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11/21~週の日経平均は、次期トランプ大統領の政策への期待が米債券利
回りを押し上げて、ドル買い圧力が円安を誘い、日経平均の上昇をサポート。
結局、日経平均は週間で366円上昇(↑2.04%)18333円大引けでした。
12月第1週(11/28~12/2)主なイベントと予定は下記1.の通りです。
週末NY市場が上昇してるが、週明けは、もみ合いスタートを想定。日経平均は
7日続伸と急ピッチの上昇に対して、来週はどこかで調整が入る可能性が高い
と、見ています。
来週は、米雇用統計など一連の米経済指標が発表されるほか、OPEC総会が
開催されるので、原油先物相場に注目しています。
短期的な過熱感と先高期待せめぎ合いから、堅調な相場になりそうです。
日経平均、12月第1週(11/28~12/2)レンジは、18150円~18650円
程度を想定しています。
1.12月第1週(11/28~12/2)主なイベントと予定
11/28
日本 ダイドードリン、東和フード 各決算
米 サイバーマンデー
EU ドラギECB総裁、議会証言
世 OECD世界経済見通し公表
世 OPEC、非OPECが事前会合
11/29
日本 10月有効求人倍率
日本 10月完全失業率
日本 10月家計調査
日本 10月消費者物価指数
日本 新規上場 スタジオアタオ、エルテス、JMC
日本 スリープロ、内田洋行、菱洋エレク 各決算
米 第3四半期GDP改定値
米 9月S&Pケースシラー住宅価格
米 11月コファレスード消費者信頼感指数
米 パウエルFRB理事、講演
米 ダドリーNY連銀総裁、講演
米 ティファニー 決算
11/30
日本 臨時国会会期末
日本 10月鉱工業生産
日本 大和コンピューター、はてな、トリケミカル 各決算
米 11月ADP雇用者数
米 10月個人所得/支出
米 10月中古住宅販売成約指数
米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
米 国債償還 2年債 (280億ドル)
国債償還 5年債 (365億ドル)
国債償還 7年債 (329億ドル)
米 パウエルFRB理事、講演
米 スター・クリーブランド連銀総裁、講演
印 7~9月GDP
EU ドラギECB総裁、講演
世 OPECC総会
12/1
日本 7~9月法人企業統計
日本 11月新車販売
日本 伊藤園、不二電機、アルチザネット 各決算
米 11月ISM製造業景況指数
米 新規失業保険申請件数(~11/26までの週)
米 11月新車販売台数
米 アンバレラ、ダラーゼネラル 各決算
米 カプラン・ダラス連銀総裁、講演
米 メスター・クリーブランド連銀総裁、講演
中国 11月製造業PMI
EU ユーロ圏11月失業率
12/2
日本 ロック・フィールド、三井ハイテック 各決算
米 11月雇用統計
米 ブレイナードFRB理事、講演
米 タルーロFRB理事、講演
豪 10月小売売上高
12/4
豪 オーストリア大統領選決選投票
伊 イタリア国民投票
2.NY市場、為替/債券 各結果(11/25)
今日のNY為替市場はドル買いの動きは一服していたものの、底堅さも同時に
見られている。米国では本日は、感謝祭明けのブラックフライデーと呼ばれる
ショッピングの日といった位置づけで、週明け月曜日のサイバーマンデーと合
せて、市場でもその動向を注目している。米国ではこの短期間に、年間の4割
が消費されるとも言われている。前日の感謝祭の日の夕方にはネットショッピ
ングで10億ドル超が消費されたとのデータも発表されていた。
トランプ氏の経済政策へ期待から景気の先行き期待が高まっており、為替市場は
ドル買いを加速させている。きょうはその流れが一服といったところだったが、
下値では押し目買いも根強く、ドルの底堅さも印象付られる展開ではあった。
ドル円は東京時間に生保など日本の機関投資家の買いも観測され114円手前
まで上昇していたが、NY時間にかけて戻り売りに押されていた。特に悪材料は
出ていないが、短期筋の売りが活発に出ていたようで、参加者の少ない感謝祭
明けの相場にリスクを感じていたのかもしれない。
一時112円台半ばまで下落する場面もあったものの、NY時間に入ると、米株が
最高値更新を続けていたこともあり、下げ渋る展開となった。112円台半ばの買い
オーダーをこなせば112円付近までの下げも警戒されたが、底堅さを堅持してる。
ユーロドルは一時1.0625付近まで買い戻されていたが、それ以上の戻りはなし。
1.06台前半から半ばにかけては売りオーダーも並んでおり、上値を抑えたようだ。
目先はのユーロのリスクは憲法改正の是非を問うイタリア国民投票であろう。レン
ツィ首相は否決されれば辞任するとしており、市場では政治的混乱への警戒感が
高まっているようだ。
最新の世論調査ではほぼ全ての調査会社が否決派優勢の調査が出ているが、
市場関係者の一部からは、世論調査の信頼性に疑問を投げかける向きもおり、
ユーロドルは相当程度の買い戻しが入るリスクも考慮すべきとの指摘も出ていた。
イタリアのパドアン経済・財務相のインタビューが伝わっていたが、国民投票の
結果で2011年の債務危機の状況が再び起こるリスクは無いとの認識を示して
いた。また、2017年の予算案通過にも影響が出ることはないとの見通しも示
している。
英国民投票、米大統領選の番狂わせが強調されているが、どちらも世論調査も外
していたことも事実ではある。ただ、市場は否決と見ている向きが多い。
ポンドが底堅い動きを続けており、ポンドドルはしっかり21日線にサポートされ
ている。今週はハモンド英財務相の秋の予算方針が発表されていた。財政支出に
ついて、巨額のインフラ投資や減税で景気を刺激すべきとの声も強かったが、道路
