「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

2月第2週 相場展望と予定

2012-02-05 23:59:21 | 相場展望

       
1/30~2月上旬にかけて、円高/ドル安が継続しました。1/Eの
FOMCでの金融緩和継続、事実上の延長で、ドル安圧力となった格好。

欧州債務不安の一時的後退、と言っても、悪い心理マインドからやや悪に
変わった程度であり、不安の種は燻り続けています。

日本は、家電大手の12/3月決算見通しが発表され、大幅な営業赤字と
企業努力を超える円高が、業績を悪化させた格好です。

そんな中、サプライズは週末の米雇用統計。景気を映し出す指標とされる
「非農業部門の就業者数」が市場予想を大きく上回り、米景気が着実に
回復しつつあるとの見方が、強まった状況です。

3日のNY市場、ダウは大幅高となり、終値ベースでは08年/5月以来
約3年9カ月ぶりの水準に上昇して終了しました。予想外に強い内容となり
金融や産業関連、資源株が買われた上、フェイスブックの上場申請を受け、
IT企業の銘柄が買われる「フェイスブック」効果となっています。

2月第2週(2/6~2/10)の主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週初は、NY株式市場の上昇を受け、日経平均上昇してのスタートとなるも
節目の9000円台突破は、為替などの円安シフトになる材料の追い風が
必要でも、週末SQ通過で、9000円台になればと思います。

また、例年の「節分天井、彼岸底」のアノマリーが、外れる状況も考えられ
日本株の悪材料の出尽くしになれば、3月に向け9500円台への戻りも
期待できるかもしれません。

日経平均、2月第2週(2/6~2/10)レンジは、8800円~9100円
程度を想定しています。

1.2月第2週(2/6~2/10)主なイベントと予定
 2/6
 日本 JT、スズキ、ベネッセ、住生活G 等 決算
 日本 さっぽろ雪祭り(~2/12)
  米   ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
  米   フィッシャー・ダラス連銀総裁、講演
  米   ロウズ 決算 
  豪   12月小売売上高
 2/7
  日本 12月景気動向指数
 日本 トヨタ、DeNA、東レ、鹿島、大成、大林、清水 等 決算
  米   大統領選共和党コロラド、ミネソタ、ミズーリ州予備選
  米   国債 3年債(320億ドル)
  米   コカ・コーラ 決算
  豪   中銀政策金利発表
   独  12月鉱工業生産 
 2/8
 日本 1月景気ウオッチャー調査
 日本 旭硝子、日産、いすず、三菱マテ、DIC、DOWA 等 決算
  米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米   国債入札 10年債(240億ドル)
  米   ウォルト・ディズニー、タイムワーナー
      プルデンシャル・ファイナンシャル、ムーディーズ 各決算
 NZ  第4四半期失業率
  独  12月貿易収支
  独  5年債入札
   英  英国中央銀行金融政策委員会(~2/9)  
 2/9
  日本 12月機械受注&1~3月見通し
 日本 1月工作機械受注
 日本 1月消費動向調査
 日本 1月オフィス空室率
 日本 住友不、ローム、ヤマダ電、ラウンドワン、昭和電工 等 決算
  米   新規失業保険申請件数(2/4までの週)
  米    伊首脳会談(ホワイトハウス)
  米   国債入札 30年債(160億ドル)
  米   シスコシステムズ、ペプシコ 各決算
  中国  1月消費者物価指数
 中国 1月生産者物価指数
  英   12月鉱工業生産
  英   12月製造業生産高
  英   中銀政策金利発表
 EU  ECB政策金利発表
 EU  ドラギECB総裁、定例会見
 2/10
  日本 東日本大震災対応の「復興庁」発足
 日本 エルニーニュ観測速報
 日本 キリンHD、アサヒGHD、日揮、パンナムHD 等 決算
  米   2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
  米   12月貿易収支
  米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
  英   1月生産者物価指数
 2/10
 日本 建国記念日

2.NY市場、為替/債券 各結果(2/3)

 3日のNY市場、この日発表になった米雇用統計が予想外に強かった事で
 ユーロは売られ、ドルや資源国通貨が強い展開となっている。発表直後は
 リスク選好のユーロ買い・ドル売りの反応も瞬間見せたが、次第にドル
 買いが強まる展開。先日のFOMCは超低金利の長期化を強調し、量的緩和
 第3弾(QE3)にも含みを残していたが、今日の雇用統計で、低金利の
 長期化までは後退したとは思われないが、少なくともQE3に関しては、一歩
 後退したものと思われる。

