「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

ドンキ、社名をPPIHに変更って本当!?

2019-01-31 23:56:35 | 企業を斬る

    
ドンキホーテHDは、2月1日に社名を「パン・パシフィック・インター
ナショナルホールディングス」(PPIH)に変更する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00000061-zdn_n-sci

日本国内のみならず、環太平洋地域におけるグローバルグループとして
ふさわしい企業の在り方を表すため、社名を変更したという。
「国際競争力を持った新たな流通を創造する」(同社)

新社名のロゴは、同社グループ独自のビジネスモデルが環太平洋に波及
する様を表現しているという。
ドンキは1980年にジャストを設立、89年に「ドン・キホーテ」の
1号店を開店し、出店エリアを全国に拡大。M&Aや海外展開を進め、
総合小売グループとして展開してきました。

ドンキの社名は、今や国民の認知度も高く、ネームバリューを持って
いますが、少子高齢化で国内での小売Gとして店舗増や売上増も微増
しか見込めず、海外への販路を求めた結果でしょう。
海外展開へ布石とみれば、この深謀遠慮が功を奏すか、今後のドンキ
経営状況は、ウオッチしたいと思います。

さて、日経平均は反発して、216円高の20773円の大引でした。
(出来高 概算13.5憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、ダウ・ナス共に大幅上昇。FOMCの利上げに対し、
利上げ一時停止や資産縮小見直しも視野に入れる事が、好感された。
この流れを受け、日経平均は上昇してスタートし、一時300円以上も
上昇する場面もあった。

ただ、FOMCの声明は、円高要因を示唆。今日は、上値追いを控えた
格好でしたが、堅調な推移で20700円台を回復して終了しました。

日経平均は反発。ボリンジャーバンド+1σ~+2σレンジで、+1σを
わずかに上回り、薄商いの2月を迎え、リバウンド相場を暗示してます。

今晩のNY市場、大幅高の反動から軟調なスタートですが、好企業決算
の継続もあり、終了時に底堅くプラス引けとなるか、ポイントです。

明日の日経平均、週末ですが、実質2月相場入りで、続伸に期待したい。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


VWが3年連続で世界一!?

2019-01-30 23:57:37 | 企業を斬る

    
世界の自動車大手による2018年の世界販売台数の首位争いは、独自動車
大手フォルクスワーゲン(VW)が3年連続の世界一を守った。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00000053-asahi-bus_all

30日出そろった自動車大手の18年の世界販売実績で、日産自動車・仏
ルノー・三菱自動車の3社連合が1075万6千台となり、すでに発表され
ている独フォルクスワーゲン(VW)グループ(1083万4千台)を下回
った。

トヨタ自動車グループ(ダイハツ工業と日野自動車を含む)は1059万
4千台で、3位だった。


年1千万台規模のトップ3社は、これまでに相次ぎ、経営危機や品質問題、
不正発覚などで窮地に陥りましたが、日産連合の場合、ゴーン被告の事件が
起き、トップを取れなかった格好です。

この3社の販売台数は拮抗しており、今年は、トヨタがトップを伺うのでは、
と予想していますが、注目です。

さて、日経平均は反落し、108円安の20556円の大引でした。
(出来高 概算14.3憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、マチマチ。企業決算も好決算が散見される中、時間外
アップル決算が好感され、日経平均は、上昇してスタート。東京市場は、
米FOMC発表を前に、様子見から売り優勢になり、下落に転じると、
中・小型株が売られ、日経平均の下落以上に軟調な展開で終了しました。
為替の円高傾向の中、サンバイオ・ショックの様相もありました。

日経平均は反落。上ヒゲ陰線引けと、リバウンドが正念場を迎えた格好。
ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジで、バンド幅が収束しており、
明日以降、上へ向かうか、米株式市場の結果に依存です。

今晩のNY市場、好企業決算が散見され反発してスタートして、FOMCの
結果が、ハト派的に落ち着けば、上昇して終了も視野に入ります。

明日の日経平均、イベント通過と月末ドレッシング買いから反発に期待。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


集英社とDeNA、コラボで新会社って本当!?

2019-01-29 23:55:45 | 企業を斬る

    
集英社とディー・エヌ・エーは1月29日、エンターテインメント領域で
共同事業を行う新会社「集英社DeNAプロジェクツ」(仮称)を共同出資
で設立すると発表した。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6311955

新会社では、知的財産を生かしたゲームやグローバル向けのデジタル
エンターテインメントサービスの共同開発などを計画しています。

新会社は2/21付けで設立。資本金は1億円(資本準備金含む)で、
DeNAが51%、集英社が49%出資する。社長にはDeNA執行役員
渡辺圭吾氏が就く様です。

これまで両社はゲームやアバター、電子書籍の販売など幅広い領域で
協業してきた。新会社では、集英社の知見や商品化スキルと、DeNA
ネットサービス開発・運営ノウハウなどを組み合わせ、エンターテイン
メント領域で新たな取り組みを進めるとしています。


ゲーム、eコマース、エンタメ等、幅広く事業を展開するDeNAと
コミックの配信事業に力を入れている集英社、互いの強みを共有して
Win-Winのコラボを実現しようとしている両社、今後の事業の
伸長に期待しています。

