2017年は、後10時間を待って新年を迎えるわけですが、この投稿が、今年
最後になります。
1月4日から大発会を前に「相場展望と予定」を記載します。
12/25~週の日経平均は、今年最低の出来高で、小幅に続落した大納会と
なりました。但し、年足で6年連続で陽線を形成しており、先高観は継続です。
NY市場、クリスマス休暇明けに、クリスマス前に進んだ米債利回りのフラット
化の動きが再燃し、ややドル売りが優勢になり円高止まり、年末を控え調整が
日経平均の重石となった格好でした。
結局、日経平均は、週間で137円下落(↓0.6%)22764円でした。
さて、1月第1週(1/1~1/5)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
来年は、1/4からスタートとなるが、海外は元旦明け2日から再開されるため
海外市場の動向を受けたスタートとなります。
米、法人税率の35%→21%への引き下げを柱とする、税制改革法案が成立し
減税効果に期待したNY株式市場が、恩恵を受けるとの思惑から上昇スタートに
期待したい。
また、NY原油先物が60ドル台乗せ、金属相場も上昇して、年明け日経平均
個人主体の中・小型株の活躍に期待です。
日経平均、1月第1週(1/4~1/5)レンジは22700円~23250円程度を
想定しています。
今年も、当ブログに寄り道をしてくれた読者の皆さん、Thank you !
来年も宜しくお願いします。
それでは、 「ブロガー/読者の皆さん、良い年を!!」
1.1月第1週(1/1~1/5)主な予定とイベント
1/1
日本 休場(正月休み)
独 12月製造業PMI確報値
英 12月CIPS製造業PMI
1/2
日本 休場(正月3が日休み)
1/3
日本 休場(正月3が日休み)
米 12月ISM製造業景況指数
米 FOMC議事録(12/11、12開催分)
米 ライト・エイド 決算
1/4
日本 大発会
米 12月ADP雇用者数
米 新規失業保険申請件数(~12/30迄の週)
米 ウォルグリーン、モンサント、各決算
1/5
米 12月非農業部門雇用者数
米 12月ISM非製造業景況指数
EU 12月ユーロ圏消費者物価指数速報値
米 セントルイス連銀総裁 講演
米 フィラデルフィア連銀総裁 講演
米 クリーブランド連銀総裁 講演
2.NY市場、為替/債券 各結果(12/29)
年末の取引を迎えた今日NY為替市場は、引続きドル売りが優勢となり、
日本時間1時のロンドンフィキシングにかけてその動きが加速した。
年末に向けたバランスシートの調整の動きと思われるが、その動きに
短期筋も加わっていたようだ。
ドル円も序盤は下値模索が続き、一時112.50円を割り込んでいた。
しかし、その水準を下回ると断続的に買いも入る中、フィキシング前後
から買い戻しが強まり、112.70円付近まで買い戻されている。
ユーロ円が昨年10月以来の135円台に上昇したこともサポートとなっ
ていたようだ。
本日の21日線が112.95円付近に来ており、きょうは下放れする
動きとなっている。来年以降の動きが注視されるが、来週は東京勢は、
正月休みに入っており、4日まで戻って来ない。来週前半はドル円の
商いも薄くなるものと思われるが、連休の間に海外勢からの何らかの
動きが出るか警戒される。
来年のドル円については市場の見方が分かれており、現在の流れが続く
かは未知数。とりあえず目先は来週の米雇用統計を確認したいところの
ようだ。
一方、ユーロドルは買いが強まり、心理的節目の1.20ドル台を回復し、
一時1.2025ドル付近と今年9月以来の水準に上昇した。終盤に伸び
悩み1.20ドルちょうど付近に値を落としたものの(訂正)、きょうは
強い動きとなった。
ユーロはG10通貨の中では今年のベストカレンシーであろう。5月の仏
大統領選挙をきっかけにそれまでの下げムードを転換させ、徐々に景気
回復を鮮明にする中、買戻しが強まった。9月に年初来高値1.2090ドル
をつけたあとはECBの慎重姿勢や米税制改革法案成立への期待などで
上値を抑えられたものの、きょうの動きを見た限りにおいては上昇トレンド
は堅持しているようだ。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=408585
米国債利回り
2年債 1.883(-0.024)
10年債 2.405(-0.025)
30年債 2.740(-0.016)
