「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

半導体業界の振り返りと課題!?

2013-08-31 23:58:08 | 企業を斬る

          
8月最後の土曜日。猛暑が戻ってきて、秋に向かう気配と言うより、まだ、夏の
只中にいる様相。朝/晩は幾分すごし易く感じるも、まだ夏模様です。

今宵は、80年代まで「鉄は国家なり。」の後を受け継いだ産業の米「半導体」を
取り上げます。

2000年代突入まで、日の丸半導体が「わが世の春」を謳歌してましたが、凋落。
振り返りと課題、巻き返しの一歩を踏み出せれば、経済の活性化に一助となる。

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米国の巻き返しと韓国、台湾勢の追い上げに窮した日の丸半導体。

追い込まれた国内半導体メーカーは業界一丸となって再起を期した。だが、各社の
思惑はすれ違い、プロジェクトはあえなく頓挫。
半導体事業は、次第に各社の“お荷物”となっていく。 

世界市場での競争力が低下した日の丸半導体にも、再生の芽は残されていた。
まだ、世界一の工場と生産技術を持っていたからだ。 

平成11年に半導体メーカーが結集した「半導体新世紀委員会(SNCC)」は、
その強みを生かして競争力強化を狙ったプロジェクトでした。それまで日本勢の
主力だったDRAMに代わり、デジタル家電の核となる最先端のシステムLSI
(大規模集積回路)開発に必要な共通基盤や基礎技術の確立が目的だった。

「メーカーも国も、日米半導体摩擦のトラウマからようやく脱却、最後のチャンスに
懸けていた」。SNCCの委員長に就任した牧本次生(76)は再生を信じていた。

SNCCの下、産業戦略や研究開発を担う各プロジェクトが立ち上がり、14年には
メーカー11社による「先端SoC基盤技術開発(ASPLA)」も設立された。業界再編
視野に入れ、国もASPLAに約315億円の国費を投じるなど資金、政策面で後押し
した。

「再び世界で先行するには、ビジネスモデルを変える必要があった」。当時、日立
製作所の半導体製造会社で取締役を務めていた小池(61)=現サンディスク社長
SNCCに希望を抱いた。SNCCの理念には、各社が開発と設計に特化し、製造は
それぞれが出資する専門工場に任せるという水平分業モデルへの転換が含まれて
いたからだ。

しかし、期待通りの成果を挙げられないまま、SNCCは挫折する。プロジェクトに参加
しながら、各メーカーは自社で開発から生産までを手掛ける垂直統合モデルへの
思いを捨てきれなかったからだ。牧本は「共同設計・開発では互いに手の内を明か
さない。生産ラインや工場の共有化も、他社製品より自社製品の生産を優先させよう
とするなどメーカーの枠組みを超えた協力態勢は築けなかった」と唇をかむ。

「半導体産業を方向づける意思はあったが、各社の思惑はバラバラだった」。半導体
産業に詳しい技術評論家の志村幸雄(77)がそう指摘するように、かつて業界一丸と
なって米国を追いかけたような情熱は生まれなかった。

新たなビジネスモデルの模索と前後して、各メーカーの半導体事業の位置づけも
変化していた。半導体ビジネスは好不況を3、4年ごとに繰り返し、8~10年にも
世界的な半導体不況の波が襲った。半導体事業の巨額赤字は各社の収益を圧迫。

なかでも日の丸半導体を牽引(けんいん)したDRAM事業は市況変動が激しく、
膨大な設備投資も重荷となっていた。

韓国・台湾メーカーの攻勢も始まっていた。「半導体は一番安い他社製品を買えば
いい。半導体は何らかの価値を生み出すものではない」。元NEC専務で半導体事業
に長く携わった羽田祐一(77)は当時、そんな経営陣の声を頻繁に耳にした。