さて、日経平均は小幅反発し、15円高の20664円の大引でした。
(出来高 概算11.8憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、下落。キャタピラーなどの決算を嫌気して、一部
企業業績の悪化した流れから、日経平均は、下落してスタート。
為替の円高傾向もあり、下げ幅を拡大して、20400円割れ寸前まで
下落する場面もあったが、後場にかけ日銀ETF買い付け思惑などあり
下げ幅を縮小して、大引けにかけ、プラス圏に浮上して終了した。

日経平均は小反発。下ヒゲ陽線引けと、リバウンド継続を示した格好。
ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジ推移で、底堅さを提示。
明日以降、リバウンド継続なるか、外部環境の好転がほしい。

今晩のNY市場、好企業決算が散見され反発してスタート。
終了時にプラス引けとなるか、ポイントです。

明日の日経平均、今日の下値の堅さから、続伸に期待したい。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


キリンも大型ペットボトル、値上げって本当!?

2019-01-28 23:56:02 | ニュ-スからひと言

    
キリンビバレッジは、大型ペットボトル製品20品目を、5月1日出荷分
から、一律20円値上げすると発表した。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6311870

「アルカリイオンの水」2ℓは、希望小売価格230円が250円に、
「生茶」2ℓや「午後の紅茶」1.5ℓは、330円が350円になる。

物流費の上昇や、原材料価格が高騰しているためで、大型ペットボトル
製品の値上げは、1992年2月以来、およそ27年ぶり。
大型ペットボトルは、コカ・コーラボトラーズジャパン、アサヒ飲料、
サントリー食品インターナショナルでも、相次ぎ値上げを発表してる。


消費税増税が予定されている今秋、物流費や原材料費の高騰を受けた
措置として、膨らんだコストを価格に転嫁する動きが広がっており、
春闘で、諸々の物価上昇分を吸収できる賃上げがないと、可処分所得
減少につながるます。今秋以降の個人消費に水を指す結果にならない
か、今から危惧されるところで、今年度の賃上げに注目です。

さて、日経平均は反落し、124円安の20549円の大引でした。
(出来高 概算10.6憶株の様子見の薄商いでした。)

週末のNY市場、上昇。連邦政府機関の閉鎖が、2/15迄時限的に
再開するとの報道を受け、買いが先行すると思いきや、下落して開始。
為替の円高傾向もあり、前場に小幅安で推移していたが、後場に先物
安となると、大引けにかけ、150円余り値を下げる場面もあった。

結局、3ケタ下落したが、何とか、20500円アイを維持して終了。

日経平均は反落。陰線を引いたが、ボリンジャーバンド25日線~+
1σレンジ推移で、底堅さを維持した格好。戻り売り圧力を克服して
リバウンドを試せるか、外部環境の好転や為替の円高一服がほしい。

今晩のNY市場、キャタピラの決算を嫌気して下落してスタート。
ダウ/ナス共弱いが、終了時にどこまで、戻すせるか、ポイント。

明日の日経平均、NY市場が下落しても、今日の下落で半分以上は、
織り込んでおり、下値の堅さと陽線引けに期待したいが、さて。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


1月最終週 相場展望と予定

2019-01-27 23:55:39 | 相場展望

    
1/21~週の日経平均は上昇し、3週連続の小幅プラス引けとなりました。
NY株式市場は、。米・中通商問題や米連邦政府機関閉鎖問題などが依然と
して燻っているものの、米企業決算が本格化して、好企業の銘柄も多く、上昇。

日経平均は、為替の円高一服もあり、上値の重たさはあるものの上昇した。
行き過ぎた悲観論から戻りを試す途上にあるように思えます。
日経平均は、最終週に21000円台の節目にチャレンジできるリバウンドを
暗示した格好でした。

結局、日経平均は、107円高(↑0.52%)20773円の大引けでした。

さて、1月最終週(1/28~2/2)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。
今週は、米・中貿易協議への進展期待や、米連邦政府機関の閉鎖問題で、暫定
ではあるが閉鎖解除もあり、企業決算期待もあり、NY株式市場が底堅く推移
している。

経済イベントでは、FOMC、パウエルFRB議長会見、中国国家製造業PMI、
米1月雇用統計と集中しているが、日・米企業の決算本格化で、世界的な景気
減速懸念の過度の警戒感が払しょくできると、日経平均の下値の堅さから底堅い
展開が期待できそうである。
企業業績も底堅いので、日経平均21000円台へ向かう展開を想定したい。

