4月第3週の日経平均は、続伸した。新型コロナウイルス感染拡大は、
広がっているものの、NY州で、頭打ちの傾向も見られてる。一連の
米経済指標が新型コロナの影響で大幅に落ち込んだ事もあり、今後の
回復は、不透明となっている。ただ、トランプ大統領は段階的な経済
活動再開についての新方針を発表しており、出口戦術がドル高を見せ
東京市場を下支えした恰好だった。
国内は、感染者数の増加ペースが上り、全国に緊急事態宣言が出され
GW明けまで、外出を抑える事で、オーバーシュート防止に努める。
医療崩壊を招かない自粛が、どこまで遂行できるか、ポイント。
今日の結果が、2週間前を反映してる事が、コロナの恐ろしさです。
PCR検査数は増やし、無症状者や軽度の感染者を隔離し、医療崩壊を
起こさない事が急務です。
結局、日経平均は、週間で398円上昇(↑2.05%)19897円
と、続伸した。
さて、4月第4週(4/20~4/24)主なイベントと予定は下記の通り。
新型コロナウイルス感染拡大は、米やEUで、増加傾向に頭打ちがみられ、
発展途上国への感染ペースが緩やかになるか、ポイントです。
国内は、緊急事態宣言で、外出自粛要請の平時の8割減を呼びかける中、
3月貿易統計、3月コンビニエンスストア売上高、3月全国消費者物価指数
3月企業向けサービス価格、2月全産業活動指数等の経済指標や国内企業の
決算が出始めます。
海外も悪い経済指標の発表がある中、米企業の注目決算発表されます。
来週以降、GWに向けて、大型株が見送られる中、中・小型株が物色の矛先
向かう可能性大と診ています。、
日経平均、4月第4週(4/20~4/24)は19350円 ~20250円
程度を想定しています。
1.4月第4週(4/20~4/24)主なイベントと予定
4/20
日本 3月貿易収支
日本 3月コンビニエンスストア売上高
日本 ライフフーズ、東天紅 各決算
米 IBM 決算
中国 最優遇貸出金利(ローンプライムレート、1年・5年)
香港 3月失業率
NZ 第1四半期NZ消費者物価指数
4/21
日本 3月スーパーマーケット売上高
日本 2月工作機械受注
日本 クリレスHD、ネオス、KOA、ラピーヌ 各決算
米 3月中古住宅販売件数
米 テキサス・インスツルメンツ、ネットフリックス 各決算
豪 中銀議事録
英 3月失業率
独 4月ZEW景況感指数
EU 4月ユーロ圏ZEW景況感指数
4/22
日本 モバイルファク、ジャフコ、光世証、サイバーエージェ、キヤノン電、
魚喜、ベクトル 各決算
米 MBA住宅ローン申請指数(~4/17までの週)
米 2月FHFA住宅価格指数
ト トルコ中銀政策金利
英 3月消費者物価指数
EU 4月ユーロ圏消費者信頼感指数 速報値
4/23
日本 3月製造業・サービス業PMI
日本 OBC、エレマテック、オービック、ディスコ、オムロン、ネットワン
キヤノン、ナガセ、中外薬、蝶理 各決算
米 3月新築住宅販売件数
米 新規失業保険申請件数(~4/18日までの週)
米 アマゾン、インテル 各決算
韓国 第1四半期GDP
英 4月CIPS製造業PMI 速報値
独 5月GFK消費者信頼感
独 4月製造業PMI速報値
EU 4月ユーロ圏製造業PMI速報値
EU EU首脳テレビ会議
4/24
日本 3月消費者物価指数
日本 3月百貨店売上高
日本 3月東京地区百貨店売上高
日本 小野測器、カワチ薬品、MontaRO、アイチコーポ、シマノ、航空電子
アドバンテスト、ファナック、沖縄セル、富士通ゼネ 各決算
米 3月耐久財受注
米 格付け会社S&P、英国とイタリアの格付け発表
独 4月IFO景況感指数
独 ロシア中銀政策金利
2、NY市場、為替/債券 各結果(4/17)
NY時間の終盤に入ってドル円は107.60円付近での膠着した
展開が続いている。きょうのNY為替市場でドル円は下げ渋る展開が
見られている。
トランプ大統領がきのう、経済再開の指針を示したことや、ウイルス
治療薬の治験で好結果が出たとのニュースで市場には、リスク選好の
雰囲気が広がっている。
この雰囲気の中、為替市場はこれまでのリスク回避のドル買いの巻き
戻しが優勢となっており、ドル売り圧力がドル円を下押ししていた。
一時107.30円近辺まで下落する場面が見られたが、米株が伸び
