意間近であるとWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナルが
報じています。

Mars and Berkshire's $23 billion deal for Wrigley was a big surprise on
Wall Street, but the effects are clear: a colossal candy-and-gum company
investing in new markets around the globe, without having to answer to
public shareholders.

http://online.wsj.com/article/SB120938614337749423.html?mod=hpp_us_whats_news

M&Aも裾野が拡がり、株式市場を刺激することは、良いことです。
「良いM&A」にするために、ピータードラッカー著の『実践する経営者』
ダイヤモンド社が、参考になりそうです。

--以下、要点抜粋--------------------------
企業買収を成功させる5つの原則 ー 成功する買収と失敗する買収

最近の企業買収ブームは、事業上の理由によるものではない。真に単純な
財務上の操作による金儲けのためのものである。しかし、事業上の理由の
ない買収は、マネーゲームとしてもうまくいかない。
事業上も金銭上も失敗に終わる。

企業買収が成功するには5つの原則がある。
1世紀前のJ.P.MORGEN の時代から、企業買収に成功した者はみなこの原則
を守っている。

何を貢献できるか

1)企業買収は、買収する側が買収される側に何を貢献出来るかをかんがえて、
   初めて成功する。いかに相乗効果が魅力的に見えようと、買収される側が
  買収する側に何を貢献できるかは問題ではない。買収する側が貢献できる
   のはケースによって異なる。マネジメント力、技術力、販売力である。
   資金だけでは不足である。GMはディーゼルエンジン事業の買収に成功した。
   マネジメント力と技術力の両面で貢献した。しかし、資金面で貢献できる
   にすぎなかった建設事業と航空機用エンジン事業の買収では失敗した。

2)企業買収による多角化は、他のあらゆる多角化と同様、共通の核があって
  はじめて成功する。以下省略

3)いかなる企業買収であれ、買収する側の人間が、買収される側の製品、
  市場、顧客に敬意をもっていなければ買収は成功しない。企業買収には
  体質の一致がなければならない。以下省略

4)買収した側は買収された側に対して、ほぼ1年以内に経営陣を送り込まね
  ばならない。経営陣を買えると思うことがそもそもの間違いである。
  買収された側の経営陣はいなくなるものと覚悟しなけれなならない。経営者
  はボスであることに慣れている。事業部長などにはなりたくない。オーナー
  であれば買収によって大金を手にしている。大して面白くないのに残る必要
  はない。オーナーでない経営者であれば、簡単に別の会社が見つかる。
  しかも経営者を他所から連れてくるなどということは、ほとんど成功の見込み
  のない賭けである。

5)買収した最初の壱年間は、買収した側と買収された側の人間を大勢環境を
  越えて異動させ昇進させなければならない。そうすることによって、双方の
  人間に対し、買収が機会であることを確信させなければならない。この原則は
  経営陣や、その一歩手前の人間だけに適用するものではない。比較的若い経営 
  管理者や専門家にこそ適用すべきである。事業の成否は、それら若い人たちの
  献身にかかっている。買収のために将来に希望をもてなくなったら、辞めていく。
  しかも、かれらは経営陣よりもはるかに容易に新しい職場を見つけることが
  できる。
----------------------------------
  
それにしても、マイクロソフトがヤフーに提案した買収案の行方、目が離せません。


対照的な親と子

2008-04-28 21:30:58 | 企業を斬る

GWに入り、休みの狭間である今日、久々に出来高が20億株を超えた。
日経平均は、小幅続伸で30円高の13894円で引けた。
 
 今日の特筆すべきは、日経平均の上昇がわずか30円に対し、TOPIXの上昇が
 約22Pと時価総額の高い銘柄が買われてます。
 米金融リスクに対する不安感が少し後退し、銀行/証券が、また海外投資家の
 リスク許容度拡大期待で不動産等、金融関連株が物色の対象となったようです。
 因みにUBSが、グローバル・バンキング・セクターの投資判断を「ニュートラル」
 に引き上げました。
 
 日経平均、後場に下げる場面もあったようですが底堅く、リバウンドの余地を探る
 流れは継続しているようです。

 エアコン需要拡大と今期増益/増配見通しの富士通ゼネラル(6755)が80円高
 の452円ストップ高迄買われてました。対照的なのは、親の富士通で決算発表の
 延期がリリースされ、嫌気売り
されましたね。