日経平均、1月第4週(1/21~1/25)レンジは、20450円~
21150円程度を想定しています。

1.1月最終週(1/28~2/1)主なイベントと予定
 1/28
 日本 松井証券、ルネサンス、JSR、東光高砂、信越ポリ、ピーシ―エー 各決算
 日本 通常国会召集 
 日本 日銀議事録(12/19、20開催分)
  米 12月小売売上高
  米 12月住宅着工件数
  米 議会予算局年次報告書
  米 キャタピラー 決算
  米 国債入札 2年債 (400億ドル)
         5年債 (410億ドル)
 中国 12月工業利益 
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 EU ドラギECB総裁、講演
 1/29
 日本 1月日銀月例経済報告
 日本 日銀議事録(08年7月-12月開催分)
 日本 JPX、小野測、リコーリース、北電事、信越化学、アルプス、日本車両
    キヤノン電、大和証券、ANA、積水樹脂、ゼンリン、ビオフェル 各決算
  米 FOMC(~1/30)
  米 12月耐久財受注
  米 12月新築住宅着工件数
  米 アップル、ファイザー、ベライゾン、アムジェン、3M、ロッキード・マーチン
    バイオジェン、アラガン、イーベイ、AMD、ニューコア、ハーレーダビ 各決算
  米 国債入札 7年債 (320億ドル)
  英 議会、離脱合意の代替案や「合意なき離脱」回避を目指す修正案を審議
 1/30
 日本 12月小売販売額
 日本 12月百貨店販売額
 日本 12月スーパー販売額
 日本 トーメンデバ、岡三、積水化、新京成、木曽路、タケエイ、宝HD、八州電機
    明治電、サイバーエージ、タカラバイオ、東洋機械、日立建、オムロン
    シャープ、アドバンテ、メディパル、キヤノン、トプコン、JR東、ヤマト
    Vコマース、OLC、特殊陶、東電 各決算 
  米 第4四半期GDP速報値
  米  1月ADP雇用者数
  米 FOMC政策金利
  米 1月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米 パウエルFRB議長、記者会見
  米 マイクロソフト、フェイスブック、ビザ、AT&T、ボーイング、マクドナルド
    クアルコム、ウィン・リゾーツ 各決算
 中国 副首相、貿易協議のため訪米
  西 サンタンデール銀行 決算
 1/31
 日本 三和HD、川重、東洋水産、アステラス、日ハム、第一三共、LIXIL
    日通、ヤクルト、ALSOK、東海理化、山九、東ガス、味の素、ハウス食品
    野村不、ワコール、LINE、日立化成、コーセー、小林製薬、TOTO
    コマツ、富士電、富士通、ファナック、村田製作所、日野自、ネットワン
    東エレ、野村不、京成、JAL、関電、コナミ、大日薬、日電工、任天堂
    三井住友、みずほ、中外薬、グリコ、ZOZO、SBI、Jパワー 各決算
  米  12月個人所得/支出
  米 12月中古住宅販売件数
  米 新規失業件数
  米 アマゾン、マスターカード、ダウ・デュポン、UPS、GE、セルジーン
    アフラック、シマンテック 各決算
  米 国債償還 2年債(276億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(295億ドル) 
 中国 1月製造業PMI
 EU 12月ユーロ圏失業率
 2/1
 日本 12月有効求人倍率
 日本 12月完全失業率
 日本 12月労働力調査
 日本 12月鉱工業生産
 日本 12月商業販売統計
 日本 豊田機、デンソー、HOYA、小野薬、ジェイテクト、三井物産、セブン銀
    豊田紡織、豊田合、エディオン、ガンホー、武田、コニカミノルタ、JFE
    日本精、日立、ソニー、京セラ、ホンダ、日本ユニ、京王、ドコモ、三菱自
    キーエンス、豊田通、NTN 各決算  
  米 1月自動車販売
  米 1月雇用統計
  米 1月ISM製造業景気指数
  米 エクソンモービル、シェブロン、メルク、ハネウェル 各決算
 中国 1月財新製造業PMI
  独 ドイツ銀行 決算
 2/2
  米 12月建設支出
  米 ミシガン大学消費者信頼感指数
 2/3
  米 第53回スーパーボウル

2.NY市場、為替/債券 各結果(1/25)
   今日のNY為替市場はドル売りが優勢となった。ユーロの買い戻しが強まっ
 ており、ドルを圧迫していたようだ。特段のユーロ買い・ドル売りの材料は
 見当たらないが、前日のECB理事会後のドラギ総裁の会見を受けユーロは
 下落したが、市場は既に織り込んでおり、ユーロドルの下値での押し目買い
 も活発に出たことから、買戻しが膨らんでいるとの指摘も出ている。
 
   ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、FRBは来週のFOMCで、
 バランスシート縮小を予定より早く終わらせ、巨額の国債保有の維持を検討
 すると伝えていた。
 いずれにしろ、具体的なドル売り材料は見当たらず、来週の米中貿易協議を
 控えて、ポジション調整が活発に出ているものと思われる。
 
   午後になってトランプ大統領が議会指導部と、政府機関再開のための暫定予算
 に署名することで合意した。ただ、2月15日までのたった3週間の合意である
 ことから、ポジティブな反応は示していない。
 
   ドル円はNY時間に入って戻り売りが強まり、109円台後半から半ばに下落。
 110円が依然として重く、見切売りも出ていた模様。午後になってトランプ
 大統領が、議会指導部と合意との報道が駆け巡り、買い戻しの動きも出ていた。
 しかし、トランプ大統領が正式に発表すると、ドル円は再び売りを強めている。
 
   一方、きょうはユーロの買い戻しが目立った。ユーロドルは1.14ドル台を
 回復し、ユーロ円も125円台を一時回復。きのうはECB理事会後のドラギ
 総裁の会見では、「景気見通しに対するリスクは下向きに移動した」と言及して
 いた。
 