「『築城3年、落城1日』。勃興から50年あまりで、すでに半導体事業は総合電機
メーカーの“鬼っ子”となっていた」。羽田は当時を振り返り嘆息する。

その頃から日本の総合電機メーカーは本体から半導体事業の切り離しを加速する。
NECと日立は11年、DRAM事業を統合し、後のエルピーダメモリが誕生。

4年後には三菱電機も合流する。14、15年にはNEC、日立、三菱電機がシステム
LSI事業を切り離し、生き残りを目指した。

だが、エルピーダは国の支援を受けたものの、24年2月に会社更生法の適用を東京
地裁に申請し、経営破綻した。NECなど3社のシステムLSI事業を母体に誕生した
ルネサスエレクトロニクスも人員削減や工場閉鎖を繰り返し、浮上のきっかけをつか
めないままだ。

かつて半導体産業に携わった業界関係者は今、一様に無念の思いを口にする。

「日本は『何を作るか』で米国に負け、『どのように作るか』でアジア勢に負けた。
結局、日本は半導体市場という土俵のルールを変えることができず、負のスパイラル
に陥った」。
半導体産業を50年以上にわたって見続けてきた元東芝副社長の川西剛(84)は
そう振り返る。

「技術はあっても、トランジスタを生んだラジオ、LSIを使った電卓のような世界に通用
する製品を生み出し続けられず、市場を失った」。牧本は半導体の敗北を現在の国内
電機メーカーの姿に重ねる。

それでも、日の丸半導体は死んではいない。東芝はスマートフォン(高機能携帯電話)
向けのフラッシュメモリーで韓国サムスン電子と市場を分け、ソニーはデジタルビデオ
カメラなどに使われるCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーで世界シェア5割を
握る。強みを生かし、正確に市場を読めば、十分に世界で戦えることを示している。

「日本メーカーに足りないのは、経営者の『先を読む力』だった」。各国の産業政策に
詳しい東大教授の坂田一郎(46)は日の丸半導体の衰退をそう総括する。

技術では優位にありながら事業で後れをとり、市場を失う。そうした国内総合電機
メーカーの負の歩みは液晶テレビや携帯電話など今も繰り返されている。日の丸
半導体の盛衰の歴史をどう生かすのか。日本の産業界は改めて問われている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130831-00000546-san-bus_all

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来週の相場展望と予定は、明日書き込みします。
それでは。


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消費者物価0.7%上昇で、家計負担増!?

2013-08-30 23:59:47 | 政治に物申す

          
今日、総務省が発表した日本の7月消費者物価指数(CPI)は、値動きの激しい生鮮
食品を除いた総合指数が前年同月比0.7%上昇し、およそ5年ぶりの上げ幅でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130830-00000062-jij_afp-bus_all

金融緩和政策を進める安倍政権にとって心強い結果と言えるが、賃金が伸び悩む
中で、家計には重圧となりそうです。

7月のCPI上昇率は、エネルギー価格の高騰で輸入コストが膨らみデフレ圧力が
一時的に相殺された2008年11月の1.0%以来の高さを記録した格好です。
6月にも1年2か月ぶりに0.4%上昇しており、2か月連続のプラスとなりました。

みずほ証券の宮川氏は、 「物価上昇は、日本経済が堅調に回復しつつある事を示す
さらなる証拠だとしつつ、どれだけ早期に賃金を引き上げられるか次の課題だ。」
指摘しています。

個人消費の動きを示す7月消費支出は、前年同月比でわずか0.1%増にとどまり、
勤労者世帯の可処分所得の伸びも0.4%に留まっています。

安倍首相が進める経済政策「アベノミクス」は一部で効果が見られるものの、現在の
物価上昇は、電気料金やガソリンの値上がりに後押しされたもので、給与水準が中々
上がらない現状では一般家庭の負担が増える結果になりかねません。

こういう状況下で、消費税の値上げが可能なのか、政府・自民党は考える必要があり、
財政規律と健全化も考慮したとしても、段階的に年1%上昇させる方法が、ソフトな
政策で景気の腰折れも防止する、と考えるのは自然の帰結のような気がします。