悩んでいることや、原油相場が一時17ドル台半ばまで急落する中、
ドルの買い戻しも出ているようだ。
ドル円は108円台は重い一方で、107円台もしっかりとサポート
され、狭い範囲での値動きに終始している印象。トランプ大統領は
経済再開に向けて一歩踏み出したものの、再開プロセスは3段階に
分かれており、各プロセスの実施期間は最低で14日間となる。
早ければ夏前かもしれないが、現実的な経済の完全再開となると、
夏以降とも思われ、第3四半期のGDPも望み薄なのかもしれない。
そのような中、ドル円は方向感を見出せず、107円台が踊り場と
なっているようだ。
ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.08ドル台後半に一時上昇。
ただ、ユーロに関しては弱気な見方が多い。オプション市場では、
この1週間でユーロに最も弱気な取引が成立している。場合によっ
てはユーロドルはパリティ(1.00)まで下落するリスクも指摘
されているようだ。
ユーロ圏は新型ウイルス感染の対応で財政出動を余儀なくされており、
数千億ユーロの支援を打ち出している。これらによる債務負担の急増
を今後、克服できるか懸念も強いるようだ。
解決策の1つともされているユーロ共同債の構想も、北欧中心に反対
が根強く、債務を共同で負担するスキームがなかなか実現しない状況。
これをきっかけに再び債務危機が発生した場合、ユーロドルはパリティ
の可能性もあるという。
ポンドドルも買い戻しが優勢。1.24ドル台前半まで下落していたが、
NY時間に入って1.25ドル台を回復する場面も見られた。
ただ、ポンドに関しても弱気な見方は少なくない。英国が5月中旬迄に
都市封鎖緩和を開始できる可能性は高いのかもしれないが、今度はEU
との貿易交渉が待っており、市場はそちらに注目を集める可能性がある
という。
これまでのようにジョンソン首相は12月末に設定している移行期間の
延長を拒否し続ける可能性は高く、その場合、ポンドの上値は重くなる
と見られている。
https://fx.minkabu.jp/news/141454
米国債利回り)
2年債 0.204(-0.003)
10年債 0.648(+0.021)
30年債 1.268(+0.045)
期待インフレ率 1.019(-0.046)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。FRBの量的緩和(QE)が
続く中、この日発表の景気先行指数が予想ほどではなかったものの、過去
最悪の落ち込みだったことから、利回りは低下した。
しかし、午後になってFRBが発表した来週の米国債購入ペースが1日
150億ドルと、今週の300億ドルから減速した事で、利回りはプラス
に転じている。
3月13日にFRBは米国債購入を再開してるが、3月19日から4月1日
までに実施した750億ドルをピークに、購入額は縮小傾向が続いている。
米10年債は0.58%台まで一時低下したものの、0.65%まで戻す
場面も見られた。2年債は小幅に低下。
2-10年債の利回り格差は+44(前営業日+41)にフラット化が一服。
https://fx.minkabu.jp/news/141458
3.NY株式市場 結果(4/17)
NY株式17日
ダウ平均 24242.49(+704.81 +2.99%)
S&P500 2874.56( +75.01 +2.68%)
ナスダック 8650.14(+117.78 +1.38%)
CME日経平均 19685 (大証比:-15 -0.08%)
今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。トランプ大統領がきのう、経済
再開の指針を示したことや、ウイルス治療薬の治験で好結果が出たとの報道
で、きょうの市場はリスク選好の雰囲気が広がった。ダウ平均は、伸び悩も
場面が見られたものの、終盤にかけて買いが強まり、上げ幅は700ドルを
超えた。
トランプ大統領は経済再開に向けて一歩踏み出したものの、再開プロセスは
3段階に分かれており、各プロセスの実施期間は最低で14日間となる。
ギリアド・サイエンシズがシカゴで抗ウイルス治験薬「レムデシビル」の