 先日の議会での発言から景気認識の下方修正は、ある程度予想はされていたもの
 の、ユーロは上値を重くしていた。
 
   市場では、年内のECBの利上げ期待が大きく後退している。ただ、ECBは
 年内に正常化のステップを実施してくるとの見方も市場の一部には出ている。
 
   短期金融市場のマイナス金利圧力を軽減するため、年末近くに、現在マイナス
 金利を実施している預金金利を、マイナス0.4%から0.15%引き上げ、
 マイナス0.25%にして来るとの見通しも聞かれた。
 
   ドイツ10年債利回りは再びマイナス利回りに陥るとの見方が有力となているが、
 年末には0.5%超に上昇していると見ている市場関係者もいるようだ。
 
   ポンドはきょうも買い戻しが続き、ポンド円は一時144円台後半まで上昇。
 来週、英下院でメイ首相が修正した合意案を審議する。市場では、3月のEU
 離脱期限の延長の可能性を有力視しており、合意なき離脱のリスクは後退した
 として、ポンドは買い戻しが続いている模様。ポンド円は100日線に到達して
 おり、145.30円付近に来ている200日線が意識される展開となっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/91138
 
  米国債利回り
  2年債        2.602(+0.038)
  10年債      2.753(+0.037)
  30年債      3.062(+0.029)
  期待インフレ率   1.784(+0.011)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 
   今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。米株の上げが続いていることや、
 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、FRBが来週のFOMCで、
 バランスシート縮小を予定よりも早期に終了し、大規模な国債保有の維持を
 検討との報道が伝わったことも、利回りをサポートした。
 
   10年債は一時2.75%まで上昇、2年債も2.6%まで一時上昇している。
 2~10年債の利回り格差は15(前日15)。
 https://fx.minkabu.jp/news/91136

3.NY株式市場 結果(1/25)
 NY株式25日
  ダウ平均      24737.20(+183.96 +0.75%)
  S&P500      2664.76(  +22.43 +0.85%)
  ナスダック      7164.86(   +91.40 +1.29%)
  CME日経平均    20810     (大証比:+30 +0.14%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。上げ幅は一時300ドルを超える場面
 も見られた。景気の先行き懸念が根強い中、米政府機関閉鎖の影響や来週の米
 中貿易協議など、投資家心理を慎重にする材料も多い。しかし、それを決算が
 跳ね除けている。
 
 インテルは弱い決算を発表し下落したものの、ウエスタンデジタルやスター
 バックスの決算は良好だった。S&P500採用銘柄の中で、97社が既に
 発表を終えているが、その4分の3は予想以上の決算を発表。いまのところは
 過去平均よりも高い水準で推移。
 
 来週はアマゾンやアップル、フェイスブックなど主要IT・ハイテク企業の
 決算発表が予定されており、期待感を高めている。過度に悲観的になっていた
 株式市場も修正を続けているようだ。
 
 また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、FRBが来週のFOMC
 で、バランスシート縮小を予定よりも早期に終了し、大規模な国債保有の維持を
 検討と伝えており、株式市場のサポートになっていた模様。
 午後になってトランプ大統領が議会指導部と、政府機関再開のための暫定予算に
 署名することで合意した。ただ、2月15日までのたった3週間の合意である事
 から、株式市場はポジティブな反応を示していない。
 
 ダウ採用銘柄ではダウ・デュポンやアップル、シスコシステムズが上昇したほか、
 キャタピラー、ボーイング、3Mも買われた。一方、インテルの下落が目立った
 ほか、ウォルマート、P&G、マクドナルドが軟調。
 
 インテルは前日引け後に10-12月決算を発表し、1株利益、売上高とも予想
 を下回った。1-3月期や通期の見通しも予想に届いていない。大手IT企業等
 大口顧客のデータセンター投資が減速しており、顧客は在庫調整から発注を減ら
 しているという。
 
 ナスダックは続伸。インテルは下落したものの、そのほかの半導体関連株はしっ
 かり。アマゾンやネットフリックス、フェイスブックなどFAANG銘柄も上昇。
 
 ウエスタンデジタル(WDC)が大幅高となり半導体をサポート。前日引け後に
 10-12月決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ただ、
 アナリストからは、最悪期は脱した模様で、データセンターからの需要回復を
 考慮すれば、今年下期の回復に楽観的とのコメントも出ていた。
 
 スターバックスが上昇。前日引け後に10-12月期決算を発表しており、既存
 店売上高が予想を上回ったことが好感されてる。米国やアジアでの既存店売上高
 が予想以上だった。
 
 医薬品のアッヴィが商いを伴って下落。10-12月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を下回った。主力薬のヒュミラの売り上げが予想に
 届かなかった。通期利益見通しも予想を下回っている。
 https://fx.minkabu.jp/news/91134

4.NY市場、原油先物3月限/金先物4月限 各結果(1/25)
 NY原油先物3月限(WTI)
  1バレル=53.69(+0.56 +1.05%)

 NY原油は小幅続伸。 時間外取引は前日の日中取引の後半、堅調に推移した流れ
 を引き継ぎ、序盤から中盤は小高く推移した。しかし終盤にかけて地合いを緩め、
 小安くなった。日中取引開始後は、ドル安から再上昇。中盤にかけても堅調に推移。
 
 ニューヨークダウが大幅高で推移したことから後半から終盤は上げ幅を拡大した。
 54ドルが抵抗線になったが堅調に推移。
 ベネズエラの政情不安による生産減少思惑も引き続き、支援材料となったもよう。
 https://fx.minkabu.jp/news/91133
 