さて、日経平均は、リバウンド継続状態。25日線と75日線がGC目前で、終値で
上回っており、明日の日本市場はお休みですが、米NY市場も想定内の経済指標
の着地となれば底堅い展開で、4月末は、ドレッシング買いに期待しましょうか。
           


タレントの父、会長へ。

2008-04-27 22:06:02 | マ-ケット

GWが始まりました。大手企業の製造工場や事業所の中には、4/26~5/6迄の
11連休が組まれている所もあるでしょう。
今年は、平日が連休の狭間にあり、連続休暇にしない企業もあるようで、海外旅行

の出国者は、昨年より減少するとの見通しがあるようです。

さて、横浜ザルも5/Bに連休を取り、旅行予定です。それまで、米国の4/29、
30のFOMCの結果と第1四半期GDPの見極めについて、楽観的シナリオの独り言。

市場では0.25%の利下げを予測している関係者が多いようです。利下げ見送り
ならサプライズですが、まあ、今回の利下げで、FRBは、当面利下げを見送りとし
据え置きを続けるのでは。これがコンセンサスでしょう。いずれにしても、為替が
5月にかけて105円~程度で安定すれば、株価に追い風でしょう。

また、金利据え置きを継続できるかは、米国の第1四半期GDP発表(4/30)で
ある程度と予想できるかもしれません。+0.X%の着地で、減速下げ止まりの確認
できる数値なら、リセッション回避鮮明となり、株価にはプラスに作用するでしょう。

こんな展開になれば、去年の様に、5月も大幅な下落に見舞われなく14000円台
への回復
も期待できるでしょう。
また、07年3月高値18300円と08年3月の安値11691円の1/3上昇が
13894円で、今週の高値13886円は、中期的な上昇トレンドの第1波を回復
しています。2、3ヵ月後のターゲットは、半値戻しの15000円程度になります。

本格的企業決算が出始めましたが、今日の独り言は、「タレント千秋の父」企業。

父は、社長の藤本勝司氏で、日本板硝子(5202)。4/24藤本社長は会長に退き、

後任にスチュア-ト・チェンバ-ス副社長を昇格させる人事を発表した。後任社長は、

06年に買収した英板ガラス大手、ビルキントンのトップで英国籍でサプライズ!
極めて異例の人事だが、社長のコメントは「世界でNo.1を目指すための適材適所。

プロ野球でも、日本のチームだからと言って、日本人が監督を務める時代ではない。」と

言ったらしい。正式決定は、6/27の株主総会後の取締役会。

これで、旭硝子、仏サンゴバンと並ぶ世界屈指の企業になりつつあり、注目ですね。


08/3月決算本格化(2)

2008-04-25 19:09:17 | 企業を斬る

鉄鋼株を4月に入り購入した投資家は、含み益を享受していることと思いますが
いかがでしょうか。

本格化している決算発表で、キ-は、為替にあるようです。

今期の減益見通しの発表が続出していますが、決算内容を良く見ると、為替相場が
円高に設定されているため、現在の見通しで減益でも、通期では増益なりそうな
企業があります。

例えば、輸出型企業のファナック。昨日リリースされた09年3月期連結決算予想は
営業利益が1808億円(同4.6%減)の小幅減益でした。
ロイターよるアナリスト予測平均値1924億円を下回りましたが、09年3月期想定
レートを1ドル97円と08年3月期実績の117円84銭から約20円の円高水準で
設定されています。

ですから、円安で落ち着けば、上方修正の可能性大で、昨日50円安の9880円が
今日の大引けを見ると、680円高の10560円でした。

為替の円高設定企業は、銘柄選定/物色の候補になりそうです。

さて、日経平均、先物主導とは言え、週末サプライズの13863円(322円高)。
債券から株式への資金シフトの流れが見られてるとの観測もあるようですが、市場
マインドは、GWを控えて、明るいきざしです。

日経平均は、来週にも25日移動平均戦と75日移動平均線が、GCのカウントダウンで
米の第1四半期GDPやFOMC発表を控えてますが、米NY市場が底堅い展開なら
日経平均も、14000円台へのトライに期待しています。


08/3月決算本格化

2008-04-24 19:55:08 | 企業を斬る

 昨日辺りから、主要企業の決算が本格化してきました。
 事前の市場予想は、悲観的な内容が多く、よっぽどひどい内容でなければ、
 予想を下回るリスクは低いのではないかとの見方もあります。