期待インフレ率 1.983(+0.011)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。米株も軟調に推移する中、
年末に絡んだ実需買いが優勢となり、利回りを押し下げた。年始は米雇用
統計やFOMC議事録など重要なイベントも控えていることから、それに
向けてポジション調整も出ていたようだ。10年債は2.40%まで低下し、
2年債も1.9%を割り込んでいる。なお、きょうは午後2時までの短縮
取引。
2-10年債の利回り格差は52(前日53)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=408582
3、NY株式市場 結果(12/29)
NY株式29日
ダウ平均 24719.22(-118.29 -0.48%)
S&P500 2673.61( -13.93 -0.52%)
ナスダック 6903.39( -46.77 -0.67%)
CME日経平均先物 22715 (大証比:-35 -0.15%)
今年最後の取引となったNY株式市場でダウ平均は100ドル超反落。引け
にかけて下げ幅を広げた。IT・ハイテク株への利益確定売りが続いたほか、
銀行株も下げも相場を圧迫。ただ、今年のNY株式市場は、北朝鮮問題や
トランプ大統領のノイズなどのリスクもあったものの、低金利と好決算に支
えられ、2013年以来の好パフォーマンスとなっている。
ダウ平均は25%超上昇し、S&P500も20%上昇、そしてナスダック
29%上昇した。特にIT・ハイテク株が昨年に引続き上げを先導し、ハイ
テク株指数は37%上昇している。物価と業績が上昇し続ければ、FRBが
利上げを続けたとしても、来年も堅調な相場が見込まれるとの強気な声も
多い。
ダウ採用銘柄は28銘柄が下落。アップルが下落したほか、ベライゾン、ユナ
イテッド・ヘルス、マクドナルドが軟調。ゴールドマンも下げている。ゴールド
マンは米税制改革の影響で今年の最終利益が約50億ドル押し下げられる
との見通しを示した。一方、コカコーラが上昇したほか、今年最悪のパフォー
マンスだったGEもきょうは上昇した。
ナスダックも引けにかけて下げ幅を広げている。アマゾンが下落したほか、
マイクロン、エヌビディア、フェイスブックなど主力のIT・ハイテク株
は揃って下落。
アマゾンは4日ぶりの反落。トランプ大統領がツイッターで、米郵政公社
(USPS)はアマゾンに請求する料金を引き上げるべきだと指摘した。
FX取引業者のゲイン・キャピタルが続伸。前日はネットメディアで、世界
的なビットコイン取引導入を背景に急上昇する可能性が高いとの見解が伝わり、
約2年ぶりの高値水準に急上昇していた。寄り付きは13ドル台まで急伸して
いたものの、現在は10ドル台に下落。さすがに利益確定売りも入ってる様だ。
離れた場所からリモートで電力供給可能にする技術開発を手掛けるエナジェス
が急反落。米連邦通信委員会(FCC)が同社の同社が開発したワイアレス
充電器を認可したことをきっかけに急伸していた。前日までの2日間で株価は
3.5倍上昇し、さすがに警戒感が強まった模様。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=408580
4.NY市場原油先物2月限/金先物2月限 各結果(12/29)
NY原油先物2月限(WTI)
1バレル=60.42(+0.58 +0.97%)
NY原油は総じて続伸。アジア時間の時間外取引から買いが先行した。米北東
部で寒波によるヒーティングオイル需要の増加観測、ドル安、リビアのパイプ
ライン爆発による供給不安が根強いことから買い優勢。60ドル台回復後も利食
い売りを吸収し、堅調な値動きから投資家心理、一代高値更新でテクニカル
要因も強気なとなり、堅調に引けた。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=408589
NY金先物2月限(COMEX)
1オンス=1309.30(+12.10+0.93%)
NY金は大幅続伸。2月限は大幅高。ドルが対ユーロ中心に下落したこと、
北朝鮮リスク、強気のテクニカル要因から買い先行となり、1,300ドルの節目を
突破し、1,309.8ドルまで買い進まれた。利食い売りを吸収し、1,300ドル台を
維持して2017年の取引を終えた。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=408588
☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