さて、日経平均は、反落し70円安の13388円の大引けでした。
(出来高 概算22.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、シリア情勢懸念の中で反発し、東京市場の寄り付き上昇を演出
しましたが、上値の重さを見た先物主導が買いを控え、月末のドレッシング期待を
裏切った格好でした。

日経平均は、25日線には届かず、5日線も割り込む形となり、ボリンジャーバンド
-1σを下回り、正念場の週末となりました。
週末とは言え、為替が98円台になったので、プラス引けで終わってほしかったが、
先物が買い戻しに動かなかったのは残念でした。

注目のNY市場、経済指標で雇用の改善状況は、見て取れますが、シリア情勢で
弱含んだスタートです。
有事のドル買いとなれば、例え、NY株式市場が小幅安で終了しても、9月相場の
巻き返しに期待したいところ。

ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!


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パナ、国内スマホ事業から撤退で、日本勢の正念場!?

2013-08-29 23:35:57 | 企業を斬る

          
今日、パナソニックが国内の個人向けスマートフォン事業から撤退する方向で最終
調整に入りました。携帯電話基地局事業も売却する方針。 【宮崎泰宏、横山三加子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130829-00000114-mai-bus_all

7月にはNECがスマホ事業から撤退しており、パナソニック撤退で2000年代初め
10社超あった携帯電話の日本メーカーは事実上4グループへ集約されます。

iPhoneを擁する米アップルにシェアを奪われ、挽回できなかった事が響いた格好。

「海外勢にやられて非常に厳しい状況だった」。パナソニック幹部はため息をつく。

今年度中に唯一の自社拠点のマレーシア工場でスマホ生産をやめ、今後は、企業
向けを強化します。「ガラケー」である従来型携帯電話は中国・北京で生産し、日本で
販売を続ける考えのようです。

パナソニックは00年代初めから、先に撤退したNECとともにNTTドコモとの蜜月
関係を生かし、ガラケー主流の国内市場で首位を争ってきました。08年の米
アップルのアイフォーン販売後、市場は一気にスマホ時代へと突入しましたが、
「ガラケー成功体験もあり、スマホ転換が遅れてしまった」(携帯メーカー大手)。

調査会社MM総研によると、国内で12年度にスマホが携帯全体の約37%占める
ようになりました。世界市場でシェアトップの韓国サムスン電子も日本市場に浸透、
国内1位のアップル(約25%)、5位サムスン(7.2%)の海外勢に席巻されてます。

かつてトップだったNECは8位(5.3%)、パナソニックも7位(6.9%)に転落する
など日本メーカーに勢いはありません。

アイフォーンを販売していないドコモ不振の影響をもろにかぶった形でもあります。

さらに日本メーカーの誤算だったのは、ドコモが今夏商戦から始めた「ツートップ」
戦略です。ソニー、サムスン製スマホを戦略機種に位置付けて割引販売したため、
パナソニックなど国内勢の販売はさらに落ち込みました。業界で「スマホ撤退の引き
金になった」とみられています。

00年代初めに10社超あった日本メーカーも、合従連衡や撤退を繰り返し13年
までに6グループに減少した。NECとパナソニックの撤退で、来年度以降はソニー
富士通、シャープなど4グループに集約されます。

海外を攻めきれず、国内市場で海外勢が圧倒的シェアを誇る中、残された各メーカー
前途も多難なようです。

これまで以上に再編圧力にさらされ、スマホ事業からの撤退を決断するメーカーが
さらに出てくる可能性もあります。

国内からスマホメーカーがなくなる愚だけは、何とか回避すべく、残されたメーカー
起死回生の次の一手に注目しています。

さて、日経平均は、反発し121円高の13459円の大引けとなりました。
(出来高 概算18.1億株の薄商いでした。)