改修やIT投資など優先順位をつけた支出に留め、財政健全化の路線を堅持した。
その背景に一つに足元も経済は底堅く推移していことが挙げられていた。きょうも
第3四半期の英GDP改定値が発表になっていたが、速報値と変わらずの前期比+
0.5%と力強さを維持している。また、英産業連盟(CBI)が発表した11月の小売り
統計は予想以上に強かった。
英統計局が今月発表していた10月分の英小売売上高も強い内容だったが、11月
も期待できそうな気配も出ている。
EU離脱に絡んだ不透明感は依然として重しとなっているものの、足元の経済指標
の底堅さと、ポンド安による来年以降のインフレ期待から、少し見直し買いも入っ
ているようだ。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=337470
米国債利回り(NY時間14:29)
2年債 1.117(-0.006)
10年債 2.357(+0.007)
30年債 3.005(-0.016)
期待インフレ率 1.932(-0.017)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で利回りは横ばい。序盤は株高もあり、利回りは上昇して
始まったものの、終盤にかけて上げを帳消しにしている。来週のOPEC総会
への不透明感が強まっており、原油が大幅に下落していることから、利回りも
追随した。
きょうは感謝祭翌日で現地時間午後2時までの短縮取引となった。
10年債利回りは2.35%、政策金利に敏感な2年債も1.11%まで低下している。
2-10年債の利回り格差は+124(前日+123)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=343035
3.NY株式市場 結果(11/25)
NY株式25日
ダウ平均 19152.14(+68.96 +0.36%)
S&P500 2213.35( +8.63 +0.39%)
ナスダック 5398.92(+18.24 +0.34%)
CME日経平均 18400 (大証終比:+20 +0.11%)
今日のNY株式市場、ダウ平均は続伸し最高値を更新している。米国では、感謝祭
明けのブラックフライデーと呼ばれるショッピングの日といった位置づけで、週明け
月曜日のサイバーマンデーとあわせて、市場でもその動向が注目されている。
米国ではこの短期間に、年間の4割が消費されるとも言われている。前日の感謝祭の
日の夕方にはネットショッピングで10億ドル超が消費されたとのデータも発表されて
いた。
トランプ氏の経済政策への期待から景気の先行き期待が高まっており、株式市場も
最高値更新が続き、きょうもその流れが継続した。
小売り株は序盤は全体的に買いが先行したものの、百貨店株は戻り売りに押されて
おりマイナスで引けている。ネット販売が勢力を増す中、百貨店は厳しい見方が続
いている。
一方、きょうは原油が下落しており石油関連株の上値が重かった。来週のOPEC
総会に向けて、OPECと非OPECとの間で生産抑制に向けた合意が期待されて
いるが、イランとロシアは増産凍結を主張しており、サウジは減産を主張している
模様。サウジアラビアが、来週28日開かれる総会前の事前会合に参加しない意向
が伝わり、市場も不透明感を高めていたようだ。
ダウ採用銘柄ではシスコやコカコーラ、ジョンソン&ジョンソン上昇。ジョンソン&
ジョンソンはスイスのヘルスケア大手のアクテリオンに買収の意向を示していた。
反面、ユナイテッド・ヘルス、ゴールドマン、JPモルガン、キャタピラーが下落。
ナスダックも最高値更新。フェイスブックは反落したものの、その他のITハイテク
株は堅調。アップルやシスコ、テスラが上昇。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=343031
4.NY市場、原油先物1月限/金先物12月限 各結果(11/25)
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=46.06(-1.90 -3.96%)
ブレント先物1月限(ICE)(終値)
1バレル=47.24(-1.76 -3.59%)
ブレント-WTI 1.189
25日のNY原油は期近が大幅続落。サンクスギビング・ホリデー(感謝祭)の
合間で市場参加者が限られ、米東部時間午後1時30分までの短縮取引となるなか、
サウジアラビアが週明けの非石油輸出国機構(OPEC)加盟国との話し合いに出席
しないとの報を受け、30日のOPEC総裁での最終的な減産合意への不透明さから、
大きく下値を切り下げることとなった。
1月限は、夜間取引から軟調に推移すると、立会い開始後はほぼ一本調子で売り
押されることとなり、引け際には45.95ドルと期近ベースで4営業日ぶりの安値を
付けた。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=343032
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1178.4( -10.9 -0.92%)
25日NY金先物相場は続落。来月の米利上げ観測の高まりや米債利回りの上昇、
世界的な株高などを背景に一段と売り押された。
12月限は、時間外取引序盤に1170.3ドルと2月8日以来の水準へ値を沈めると、
その後は安値修正や下値拾いの動きなどから1192.7ドルまで回復。しかし、通常
取引開始後は戻りを売られ、再び下げ幅を広げた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=343027
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