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3/23~週の日経平均は先高感が強いものの、米で利上げが今年中頃以降に
実施されるのではとの思惑から、NY株式市場が調整色を強めました。その下落
分の穴埋めに、週末にかけ先物主導の売り仕掛けが入り、週足陰線となりました。
週末金曜には、前場に配当権利落ち分(約110円)を吸収して、100円以上の
上昇の後、そこから400円余り下落するという不安定な相場展開になりました、
結局、日経平均は、274円下落(↓1.40%)の19285円の大引けでした。
3月最終週~4月第1週(3/30~4/3)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。
週末NY市場が、自律反発し小幅高とプラス引け。週明けの東京市場は、戻りを
試す展開になりそうです。
来週から実質新年度の4月相場入りで、GPIF等の買いへの期待が膨らみます。
また、小売業の決算が出始めます。
主な経済指標は、国内で3/30に2月鉱工業生産指数、4/1日銀の企業短観
で、事前予想の中央値は、大企業製造業DIが+14(前回+12)です。
海外で、3/31に3月ユーロ圏消費者物価指数、4/1に3月ISM製造業景況
指数、ADP雇用統計、4/2に2月貿易収支、4/3に3月雇用統計など。
ただ、4/3が米でグッドフライデーのため休場になり、米雇用統計を受けたNY
市場の反応が、週明けにずれ込むのが残念である。
そう言った意味で、大型/国際株は敬遠され、内需系株や中・小型株の見直し買い
あるかもしれません。
また、週末2日間の先物主導の売りは、買入れマインドを悪くしたのは否めません。
日経平均、3月末~4月第1週(3/30~4/3)レンジは、19150円~19650円
程度を想定しています。
1.3月最終週から4月第1週 主なイベントと予定
3/29
EU 夏時間に移行
英 夏時間に移行
3/30
日本 2月鉱工業生産
日本 3、4月の製造工業予測調査
日本 しまむら、ニトリHD 各決算
米 2月個人所得
米 2月個人支出
米 2月中古住宅販売成約指数
米 フィッシャーFRB副議長 講演
エ エジプト議会選挙
3/31
日本 2月毎月勤労統計
米 1月S&Pケースシラー住宅価格
米 3月カンファレンスボード消費者信頼感指数
米 3月シカゴ購買部協会景気指数
米 リッチモンド連銀総裁 講演
米 アトランタ連銀総裁 講演
米 クリーブランド連銀総裁 講演
米 カンザスシティー連銀総裁 講演
米 国債償還 2年債(350億ドル)
5年債(434億ドル)
独 3月ドイツ失業率/失業者数
独仏 ドイツ/フランスの合同会議
EU 2月ユーロ圏失業率
EU 3月ユーロ圏消費者物価指数
4/1
日本 3月日銀短観
日本 3月新車販売台数
日本 3月百貨店個社 月次売上高
日本 法人税の実効税率引き下げ
日本 軽自動車税の引き上げ
日本 改正地方教育行政法、改正学校教育法 各施行
日本 国民年金保険料の引き上げ(↑340円の15590円)
日本 厚生・国民年金の支給額改定(マクロ経済スライド発動)
日本 改正医療法施行(地域医療構想を都道府県が策定)
日本 改正介護保険法が施行(介護予防を市町村事業に移管)
日本 子供、子育て支援制度開始
日本 有期雇用労働者特別措置法施行(高齢者の5年超労働可能に)
日本 日生が一時払終身保険引き上げ(1~2%)
日本 マクニカ、富士エレHD、GMOクリックHD 各新規上場
日本 日新電、文化シャッタ、太陽日酸、プレス工業、カナデン → 100株単位
日本 近鉄、アマダ、サンデンなど 各HD組織へ
日本 日本上下水道 → NJSへ社名変更
米 ADP雇用者数
米 3月ISM製造業景況指数
米 3月自動車販売台数
米 サンフランシスコ連銀総裁・アトランタ連銀総裁、討論会を司会
中国 3月中国製造業PMI
4/2
日本 日銀企業の物価見通し概要
日本 セブン&アイHD、キューピー、不二越、平和堂 各決算
米 新規失業保険申請件数(~2/28までの週)
米 イエレンFRB議長 講演
4/3
日本 東京ミッドタウンがリニューアルオープン
米 休場(株式市場休場、債券市場は短縮取引)
米 3月雇用統計
米 ミネアポリス連銀総裁 講演
中国 3月HSBCサービス業PMI
香港 休場(グッドフライデー)
EU 休場(グッドフライデー)
4/4
日本 異次元緩和から2年
日本 7人制ラグビー国際大会(~4/5、東京)
4/5
米 プロ野球メジャーリーグ開幕
世 イースター(復活祭)
2.NY市場、為替/債券 各結果(3/27)
きょうのNY市場はドル売りが優勢となった。この日発表になったGDP確報値が
予想を下回った(訂正)こともドル売りを誘発した模様。
先週のFOMC以降のドルの調整売りも一服感が出てきており、ここ数日は日に
よって色が違うまちまちな相場展開を見せている。
期末が接近しているということもあるが、市場は次の材料を欲しがっているもの
と思われる。きょうの米GDP確報値や前日の耐久財受注の弱さから、米企業は
設備投資に慎重になっている様子もうかがえる。
ただ、基本的に利上げ期待を後退させるほどのセンチメントの低下は見られおら
ず、基本的にはドル高トレンドは続くとの見方は根強い。来週以降の米経済指標
や4月に入ってから発表される米企業決算の内容を確認したいところではある。
なお、イエレンFRB議長のサンフランシスコ連銀でのスピーチが終盤に伝わっ
ていたが、概ねFOMC会見の雰囲気と変化はなく大きな反応は見られなかった。