今朝方のNY市場、ダウが反発したのを受け、シリア情勢が混沌する中、自律反発
した格好です。

日経平均の調整トレンドが継続する中、何とか下振れを回避した東京市場でした。
正念場が継続しても、5/E 13774円、6/E 13677円、7/E 13668円と、
月末に底方さを示しており、明日 141円上昇すれば、13600円台に突入に。
何とか、この水準に近づく月末ドレッシング買いが入るか、淡い期待も・・・。

注目のNY市場、小幅上昇する序盤戦となっており、終了まで継続してほしい所。

明日の日経平均、為替がザラ場に98円台を維持する様なら続伸もあり、上積みに
ついては、先物主導のサポートが必要ですが、月末ドレッシングやいかに・・・。


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シリア情勢緊迫は一過性で、押し目か!?

2013-08-28 23:49:11 | マ-ケット

          
今日、東京株式市場で日経平均は大幅続落しました。終値は前日比203円安となり
6/27以来2カ月ぶりの安値水準で引けました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130828-00000094-reut-bus_all 

シリア情勢の緊迫化に伴うリスクを回避する動きが広がり、有事の円買い(?)が
入り、ザラ場に96円台後半と、株式は、幅広い銘柄が売られた格好です。 

為替市場で、この円高が進み、輸出株の上値を圧迫した他、銀行、小売などの内需
セクターも軟調となりました。一時は、354円安まで売られる場面もあり、先物への
買い戻しで大引けにかけて下げ幅を縮小させました。 

ここ最近は、東京市場のザラ場に円高傾向となり、株価を軟調にさせることが多く、
先物と為替ディーラーの「あ・うん」の呼吸が見え隠れする、と穿った見方もでき
困ったもんです。 

ただ、シリア問題は先物主導にきっかけを与えたにすぎず、この状況は、押し目の
打診買いも有効かもしれません。 

という事で、日経平均は、大幅に続落の203円安の13338円の大引けでした。
(出来高 概算19.7億株の商いでした。) 

冒頭のシリア空爆情報から、先物と為替が動き、日経平均値を下げた格好です。
日経平均の3日続落により、ボリンジャーバンドのー1σを下回り、-2σとの
レンジに突入で、煮詰まり感があり、この水準からの反発が期待されます。

注目のNY市場、反発傾向の序盤と、為替の円高是正が働いており、このトレンド
終了まで、継続するかポイント。

明日の日経平均、反発を想定しています。

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パズドラに3DS版、株価回復なるか!?

2013-08-27 23:59:08 | 企業を斬る

          
今日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、スマートフォンで人気ゲーム
「パズル&ドラゴンズ」について携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」版を12/12
発売すると発表しました。(フォトは、ガンホー森下社長)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130827-00000050-jijp-bus_all.view-000

日経平均が、大引けにかけ下げた割には、今日のガンホーは、14.7%上昇して
64000円の大引けとなっています。今朝のニュースへの反応が一時的か、どうか
成長期待を継続し、これからの株価の戻りに注目しています。

さて、日経平均は、下落し93円安の13542円の大引けとなりました。
(出来高 概算17.1億株と薄商いでした。)

後場途中にはプラスに浮上する場面もありましたが、為替の若干円高シフトが下げを
牽引した格好です。この辺りの水準は下値と考えていますが、正念場になります。

注目のNY市場、下落してスタートし、どこまで戻りを試すかポイントです。
為替が97円台になっており、明日の日経平均の試練になりそう。

NY市場は、シリア情勢の悪化を背景にリスク回避の動きを強めています。化学兵器
使用疑惑を受け、米英などが軍事行動に踏み切る公算が大きくなり、緊張が高まった
格好。

明日、正念場の日経平均になりそうです。


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消費増税点検で増税派が多いが、段階的増税が良い!?