 NY金先物4月限(COMEX)
  1オンス=1304.20(+18.30 +1.42%)

 NY金は急騰。 時間外取引では、ユーロ高を受けて堅調な値動きとなり、3ドル
 以上の上昇で推移。日中取引では、序盤からドル安を背景に上げ幅を拡大し、
 中心限月の期近2月限は23日の高値1,286ドル、1,290ドルの節目を上抜くと強気の
 テクニカル要因から上昇に弾みが付き、ニューヨーク時間の午前11時半頃には
 1,300ドルに接近する展開となった。午後の取引ではニューヨークダウが大幅高で
 推移にも利食い売りを吸収し、高値圏で堅調に推移した。
 
 4月限は1,300ドル超えとなり、大台維持で引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/91131

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


ルノー、ゴーン氏辞任で新経営陣へ

2019-01-24 23:58:53 | 企業を斬る

    
今日、フランスの自動車大手ルノー(Renault)は、取締役会を開き、会社法
違反(特別背任)の罪などで日本で逮捕・起訴され、同社の会長兼最高経営
責任者(CEO)を辞任したカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告の後任人事
を発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190124-00000047-jij_afp-int

新CEOにはティエリー・ボロレ(Thierry Bollore)CEO代行が、会長には
仏タイヤ大手ミシュラン(Michelin)のジャンドミニク・スナール(Jean-
Dominique Senard)CEOが就任するという。
これを受けて、ルノーと連合を組む日産の西川CEOは、開いた記者会見で、
ルノーの新経営陣決定を歓迎し、「新たな章」を開くことに期待を示した。


ルノーは日産と提携して約20年。日産のEV技術など依存している所も
多くWin-Winの関係にしていくためにも、逮捕・基礎されたゴーン氏
をルノーのトップに据え続ける事は、得策ではないとの力学が働いた格好。
ルノーの新経営陣と日産、さらなるコラボで、今後の展開に期待したい。

さて、日経平均は3日続落し、19円安の20574円の大引でした。
(出来高 概算11.4憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場は上昇。これを受け日経平均は、上昇スタートと思い
きや、世界経済の減速懸念の先取、為替の円高傾向から、20500円
を下回る場面もあった。ただ、底堅さから切り返すと、一時プラス圏に
浮上する場面もあった。後場は、小幅安で推移し、そのまま終了した。

日経平均の小幅安は、ファーストリテの下落も大きく、この1銘柄で
日経平均をマイナスに押し下げた格好。俯瞰すると、値上がり銘柄数が
多く、底堅さがある相場状況であった。

日経平均は3日続落し、5日線を下回ったが25日線をキープ陽線引け。
ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジで、上値の重さはあるが、
先高感は残しています。

今晩のNY市場、マチマチのスタートだが、ナスの強さがあります。
底堅さから、プラスで引けるかポイントです。

明日の日経平均、週末だが、円高一服となれば反発ある展開に期待。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


野村等、オリオンビールを買収って本当!?

2019-01-23 23:57:26 | 企業を斬る

     
ビール系飲料国内5位のオリオンビール(沖縄県浦添市、与那嶺清社長)は
23日、取締役会を開き、野村HDと米投資ファンド、カーライルGによる
買収を受け入れることを決め、同日正式に発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190123-61324120-business-bus_all

18日に、日経ビジネス電子版で「オリオンビール、野村・カーライルが
買収へ」として報じた通り、野村とカーライルの持つ経営資源を活用して
海外展開を加速する様です。

野村側が51%、カーライルが49%を出資するオーシャンHDが株式公開
買い付け(TOB)により、約600人いるオリオンビールの株主から株式
を取得する。

買い付け期間は1/24~3/22で、買収金額は最大で500億円超になる
見込み。オリオンビールの現筆頭株主で10%を出資のアサヒビールはTOB
に応じるが、再出資により現状の出資比率を維持するとみられています。


沖縄に行ったとき、良く飲んだオリオンビール。今回のTOBの賛同は、国内
少子高齢化による伸びが期待できない中、海外への販路を広げ、打開しようと
するオリオン経営陣の意向と合致した形。国内シェア5位から上を目指せるか
注目しています。

さて、日経平均は小幅続落し、29円安の20593円の大引でした。
(出来高 概算11.5憶株の商いでした。)

祝日明けのNY市場は、大幅に下落。これを受け、日経平均は下落スタート。
ただ、NY株式市場が4連騰の時、日経平均がもたついた事や日銀金融会合
の結果で、ETF等の買い付けの思惑が働き、大きく下がる事なく、押し目
も入り、一時上昇する場面もありました。底堅さを示した格好です。

日経平均は小幅続落し、5日線を下回ったが陽線引け。ボリンジャーバンド
25日線~ー1σレンジで、明日にも25日線をオーバーできるか注目です。

今晩のNY市場、好調な企業業績も散見され、反発してスタート。
どの程度、プラスで引けるかポイントです。

明日の日経平均、下ヒゲ陽線引けプラスで終了できるか、為替の支援がほしい。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


経団連、脱「官製春闘」へ!?