  
 今日は、日経平均の続伸を予想していました。実際、米市場の反発や寄り
 付き前の外資系証券の大幅買い越し(差し引き2770万)、また中国での
 印紙税引き下げで上海株急伸や円安傾向と条件は整っていたんですが・・・。
 米信用不安や世界的な景気減速を織り込んだ水準となった日本株式。
 
 さて、JFE(5411)08年3月期業績を発表しましたが、09/3月見通しは、

 非開示でした。見通しを非開示した理由は、 

  「原材料価格は過去に例を見ない大幅な上昇が見込まれる中、顧客に対して
 鋼材価格の大幅な改定をお願いせざるを得ない状況。現時点では鋼材価格
 改定の交渉中で、合理的な業績予想の算定ができない」とのこと。
 
 ロイターによる主要アナリスト12人の連結経常利益の予測平均値で
  4923億円に対し、実際は、約5029億円。
 市場のコンセンサスを約100億上回る着地でしたが、09年3月期の連結
 業績予想を未定としたことや自社株買いが約70%終了したとの見立てから

 の下落でしょうか。
 今日の大引け5320円ですから、PER12.5倍程度。
 
 新日鉄や住金の決算これからですが、PER比較で、どう見るかですね。
                    
  注) カッコ内は前年比                          
                                08年3月期実績       07年3月期実績  
 売上高   (百万円)        3,539,802               3,260,447                   
                                    (+8.6%)                  (+5.2%)
 営業利益 (百万円)         510,518                 503,938   
                                    (+1.3%)                  (-2.6%) 
 経常利益 (百万円)         502,974                 513,520   
                                    (-2.1%)                  (-0.7%)  
 当期利益 (百万円)         261,845                 299,683          
                                  (-12.6%)                 (-8.1%) 
  1株利益    (円)           450.58                   513.58  
 希薄後EPS (円)            423.04                  492.27

 さて、日経平均昨日の上昇分を打ち消しましたが、テクニカルな過熱感を
 解消し、25日、75日移動平均線上にあり、MACDも買い継続して
 いるので、リバウンド継続と見ています。

 明日の週末とは言え、反発に期待してますが、どうでしょうか。


アノマリ-恐るべし!

2008-04-23 23:57:46 | マ-ケット

 今日の日経平均、朝方のNY市場の結果からすれば、大健闘でしょう!
 83%上昇のアノマリ-が、活きました。
 
 日経平均は、昨日の調整を経て、25日移動平均線や75日移動平均線上
 にあり、これまでの上昇トレンドが継続しているようです。

 5日移動平均線(1万3539円)がサポートラインとなっているため、明日
 以降も、上値を追うことを想定したい。
 
 2月末高値14105円をブレークすれば、月末14500円が視野に
 入りそうです。
 
 企業決算が本格化してきましたが、森(日経平均)を見つつ、木(個別)
 も見れば、現在の株価は10%の減益を織り込んだ水準ですから、3ヶ月後
 の「金のなる木」は、海運/鉄鋼/商社/ハイテクあたりでしょうか。


反発に期待!

2008-04-22 20:43:33 | ニュ-スからひと言

インサイダー取引に関与していた疑い、野村証券の社員!

今日の新聞で、大きく取り上げていました。社員1万人余りでたった1人、0.01%
の確率でも、引き起こしたとすれば、100%不正取引である。
信用の失墜は1日で足りるが、信用の回復には10年近くかかる。経営体制や情報管理体制の甘さを問われてもしかたない。

野村さん、コンプライアンス(法令順守)体制をしっかり示し、再発防止に取り組んで下さい。
 
さて、今日の日経平均、調整の割りに150円近く反落の1万3547円で引けた。
横浜ザルの予想調整幅は100円弱でしたが、今見ると、取引時間中のアジア市場が軟調だったせいかもしれません。
5日移動平均線(1万3453円)や25日、75日移動平均線上にあり、程よい調整と
解釈すれば、上昇トレンドは継続しているようです。 (上方、左グラフ参照。)
   
