「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

JDI出資、中・台連合が正式支援へ!?

2019-05-30 23:57:34 | 企業を斬る

           
今日、経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は、
出資の受け入れ交渉をしている中国・台湾の企業連合が6月14日迄に
JDIへの金融支援を正式決定すると発表した。また、筆頭株主で官民
ファンドのINCJ(旧産業革新機構)から追加の金融支援を受ける事
を明らかにした。
https://www.asahi.com/articles/ASM5Z5G76M5ZULFA02C.html

JDIが保有する有機ELパネル開発の関連会社JOLEDの全株式を
譲渡し、INCJからの借入金約447億円と相殺する。
さらに、4月12日に発表したINCJからの金融支援1520億円の
うち、長期借入金の金額を770億円から500億円に引き下げる一方、
優先株の発行額を750億円から1020億円に引き上げて資金繰りを
改善する。

また、米アップルからの前受け金約1千億円について、毎月の返済額を
半額に減らして返済期間を延ばす。主力のスマートフォン向けパネルの
事業を分社化することも検討する。


かつて栄華を誇った花形企業のソニー・東芝・ 日立連合で構成された
JDIも、スマホ用パネルの苦戦で事業環境が悪化すると、中国・台湾
企業連合も金融支援の決定を躊躇した時期もあった様です。

今回は、JDIが持つ有機ELパネル会社JOLEDや車載液晶パネル
の成長期待から金融支援を決定し、国内官民ファンドも後押しする様です。
JDI復活なるか、今後の展開に注目です。

さて、日経平均は続落して、60円安の20942円の大引でした。
(出来高 概算11.1億株の商いでした。)

NY市場が大幅続落。米中貿易摩擦で、中国が対抗措置としレアアースの
対米輸出制限するとの報道から、世界経済への悪影響を懸念し続落。この
流れから日経平均は、先物主導で売られたが、為替の円高一服もあり、底
堅く買い戻され、下げ幅を縮小したが、21000円割れで終了した。

日経平均は下落したが、下ヒゲ陽線引けで、下値は堅く終了した。ボリン
ジャーバンド-1σ~-2σレンジで、下値不安あり踏んばり所です。

今晩のNY市場、反発スタートとなっており、上値を追えるのかポイント。

明日の日経平均、週末なので、もみあいそうだが、月末ドレッシング期待
もあり、下ヒゲ陽線引けとなるか注目したい。


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レオパレス違法物件、社長のワンマン体制が一因!?

2019-05-29 23:59:03 | 企業を斬る

           
今日、アパート建設大手「レオパレス21」が法令に抵触するアパートを
施工していた問題で、弁護士による第三者委員会が最終報告書を公表した。
天井裏の仕切り壁がない問題について、同社が不備を把握したと説明する
2018年以前に社内から違法性の指摘があったと認定。にもかかわらず、
「リスク感知体制の不備」から問題が放置されたと結論付けた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000049-asahi-bus_all

レオパレスをめぐっては昨春、延焼を防ぐ天井裏の仕切り壁が設置されて
いないなどの不備が発覚。さらに同社は2月、仕切り壁や外壁、天井等の
耐火性や遮音性が国の基準に合ない物件が計1324棟あったと公表して
いた。

この内、天井裏の仕切り壁がない問題について、報告書は12年にあった
物件オーナーとの民事訴訟で、同様の不備が指摘されたと記載。
さらに06年以降にあった修繕工事の際にも、担当者から建築基準法違反
の指摘があったとした。

ただ同法上、仕切り壁は不要との誤った理解から特段の対応は取らなかっ
たという。

また、仕切り壁や外壁の内部に、同法の基準に合わないウレタン使用は、
当時の社長で創業者の深山祐助氏の指示が発端となったと指摘しました。
ただ、同法の基準に不適合である事を認識していたかについて、深山氏は
否定。客観的証拠も得られなかった事から、「疑いは残るが不適合を認識
しつつ使用を指示したとまでは認定できなかった」とした。


社内から違法性の指摘があったにも係わらず、是正しなかった事は、経営
トップ層のコンプライアンス(法令遵守)の欠如です。品質問題もしかり。

また、経営トップにおもねり、イエスマンばかりを経営層に配置していた
とすれば、社長のワンマン体制の悪害。今回、常務を除きトップ層刷新は
企業の社会的責任を果たす意味で健全で、顧客の信用・信頼を回復すべき
経営のかじ取りをしてもらいたい。

さて、日経平均は大幅に下落し、256円安の21003円の大引でした。
(出来高 概算13.2億株の商いでした。)

NY市場が大幅下落。米中貿易摩擦の激化懸念から下落したNY株式市場の
流れを受け、日経平均は、売り先行で始まり一時20900円割れする場面
もあったが、日銀ETF買い入れ観測もあり下げ渋り、何とか21000円
キープした格好でした。

日経平均はマドを空けて下げ、陰線終了した。ボリンジャーバンド-1σ~
-2σレンジで、下値不安ある地合い悪のチャートとなっています。

今晩のNY市場、続落スタートとなっており、下値からどこまで戻りを試す
かポイントです。

明日の日経平均、為替円高一服で、下押しから戻りの陽線引けを期待したい
が、上海市場と先物の動きに注目です。


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コクヨが突如ぺんてる筆頭株主って本当!?