ドル円は119円台半ばから119.00付近に低下、ユーロドルはロンドン時間に
1.0800付近まで下落していたが、一時1.09台まで戻している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=250454
米国債利回り(NY時間16:49)
2年債 0.594(-0.016)
10年債 1.963(-0.026)
30年債 2.540(-0.040)
期待インフレ率 1.777(-0.032)
*期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、利回りは低下。この日発表になったGDP確報値が予想を
下回ったことや(訂正)、FRBの早期利上げ期待が後退していることが、引き続き
利回りを押し下げている。前日の耐久財受注に続き、きょうのGDPも米企業が、
設備投資に慎重になっている様子を示した。
10年債は1.94%まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債も、再び0.6%を割り
込んでいる。
イエレンFRB議長のサンフランシスコ連銀でのスピーチが終盤に伝わっていたが、
概ねFOMC会見の雰囲気と変化はなく、大きな反応は出ていない。
2-10年債の利回り格差は+138(前日+133)に拡大。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=250455
3.NY株式市場、結果(3/27)
NY株式27日
ダウ平均 17712.66(+34.43 +0.19%)
S&P500 2061.02( +4.87 +0.24%)
ナスダック 4891.22(+27.86 +0.57%)
CME日経平均 19415 (大証比:+95 +0.49%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は続伸。全体的に前日の終値を挟んでの上下
動に終始したが、終盤になって、半導体大手の買収のニュースが伝わった事で、
続伸して終えている。
ダウ採用銘柄ではインテルが大幅高となった他、ユナイテッド・ヘルス、ホーム
デポが堅調。原油が再び50ドルを下回ったことでエクソンモービルやシェブロン
が下落している。
インテルは同業のアルテラを買収することで協議に入ったと伝わっている。
インテルとアルテラ両銘柄とも株価は終盤に大幅高となった。アルテラは28%
急伸。
客船クルーズのカーニバルが商いを伴って上昇。この日発表の決算を好感した。
1株利益が予想の倍以上となった。売上高は予想に届かなかったものの、エネルギー
コストが38%減少しており、最終利益を押し上げた。
インテルの上げでナスダックも上昇。ただ、アップルやグーグルは軟調。
電気自動車のテスラは売りに押された。アナリストの投資判断引き下げが嫌気
されている。「モデルS」の初期の状況から判断して、新型SUV「モデルX」の
利益は当初想定していたよりも薄くなると指摘。目標株価をこれまでの275ドル
から220ドルに引き下げた。また、米調査会社によると、中国での「モデルS」の
2月の登録台数が260台と前月比で45%減少したとの報告も圧迫している。
酵素テクノロジーを利用した医薬品開発のバイオマリンが急伸。アナリストが一部
製品が成功すれば、1株170ドルでM&Aが提起される可能性があると指摘した
事が材料視。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=250450
4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(3/27)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=48.87(-2.56 -4.98%)
ブレント先物5月限(ICE)
1バレル=56.41(-2.78 -4.70%)
ブレント-WTI 7.54(7.76)
きょうのNY原油先物相場は6日ぶりに反落。サウジによるイエメンへの空爆に
よる供給不安がやや後退していることや、イラン核問題への進展期待も売りを
誘った。
5月限は前日一時52ドル台まで上昇していたが、きょうは50ドルを再び割り込み
48ドル台に下落している。
なお、米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズによると、米国内の掘削装置
(リグ)稼動数は先週から21減少し1048箇所であると発表した。原油は12減の
813箇所、ガスは9減の233箇所 その他は変わらずの2箇所となっている。
ただ、この発表への反応は限定的だった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=250443
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1200.70(-5.00 -0.41%)
きょうのNY金先物相場は反落した。サウジによるイエメンへの空爆による不安が
やや後退しており、逃避買いも後退した。
6月限は1200ドルを割り込む場面も見られたが、押し目買いも入り1200ドルの
水準は維持された。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=250446
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