明朝にかけて、米市場が底堅い展開を示し、為替が安定すれば、明日のアノマリーに期待。
 
91年以降17年間の日経平均の騰落率を表す(年によっては休日で取引がない場合は、除外。)と、需給関係の変化なのか、

偏りのアノマリーがあります。(プログ4/15紹介済)
明日、4/23は、日経平均で、10勝2敗(83%)で上昇予定日なのです。
 
明日から花王、日本電産等08年3月期の決算発表に入りますが、市況関連株の下方修正が目立っていますが、どの程度の着地と予想を出し、株価がどう反応するか興味深々です。

今後、夏にかけて、海運業界おもしろそうです。ばら積船の運賃参考指標のバルチック海運指数が、上昇傾向なので、今後、深押し場面では、拾うと妙味ありそうですが、いかがでしょうか。
  (上方、右グラフ参照。)


下記は、バルチック海運指数グラフ  
http://www.bloomberg.com/apps/cbuilder?ticker1=BDIY:IND 


日経平均5連騰後

2008-04-21 18:38:53 | マ-ケット

横浜ザルは、週2、3回、大型書店に足を運び、文芸書やビジネス書の売れ筋本
をチェックしています。大型書店だと「売れ筋ベスト10」の掲示があります。
テーマで分類されている書籍群、どのブースに人だかりが、できているか見ると
関心あるテーマやトレンド、アバウトですが把握できます。

一昨日の土曜、ビジネス/投資関係ブース、立ち読みしている人が多かったので
閑散だった3/Eの土曜日(日経平均12000円台半ば)と、いささか、違う熱気を
肌で感じた次第です。これは、個人の投資欲の復活、「現場の声」か。

さて、日経平均5連騰!!
 
大引けで、節目の13500円 を超えたのは、2/E以来で、明日以降も期待
できそうですが、日経平均は75日移動平均線を上放れたものの、ボリンジャー
バンドの上限接近とRSIも上昇したので、4/23の上昇アノマリ-のために
明日、揉み合い/調整の方が、週末にかけて期待できそうです。

米株の敏感株である日経平均、NY市場に左右されますが、為替の円安水準維持

出来高20億株超あれば、明後日にも14000円台への挑戦ですか。


ブルドック後、気になるファンドの動き

2008-04-20 21:28:27 | ニュ-スからひと言

ザ・チルドレンズ・インベストメント・マスタ-・ファンドによるJパワ-(電源開発)株の買い増しに対し、政府が外為法を根拠に中止勧告しました。ファンドの動向も目が離せないですが、週末には、スティール・パートナーズ(SP)のブルドッグへの経営参画/買収に、ピリオドが打たれたとニュースが流れました。

-----<日経4/18>------------------------------------------------------
米投資ファンドのスティール・パートナーズが保有していたブルドックソース株を3月末までにすべて売却していたことが分かった。複数の関係者が明らかにした。スティールはTOB(株式公開買い付け)でブルドック買収を目指したが、ブルドックの買収防衛策が最高裁に容認され、計画は頓挫。残っていた保有全株の売却で、ブルドックを巡る一連の買収劇に完全に幕を引く。

スティールは昨年10―11月、保有していたブルドック株の一部を市場で初めて売却。保有比率は5.4%から4.4%に低下した。売却時期は不明だが、今回、残りの保有株もすべて処分した。ブルドック側も3月末時点の株主名簿で売却を把握しているもようだ。
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一連の流れで、グリーンメーラーと揶揄されたSPや当事者であるブルドッグ、ステークホルダーや一般投資家にとって様々な教訓を残しました。

昨年夏のブルドック株の乱は、記憶に新しい。一部の投資家は暴騰に歓喜し、また提灯で、高値をつかまされた少数の投資家もいたことでしょう。横浜ザルは、仕手性を感じて、ブルドッグとは、「犬猿の仲」で、傍観しておりました。(笑)

企業価値を向上させながら、純粋な長期投資でなく、M/Aで株価を上昇させ、売り逃げが見え隠れするファンドの思惑。「モノ言う株主」のSPは、一般投資家集団による発言力の大きさの前に撤退した形ですが、経営監視の役割を果たすと共に株主総会を盛り上げ、企業のガバナンス強化の意味を改めて問いかけた功績もありそうです。

「横浜ザル」は、企業間で企業価値を向上させるM/Aなら、歓迎です・・・。

参考
1.ブルドックHP会社概要
  http://www.bulldog.co.jp/company/
2.スティール・パートナーズ保有銘柄
  http://g2s.biz/tool/steel/