2019-05-28 23:58:28 | 企業を斬る

           
親子喧嘩をきっかけに経営不振に陥った大塚家具や、筆頭株主・伊藤忠
商事と対立し、創業家社長が退任に追い込まれたデサントなど---。
この所、続いている経営権を巡るゴタゴタが、消費者になじみ深い文具
業界でも勃発した。コクヨと間接出資した未公開企業ぺんてるとの間で、
すれ違いが起きている。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190528-00203810-diamond-bus_all

今回の騒動の発端は、2012年5月のぺんてる創業家・堀江圭馬氏の社長
解任劇までさか上る。当時42歳の堀江氏は取締役会で62歳を過ぎた役員
4人の退任を求めたのだが、逆に業績不振を理由とし堀江氏の緊急解任動議
が可決されてしまった。

返り討ちにあった理由を関係者は「会議への遅刻や無断欠席、海外で豪遊を
繰り返すなど過去10年の放漫経営のせい。自業自得だった」と振り返った。
創業家である堀江氏とその家族は、同社株を37.45%も保有していた。

その後トップへの復帰を目指し大株主として何年も活動を続けたが、支持が
得られず果たせなかった。創業者の別の一族も10数%を持っていたが、
堀江氏はそれすらまとめることができなかったと言います。

返り咲きを諦めた堀江氏が、18年初頭に売却を持ちかけたのが、未公開株
を中心に投資を行うマーキュリアインベストメント。日本政策投資銀行が、
出資する東証1部上場の投資会社で、傘下のファンドがぺんてる株約37%
を取得した。金額は70億円弱とみられます。


コクヨは、ファンドを通じて弱点分野を補填するぺんてるに食指を動かした
とも言えます。コクヨの文具関連売上高のうち、海外は2割程度に留まり、
一方、ぺんてるは海外で約20カ所の営業拠点を構えており、海外売上高が
6割強を占めているようです。ノート主力のコクヨと、ペン主力のぺんてる
両社がアライアンスを結び成長を目指す、Win-Winの関係になる狙い
ありそうです。コクヨとぺんてる、今後の対応に注目しています。

さて、日経平均は続伸して、77円高の21260円の大引でした。
(出来高 概算17.1億株と膨らんだ商いでした。)

NY市場が3連休であったが、商いは少し膨らみ、指数インパクトの大きい
銘柄がけん引する形で、小幅上昇となった。
日経平均は上値が重いものの、21200円台をキープして終了した。

日経平均は続伸。3日連続の陽線引きで終了。ボリンジャーバンド25日線
~-1σレンジで、上値が重い状況です。
この水準を維持して6月相場を迎えたいところ。

今晩のNY市場、3連休明けで比較的底堅い動きのスタートとなっており、
終了時に底堅いか注目です。

明日の日経平均、為替の円高が気にかかり、下押す様なら押し目を狙いたいが
先物の動きやいかに。

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ルノーとFCA統合交渉、日産は歓迎!?

2019-05-27 23:58:44 | 企業を斬る

           
今晩、日産の西川社長は、東京都内で記者団に対し、欧米自動車大手フィアット
・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランス自動車大手ルノーの統合
交渉について、「機会が広がり、全体としては将来に向けてポジティブな(前向
きに考えるべき)話だ」と述べ、歓迎する意向を表明した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000116-jij-bus_all

日産はルノー、三菱自動車と企業連合を組んでおり、「アライアンス(連合)の
幅が広がる方が良い」と語りました。

西川氏は、ルノーのジャンドミニク・スナール会長が、近く来日するのを機に
「三菱自を含めて(対応を)議論したい」と説明。また、FCAとルノーの統合
会社が発足した場合、「(日産から取締役を)1人出すことになるのではないか」
との見通しを示した。

一方、西川氏は「日産の利益で考えると、契約関係をもう少し見ないといけない」
とも指摘し、交渉の行方を見極める姿勢を見せた。


もし、企業連合(日産・ルノー・三菱+フィアット・クライスラー)が実現すると、
トヨタやVWの年間1千万台販売を約1.5倍上回る1500万台規模のビッグ・
カーメーカーの誕生で、自動車業界のさらなる再編につながりそうです。
このアライアンスが実現するのか、日産の動きと合わせて注目です。

さて、日経平均は反発して、65円高の21182円の大引でした。
(出来高 概算9億株の薄商いでした。)

