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10/22~週の日経平均は、大きく下落した。NY株を中心に世界的な
株安の動きが広がり、東京市場は、増幅された暴落した1週間だった。
米・中貿易戦争の実体経済への影響、イタリア予算に対する警戒、英の
EU離脱、中東情勢とネガティブな話題が多く、東京市場は、ファンドに
よる売り仕掛けが継続した形であった。
ただ、日米の本格化した企業決算では、業績好調な企業も散見されたのは
ひとつの救いであった。
結局、日経平均は、週間で1347円下落(↓5.98%)21184円
でした。
さて、11月第1週(10/29~11/2)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。
今週も、米中貿易摩擦、ブレグジッドと伊財政問題を抱えた欧州懸念、サウジ
アラビア問題、英EU離脱など海外材料は、不透明さを増しており、海外要因
で一喜一憂しそうです。
週末のNY株式市場が続落した。日経平均は、この2週間で1500円余り
下落。「まだは、もうなり。」で、相応のリバウンドがあっても良いタイミ
ングです。
週明けの東京市場、下落から始まっても、戻りを試す展開を想定したい。
主なイベントは、国内は、10/30 国内雇用統計、10/31 日銀金融政策
決定会合結果と黒田総裁会見、11/2 GPIFの7~9月期 運用報告など、
注目です。
米で10/31 9月ADP雇用報告、11/2の10月雇用統計など注目です。
週明け日経平均は、海外外部要因にさらされながらも、リバウンドをさぐる展開
想定したい。決算の発表が本格化、企業業績へ期待も高まりやすく、ここから下
押しは限定的と思いたい。
日経平均、11月第1週(10/29~11/2)レンジは、21000円~
21900円程度を想定しています。
1.11月第1週(10/29~11/2)主なイベントと予定
10/29
日本 9月商業販売統計
日本 大正薬HD、積水化、塩野義、三菱電、カルビー、野村不HD、JSR
オービック、コマツ、ファナック、JR東日本、JR西日本、SCSK
日清粉G、メルコ、ゼンリン 各決算
日印 首脳会談
米 9月PCE(個人消費支出)デフレータ
米 9月個人支出/個人所得
10/30
日本 9月有効求人倍率
日本 9月完全失業率
日本 9月消費者物価
日本 9月鉱工業生産速報
日本 日銀金融政策決定会合(~10/31)
日本 大東建、川重、田辺三菱、ローム、三井物産、M&A、山崎パン、八洲電機
協和キリン、コニカミノルタ、ポーラオルHD、JFEHD、ディスコ
マキタ、オムロン、ソニー、シャープ、ホンダ、H2Oリテイル、ガイシ
OLC、任天堂、東電、SBI 各決算
日本 VALUENEX IPO
米 10月CB消費者信頼感指数
米 アップル、製品発表会(NY)
米 フェイスブック、ファイザー、マスターカード、コカ・コーラ、アムジェン
GE、イーベイ、MGMリゾーツ、タペストリー、アンダーアーマー 各決算
豪 ブロック総裁補講演
独 9月失業率
独 9月消費者物価指数
EU 第3四半期ユーロ圏GDP
10/31
日本 日銀金融政策決定会合結果
日本 黒田日銀総裁会見
日本 9月鉱工業生産
日本 10月消費動向調査
日本 ALSOK、デンソー、豊田織機、アステラス薬、第一三共、日本ハム、LIXIL G
三菱重、アイシン精、HOYA、ジェイテクト、東亜合成、東京ガス、JT
ガンホー、住友化、武田、ヤフー、コーセー、住友重、パナソニック、TDK
村田製、ヤマハ発、東エレ、野村HD、JAL、ドコモ、日東電、豊通商
Jパワー、グリコ、ZOZO 各決算
米 9月ADP雇用者数
米 9月雇用コスト指数
米 9月シカゴ購買部協会景気指数
米 EIA週間石油在庫統計
米 国債償還 2年債 (275.7億ドル)
2年インフレ連動債 (419億ドル)
5年債 (350億ドル)
7年債 (301億ドル)
米 スプリント、エクスプレス・スクリプツ、GM、AIG、
ヤム・ブランズ 各決算
加 カナダ9月GDP
中国 9月製造業PMI
中国 9月非製造業PMI
豪 9月消費者物価指数
EU 9月ユーロ圏失業率