2019-01-22 23:56:33 | ニュ-スからひと言

      
経団連は22日、2019年春闘で経営側の指針となる「経営労働政策特別委員会
報告」(経労委報告)を発表した。今回は「社会的な期待を考慮しながら、
多様な方法による年収ベースの賃金引き上げや総合的な処遇改善」が求めら
れると指摘、業績が好調な企業を中心に賃上げを促した。また賃上げ判断に
ついて「労使による議論を経て企業が決定することが重要」と明記し、脱
「官製春闘」の姿勢を鮮明にした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000062-jij-bus_all

安倍首相は6年連続で経済界に賃上げを求め、政府主導の官製春闘になる
との見方が強まっていた。しかし、経労委報告は「賃上げは、政府に要請
されて行うものではない」と訴え、経営者が主体的に判断するものだと、
主張した。18年の同報告に盛り込んだ賃上げの数値目標は削除した。

記者会見した経団連の工藤泰三副会長(日本郵船会長)は「安倍首相から
要請はデフレ脱却、経済の好循環を一緒に作って行こうという応援メッセ
ージだと受け止めている」と述べた。 


賃金引上げについては、企業業績によってある程度決めていく方が、一律
3%アップのような数値に固執しない方がベターかもしれない。
ただ、物価上昇分+αは、最低限必要で、将来の日本を背負う若年層への
配慮は、必要です。

さて、日経平均は反落し、96円安の20622円の大引でした。
(出来高 概算10.2憶株と、様子見の商いでした。)

週明けのNY市場は、休場。4日続伸してた流れから、日経平均は上昇
してスタートしたが、そろそろ一服との思惑も働き、マイナスに転じると
下値の堅さはあったものの、小幅安で推移して20600円台で終了した。

日経平均は反落し、2日続きの陰線引けで上値の重さを意識した格好。
ただ、5日線を超え、ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジで、
リバウンドに含みを残した格好です。

今晩のNY市場、米・中貿易協議の進展期待が薄れて、下落スタート。
下げ渋りからどこまで戻せるかポイント。

明日の日経平均、下値の堅さを示しており、続落しても陽線引けを想定
したいが、先物やいかに。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


LIXILがMBO検討、日本脱出って本当!?

2019-01-21 23:57:32 | 企業を斬る

      
LIXILグループに激震が走っている。プロ経営者の瀬戸欣哉社長からCEO
(最高経営責任者)の座を取り戻した創業一族の潮田洋一郎会長が、MBO
(経営陣が参加する買収)で日本の株式市場から退出し、さらにシンガ
ポールに本社も移そうとしていることが明らかになった。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6310912

年間売上高が2兆円に迫る巨大企業の日本脱出計画は、本当にこのまま
進むのだろうか。

極めて異例のシナリオだが、潮田氏はどうやら本気。業界トップの
大企業が東証での上場を廃止し、本社をシンガポールに移転するという
過去に例がない大転換を進めようとしている。

潮田氏はシンガポール取引所(SGX)への新規上場も目論んでいる。
関係者によると、LIXILグループは昨年、MBO・本社移転・シンガポール
上場という一連の計画を検討することを取締役会で決議している。

つまり、この計画は潮田氏が独断で進めている話とは、もはや言えない。
一連の計画に反対してた瀬戸氏をCEOから降ろしたことからも、潮田氏の
本気度がうかがえよう。瀬戸氏を退任させるのは、この驚きの計画を前
に進める布石だった。


根底には市場から評価されていないという不満がある様です。株価が
低く、トステムやINAXなど多くの企業の統合で日本最大の住宅資材・
住設機器メーカーとなったLIXILだが、大きくなりすぎ、投資家も
全体事業を適切に評価してないので、それに一石を投じるアピールかも
しれませんが、LIXILの今後の動きに注目です。

さて、日経平均は続伸し、53円高の20719円の大引でした。
(出来高 概算11.2憶株の商いでした。)

週末のNY市場、米・中貿易交渉の進展期待から続伸して終了。その流れ
から、日経平均は買い先行スタートも、週明けNY市場が祝日休場のため
戻り待ちの売りも多く、小幅高で、20700円台で終了した。

日経平均は続伸し、陰線引け。ただ25日線を超え先高感を残した格好。
ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジで、リバウンド継続上値追い
できるか、先物の動きに注目です。

今晩のNY市場は、キング牧師生誕記念日祝日で休場。

明日の日経平均、為替の円安支援があれば、3日続伸にチャレンジして
良い状況です。

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング


1月第4週 相場展望と予定

2019-01-20 23:56:10 | 相場展望

      
1/14~週の日経平均は上昇し、2週連続のプラス引けとなりました。
NY株式市場は、米経済が低インフレ下での雇用者増と、その他主要国より
良好さが目立ち、中国の経済成長鈍化見通しがあるものの、4連騰となり、
日経平均の追い風となりました。行き過ぎた悲観論から戻りを試す展開で、
ドル高/円安傾向も、相場を下支えした格好でした。