週末のNY市場が、3連休前にも関わらず上昇。ファーウェイ問題で、排除を
一部緩和させるコメントもあり、NY市場は上昇した。日経平均は、外資の参加
限定的な薄商いの中、反発して始まると、上値は限られたが、反発して終了した。
日経平均は、21100円台をキープして終了した格好でした。

日経平均は小幅反発も、25日線に届かなかったが、2日連続陽線引きで終了。
ボリンジャーバンド25日線~-1σレンジで、上値が重い状況です。
何とか、この水準を維持して6月相場を迎えることができるか、正念場です。

今晩のNY市場は、メモリアルデー休場ですが、EU市場は、比較的底堅い動き
となっています。

明日の日経平均、6月相場入り前の押し目買いで続伸となるか、先物の動きに
注目しています。


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5月最終週 相場展望と予定

2019-05-26 23:58:03 | 相場展望

           
5月第4週の日経平均は、続落した。週間ベースでは3週連続安となった。リスク
回避の動きが広がった要因は、米国のファーウェイなど中国企業に対する制裁禁輸
措置の米中貿易戦争であった。リスク回避圧力は、米中以外の各国企業にも及んで
おり、その流れを受けた日経平均は、週間を通して軟調となった。

結局、日経平均は、週間で132円下落(↓0.63%)の21117円だった。

さて、5月最終週(5/27~6/1)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、週末NY市場が上昇して反発スタートになりそうである。
ただ、米中貿易戦争の様相の中、米国による中国ファーウェイ排除の動きが相場の
悪材料として作用している。ファーウェイ問題は、半導体企業への収益に悪影響を
与えるだけにやっかいである。

また、原油相場の下落やメイ英首相辞任等EU政治リスクもあり、予断を許さない
状況で、日経平均の重石となっている。

とは言っても、日米関係は良好で、日米貿易協議での米要求は、国内参院選まで
猶予ができ、朗報ではある。

主な経済指標は、国内で、5/31日本版雇用統計が注目される。
海外で、米で5/30のGDP改定値、中国で5/31のPMIなどが注目です。

ファーエイ問題が織り込まれつつあり、実質6月相場へ突入するので新たな物色
探しの期待もあります。
一時的に21000円割れがあっても、押し目を狙う戦術が有効そうです。

日経平均、5月最終週(5/27~5/31)レンジは、21000円~21550円
程度を想定しています。

1.5月最終週(5/27~5/31)主なイベントと予定
 5/25
 日本 トランプ米大統領、来日(~5/28)
 5/26
  独 ブレーメン州議会選挙
  西 スペイン地方選挙
 ベル ベルギー連邦議会選挙(下院)
 5/27
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 プラネット、DyDo 各決算
 日米 首脳会談、共同記者会見
  米 NY市場、メモリアルデー祝日で休場
 5/28
 日本 4月企業向けサービス価格指数
 日本 スリープロ、タカショー 各決算
  米  消費者信頼感指数(5月)
  米 3月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
         5年債(410億ドル)
 EU 首脳会議
 5/29
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 日鉄鉱 決算 
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
   加 カナダ中銀政策金利
 5/30
 日本 アイ・ケイ・ケイ、パーク24、内田洋行、菱洋エレ 各決算
 日本 バルテス IPO
  米 第1四半期GDP改定値
  米 4月中古住宅販売制約指数
   米 コストコ、ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、アルタ・ビューティ、ギャップ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、講演
 5/31
 日本 4月有効求人倍率
 日本 4月完全失業率
 日本 4月東京都区部消費者物価指数
 日本 4月鉱工業生産指数
 日本 4月新設住宅着工戸数雇用統計
 日本 東和フード、トリケミカル、ダイサン、ACCESS 各決算
  米 4月個人所得/個人支出
  米 国債償還 2年債(291億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(289億ドル)
 中国 5月製造業PMI
  ト  第1四半期トルコGDP
 6/1
 中国 米国からの輸入品600億ドル相当への関税率引き上げ

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/24)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は109.30円付近まで下落。
 きょうはトランプ大統領の発言もあって、前日に高まっていた米中貿易問題への懸念が
 一服しており、ドル円も109.70円近辺まで上昇する場面が見られた。しかし、
 その後は戻り売りに押されている。円高よりもドル売りがドル円を圧迫。
 
 ドル売りを誘発するファンダメンタルズ的な材料はないが、米市場が明日から3連休に
 入ることもあり、ポジション調整が出ているものと見られる。目先は今月安値109円
 ちょうど付近が下値サポートとして意識される。
 
 ユーロドルは1.12ドル台に上昇。きょうの上げで21日線を上回っており、来週
 以降の動きが注目される。週明けには欧州議会選挙の結果が判明するが、ポピュリスト
 政党の躍進が予想されている。しかし、世論調査では主導権を握るまでの勢いはなさ
 そうだ。
 
