「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

カップヌードル、国内累計200億食 達成! まだまだ伸びる!?

2012-02-06 23:58:48 | 企業を斬る

      
今日、日清食品は、カップ麺「カップヌードル」の国内累計販売個数が
200億個を達成したと発表しました。1971年9月18日の発売から
約41年の積み上げです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000541-san-bus_all

200億個の内訳は公表していないが、一番人気はプレーンの「カップ
ヌードル」で、「カップヌードル シーフードヌードル」、「カップヌードル 
カレー」が続くとのことです。

200億個突破を記念して、パッケージに歴代のカップヌードルシリーズの
ロゴをプリントした特別版の「カップヌードル」、「カップヌードル シーフード
ヌードル」、「カップヌードル カレー」を27日に発売予定です。

即席麺の常識を破ったこのヌードル、みんな知っている故 安藤百福氏の
戦後の操業による、フードカルチャーショックを与えたことは有名。

操業の芽は、1946年、大阪府泉大津市で、失職中の復員兵を集め海岸に
鉄板を並べ、海水を流して塩を製造する独特な仕方で製塩事業を行ったのが
始まり。この事業を発展させる形で、1948年、現在の「日清食品」の母体を
設立しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%97%A4%E7%99%BE%E7%A6%8F

自伝『魔法のラーメン発明物語』等によると、昭和20年代は、深刻な食糧
不足のため、アメリカ合衆国から送られた援助物資の小麦粉を用いた「粉食」
(うどん、ラーメン、すいとん、ビスケット、パンなどの、様々な粉料理の総称)を
厚生省が奨励していました。

しかし、結果論としてパン等が多いため、安藤は、東洋文化であるめん類を
もっと奨励すべきだと厚生省課長に提案しました。

課長は、うどんやラーメンは量産技術が無く、流通ルートも確立していない
ため、やむなくパンが主体になっている実情を説明し、麺文化の振興には
自ら研究してはどうか、と奨めました。当時、安藤は既存事業から手を広げる
余裕がなく、話が出たのみで終わったが、これが後にインスタントラーメン
開発の契機になったということです。

安藤は、アメリカへの進出を考えるが、「1966年の渡米時、どんぶりという
食器がアメリカにはないことに苦慮していたところ、スーパーマーケットの
店員が、チキンラーメンを二つ折りにして紙コップで作るのを見て、カップ
麺の発想が生まれた。」と語っています。

こうして、1971年9月18日に、世界初のカップ麺「カップヌードル」を発売。
カップヌードルはアメリカ合衆国を皮切りとして、世界中に販路を広げ浸透。
また、日清食品は1970年には、アメリカに現地法人を設立していた。

我々の先輩に当たる団塊の世代が、記憶に留めている、1972年2月の
「あさま山荘事件」。このテレビ中継放送で、厳寒の中、湯気の上がるカップ
ヌードルを食べる機動隊員の姿が映され、視聴者は、何を食べているのか
興味を持ったと言う話です。これが事実上の宣伝となって、日清は、警察に
通常の半額でカップヌードルを提供したと言う話です。

この後、銀座の歩行者天国で、無料の販促キャンペーンをしたり、爆発的な
売れ行きの契機となりました。

経済成長が、右肩上がりで伸び、GDP世界2位になった輝かしい近代経済史、
70年代前半の振り返りでした。

現在、こんな消費者のニーズを掘り起こす、新たな産業のコメが求められます。

さて、日経平均は、半端つぃし97円高の8929円の大引けでした。
(出来高 概算21.8億株商いでした。)

週末の米雇用統計が予想以上に改善、欧州市場も上昇し、週明けの日経
平均の追い風になりました。

日経平均は反発し、1/25日の高値 約8912円を上回る推移となるも、
ローソク足は陰線です。外部要因による改善の影響が大きく、国内の先高感に
基づく「買い上がり」となれば、マインドアップとなるところです。

注目のNY市場、小幅安の、もみ合い商状からスタート。それでも、経済指標の
改善が、底堅さを予感させます。

明日の日経平均、トヨタの決算見込み次第で、週末にかけ9000円台に突入
する展開に期待しています。    
 
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