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5月第3週の日経平均は、下落した。週間ベースでは2週連続安となった。米中貿易
戦争を再燃させリスクオフの動きが広がった。米国が対中追加関税第4弾を発表。
ファーウェイに対すル禁輸措置など中国への締め付けが強まった。
その流れを受けた日経平均は、週間を通して軟調と、一時21000円台を割り込む
場面もあった。
結局、日経平均は、週間で94円下落(↓0.44%)し21250円だった。
さて、5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、リバウンドを試す展開が期待されそう。週間下落したものの
日経平均は、節目21000円台をキープし5日線を超えている。週末のNY市場
下落したが、為替がドル/円で110円台の円高是正となっている。
もみ合いスタートも戻りを試す展開に期待したい。
主な経済指標は、国内で、5/20GDP速報値、ソニーの経営戦略発表、5/21
訪日外国人観光客数、5/22の3月機下記受注など注目されます。
海外で、米で5/20のパウエルFRB議長の講演、5/22のFOMC議事録、
5/23に4月新築住宅販売件数があります。
週末は、トランプ大統領の訪日も注目です。
また、世界的には、5/21のOECD世界経済見通し、5/22のOECD
閣僚会議も注目されそうです。
為替がやや円安になって、企業決算もほぼ出揃い、週末からNY市場が3連休に
入るが、中・小型を中心に見直し買いが入り、自律反発に期待したい。
日経平均、5月第4週(5/20~5/24)レンジは、21000円~21700円
程度を想定しています。
1.5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定
5/20
日本 第1四半期GDP速報値
日本 ソニー、経営戦略発表
日本 東京海上、テクノセブン、極楽湯、マース、SOMPO、MS&AD 各決算
米 パウエルFRB議長、講演
米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
5/21
日本 4月訪日外国人客数
日本 4月首都圏新規マンション販売
日本 日賃貸 決算
米 4月中古住宅販売件数
米 ホーム・デポ、コールズ、ノードストローム、JCペニー 各決算
米 シカゴ連銀総裁、講演
米 ボストン連銀総裁、講演
英 カーニー英中銀総裁、議会証言
世 OECD世界経済見通し
5/22
日本 4月貿易収支
日本 3月機械受注
日本 森トラスト 決算
米 FOMC議事録(4/30~5/1開催分)
米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
米 NY連銀総裁、講演
米 アトランタ連銀総裁、講演
米 セントルイス連銀総裁、講演
英 4月消費者物価指数
EU ドラギECB総裁、講演
世 OECD閣僚理事会
5/23
米 4月新築住宅販売件数
米 メドトロニック、クラフト・ハインツ、HP、ベストバイ 各決算
米 ダラス・サンフランシスコ・アトランタ・リッチモンド連銀総裁、パネル討論
印 インド総選挙(下院)開票
南ア 南アフリカ中銀政策金利
独 5月IFO景況感指数
EU 欧州議会選挙(~5/28)
5/24
日本 4月消費者物価指数
日本 3月全産業活動指数
米 債券市場、短縮取引
米 フットロッカー 各決算
5/25
日米 トランプ米大統領、国賓として来日(~5/28)
2.NY市場、為替/債券 各結果(5/17)
今日のNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は110円台を回復した。
今日のドル円は東京時間から戻り売り優勢の展開が続き、109円台半ばでNY
時間の取引を開始した。
中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が市場の雰囲気を圧迫
していたようだ。
ただ、この日発表のミシガン大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に
上昇したことを受けて動きが反転している。
一時200ドル超下落していたダウ平均もプラスに転じるなど買い戻しが見られ、
ドル円も追随した格好。
5月に入ってからの米中貿易協議を材料にしたリスク回避の雰囲気が、このまま沈静
化して行くのか見極めたい雰囲気も強く、ドル円は110円台に慎重だったが、午後
になって買いが加速し、110.20円付近まで一時上昇している。
特に材料は見当たらないが、110円台には慎重だったものの、一方で戻り売りを
強めることもなく109円台後半の水準を維持していたことから、ショート勢が
ポジション解消に動いたのかもしれない。
ただ、終盤になってドル円は一時109円台に値を落とす場面が見られた。トランプ
大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」と述べたことに敏感に反応し
ていた模様。
一方、ユーロドルは上値の重い展開が続いた。今週に入ってユーロドルは戻り売りの
展開が続き、きょうは1.1155ドル付近まで値を落とす場面が見られた。週後半
にはリスク回避の雰囲気も一服する中で、ユーロドルは次第に上値が重くなって来て
いるが、一方で下押す動きも見られていない。
来週は欧州議会選挙が予定されており、その結果を見極めたい雰囲気もあるようだ。
ポピュリスト政党が躍進しそうな雰囲気も出ているが、結果次第ではEU懐疑派の
勢力が強まる可能性もあり、ユーロにとってはリスク要因となる。
ポンドドルは下値模索が続き1.27ドル台前半まで下げ幅を広げる展開。今日の
下げで2月安値を下回っている。きのうはメイ首相が来月に退陣スケジュールを策定
する事に合意と伝わってたが、その前にメイ首相は最後にもう一度、自身がEUと結
んだ離脱合意案の承認に向けた手続きを議会で採決にかけるとしている。