EU 9月ユーロ圏消費者物価指数
ス スイス中銀ジョルダン総裁講演
ブ ブラジル中銀政策金利(もしくは1日)
11/1
日本 双日、キッコーマン、エーザイ、小野薬、王子HD、三井化学、住友商
三菱ケミ、阪急阪神、ハウス食G、住友電、IHI、スズキ、ヤマハ
KDDI、キーエンス 各決算
米 新規失業保険申請件数(~10/27)
米 9月建設支出
米 9月ISM製造業景気指数
米 アップル、ダウ・デュポン、スターバックス、メットライフ
CBS、シマンテック 各決算
豪 9月貿易収支
中国 財新PMI
中国 一部品目の輸入関税引き下げ
英 中銀政策金利
英 四半期インフレ報告
英 カーニー英中銀総裁記者会見
EU EU設立から25年
11/2
日本 10月マネタリーベース
日本 GPIFの7~9月期 運用報告
日本 西松建、旭化成、レンゴー、伊藤忠、三菱商事、丸紅、アサヒ、サッポロHD
ジョイ本田、新日鉄住、サトーHD、いすゞ、アシックス、SGHD、ANA
NTTデータ、ヒロセ電、長瀬産 各決算
米 10月雇用統計
米 10月貿易収支
米 10月製造業受注
米 バークシャー・ハサウェイ、エクソンモービル、シェブロン 各決算
加 カナダ雇用統計
豪 10月小売売上高
独 10月製造業PMI
EU 10月ユーロ圏製造業PMI
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/26)
今日のNY為替市場、リスク回避の雰囲気が強まりドル円は売りが強まった。
一時111.40円近辺まで下げ幅を拡大している。
100日線が111.55円付近に来ているがその水準を下回った。米株安
一向に止まらず、きょうのダウ平均は一時500ドル超急落し、リスク回避
の円高がドル円を押し下げている。
これまではドル高の動きがドル円をサポートし、株急落の割にはユーロ円や
ポンド円に比べて底堅さも見られていたが、きょうは米10年債利回りも一時
3.05%付近まで低下する中、ドル高の動きも一服して、ドル円は見切り売り
が出てしまった様だ。株安に関しては、取引開始前までに発表になったアマゾン
やアルファベットなどIT銘柄の決算が冴えなかったことで、ネガティブな
雰囲気が強まっている。
昼にかけて米株が下げ渋った事からドル円も112円台に戻す動きが見られた。
米株もさすがに下げ過ぎ感からの押し目買いが入ったものと見られるが、来週
もアップルやフェイスブックなど主要企業の決算が続く中、上値は重く再び
下値模索の動きも見られた。
なお、この日発表された7-9月期GDPは個人消費が予想以上に強く予想を
上回る成長となっていた。足元の米経済の力強さを示したものの、株式市場は
先行き不安感を強めている。ドル円も買いの反応を見せたものの一時的な動き
に留まった。
ドル売りが優勢の中、欧州通貨が買い戻された。ユーロドルは1.14ドル台
を回復。目先は前日高値の1.1430ドル付近が意識される。ECB理事会
後のドラギ総裁の会見が始まって直ぐに付けた水準。
ただ、ユーロに関してはイタリア財政への懸念が重しとなっており上値は重い。
イタリアは予算案をEUに提出してるが、EUは再提出するよう要請している。
しかし、イタリア政府は拒否の構えで難航している状況。
英EU離脱協議が袋小路に入る中、ポンドは上値の重い展開が続いていたが、
きょうはドル買い一服から、ポンドドルは買い戻しが優勢となった。ただ、
離脱協議に合意の道筋が見えない限りポンドの買い戻しが強まるとは考え難い。
来週は英中銀金融政策委員会(MPC)が予定され、同時に四半期インフレ
報告も発表される。
いわゆるスーパーザーズデー。ただ、ゲーム・チェンジャーになる可能性は
低そうだ。
なお、ポンド円は142円台まで下落していたが、143円台に戻している。
こちらはドル円に歩調を合わせた格好。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457535
米国債利回り
2年債 2.810(-0.036)
10年債 3.077(-0.039)
30年債 3.314(-0.029)
期待インフレ率 2.068(+0.019)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。アマゾンとアルファベットの