 特にユーロ自体の買い材料は見当たらず、ドルロングの調整がユーロドルを押し上げた
 ものと思われる。きのうはユーロ圏やドイツのPMIが発表になっていたが、いずれも
 弱い数字が並んだ。下期のユーロ圏の景気回復のシナリオを遠ざける内容ではある。
 ECBの追加緩和も見込まれるなか、ユーロの上値を積極的に追う動きまでは期待でき
 そうにない。
 
 ポンドも買い戻しが出ており、ポンドドルは1.27ドル台に上昇。きょうはメイ首相が
 6月7日に退陣する事を表明した。同時に次期首相を選ぶ保守党・党首選レーススタート
 となる。離脱強硬派のジョンソン前外相が立候補を表明しており、人気も高まっている
 ようだ。ただ、合意なき離脱のリスクもその分高まる。英議会では合意なき離脱はしない
 ことで通過しており、可能性はなお低いものの、テールリスクとしてはこれまで以上に
 意識されるところ。誰が次期首相になるかわからないが、ポンドはこの先も不安定な動き
 が警戒される。
 https://fx.minkabu.jp/news/104472
 
 米国債利回り(NY時間16:26)
  2年債        2.164(+0.018)
  10年債      2.320(+0.002)
  30年債      2.751(-0.002)
  期待インフレ率   1.771(+0.008)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。前日終値を挟んで上下動に終始した。
 このところの上げの利益確定の動きが出て利回りは下げ止まっていたものの、一方で
 米中貿易問題に絡んだ先行き不透明もあり、売買が交錯した。本日は3連休前で短縮
 取引となる中、方向感のない値動きが続いた。
 2-10年債の利回り格差は16(前日17)。
 https://fx.minkabu.jp/news/104470

3.NY株式市場 結果(5/24)
 NY株式24日
  ダウ平均     25595.56(+105.09 +0.41%)
  ナスダック      7642.28( +14.00 +0.18%)
  CME日経平均先物 21125    (大証比:+25 +0.12%)
 
 NY時間の終盤に入ってダウ平均は100ドル超の上げを続けている。きょうのNY
   株式市場でダウ平均は反発。前日は米中貿易協議への警戒感をきっかけに先行き不安
 も加わり、一時400ドル超下落していたが、きょうはその動きが一服。

 トランプ大統領がきのう、米中貿易協議は早期に合意に至る可能性に言及したことで
 安心感が出ているようだ。また、ファーウェイとの取引については、合意に至った
 場合には、何らかの形でその中に含めるかもしれないと述べていた。メイ首相が6月
 7日に退陣することを発表したが、特に市場はネガティブな反応を見せていない。
 
 ダウ平均は寄り付きから上昇し、一時180ドル高まで上昇したが、買い一巡後は
 戻り売りが強まり、前日付近まで下落する場面も見られた。3連休を控えている事や
 原油が急速に売りに押されたことが圧迫した模様。しかし、プラス圏を維持する中、
 ダウ平均は再び上げ幅を広げている。
 
 ダウ採用銘柄ではボーイングが上昇しているほか、JPモルガン、ダウ・インク、
 ウォルマートが上昇。一方、マクドナルド、コカコーラが軟調。
 
 ボーイングは米連邦航空局(FAA)が737MAXの運航再開に向けた会合をテキ
 サスで行っており、出席したエルウェル局長代行が、「非常に勇気付けられる内容
 だった」と述べたことで期待感が広がっている。SECが737MAX関連の情報
 開示で調査をしているとの報道が伝わり上げ幅を縮小する場面も見られたが、一時的
 な反応に留まっている。
 
 ナスダックも反発。アマゾンやフェイスブック、ネットフリックスが上昇。一方、
 テスラの下げは続いており、クアルコムも続落している。
 
 電気トラック製造のワークホースが大幅高。トランプ大統領が改めてGMがオハイオ
 州ローズタウンの遊休工場を売却すると述べたことを好感している。
 
 スポーツ用品販売最大手のフットロッカーが大幅安。2-4月期決算を発表しており、
 既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益、売上高とも予想を下回った。
 
 HPが上昇。2-4月期の決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 コスト削減が奏功し始めている。通期の利益見通しは従来からレンジを狭め予想を上
 回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/104464

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/24)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=58.63(+0.72 +1.24%)
 
 NY原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.72ドル高。
 その他の限月は0.74~1.11ドル高。
 
 トランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展するとみている」との認識を示した
 こともあり、前日に大幅安となった反動が現れた。
 トランプ米大統領が中東に約1500人を追加派兵するよう指示したことは、対立する
 イランの緊張感を高めた。ただ、同大統領は増派については主に防御の役割であり、
 様子を見守ると述べた。
 
 時間外取引で7月限は堅調に推移し、通常取引序盤にかけては58.98ドルまで
 上昇した。その後は一転して売りが優勢となり、57.50ドルまで下げに転じる
 場面はあったが、引けにかけては買いが盛り返した。
 https://fx.minkabu.jp/news/104469
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1289.20(-1.80 -0.14%) 
 
 金8月限は小反落。金の代替資産とされるドルが軟調に推移したものの、金は売り
 優勢だった。前日の引け後にトランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展する
 とみている」との認識を示したことが、悪化する米中貿易摩擦に対する警戒感を後退
 させた。トランプ米大統領は来月末のG20首脳会議で習近平・中国国家主席と会談
 する見通し。
 https://fx.minkabu.jp/news/104471


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富士フィルム、1億画素超えるミラーレスカメラ発売って本当!?