 ECBや英中銀の追加緩和が期待される中では、追加緩和期待が後退した
 ドルを買うという選択肢が強まったようだ。

 雇用統計については、職探しを諦めた人も混在する非労働人口の増加や、
 賃金上昇が見られていないといった懸念は残るが、今後も改善が期待できる
 堅調な内容だったといえる。

 終盤は戻す展開となったものの、ユーロドルは一時130台に下落、ドル円は
 76円台後半まで上昇。

 特に景気に敏感な資源国通貨が強い動きを見せ、豪ドルは対ドルで一時半年
 ぶりの高値水準まで上昇していた。欧州はともあれ、景気回復への期待感は
 続いており、今年に入って資源国通貨は強い動きが続いている。

 豪ドルの場合、国内要因よりも、むしろ海外要因で動くケースが多く見られる。
 目先は来週に豪中銀政策委員会があり、0.25%の利下げが見込まれているもの
 の、市場は気にしていない様子。財政問題を抱えるドルもユーロも買えない
 中、財政懸念が少なく、金利水準もある豪ドルは魅力的ということなのだろう。

 特に新興国の外貨準備からの需要も見込まれ、期待感を高めているようだ。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=137596

 米国債利回り
     2年債            0.234(+0.012)
     10年債          1.922(+0.101)
     30年債          3.122(+0.119)
     期待インフレ率    2.164(+0.022)
                     *期待インフレ率は10年債で算出

 3日のNY債券市場、利回りは大幅に上昇。この日発表になった米雇用統計が
 予想外に強い内容となったことで、逃避買い需要が後退。利益確定売りが強まり
 利回りは大きく上昇している。

 10年債も30年債も10ベーシス超上昇している。
 2-10年債の利回り格差は+168(前日+160)にスティープ化

3.NY株式市場、結果(2/3)

 NY株式3日
     ダウ平均     12862.23(+156.82 +1.23%)
     S&P500     1344.90(  +19.36 +1.46%)
     ナスダック     2905.66(  +45.98 +1.61%)

 CME日経平均      8915  (大証比:+75 +0.84%)

 3日のNY市場、ダウ平均は大幅高となり、終値ベースでは2008年5月以来、
 約3年9ヵ月ぶりの水準に上昇している。この日発表になった米雇用統計が
 予想外に強い内容となったことで買いが優勢となった。金融や産業関連、
 資源株が買われ、ダウ平均は一時164ドル高まで上昇している。

 ダウ採用銘柄は28銘柄が上昇。バンカメ、JPモルガン、キャタピラー、シェ
 ブロンが上昇している。一方、メルク、P&Gといったディフェンシブ株は軟調。

 雇用統計を受けて、GMやフォードといった自動車株の上昇も目立っている。
 今週は、自動車各社から1月の米自動車販売が発表されていたが、今年は
 1400万台超の販売が期待できると強気な見方も相次いでいた。

 ナスダックも堅調に推移。ハイテク株も買いが先行している。アップルや
 インテル、マイクロソフト、グーグルなど主力株は揃って上昇。
 バイオ関連のギリアド・サイエンシズが商いを伴って11%の大幅高。C型肝
 炎薬の治験で良好な結果が出たことを好感している。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=137594

4.NY市場、原油先物3月限/金先物4月限 各結果(2/3)

 NY原油先物3月限(WTI)
   1バレル=97.84(+1.48 +1.54%)

 3日のNY原油先物相場は6日ぶりに反発。この日発表になった米雇用統計が
 予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する期待感が高まった。
 前日まで5日続落となっており、値ごろ感からの買い戻しが強まっている。

 3月限は一時98ドル台まで上昇する場面も見られ、75日線付近まで戻る展開。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=137587

 NY金先物4月限(COMEX)
   1オンス=1740.30(-19.00 -1.08%)

 3日のNY金先物相場は4日ぶりに反落。この日発表になった米雇用統計が
 予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する不安感が後退。
 安全資産として買いが続いてきた金は利益確定売りが強まっている。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=137588

  
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