2013-08-26 23:39:56 | 政治に物申す

         
今日から消費増税に対する有識者ヒアリング「点検会合」が行われました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000080-reut-bus_all

今夜、甘利経済財政担当相は、消費増税の是非を判断するため、有識者の
「点検会合」後に記者会見し、初日の会合では、5人が予定通りの引き上げを
支持する一方、1人が反対し、また1人が毎年1%ずつの引き上げを主張した
ことを明らかにしました。

小生は、段階的な引き上げの選択が、日本経済にやさしく成長を促しながら、
デフレ脱却も視野に入る気が
します。
若干の税収増を狙い、回復途上にある企業の活力を奪えば、法人税収
減収を
招き、トータル的に歳入減になっては、「仏作って魂入れず」になります。

仮に、予定通りに14年に8%、15年10%とするなら、消費税の逆進性等
について手当てすべきように思います。
9/Eに安倍首相は、どんな決断をするか、注目です。

さて、日経平均は、反落し24円安の13636円の大引けとなりました。
(出来高 概算15.8億株と、薄商いでした。)

週末NY市場の上昇で、買い先行で始まった東京市場ですが、ザラ場にやや
円高に推移し、膠着状態になった格好です。

ただ、先物主導の売り崩しにならず小幅安と、個人主体の材料株が注目された
様です。
日経平均の下落も、5日線レベルで踏み止まり、リバウンドが意識される所。

注目のNY市場、小幅安から戻りを試す展開で、終了時続伸になるかポイント。

明日の日経平均、反発して良い水準です。

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8月最終週 相場展望と予定

2013-08-25 22:31:48 | 相場展望

          
8/19~週の日経平均は、方向感の掴みづらい展開。米NY市場が軟調の中、
為替の円高高止まりもあり、先物主導で下げた格好でした。ただ、週末にかけて
NY市場が金融緩和の縮小が年末に伸びるとの思惑もあり、底打ちを見せると、
日経平均は、週末に反発し、何とか週足プラス引けとなった格好です。 

結局、日経平均は、1週間で10円上昇(↑0.08%)の13660円の大引けで、
明日からの反発継続に含みを持たした格好です。

さて、8月最終週(8/26~8/30)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。

国内では、8/26~31まで消費税引き上げの影響に対する有識者による意見
吸い上げ、点検会合が行われる予定で、注目されます。一方、成長戦略第2弾に
向けた動きが見えてくる事になるため、政策関連の見直しの動きなども意識され、
リバウンド継続を想定しています。

米も、住宅関連や景気指数など、経済指標の発表があり、底打ちから反転を試す
展開となれば、日本株の追い風になります。

日経平均、8月最終週(8/26~8/30)レンジは、13500円~14000円
程度を想定しています。

1.8月最終週(8/26~8/30)主なイベントと予定
 8/26
 日本  今後の経済財政動向について集中点検 会合(総論)
 日本  ダイドードリンコ、ながの東急百貨店 各決算
 日本  レインボーブリッジ開通20周年
  米   7月耐久財受注
   英    休場(サマーバンクホリデー)
 8/27
 日本  株式分割/配当/優待 権利付 最終売買日  
 日本  今後の経済財政動向についての集中点検会合(経済・金融)
 日本  ヤガミ 決算
 日本  JAXAが低コスト新型ロケット「イプシロン」打ち上げ予定
  米   6月S&Pケースシラー住宅価格
  米    8月カンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米   国債入札 2年債(340億ドル)
  独    8月Ifo景況感指数
 8/28
 日本  岩田日銀副総裁、講演
 日本  ラクーン 決算
  米   7月中古住宅販売成約指数
  米   国債入札 5年債(350億ドル)
  英   カーニー英中銀総裁、講演
 8/29
 日本  旧・大証一部銘柄など、終値基準に、TOPIX算出対象
 日本  パーク24、菱洋エレクトロ、ウチダエスコ 各決算
   米    第2四半期GDP改定
  米    新規失業保険申請件数(~8/23までの週)
  米   国債入札 7年債(290億ドル)
  独   8月失業率/失業者数
 8/30
 日本  日本  有効求人倍率、完全失業者数
 日本  7月全国消費者物価
 日本  7月鉱工業生産
  日本  アイ・ケイ・ケイ、ダイサン、ACCESS 各決算
  米   8月ミシガン大学消費者信頼感・確報
  印   第2四半期GDP
   伊   国債入札
 EU   7月ユーロ圏失業率
 EU   8月ユーロ圏消費者物価指数
 8/31
   米    デュークFRB理事、辞任
  米  国債償還 2年債(360億ドル)
          5年債(238億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/23)

