バンクーバー五輪の終盤戦、女子パシュートが0.02秒差で金を逃したが、堂々の
銀メダル獲得。小平、穂積、田畑のスタミナ3人娘のナイス滑りでした。
これで、日本勢は、金は0個だが、銀3個、銅2個の計5個と、前回のトリノの1個に
比べて健闘した方でしょう。それにしても、韓国勢の躍進は 眼を見張るものがあり、
選手強化法と精神力に差が現れた結果のようでした。
そんな中、ゴルフで快挙のニュース。米国女子ツアー第2戦 「HSBC女子」で、
宮里藍チャンが、2位に2打差の通算10アンダーで優勝。開幕戦からの2連勝は
44年ぶりで、米人以外で初めての事です。
さて、2月相場を振り返ると、バンクーバー五輪は盛り上りましたが、相場の方は、
今一で、2月月足が陰線となりました。
ギリシャ財政赤字問題によるユーロ安、米の雇用/住宅関連指標の翳りや中国、
ブラジル金融引き締め懸念等 外部環境の懸念に加え、トヨタリコール問題が、日経
平均の重しとなった様です。
週末のNY市場は、1月中古住宅販売件数が、大幅に下回ったものの、第4四半期
GDP改定値や2月シカゴ購買部協会景気指数は、予想を上回り、反発して引けた。
結局、日経平均は、1週間で約2.5円(0.02%)上昇の10126円の大引けでした。
3月相場の初日は、NY市場の結果から 底堅い展開のスタートになりそうです。
尚、3月第1週(3/1~3/5)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
3月入りし、ギリシャ問題に対し、救済の具体策の進展となれば、ユーロ安の是正が
あっていいのですが、予断を許さない状況です。為替相場が円高一服となり、90円
程度の戻しとなるか、欧米の経済指標発表から若干好転に期待したいところです。
米国で、雇用情勢の悪化が警戒されており、雇用統計の前哨戦3/3ADP雇用や
3/5の雇用統計が注目されます。
3月相場入りより、配当も意識し、需給妙味の大きい銘柄については、期末要因に
よる買い戻しも意識されやすいが、商いが膨らまないと欧州外資の先物主導による
仕掛けも念頭に入れておく必要もありそうです。
日経平均の3月第1週(3/1~3/5)のレンジは、10000円~10500円程度を
想定しています。
1.3月第1週(3/1~3/5)の主なイベントと予定
3/1
日本 2月自動車販売台数(自販協)
日本 積水ハウス、ザッパラス 各決算
米 1月PCEコアデフレータ
米 1月個人所得・消費支出
米 2月ISM製造業景況指数 (予想、58.0)
米 1月建設支出
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 講演
米 HSBC HD 決算
加 12月GDP
中 2月製造業PMI
豪 第4四半期経常収支
EU 2月ユーロ圏製造業PMI改定
EU 1月ユーロ圏失業率
英 2月製造業PMI
インド、韓国、タイは休場
世 国際原子力機関(IAEA)理事会(~3/5、ウィーン)
独 IT見本市「CeBIT」(ドイツ・ハノーバー)
3/2
日本 1月完全失業率、有効求人倍率、家計調査(総務省)
日本 2月マネタリーベース(日銀)
日本 伊藤園、泉州電業 各決算
米 2月自動車販売
米 上院運輸委員会、トヨタのリコール問題 公聴会を開催
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 講演
米 ガイトナー米財務長官、ドノバン米住宅都市開発長官 議会証言
米 オートゾーン、ステープルズ 各決算
加 カナダ中銀政策金利
豪 1月小売売上高
豪 中銀政策金利
ス 第4四半期スイスGDP
EU 2月ユーロ圏消費者物価指数
EU 1月ユーロ圏生産者物価指数
3/3
日本 1月毎月勤労統計
日本 トップカルチャ、アインファーマ 各決算
日本 IPO、アニコムHD(8715)(東証マ)
米 2月ADP雇用統計 (予想、-1万人)
米 2月ISM非製造業景況指数(予想、51.0)
米 ベージュブック(米地区連銀経済報告)
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
米 スタンダードチャータード、コストコ 各決算
豪 第4四半期GDP
英 2月サービスPMI
EU 2月ユーロ圏サービスPMI改定値
EU 1月ユーロ圏小売売上高
3/4
日本 10-12月期法人企業統計
日本 綜合HD、サガミチェ-ン、野田SC 各決算
米 新規失業保険申請件数(2/27の週)
米 1月製造業新規受注
米 1月中古住宅販売成約指数 (予想、+1.5%)
米 2月ICSCチェーンストア売上高
米 ブラード・セントルイス連銀総裁 講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁 講演
加 2月カナダIvey購買部協会指数
豪 1月貿易収支
英 中銀政策金利
EU 第4四半期ユーロ圏GDP改定値
EU ECB政策金利
EU トリシェECB総裁 記者会見
3/5
日本 2月携帯電話契約数
日本 バルス、土屋HD、くら、クックバッド 各決算
日本 IPO エスクリ(東証マ)
米 2月雇用統計 (予想、失業率9.8%、
非農業部門雇用者数、前月比-5.0万人)
中 中国全国人民代表大会(全人代)開幕
英 2月生産者物価指数
