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8/20~の週は、欧州でECBが国債介入を実施可能性や、米国で、
9月FOMCのQE3期待感が強い中、NY株式市場は、年初来高値に
後一歩のところで、足踏み状態となりました。
ただ、為替はユーロ/円、ドル/円で円高一服感もあり、為替感応性は
限定的となったようです。週明け以降、NY市場上昇もあり9200円を
回復する場面も、出来高が増えない中(連日の1兆円割れ)で、週末の
手仕舞い売りに押された格好です。
結局、日経平均は、1週間で約92円下落(↓1.0%)の9070円の週末
となりました。
8月最終週(8/27~8/31)の主なイベントと予定は、下記1.の通り。
NY市場は、ベージュブックの公表、ジャクソンホールでバーナンキFRB
議長の講演が予定されています。
国内については、日・中・韓の領有権問題が燻る中、10月に衆院解散か
などの報道もあり、これらがリスクになると共に、円売りの材料になれば、
為替の円高一服シナリオも浮上します。
何れにせよ、NY市場の動きや為替の動きに一喜一憂しながらも、底堅い
展開を想定したい。
日経平均、8月最終週(8/27~8/31)レンジは、9050円~9300円
程度を想定しています。
1.8月最終週(8/27~8/31)主なイベントと予定
8/27
米 エバンス・シカゴ連銀総裁、講演
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
米 共和党全国大会(~8/30、ダンパベイ)
米 ティファニー 決算
独 8月Ifo景況感指数
英 英国市場、休場(サマーバンクホリデー)
世 テニス、全米OP(~9/9)
8/28
日本 8月末 配当、株式分割、優待等 権利付最終売買
米 6月S&Pケースシラー住宅価格
米 8月カンファレンスボード消費者信頼感指数
米 国債入札 2年債(350億ドル)
独 9月GFK消費者信頼感調査
西 第2四半期スペインGDP改定
西 スペイン、3カ月物/6カ月物国債入札
8/29
日本 東京スカイツリー開業100日
米 第2四半期GDP改定値
米 7月中古住宅販売成約指数
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
米 国債入札 5年債(350億ドル)
米 ハインツ 決算
ブ ブラジル中銀政策金利発表
独 伊との首脳会談(ベルリン)
世 パラリンピック開幕(ロンドン)
8/30
米 7月PCEコア・デフレータ
米 新規失業保険申請件数(~8/25までの週)
米 7月個人所得、消費支出
米 国債入札 7年債(290億ドル)
米 シエナ 決算
独 8月失業率
独 8月失業者数
独 中国との首脳会談
伊 イタリア国債入札
8/31
日本 7月有効求人倍率
日本 7月完全失業率
日本 7月家計調査
日本 7月消費者物価指数
日本 7月鉱工業生産
日本 7月自動車生産台数
米 7月製造業新規受注
米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 8月シカゴ購買部景気指数
米 バーナンキFRB議長の講演(米ジャクソンホール)
米 ラガルドIMF専務理事の講演(米ジャクソンホール)
米 国債入札 2年債(379億ドル)
5年債(160億ドル)
EU 7月ユーロ圏失業率
世 IFA(世界最大エレショー、~9/5 ベルリン)
9/1
日本 東電、家庭用電気料金を平均8.46%値上げ
日本 防災の日(関東大震災から89年)
中国 8月製造業PMI
米 ドラギECB総裁、講演(米ジャクソンホール)
2.NY市場、為替/債券 各結果(8/24)
24日のNY市場はユーロ売りが優勢となった。独・ギリシャの首脳会談に
進展も無く、また、ECBが次回理事会で国債購入再開は決定しないとの
観測も出て、ユーロは軟調に始まった。ただ、ECBが債券購入プログラム
利回りのバンド目標の設定を検討と報じられたことで、ユーロは急速に買い
戻される場面も見られた。しかし、上げは続かずに戻り売りに押されている。
ギリシャなどの弱い材料というよりは、どちらかと言えば、ここ数日の急上昇
の利益確定売りといった印象が強い。週初から前日までの4連騰で、若干
過熱感も出ており、来週のイベントを控えて調整が出たものと思われる。
ユーロドルは1.24台に下落した後、1.2560近辺まで上昇。結局、1.25台
前半に落ち着いている。上値は重かったが、1.25台は維持しようとの雰囲気
もあり。ユーロ円は97円台に下落する場面も見られたが、98円台半ばに戻す
展開でした。
ドル円は底堅く推移し、一時78.70付近まで上昇。やや伸び悩んだものの、
21日線付近で落ち着いている。先週は急上昇していたが、今週はFRBの
QE3への期待復活で、先週の上昇分を帳消しにした。QE3については、来週の
バーナンキFRB議長の講演や、9月はじめの米雇用統計、欧州情勢等の結果
待ちだが、21日線付近で終わったことは、下落はしたものの、上値期待も残し、