 23日のNY市場はドル売りが優勢となった。この日発表された7月の米新築住宅
 販売が予想外に弱い内容となったことで、早期QE縮小期待が後退している。

 きょうはアジア株の下げが一服していたこともあり、ドル円は99円台に上昇して
 始まっていたが、一時98.40近辺まで下落する場面も見られている。ドル円の
 下落に連れられてクロス円も軟調な動きとなった。

 一方、ユーロドルは一時1.34台に上昇。1.34台ではアジア系中銀の売りオーダーも
 観測され、推移は続かなかったものの、1.33台後半の水準は維持し、しっかりした
 動きは続いている。

 このところユーロ圏の景気回復期待が強まっており、また、新興国経済への不振感も
 高まる中、ユーロへの見直し買いが続いている。
 イタリア中銀幹部は長い低迷を抜けて、景気に初めて緩やかな回復の兆候が見られ
  ている。少なくとも下落の動きは止まっている事が、様々なデータから確認されている
 という。

 きょうの7月の新築住宅販売は、かなり気掛かりな内容ではある。
 販売件数の低さはもちろんのこと、在庫水準も1か月分近く増加している。直近発表
 されている米住宅建設業者の景況感指数であるHAHB指数は強い内容が続いている
 事もあり、もしかすると、作ったは良いが販売できていない可能性も疑われる内容。

 米国債利回りは5月から上昇しているが、それにあわせて住宅ローン金利も上昇して
 おり、直近のデータでは約2年ぶりの高水準に上昇している。

 今週は7月の中古住宅販売件数も発表されていたが、かなり強い数字が示されている。
 ただ、中古住宅販売件数データは物件の引き渡し時点のデータであることから、契約
 自体は1~2ヵ月前となる。その一方で、今日の新築住宅販売件数は契約時点のデータ。

 住宅ローンは契約時に組むであろうから、中古では出ていなかった金利上昇の影響も、
 新築では出て来ている可能性も捨てきれない内容ではある。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=194166
 米国債利回り
   2年債            0.376(-0.012)
   10年債          2.815(-0.070)
   30年債          3.797(-0.073)
   期待インフレ率    2.144(+0.019)
                      *期待インフレ率は10年債で算出

 23日のNY債券市場、利回りは大幅低下。この日発表の米新築住宅販売件数が予想
 外に弱い内容だったことで、早期QE縮小期待が後退している。

 10年債利回りは2.9%を上回っていたが、一気に2.80%付近まで低下した。
 2-10年債の利回り格差も244(前日+250)に大きく縮小。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=194161
3.NY株式市場、結果(8/23)

 NY株式23日
   ダウ平均       15010.51(+46.77 +0.31%)
   S&P500        1663.47(  +6.51 +0.39%)
   ナスダック       3657.79(+19.09 +0.52%)
   CME日経平均 13740     (大証終比:+40 +0.29%)

 23日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。この日発表になった米新築住宅販売件数が
 予想外に弱い内容だったものの、早期QE縮小期待が後退したことから、株価は堅調な
 動きを見せている。
 ただ、景気回復を牽引している住宅市場の弱さは先行き懸念でもあり戻りは鈍い動き。

 ダウ平均は15000ドルを回復している。

 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトが大幅高となり指数をサポートしている。バルマー
 CEOの1年以内の退任が発表された。その他、ベライゾン、AT&Tが上昇。反面、
 マクドナルド、アメックス、トラベラーズが軟調に推移。