2019-05-23 23:58:05 | 企業を斬る

           
今日、富士フイルムは、大判のセンサーを用いた高級ミラーレスカメラ
「GFX100」を6月下旬に発売すると発表した。1億画素を超える
センサーを搭載して、世界最高の画質を追求した。ボディー単体の想定
価格は税抜き122万5000円前後で、プロや愛好家を中心に定着を
目指す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00050278-yom-bus_all

リリース資料によるとGFX100は、対角線の長さが55mmという
大型センサーを搭載し、高画質を実現するとともに差別化を図ってます。
高度な手ぶれ補正機能を持ち、4K動画も撮影できるからすごい。

今日の商品発表会で、古森重隆会長は「究極の画質と豊かな色調が伝え
られる革新的な商品。未来のデジタルカメラの開発に期待してほしい」
と話した。


対象が風景/建物や昆虫/花ならば、1億画素は、実物を忠実に再現する
すぐれものです。ただし人物が対象になると、顔のしわ/シミ/ほくろ、
ウイッグなどわかってしまい、中年以上のモデルや女優達は、撮られる事
敬遠しそう。ただ、プロや愛好家好きする一品で、定着の予感はあります。

さて、日経平均は下落して、132円安の21151円の大引でした。
(出来高 概算11.5億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は、下落。ファーウェイ問題が、グローバル企業の取引
中止や発売延期など、影を落とした恰好。日経平均も先行き懸念から値を
下げ、ハイテクセクターの足を引っ張った状況でした。
一時、21100円を割ったが、21150円辺りをキープして終了した。

日経平均は下落し、陰線引きで、5日線を下回り終了した。ボリンジャー
バンド-1σ~ー2σレンジで-1σを下回り、売り圧力が増えた格好です。

今晩のNY市場、引き続き、米中貿易戦争拡大懸念で、大幅下落スタート。
戻りをためせるか、正念場です。

明日の日経平均、21000円割れなら押し目が入り、下ヒゲ陽線引けに
期待したい。

 

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みずほ、ベアを見送って賞与1%分の報奨金で妥結!?

2019-05-22 23:57:26 | 企業を斬る

           
今日みずほフィナンシャルグループは、2019年春闘の回答を労働組合に提示し、
妥結した。年間賞与の1%相当分の報奨金を特別に支給する。ベースアップ
(ベア)は見送った。年間一時金(賞与)は前年並みで、組合要求通りだった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000114-jij-bus_all

報奨金の支給は異例です。18年度から進める新システム移行作業など慰労の
ため、会社側が支給を決めた格好です。 


これでメガバンクは、三菱UFJのみベアありで、他行は見送った格好です。
長引く低金利に加え、AI導入で人余り状況となり、人件費負担を軽減する
意味で、ベアどころではないと言うことでしょう。
メガバンクは、AI導入がさらに進むと、もう一段の嵐を予感させます。

さて、日経平均は小幅上昇して、10円高の21283円の大引でした。
(出来高 概算12億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は、大幅上昇。ファーウェイへの取引禁止を猶予するとの
リリースで、日経平均は寄付き高も、値を下げる状況となった。NY市場が
上昇した時の反応は1/10の上昇で、下落した時は、2倍下落する状況。
米中貿易戦争の着地点がはっきりするまで、個別銘柄対応が上策です。

日経平均は、小反発。上ヒゲを残した陰線引け。ボリンジャーバンド25日線
~-1σレンジですが、-1σをわずかに上回った所。上値の重さを意識。
ファーウェイ問題が長引くと、ファーウェイショックになりかねない状況です。

今晩のNY市場、米中貿易戦争懸念で、下落スタートで、戻りを試せるかキー。

明日の日経平均、売り圧力をこなし押し目が入る下ヒゲ陽線となるか、先物の
動きに注目です。

 

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オンキヨーの事業売却は、株を上げるか!?