決算が予想を下回った事で株安が強まり、債券市場への逃避買いから利回りは
低下した。この日発表の米GDPは個人消費が力強く予想を上回る内容となっ
たが、反応は一時的に留まっている。
10年債利回りは一時3.05%付近まで低下し、2年債も2.78%まで
一時低下した。
2-10年債の利回り格差は27(前日27)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457543
3.NY株式市場 結果(10/26)
NY株式26日
ダウ平均 24688.31(-296.24 -1.19%)
S&P500 2658.69 ( -46.88 -1.73%)
ナスダック 7167.21 (-151.13 -2.07%)
CME日経平均 21270 (大証比:+40 +0.19%)
今日のNY株式市場は反落。前日引け後に発表になったアマゾンとアルファ
ベットの決算が予想を下回ったことで株式市場は再びネガティブな雰囲気に
包まれている。特にアマゾンの年末商戦を控える10-12月期の売上高見
通しが弱い内容だったことは失望感を強めた模様。
IT・ハイテク株をはじめ幅広い銘柄が売られ、ダウ平均は一時539ドル
安まで急落した。
ただ、このところの急落に値ごろ感の買いも出始め、中盤にかけて下げ渋る
動きも見られた。ただ、プラス圏には戻せず戻り売りに押されている。
ダウ採用銘柄ではホームデポやシスコシステムズ、ファイザーが下落した他、
ユナイテッド・ヘルス、アメックスが下落。一方、同じく決算を発表した
インテルは上昇。ウォルグリーン、シェブロン、キャタピラーも買われてる。
インテルは前日比引け後に7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高
とも予想を上回った。また、見通しについても予想を上回る強気な見通しを示し、
企業のハードウエア更新が後押しし、PC需要が意外に好調なことを示唆して
いる。
ナスダックも上値が重い。インテルや予想外の黒字決算を発表し前日上昇した
テスラが続伸しているほかは、アマゾンやアルファベット、ネットフリックス
など主力のIT・ハイテク株は揃って下落している。
アマゾンの決算はオンライン市場が米国内で飽和状態に達しつつあることを
示唆し、広告事業を含む全分野の事業で収益の伸びは前四半期から鈍化した。
アルファベットはトラフィック獲得コスト除いた売上高が予想を下回ったほか、
広告単価も低下。
米CATV2位のチャーター・コミュニケーションズが大幅安。7-9月期
決算を発表しており、売上高は4%増収となったものの予想は下回った。
きのう発表になったライバルのコムキャストを追随するのに苦戦を強いられて
いる様子がうかがえる。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457541
4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(10/26)
NY原油先物12月限(WTI)
1バレル=67.59(+0.26 +0.39%)
原油は続伸。米国のイラン制裁による供給減少が見込まれていることや、ドル
安で買い戻しが入ったことが支援要因になった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457537
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1235.80(+3.40 +0.28%)
金12月限は続伸。時間外取引では、中国人民元下落などで先行き懸念が出た事が
下支えとなった。欧州時間に入ると、イタリアの財政問題に対する懸念が支援
要因となって堅調となった。日中取引では、米株価急落やドル安を受けて上値を
伸ばし、7月17日以来の高値1246.0ドルを付けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457536
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