 10代向け衣料品販売のエアロポステイルが急落。前日引け後に発表になった決算が
 弱く、今期も赤字が予想以上に拡大するとの見通しが嫌気されている。アナリストの
 格下げも相次いだ。

 前日は同業のアバークロンビーアンドフィッチが冴えない業績見通しを発表していたが、
 新学期商戦の中で若者向けの消費が落ち込んでいることも想定される。

 ナスダックも続伸。マイクロソフトの上昇が指数を押し下げた。
 フェイスブック、テスラも堅調。

 CADなど設計用ソフトウェアなどを手掛けるオートデスクが商いを伴って上昇。業績
 見通しは冴えなかったものの、アナリストが投資判断を引き上げていたことが買い手
 掛かり。3D・CADへの成長性への期待感が強い。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=194163
4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/23)

 NY原油先物10月限(WTI)
   1バレル=106.42(+1.39 +1.32%)

 23日のNY原油先物相場は続伸。この日発表になった米新築住宅販売が予想外に弱い
 内容となったことで、早期QE縮小への期待感が後退している。新興市場の下げが一服
 していたことも買い手掛かりとなった。

 9月限は一時107ドル近くまで上昇し、25日線の水準を完全に回復しており上値期待を
 堅持している。             http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=194155

 NY金先物12月限(COMEX)
   1オンス=1395.80(+25.00 +1.82%)

 23日のNY金先物相場は続伸。この日発表になった米新築住宅販売が予想外に弱い
 内容となったことで、早期QE縮小への期待感が後退している。為替市場でドル売りが
 強まる中、金は買いが続いている。

 12月限は1400ドル手前まで上昇。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=194156


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北海道に白クマ現る!なんか変!?

2013-08-24 23:21:48 | ニュ-スからひと言

          
土曜の晩、ネットニュースを見ていたら、 「北海道に白クマが現れた」と報じてます。
http://news.infoseek.co.jp/topics/society_n_bea 

よく読むと、「白いヒグマ」が、世界自然遺産である知床に姿を表した親子グマでした。
白いのは極めて珍しく、地元住民らは「シロクマ」と呼んでいます。 

地球温暖化が叫ばれて久しい中、北極海の氷塊が減少し、40年前に比べ40%減少
したとの報告もあり、アザラシを求めて氷塊に乗った白クマ君が、北海道に上陸したの
かと思いました。 

事実は、ヒグマの「シロクマ」で推定1歳。色素が欠乏するアルビノではなく、目の周り
などに黒や焦げ茶色の毛が確認できます。知床にある羅臼町によると、昨年9月から
今年8月にかけ、野生生物の保護・調査をしてる知床財団の職員らが知床岬付近で
遭遇。いつも母グマが一緒でした。 

知床のヒグマ調査に約20年関わっている羅臼町の田澤 水産商工観光課長補佐は
「ここまで白いヒグマは見たことがない。国後島では、体の一部が白いヒグマが確認
されている。ひょっとしたら似たような要素があるかもしれない」と話している。
なぜ白いのかはわからないという。

色素欠乏症であるアルビノでないと、毛色のDNAに突然変異が起きたのでしょうか。
環境変化に対するヒグマから人間に対するメッセージかもしれません。
この所の炎暑とゲリラ豪雨も、温暖化を知らせるアラームです。

さて、白クマの話題を、株式投資の落としどころへ結びつけると、来週月曜の日経平均、
白クマから白星を連想し、上昇するスタートになりそうです。(こじつけに汗・・・。)

来週の相場展望は、明日書き込みします。

それでは、また。


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週末の日経平均、大幅反発も本格反転は、まだ先!?