仕切り直しには、良いポイントのように思われる。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=158374
米国債利回り
2年債 0.267(+0.009)
10年債 1.683(+0.005)
30年債 2.795(+0.003)
期待インフレ率 2.299(-0.007)
*期待インフレ率は10年債で算出
24日のNY債券市場、利回りは横ばい。序盤は利回りが低下して始まった。
独・ギリシャの首脳会談が行われていたが、特にギリシャが求めている条件
緩和などに進展も無く、また、ECBが次回理事会で国債購入再開は決定しない
との観測も出ていたことを嫌気。ただ、その後、ECBが債券購入プログラムで、
利回りのバンド目標の設定を検討しているとの報道が伝わり、利回りは下げを
取り戻している。
10年債利回りは1.63%、30年債は2.74%まで一時低下。
2-10年債の利回り格差は141(前日+141)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=158373
3.NY株式市場 結果(8/24)
NY株式24日
ダウ平均 13157.97(+100.51 +0.77%)
S&P500 1411.13( +9.05 +0.65%)
ナスダック 3069.79( +16.39 +0.54%)
CME日経平均 9110 (大証比:+50 +0.55%)
24日のNY市場、ダウ平均は5日ぶりに反発。ECBが債券購入プログラムで、
利回りのバンド目標の設定を検討しているとの報道や、バーナンキFRB議長が
米下院議員あての書簡で、追加緩和の可能性に言及していたこともサポート。
今週の続落でダウ平均は13000ドルに接近し、また、25日線付近にも接近
していたこともあり、きょうは値ごろ感からの買い戻しも入ったようだ。
ダウ採用銘柄ではベライゾンやアメックス、クラフトが上昇。ベライゾンは米連邦
通信委員会が複数のケーブルTV事業者からのAWS周波数帯取得に関する
同社の計画を承認したことが好感されている。反面、インテル、HPは続落。
薬品のイーライリリーが商いを伴って上昇。アルツハイマー治療薬の臨床試験
で、一部患者の進行が遅くなったこと明らかにした。
ナスダックも反発。アマゾン、マイクロソフト、オラクルが指数をサポート。
アドビなどソフトウェア株の一角が下落。作図ソフト開発のオートデスクの
下落が影響。コスト増から利益率が低下しており、業績見通しの下方修正を
嫌気している。近日中に人員削減を実施することも明らかにした。その後、
クラウド開発に向けて再度人員を補充し直すとしている。
モバイルソリュージョンのアルパネットワークが大幅高。決算が予想を上回っ
たことが好感された。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=158369
4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/24)
NY原油先物10月限(WTI)
1バレル=96.15(-0.12 -0.12%)
24日のNY原油先物相場は小幅続落。きょうは株価も堅調で、ECBが債券
購入プログラムで、利回りのバンド目標の設定を検討しているとの報道もあり、
買いが優勢となった。ウィーンで行われているイランと国連の各協議も不調に
終わったことも材料視。
しかし、後半になって売りが優勢となった。石油業界誌ペトロリアム・エコノミスト
が関係者の情報として、国際エネルギー機関(IEA)は早ければ9月初旬戦略
石油備蓄を放出する可能性があると伝えた事から、需給緩和懸念が高まった。
規模は昨年放出された6000万バレルと同じか、これを上回る可能性があると
みられているという。IEAは戦略備蓄の放出に合意したもようで、米政府に対し、
単独での放出に踏み切らぬよう要請しているという。
10月限は一時97ドル台まで上昇したものの、終盤になって上げを失っている。
時間外では95ドル台まで下落。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=158364
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1672.90(+0.10 +0.01%)
24日のNY金先物相場は横ばい。きょうは為替市場でユーロドルの上げも一服し、
利益確定売りも出ていたが、ECBが債券購入プログラムで、利回りのバンド目標の
設定を検討しているとの報道もあり、前日付近まで下げ渋っている。
バーナンキFRB議長が米下院議員あての書簡で、追加緩和の可能性に言及して
いたこともサポートした。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=158365
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