投与を受けている新型ウイルスの患者グループに、発熱や呼吸器官の急
回復が見られていると報じられた。臨床試験を支援しているシカゴ大学の
マレイン教授によると、投与を受けた大半の患者が退院し、死亡したのは
2人だけだったと説明。シカゴ大学の治験には125人が登録、その大半は
重症患者。
ただ、上値での戻り売り圧力も強まっており、IT・ハイテク株中心に戻り
売りも見られた。特にアマゾンやネットフリックスといった、外出規制で
恩恵を受けるといった思惑から人気化し最高値を更新していた、いわゆる
在宅銘柄の下げが目立った。特にネットフリックスは、アナリストが投資
判断を「売り」に引き下げていたことも嫌気している様だ。直近の上昇は
行き過ぎとの判断のようで、目標株価も327ドルに引き下げてる。前日
終値から100ドル超下回った水準。
ダウ採用銘柄ではボーイングが大幅高となったほか、JPモルガン、エク
ソンモービル、シェブロンが買い戻された。
アメックス、レイセオン、ホームデポも上昇。一方ユナイテッド・ヘルスが
反落したほか、アップル、インテルが下落。
ボーイングは、来週から全ての商用機の生産を段階的に再開すると発表した
ことが買い手掛かり。ワシントン州シアトル近郊のピュージェット湾地区の
約2万7000人が「747」や「777」、「787ドリームライナー」
の最終組み立てラインに復帰する。「737MAX」の生産再開に向けた
作業も始動させるとしている。
アップルはアナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。4-6月期の
アイフォーン販売が30%以上落ち込み、台数ベースでも36%減となる見
通しを示している。
ナスダックも大幅高。後半に伸び悩み、前日付近まで戻す場面が見られた
ものの、終盤に買いが強まってる。アマゾン、ネットフリックス、アップル
の下げが指数を圧迫。エヌビディア、AMDも下落した。一方、マイクロ
ソフト、テスラ、フェイスブックが指数をサポート。
映画館などを手掛けるAMCエンターテインメントが急伸。新型ウイルス
感染の影響で映画館が閉館する中、同社の資金繰りへの不安が強まっていた
が、5億ドル規模の社債発行を計画していることを明らかにしたうえで、
夏の営業再開までの十分な資金を確保していることを投資家に強調していた。
バイオテクノロジーのモデルナが大幅高。同社の新型ウイルスワクチン開発
に米政府が最大4.83億ドルを拠出することで合意したとの発表が買い材料。
https://fx.minkabu.jp/news/141456
4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(4/17)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=18.27(-1.60 -8.05%)
米株高などで期近3本を除く限月はプラス引けしたものの、5月当限が21日
納会を控えて買い方の手じまいが先行して、安値を更新すると買い方投げが
投げを呼ぶ展開となり、一時17ドル台まで急落して期近ベースで2001年以来
の安値を付けたこと で、期近3本は軟調に引けた。また、米石油サービス
大手、シュルンベルジェがこの日、第1四半期決算が赤字に転落したことを
発表したことも期近に弱気インパクトとなった。
https://fx.minkabu.jp/news/141460
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1698.80(-32.90 -1.90%)
金6月限は大幅続落。時間外取引では、トランプ米大統領が経済活動再開の
指針を発表。
新型コロナウイルスの終息期待から売り優勢となり、一時1,700ドル割れまで
値を崩した。日中取引では、米株が続伸となり、金のリスクヘッジとしての
側面が薄れ、手じまい売りが先行ムードとなり、再度1,700ドル割れとなり、
この日の安値圏で引けた。
https://fx.minkabu.jp/news/141459
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