2019-05-21 23:57:22 | 企業を斬る

      
今日、老舗の音響機器メーカー、オンキヨーは米同業サウンド・ユナイテッド
などと主力のホームAV(音響・映像)事業の売却で合意したと発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000152-kyodonews-bus_all

売却額は7500万ドル(約82億円)。主力事業を手放し、今後はヘッドホン
事業などに経営資源を集中する。

今回、売却の対象は、オンキヨーがパイオニアのAV事業を買収して設立した
完全子会社の「オンキヨー&パイオニア」などが含まれる。


6/Eの株主総会を経て7/1に株式を譲渡する様です。「オンキヨー」の
ブランドは引き続き保有し、サウンド・ユナイテッドが製造・販売を引き継ぐ
格好です。

オンキヨーは、DENONやMarantzを傘下に持つ米Sound United、その持
株会社であるViper Holdingsとの間で、ホームAV事業を譲渡することになり
ます。
今後は、ヘッドフォンなどデジタルライフ事業や法人を対象とするOEM事業に
注力する事で成長しようとしてます。明日の株価は、短期的に好感されるかも
しれません。

さて、日経平均は小幅反落して、29円安の21272円の大引でした。
(出来高 概算12.5億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は、ファーウェイとの取引を禁止する政府方針で、下落した。
日経平均は、その流れからハイテク中心に下げ、一時21100円台半ばまで
下げる場面があった。ただ、後場には、取引禁止措置を猶予するとの報道で米
株先物や上海市場の上昇もあり、日経平均は、下げ幅を縮め、小幅安となった。

ただ、東証1部の下落銘柄が多く、日経平均は、下げ幅以上の相場展開となっ
21200円台後半で終了した。

日経平均は、3日ぶり小反落も陽線引け。ボリンジャーバンド-1σ~-2σ
レンジで、-1σ辺りとなっています。ファーウェイ問題の軟着陸や為替の円安
進行がほしいところ

今晩のNY市場、大幅上昇のスタートで、上値をどこまで追えるかポイントです。

明日の日経平均、今日の後場で半分織り込んでいるとすれば、早速の反発も上値
の重い相場展開が想定されそうです。

 

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第1四半期GDP速報値はプラスも、消費税の引き上げ黄色信号!?

2019-05-20 23:57:36 | 政治に物申す

      
平成31年1~3月期の実質GDP速報値はプラス成長を維持した。だが、
実態をみると、中国経済減速を背景に企業収益は悪化し、内需の牽引役で
ある設備投資や個人消費も振るわない。海外経済の悪影響が広がり始めて
おり、今後の政府の景気認識に影響を及ぼす可能性もある。(山口暢彦)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000572-san-bus_all

輸出は、米中貿易摩擦などによる中国経済減速の影響でIT関連を中心に
低迷。輸出入の差に当たる外需は計算上、GDPの押し上げに貢献したが、
内需の低迷で、輸入が輸出以上に落ち込み「内容的にはむしろ悪い」と
農林中金総研の南主席研究員)は分析しています。

一方、内需の柱の設備投資も、輸出減が企業の慎重姿勢を強めマイナスと
なっています。「根強い省力化投資の需要などがある」(明治安田生命
保険の小玉チーフエコノミスト)ものの、支えきれなかった様です。

もう一つの内需の柱である個人消費は「食品等の値上がりも消費者心理に
悪影響を及ぼした」(内閣府幹部)。住宅投資に関して、市場関係者から
「10月に予定される消費税増税前の駆け込み需要があった」との見方が
出ています。

今月24日には、政府の正式な景気認識を示す5月月例経済報告が発表され
ますが、今回GDPが政府の判断にどう影響するかが焦点。成長軌道を今後
も維持するのに必要なのは、海外情勢に左右されない強い内需の創出です。


賃上げや社会保障への不安解消などで、消費意欲を高める取り組みが必要で、
現在の国内経済は踊り場です。19/10月に消費税の増税を実施する黄色
信号です。オリンピックを来年に控え、政府の再考ありと考えます。

さて、日経平均は続伸して、51円高の21301円の大引でした。
(出来高 概算11.7億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は続落となったものの、発表されたGDP速報値は、見かけ
上プラス成長と、日経平均は、先物主導による買いが入り上昇してスタート。
ただ、国内消費減による輸入の減少が、みかけ上GDPをプラスに押し上げた
格好で、中身は厳しい状況。次第に上げ幅を縮小させ21300円台で終了。

日経平均は続伸。伸び悩んだが21300円台をキープ。ボリンジャーバンド
-1σ~-2σレンジで、-1σ辺りとなっています。ここからのリバウンドは
ファーウエイ問題軟着陸や為替の円高是正の追い風がほしい。

今晩のNY市場、下落してのスタートで、どこまで値を戻すかポイントです。

明日の日経平均、反落スタートも陽線引けとなるか注目です。

 

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5月第4週 相場展望と予定

2019-05-19 23:57:48 | 相場展望

       
5月第3週の日経平均は、下落した。週間ベースでは2週連続安となった。米中貿易
戦争を再燃させリスクオフの動きが広がった。米国が対中追加関税第4弾を発表。
ファーウェイに対すル禁輸措置など中国への締め付けが強まった。