首相の後任を巡ってはジョンソン前外相が既に名乗りを上げているが、新首相によって
は合意なき離脱のリスクも皆無ではないとの見方もある一方、メイ首相が突然解散し
総選挙というシナリオも可能性としては残されている。いずれにしろ、英国債利回りも
低下し、ポンドはネガティブな反応を続けている。
https://fx.minkabu.jp/news/103651
米国債利回り
2年債 2.200(+0.008)
10年債 2.393(-0.002)
30年債 2.824(-0.010)
期待インフレ率 1.824(-0.026)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。中国政府は米国との再交渉に意欲を
失っているといった報道が伝わり、米中貿易協議への懸念は依然として圧迫している。
その様な中、債券市場も逃避買いが先行して始まったものの、この日発表のミシガン
大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に上昇した事をきっかけに売りが
優勢となり利回りは下げを取り戻している。その後は前日付近での上下動に終始した。
米10年債は2.36%まで下げてたが、一時2.4%台を回復する場面も見られた。
政策金利に敏感な2年債は2.15%台まで低下後に2.21%まで一時戻す展開。
2-10年債の利回り格差は20(前日20)。
https://fx.minkabu.jp/news/103650
3.NY株式市場、結果(5/17)
NY株式17日
ダウ平均 25764.00(-98.68 -0.38%)
ナスダック 7816.29(-81.76 -1.04%)
CME日経平均物 21235 (大証比:-35 -0.17%)
今日のNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。米中貿易問題が再び蒸し返されて
おり売りが先行した。中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が
流れており、市場の雰囲気を圧迫していた。この日発表になった農業機械メーカーの
決算が弱く、米中貿易問題が米農家を直撃している様子もうかがえた。
ダウ平均は一時200ドル超下落する場面も見られたが、この日に米ミシガン大学
消費者信頼感指数が、2004年1月以来の水準に上昇したことをきっかけに買い戻し
が強まり、ダウ平均は一時プラスに転じる場面も見られた。トランプ政権がカナダと
メキシコの鉄鋼とアルミの関税を撤廃したこともサポートとなった。
ただ、終盤になってトランプ大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」
と 述べると、再び売りが強まった。
ミシガン大指数に関しては米失業率が過去最低水準に低下し、賃金の伸びも拡大傾向、
一方でインフレは落ち着く中、米消費者のマインドは高まっている様だ。株価が今年
に入って昨年終盤の下げを取り戻している事もフォローとなっていたものと思われる。
ダウ採用銘柄でダウ・インクやキャタピラー、3Mが下落したほか、IBM、インテル
も軟調。ユナイテッド・ヘルス、ベライゾン、ウォルグリーン、シスコシステムズが
上昇した。
ナスダックも反落。シスコシテムズが上昇した他、主力のIT・ハイテク株は総じて
軟調。テスラの下げが続いてるほか、マイクロンやブロードコムといった半導体銘柄
がきょうも売りが優勢となった。
ただ、決算を発表したアプライドは上昇。2-4月期決算を発表しており、1株利益、
売上高とも予想を上回った。5-7月期の見通しも売上高は予想範囲内だったものの、
1株利益は予想を上回る見通しを示し、需要鈍化が早期に終了すると半導体メーカー
の見方を示唆した。
農業機械のディアが下落。2-4月期決算を発表しており、売上高は予想を上回った
ものの、1株利益は予想を下回った。通期見通しは売上高、利益とも下方修正し予想も
下回った。中国との貿易戦争や大雨、大豆への需要減少が響いたと説明している。
スーパーコンピュータ設計を手掛けるクレイが大幅高。HPエンタープライズ(HPE)
約13億ドルで買収することで合意したと伝わっている。全て現金での買収で1株35
ドルとなり、クレイの前日終値を17%上回る水準。
アンダーアーマーが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたほか、目標
株価を従来の23ドルから29ドルに引き上げた。
https://fx.minkabu.jp/news/103646
4.NY市場、原油先物6月限、金先物6月限 各結果(5/17)
NY原油先物6月限(WTI)
1バレル=62.76(-0.11 -0.17%)
NY原油は小反落。イランに対する軍事行動懸念やサウジアラビアとイエメンのフーシ
派との緊張激化など、中東地域の地政学的リスク増大が引き続き支援材料となったもの
の、米商務省が前日、中国の大手通信企業、ファーウェイ関連の取引締め出しリストを
発表したことや、この日北京で中国イランの外相会談が開かれたことで、米中の貿易摩
擦懸念が蒸し返される形で高値から上げ幅を削った。米株が軟調だった事も嫌気された。
https://fx.minkabu.jp/news/103649
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1275.70(-10.50 -0.82%)
金6月限は続落。時間外取引では、小幅まちまちで方向性を欠いた。日中取引は、5月
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が強気の数字となり、ドル高となった事から
売り圧力が強まった。中盤から終盤は下げ渋ったが、戻り鈍く2日続けて10ドル以上の
下落となった。
https://fx.minkabu.jp/news/103648
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