2013-08-23 23:59:07 | マ-ケット

          
東京株式市場で、日経平均は大幅反発しました。景気回復期待から米株が反発した
流れを引き継ぎ、一時前日比で400円を超える上げ幅となったが、午後2時を過ぎた
あたりから戻り売りに押され、ドル/円とともに上げ幅を削った格好です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130823-00000075-reut-bus_all 

市場では、消費税やQE3(米量的緩和)縮小などを見極めない限りトレンドは出にくい
との見方が出ていました。 

と言うことで、日経平均は、反発し295円高の13660円の大引けでした。
(出来高 概算22.5億株の商いでした。) 

米株高や円安などを背景に、主力株を中心に買いが先行。トヨタやホンダ、ソニーなど
主力輸出株が買われたほか、不動産や証券、銀行など内需株も物色された格好です。

ただ、午後2時を過ぎた辺りから、徐々に戻り売りに押される展開となり、上海総合
株価指数がマイナス圏に転落すると、上げ幅を急速に縮小させました。

投資家のリスク回避姿勢が後退した事で、日経平均はひとまず反発したものの、市場
では「これで下値を確認したと判断するのは時期尚早」(国内証券)と慎重な見方が
目立っています。

日経平均の反発により、週間ベースで小幅上昇。下降する25日線に上値を抑えられる
状況ですが、ギャップ・アップで調整トレンドのボトム水準からレンジ上限を窺う展開。

取り合えず、来週につながる週末となりました。
注目のNY市場、もみ合い商状のスタートで、終了時にプラス引けとなるか、そう
願っています。

来週の日経平均、14000円台奪回となるか、注目しましょう。

ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!


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ミスター4000? 明日はイチローご祝儀相場!?

2013-08-22 23:41:23 | ニュ-スからひと言

          
今朝方、イチロー(ヤンキース)が日米通算4000安打を達成しました。 

巨人 長嶋茂雄終身名誉監督が、下記コメントを寄せました。

「日米共ずばぬけた成績で、偉業というほかありません。自分自身の生涯安打
(2471本)と比較しても、気が遠くなるような数字です。 

ケガが少なく、いつもゲームに出ているからこそ達成できた記録であり、コンディ
ションに細心の注意を払っているイチロー選手の努力のたまものでしょう。 

常にグラウンドにいることは、最高のファンサービスであり、まさにプロ中のプロ
といえましょう。今後も、1日でも長く、第一線で活躍してほしいです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130822-00000007-nksports-base

イチローは、対ブルージェイズ戦に「2番・右翼」で出場。1回の第1打席に左前
打を放ち、日米通算4000安打の偉業を達成しました。

過去の大リーグでは、4256安打のピート・ローズと、4191安打のタイ・カッブの
わずか2人だけです。伝説的選手に続く3人目の快挙となった格好です。

米国内では、日本でのオリックス時代にマークした1278安打を加えた日米通算
数字は純粋なメジャー記録ではないという声もありますが、メジャー通算安打も
2722となり、ルー・ゲーリッグの2721安打を超えて歴代59位です。

伝説的な大打者を超えたイチローの快挙は、否定的な声も封印する重みです。

次なる目標はピート・ローズが持つ通算最多安打の4256本、そして自身の
メジャー通算3000安打でしょう。
2015年に、このピート・ローズの記録を破ると予想しています。

まずは、この偉業達成を祝うと共に、明日の日経平均のイチロー効果を密かに
期待しています。

さて、日経平均は、反落し59円安の13365円の大引けとなりました。
(出来高 概算19.3億株の商いでした。)

今朝方のNY市場の下落を受け、安く始まった東京市場ですが、中国のHSBC
製造業購買担当者景気指数が50を上回った事による買戻しと為替の円安/ドル
高により一時プラスも、薄商いの中、先物主導で小幅安となりました。

日経平均の下落により、2ヶ月ぶりの安値水準であり、ここからの反転となるか、
正念場です。

注目のNY市場、寄り付きは小反発からのスタート。7月景気先行指数は0.6%
(予想 0.5%)と、まずまずの結果です。この後の経済指標を受け、プラスで
終了するか、そろそろ自律反発してよい所。

明日の日経平均、為替が98円台中盤を維持するようなら、反発してよい水準。
イチロー効果(?)で、週末ご祝儀となれば・・・。


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