その流れを受けた日経平均は、週間を通して軟調と、一時21000円台を割り込む
場面もあった。

結局、日経平均は、週間で94円下落(↓0.44%)し21250円だった。

さて、5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、リバウンドを試す展開が期待されそう。週間下落したものの
日経平均は、節目21000円台をキープし5日線を超えている。週末のNY市場
下落したが、為替がドル/円で110円台の円高是正となっている。
もみ合いスタートも戻りを試す展開に期待したい。

主な経済指標は、国内で、5/20GDP速報値、ソニーの経営戦略発表、5/21
訪日外国人観光客数、5/22の3月機下記受注など注目されます。

海外で、米で5/20のパウエルFRB議長の講演、5/22のFOMC議事録、
5/23に4月新築住宅販売件数があります。
週末は、トランプ大統領の訪日も注目です。
また、世界的には、5/21のOECD世界経済見通し、5/22のOECD
閣僚会議も注目されそうです。

為替がやや円安になって、企業決算もほぼ出揃い、週末からNY市場が3連休に
入るが、中・小型を中心に見直し買いが入り、自律反発に期待したい。

日経平均、5月第4週(5/20~5/24)レンジは、21000円~21700円
程度を想定しています。

1.5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定
 5/20
  日本 第1四半期GDP速報値
  日本 ソニー、経営戦略発表

  日本 東京海上、テクノセブン、極楽湯、マース、SOMPO、MS&AD 各決算
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 5/21
 日本 4月訪日外国人客数
 日本 4月首都圏新規マンション販売
 日本 日賃貸 決算
  米  4月中古住宅販売件数
  米 ホーム・デポ、コールズ、ノードストローム、JCペニー 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  英 カーニー英中銀総裁、議会証言
  世 OECD世界経済見通し
 5/22
 日本 4月貿易収支
 日本 3月機械受注
 日本 森トラスト 決算
  米 FOMC議事録(4/30~5/1開催分)
  米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  英 4月消費者物価指数
 EU ドラギECB総裁、講演
  世 OECD閣僚理事会
 5/23
  米 4月新築住宅販売件数
  米 メドトロニック、クラフト・ハインツ、HP、ベストバイ 各決算
  米 ダラス・サンフランシスコ・アトランタ・リッチモンド連銀総裁、パネル討論
  印 インド総選挙(下院)開票
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
  独 5月IFO景況感指数
 EU 欧州議会選挙(~5/28)
 5/24
 日本 4月消費者物価指数
 日本 3月全産業活動指数
  米 債券市場、短縮取引
  米 フットロッカー 各決算
 5/25
 日米 トランプ米大統領、国賓として来日(~5/28)

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/17)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は110円台を回復した。
 今日のドル円は東京時間から戻り売り優勢の展開が続き、109円台半ばでNY
 時間の取引を開始した。
 
 中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が市場の雰囲気を圧迫
 していたようだ。
 ただ、この日発表のミシガン大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に
 上昇したことを受けて動きが反転している。
 
 一時200ドル超下落していたダウ平均もプラスに転じるなど買い戻しが見られ、
 ドル円も追随した格好。
 
 5月に入ってからの米中貿易協議を材料にしたリスク回避の雰囲気が、このまま沈静
 化して行くのか見極めたい雰囲気も強く、ドル円は110円台に慎重だったが、午後
 になって買いが加速し、110.20円付近まで一時上昇している。
 特に材料は見当たらないが、110円台には慎重だったものの、一方で戻り売りを
 強めることもなく109円台後半の水準を維持していたことから、ショート勢が
 ポジション解消に動いたのかもしれない。
 
 ただ、終盤になってドル円は一時109円台に値を落とす場面が見られた。トランプ
 大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」と述べたことに敏感に反応し
 ていた模様。
 
 一方、ユーロドルは上値の重い展開が続いた。今週に入ってユーロドルは戻り売りの
 展開が続き、きょうは1.1155ドル付近まで値を落とす場面が見られた。週後半
 にはリスク回避の雰囲気も一服する中で、ユーロドルは次第に上値が重くなって来て
 いるが、一方で下押す動きも見られていない。
 
 来週は欧州議会選挙が予定されており、その結果を見極めたい雰囲気もあるようだ。
 ポピュリスト政党が躍進しそうな雰囲気も出ているが、結果次第ではEU懐疑派の
 勢力が強まる可能性もあり、ユーロにとってはリスク要因となる。
 
 ポンドドルは下値模索が続き1.27ドル台前半まで下げ幅を広げる展開。今日の
 下げで2月安値を下回っている。きのうはメイ首相が来月に退陣スケジュールを策定
 する事に合意と伝わってたが、その前にメイ首相は最後にもう一度、自身がEUと結
 んだ離脱合意案の承認に向けた手続きを議会で採決にかけるとしている。
 
 首相の後任を巡ってはジョンソン前外相が既に名乗りを上げているが、新首相によって
 は合意なき離脱のリスクも皆無ではないとの見方もある一方、メイ首相が突然解散し
 総選挙というシナリオも可能性としては残されている。いずれにしろ、英国債利回りも
 低下し、ポンドはネガティブな反応を続けている。
 https://fx.minkabu.jp/news/103651
 