日経平均は、200600円台と節目の20500円台をオーバーし、来週
リバウンド継続を暗示した格好でした。

結局、日経平均は、306円高(↑1.50%)20666円の大引けだった。

さて、1月第4週(1/21~1/25)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。

今週は、米・中貿易協議への進展期待から週末NY株式市場が4日続伸を受け、
日経平均、リバウンド継続スタートになりそうである。
世界的な景気減速への警戒感も台頭しているが、下方修正した安川電機や日本
電産も底堅い動きで、昨年末にかけての下落で、織り込んでいる節も見られ、
企業業績も底堅いので、日経平均20500円台で底固めから21000円台
目指す展開も期待できそうである。

日経平均、1月第4週(1/21~1/25)レンジは、20250円~
21150円程度を想定しています。

1.1月第4週(1/21~1/25)主なイベントと予定
 1/21
 日本 植松商、大和オフィス 各決算
  米 休場(キング牧師生誕記念日祝日)
 中国 第4四半期GDP
 中国 12月小売売上高
 中国 12月鉱工業生産
  英 メイ英首相、EU離脱代替案提示
 EU ユーロ圏財務相会合
  世 IMF世界経済見通し
 1/22
  日本 日銀金融政策決定会合(~1/23)  
  日本 12月首都圏マンション販売
  日本 12月スーパーマーケット売上高
  日本 ゲンキ―ドラ、東製鉄、大江戸温 各決算
  米 12月中古住宅販売件数
  米 J&J、IBM、トラベラーズ、ハリバートン、ウィン・リゾーツ 各決算
  独 1月ZEW景況感指数
  EU EU財務相理事会
  世 ダボス会議(トランプ米大統領、メイ英首相、マクロン仏大統領は欠席)
 1/23
 日本 日銀金融政策決定会合結果
 日本 黒田日銀総裁、記者会見
 日本 12月貿易収支
 日本 11月全産業活動指数
 日本 日本電産、東会館、カワチ薬 各決算
  米 11月FHFA住宅価格
  米 P&G、コムキャスト、アボットラボ、ユナイテッド・テクノロジーズ
    テキサス・インスツルメンツ、フォード・モーター 各決算
 1/24
  日本 12月景気動向指数
  日本 石塚硝、ユアテック、DNAチップ、モーニングスター 各決算
   米 12月CB景気先行総合指数 
   米 インテル、ユニオン・パシフィック、スターバックス、サウスウエスト航空
    フリーポート・マクモラン、アメリカン航空、ウエスタンデジタル 各決算
 豪 12月雇用統計
 独 1月製造業PMI速報値
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁、記者会見
 EU 1月ユーロ圏製造業PMI速報値
 1/25
 日本 1月都区部消費者物価指数 
 日本 極東証、モバイルファクトリー、エスリード、アツギ、エムスリー、イーブック
 日本 アクセル、エンプラス、幸楽苑、中広、インソース、富士通ゼ、小糸 各決算 
  米 12月耐久財受注
  米 12月新築住宅販売件数
  米 アッウ゛ィ、DRホートン 各決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(1/18) 
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は109円台後半まで上昇。
 米中貿易協議への期待から市場ではリスク選好の雰囲気が強まっており、株高、
 米国債利回り上昇がドルの買い戻しを牽引していたようだ。
 
 前日は、市場に落ち着きを取り戻させるためにムニューシン米財務長官が中国へ
 の関税引き下げを提案し、米当局者が協議と伝わっていた。米通商代表部(US
 TR)ライトハイザー代表が議論に加わってないことや、米財務省も否定しており、
 懐疑的な見方もあるが、市場は期待を高めている。
 
 その他きょうは、1月初旬の米中次官級協議で中国が、貿易不均衡解消に向けた
 道筋を示したと伝わっている。中国は毎年1兆ドル超輸入を増やし、6年後の20
 24年には貿易赤字を解消する計画を示したという。ただ、米国側は中国の提案に
 懐疑的で、更に迅速な不均衡解消を求めたと伝えていた。両方とも疑問符付きでは
 あるが、市場は期待感を高めている模様。
 
 弱い米企業決算や米経済指標が伝わっていたものの、ドル円は下押すことなく上値
 追い続けた。一時109.90円近辺まで上昇、大きな心理的節目である110円
 を試しに行くか注目される。しかし、110円に近づくと、輸出企業やオプション
 絡みの売りが相当程度並んでいそうで、簡単では無さそうだ。

 ユーロドルはNY時間に入って売りが加速し、1.13ドル台半ば迄下げ幅を拡大。
 特にユーロ売り材料は見当たらないが、ドルの買い戻しが続いており、ユーロドル
 上値は重くなっている。1.14ドル台での上値の重さに耐え切れなくなっている
 のかもしれない。

 来週はECB理事会が予定されている。政策は据え置きが確実視される中、ドラギ
 総裁の会見が今回も注目となりそう。先日の議会での発言もあり、利上げに慎重な
 内容になる可能性もありそうだ。米景気の先行き不安から市場で、ドル建てのエク
 スポージャーが減少している。しかし、米国とユーロ圏の金利差は歴然とある中で、
 ユーロは依然としてキャリー取引のファンディング通貨から抜け出せないようだ。

 目先は11月下旬以降、強いサポートとなってきた1.13ドルちょうどの水準が
 意識される。その前に1月4日にサポートされた1.1345ドルの水準が迫って
 いる状況。

