今日のような日に、寄付きの成売りする投資家は、かなり意志に反しての
取引と推察します。
NY市場、29日に777ドルも下落し、株式市場の喜ばしくない歴史的
な過去最大の暴落日となりました。
米人の多数は、パチンコを知らないと思いますが、777ドルの上昇なら
フィバーで、ウハウハでしょうが、777ドルの下落は、株式投資でなく
株式投機のギャンブルにさえ、見えます。
10月にかけ、さらに下値もあるのか、と疑心暗鬼状態になりそうですが、
要は、「米改正金融安定化法案」の早期合意、成立にありそうです。
一部、エコノミストは、「米金利引下げ」を期待しているようですが、これ以上
米金利引き下げは、物価上昇分を加味すれば、マイナス金利となり、あまり
好ましいとは思いません。為替の円高シフトのトリガーにもなります。
その米金融安定化法案の成立に向けた、今後のシナリオですが、ロイタ-に
よれば、議員は交渉を継続する用意があると、伝えています。
1.法案を支持している上院指導部が、再召集される10月1日に審議を開始。
10月2日に再召集される下院に先立って、動き始める。
2.議員は、ポールソン米財務長官とバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の
救済策ではなく、共和党が好む内容の法案を可決する。
ただし、このシナリオが現実になる可能性は小さいとみられる。
3.米財務省は、既存の法案を調整した上で、主要政党の片方からの支持拡大を
目指す。超党派による法案支持が目標とされているため、つまりは、共和党
議員の支持獲得を目指す、ということになる。
4.同法案の支持者が、穏健派の共和党議員らの姿勢転換を目指す。
5.下院金融委員で共和党のジュディ・ビッゲルト氏とスティーブン・ラトゥー
レット氏が、ウォールストリートからの圧力を感じる。
6.下院の共和党議員で兄弟のリンカーン・ディアス・バラート氏と、マリオ・
ディアス・バラート氏が、圧力を感じ始める可能性がある。両氏は、住宅市場
不況の影響が大きいサウス・フロリダの選出
7.有権者の多くが住宅不況に苦しむカリフォルニア州、および南西部の州共和党
議員らが、法案支持への圧力を感じる可能性がある。
http://special.reuters.co.jp/contents/uscrisis_article.html?storyID=2008-09-30T113919Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-340038-1.xml
さて、日経平均は、大幅下落となり、483円安の11259円の大引けでした。
(出来高 概算22.6億株と、狼狽売りもあり、商い増加。)
遂に、大幅下落でボリンジャーバンドの-2σを突き抜け、一時11160円まで
売られるも、少し買戻しもはいり-2σレベル。テクニカル陰転も、売られすぎで
NY市場の外部環境次第ですが、明日は、短期リバウンドしても良いレベルです。
と言っても、多くの投資家は、底打ちを見極め後、押し目買いとなるんでしょうか。
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