 米国債利回り
  2年債        2.200(+0.008)
  10年債      2.393(-0.002)
  30年債      2.824(-0.010)
  期待インフレ率   1.824(-0.026)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。中国政府は米国との再交渉に意欲を
 失っているといった報道が伝わり、米中貿易協議への懸念は依然として圧迫している。
 その様な中、債券市場も逃避買いが先行して始まったものの、この日発表のミシガン
 大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に上昇した事をきっかけに売りが
 優勢となり利回りは下げを取り戻している。その後は前日付近での上下動に終始した。
 
 米10年債は2.36%まで下げてたが、一時2.4%台を回復する場面も見られた。
 政策金利に敏感な2年債は2.15%台まで低下後に2.21%まで一時戻す展開。
 2-10年債の利回り格差は20(前日20)。
 https://fx.minkabu.jp/news/103650

3.NY株式市場、結果(5/17)
 NY株式17日
  ダウ平均     25764.00(-98.68 -0.38%)
  ナスダック      7816.29(-81.76 -1.04%)
  CME日経平均物  21235     (大証比:-35 -0.17%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。米中貿易問題が再び蒸し返されて
  おり売りが先行した。中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が
 流れており、市場の雰囲気を圧迫していた。この日発表になった農業機械メーカーの
 決算が弱く、米中貿易問題が米農家を直撃している様子もうかがえた。
 
 ダウ平均は一時200ドル超下落する場面も見られたが、この日に米ミシガン大学
 消費者信頼感指数が、2004年1月以来の水準に上昇したことをきっかけに買い戻し
 が強まり、ダウ平均は一時プラスに転じる場面も見られた。トランプ政権がカナダと
 メキシコの鉄鋼とアルミの関税を撤廃したこともサポートとなった。
 
 ただ、終盤になってトランプ大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」
 と 述べると、再び売りが強まった。
 
 ミシガン大指数に関しては米失業率が過去最低水準に低下し、賃金の伸びも拡大傾向、
  一方でインフレは落ち着く中、米消費者のマインドは高まっている様だ。株価が今年
  に入って昨年終盤の下げを取り戻している事もフォローとなっていたものと思われる。
 
 ダウ採用銘柄でダウ・インクやキャタピラー、3Mが下落したほか、IBM、インテル
  も軟調。ユナイテッド・ヘルス、ベライゾン、ウォルグリーン、シスコシステムズが
 上昇した。
 
 ナスダックも反落。シスコシテムズが上昇した他、主力のIT・ハイテク株は総じて
  軟調。テスラの下げが続いてるほか、マイクロンやブロードコムといった半導体銘柄
  がきょうも売りが優勢となった。
 
 ただ、決算を発表したアプライドは上昇。2-4月期決算を発表しており、1株利益、
  売上高とも予想を上回った。5-7月期の見通しも売上高は予想範囲内だったものの、
  1株利益は予想を上回る見通しを示し、需要鈍化が早期に終了すると半導体メーカー
  の見方を示唆した。
 
 農業機械のディアが下落。2-4月期決算を発表しており、売上高は予想を上回った
  ものの、1株利益は予想を下回った。通期見通しは売上高、利益とも下方修正し予想も
  下回った。中国との貿易戦争や大雨、大豆への需要減少が響いたと説明している。
 
 スーパーコンピュータ設計を手掛けるクレイが大幅高。HPエンタープライズ(HPE)
  約13億ドルで買収することで合意したと伝わっている。全て現金での買収で1株35
  ドルとなり、クレイの前日終値を17%上回る水準。
 
 アンダーアーマーが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたほか、目標
  株価を従来の23ドルから29ドルに引き上げた。 
  https://fx.minkabu.jp/news/103646

4.NY市場、原油先物6月限、金先物6月限 各結果(5/17)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=62.76(-0.11 -0.17%)
 
 NY原油は小反落。イランに対する軍事行動懸念やサウジアラビアとイエメンのフーシ
 派との緊張激化など、中東地域の地政学的リスク増大が引き続き支援材料となったもの
 の、米商務省が前日、中国の大手通信企業、ファーウェイ関連の取引締め出しリストを
 発表したことや、この日北京で中国イランの外相会談が開かれたことで、米中の貿易摩
 擦懸念が蒸し返される形で高値から上げ幅を削った。米株が軟調だった事も嫌気された。
 https://fx.minkabu.jp/news/103649
 
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1275.70(-10.50 -0.82%)
 
 金6月限は続落。時間外取引では、小幅まちまちで方向性を欠いた。日中取引は、5月
 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が強気の数字となり、ドル高となった事から
 売り圧力が強まった。中盤から終盤は下げ渋ったが、戻り鈍く2日続けて10ドル以上の
 下落となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/103648


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