独 1月製造業受注
独ギ メルケル独首相とパパンドレウ・ギリシャ首相会談(ベルリン)
2.NY市場 為替/債券市場 結果(2/26)
22日の週は、リスク回避の動きが強まった。米経済指標は、消費マインドの
落ち込みや住宅関連の回復の鈍化など弱いものが相次いだ。
円買いの動きが強まり、ドル円は91円台から89円割れ、ユーロ円は124円台から
120円割れまで軟化した。
資源国通貨も反落、豪ドル円は82円台から78円台、カナダ円も88円台から83円台
まで下げた。
日本サイドからはリパトリとの観測もでていた。また、ポンド安の動きが目立った。
英国について、景気回復の遅れから金融緩和策の拡大観測が強まった。
ギリシャ問題引き続き懸念材料だったが、ユーロは円以外の各通貨に対してやや
巻き戻された。
26日のNY市場はドル円主導で円高に振れた。この日発表された1月の米中古
住宅販売件数は505万件と、市場予想550万件を大幅に下回る水準だった。住宅
販売不振でダウ平均は一時50ドル近く下落、ドル円は89円台前半から88円台後半
まで下げた。
クロス円はドル円連れ安なり、ユーロ円は121円台前半から120円台半ば、豪ドル
円は79円台半ばから78円台後半まで下げた。ただ、値ごろ感でダウ平均が持ち
直すと円高圧力は一服した。ユーロドル主導でドル安に振れたこともあり、ユーロ
円は一時121円台半ば、豪ドル円は一時79円台後半ま切り返した。一方、ドル円
はユーロドル主導のドル安に押され、88円台後半で揉み合いが続いた。
米国債利回り
2年債 0.804(-0.016)
10年債 3.612(-0.021)
30年債 4.557(-0.018)
26日NY債券市場は上昇、利回りは低下した。朝方発表された1月の米中古住宅
販売件数が市場予想を大幅に下回ったことで逃避買いが進んだ。2年債利回りは
一時0.79%、10年債利回りは一時3.58%台迄低下。この日発表された第4四半期の
米GDP・改定値は市場予想を上回る伸びを示したが、個人消費の伸びが予想を
下回ったため、国債相場の反応は乏しかった。
2-10年債の利回り格差は281ベーシスポイント(前日と同値)だった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=63930
3.NY株式市場結果(2/26)
NY株式26日
ダウ平均 10325.26(+4.23 +0.04%)
S&P500 1104.49(+1.55 +0.14%)
ナスダック 2238.26 (+4.04 +0.18%)
CME日経平均 10160 (大証比:+60 +0.59%)
26日NY株式市場は小反発。ダウ平均は4.23ドル高の10325.26ドルで終了した。
この日発表された米経済指標は強弱まちまちで、ダウ平均は前日終値を挟んで
振幅した。
朝方発表された1月米中古住宅販売件数は505万件と予想の550万件を大幅に
下回った。住宅販売の悪化でダウ平均は一時50ドル近く下げた。唯、事前に発表
された第4四半期の米GDP・改定値や2月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は
市場予想を上回るなど概ね好調。 発表直後の売りが一巡すると、値ごろ感で、
押し目買いが入り、ダウ平均はプラス圏に持ち直している。
ダウ採用銘柄では金融株や産業関連株が高い。JPモルガンは3.2%高とダウ採用
銘柄で上昇率トップ。ダイモンCEOが投資家向け会合で早期に配当を引き上たい
と述べたことが材料。
GEは0.8%高、ボーイングは0.4%高、キャタピラーは0.4%高。為替がドル安に振れた
ことで輸出競争力の向上が期待された。
一方、消費関連株は冴えない。クラフトは1.3%安、P&G 0.6%安、ディズニー 0.3%安。
この日発表された第4四半期の米GDP・改定値で個人消費が前期比年率1.7%と、
市場予想の同2.0%を下回ったことが嫌気された。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=63925
4.NY市場、原油先物4月限、金先物4月限(2/26)各結果
NY原油先物4月限(WTI)
1バレル=79.66(+1.49 +1.91%)
26日のNY原油先物は大幅反発。4月限は1.49ドルの79.66ドルで終えた。為替
市場でドル安が進んだため、4月限は一時80.05ドルまで上昇した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=63928
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1118.90(+10.40 +0.94%)
26日のNY金先物は続伸。4月限は10.4ドル高の1118.90ドルで終えた。ユーロ
ドルが一時1.36台後半迄上昇するなどドル安が進んだ事が金価格を押し上げた。
一時1119.50ドルの高値を付け、1120ドルに迫る動きとなった。原油先物が、大幅
反発したことも金先物の上昇要因となった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=63924
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