 今日はポンドドルも利益確定売りに押され、1.28ドル台に下落。
 メイ首相が一部の閣僚と会合を行っており、2回目の国民投票は支持しないと語っ
 たという。EU離脱に向けての次のステップについては何も話さなかったようだ。
 ポンド円は141円台前半まで下落。
 https://fx.minkabu.jp/news/90382

 米国債利回り
  2年債        2.614(+0.050)
  10年債      2.788(+0.037)
  30年債      3.102(+0.028)
  期待インフレ率   1.825(+0.004)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表になった米経済指標は
 弱い内容もあったものの、米中協議への期待感が市場に高まっており、リスク選好
 の雰囲気が強まっている。米国債も逃避買いが後退しており、利回りは上昇が続い
 ている。

 10年債は一時2.79%、2年債は2.62%に上昇。
 2~10年債の利回り格差は17(前日18)
 https://fx.minkabu.jp/news/90381

3.NY株式市場 結果(1/18)
 NY株式18日
  ダウ平均      24706.35(+336.25 +1.38%)
  S&P500      2670.71(  +34.75 +1.32%)
  ナスダック      7157.23 (  +72.76 +1.03%)
  CME日経平均   20950     (大証比:+320 +1.53%)
 
   今日のNY株式市場でダウ平均は大幅に4日続伸。米中貿易協議への期待感が
 株式市場を支えている。前日は、市場に落ち着きを取り戻させるために中国への
 関税を引き下げるというムニューシン米財務長官の提案を米当局者が協議と伝わ
 っていた。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が議論に加わって
 おらず、米財務省も否定していたこともあり、懐疑的な見方もあるが、市場は
 期待感を高めているようだ。
 
   そのほか今日は、1月初旬の米中次官級協議で中国が、貿易不均衡解消に向けた
 道筋を示したと伝わっている。中国は毎年1兆ドル超、米国からの輸入を増やし、
 6年後の2024年には対中貿易赤字を解消する計画を示したという。ただ、
 米国側は中国の提案に懐疑的で、更に迅速な不均衡解消を求めたと伝えていた。
 両方とも疑問符付きではあるが、市場は期待感を高めている。
 
   今日はネットフリックスの冴えない決算や、テスラの人員削減などのニュースが
 伝わっていたが、ネガティブな雰囲気は広がらず、株式市場は見直し買いを続け
 ていた。ダウ平均は一時377ドル高まで上昇。
 
   ダウ採用銘柄は全銘柄が上昇。キャタピラーやボーイング、3Mが買われている
 ほか、ホームデポ、シスコシステムズ、シェブロン、ナイキが上昇。ユナイテッド
 ヘルスも買われた。
 
   ナスダックも大幅高。ネットフリックスやテスラは下落したものの、アマゾンや
 マイクロソフト、アップルなど主力IT・ハイテク株は揃って上昇。エヌビディア、
 AMDも堅調に推移した。
 
   ネットフリックスは前日引け後10-12月期の決算を発表し、1株利益は予想を
 大きく上回ったものの、売上高が予想を下回った。特に1-3月期の見通しに失望
 感が大きかったようだ。1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、有料会員数は
 予想以上の890万人増と過去最高を見込んではいるものの、10-12月期に比
 べれば微増に留まっている。
 
   テスラは大幅安。フルタイムの従業員数を約7%削減する計画を明らかにした。
 マスクCEOは従業員に宛てた書簡で、10-12月期の利益が7-9月期を下回
 ったと述べていた。
 
   NY時間の終盤になってフェイスブックが急速に上げ幅を縮小する場面が見られた。
 ワシントンポストによると、米当局がフェイスブックに過去最大級の制裁金を課す
 ことを協議していると伝えていた。
 
   シュルンベルジェが大幅高。10-12月期の決算を公表しており、1株利益は
 予想と一致したものの、売上高が予想を上回った。2019年度の設備投資計画は
 15億から16億ドルを見込んでおり、昨年の22億ドルからは縮小を見込んで
 いる。
 
  「Vans」や「The North Face」「Lee」など様々なブランドを
 包括的に展開するアパレルのVFが大幅高。10-12月期決算を発表しており、
 1株利益が予想を上回ったほか、通期売上高見通しも上方修正した。
 https://fx.minkabu.jp/news/90379

4.NY市場、原油先物2月限、金先物2月限 各結果(1/18)
 NY原油先物2月限(WTI)
  1バレル=53.80(+1.73 +3.32%)

 NY原油は急反発。前日の石油輸出国機構(OPEC)の月報で、12月のOPEC産油量の
 減産が明らかになったことや、前日のウォールストリート・ジャーナルに続き、
 この日はブルームバーグの報道で、米中貿易摩擦解消の期待が強まった事、さらに
 米国の時間帯の午後には、稼働中の原油掘削リグ数が急減していたことなどに支援
 された。なお、この日発表された国際エネルギー機関(IEA)の月報は、世界需要の
 伸びが2018年、2019年ともに据え置かれたことで、インパクトに乏しかった。
 https://fx.minkabu.jp/news/90375

 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1282.60(-9.70 -0.75%)
 金2月限は続落。時間外取引では、押し目を買われ、もみ合いとなったのち、欧州
 時間に入ると、売り圧力が強まった。日中取引では、ドル高を受けて軟調となり、
 8日以来の安値1280.6ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/90374 

各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 


 

 にほんブログ村

 株式投資ランキング