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10/17週は、米国市場で決算が本格化し一喜一憂する中、欧州債務問題を
めぐる期待と不安が交錯し、東京市場は振り回された週となりました。また、
米格付け会社から欧州各国の格下げが発表されて、市場の不安を広げました。
一方、週末のNY株式市場は、好調な企業決算とEFSF拡充などで、独仏が
前向きに協議を続行して、10/26にかけて実施されるEU首脳会議への
期待もあり、大幅高の週末となっています。
為替市場は、消去法的な円買いが入り、週末 ドル/円が一時、戦後最高値を
つける場面もありました。
結局、日経平均は、69円下落(↓0.79%)して8678円の大引けでした。
10月第4週(10/24~10/28)の主なイベントと予定は下記1の通りです。
明日からの週の注目は、10/26にかけてのEU首脳会談にあります。
欧州銀の資本増強支援やギリシャ債の民間関与、そして、EFSFの規模拡大に
ついて、前向きな決定が下されるか、ポイントです。
また、国内企業の半期決算が出始め、同時に通期見通しを、このところの円高で
どの程度修正してくるかにも、注目が集まります。
ただ、極端な円高進行がなければ、下値は限定的と思うが、上値追いも慎重に
なると診ています。
10月第4週(10/24~10/28)のレンジは、8550円~8900円程度を
想定しています。
1.10月第4週(10/24~10/28)主なイベントと予定
10/24
日本 KDDI、JSR 各決算
日本 スリー・ディー・マトリックス 新規上場
米 ダドリー・NY連銀総裁、講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁、講演
米 キャタピラー、アムジェン
豪 第3四半期生産者物価指数
NZ 第3四半期消費者物価指数
10/25
日本 花王、キヤノン、日立建機、日本電産、ファナック 各決算
米 8月S&Pケースシラー住宅価格
米 10月コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)
米 アマゾン・ドット・コム、3M、デュポン
テキサス・インスツルメンツ、オフィス・デポ
コノコ・フィリップス、ボーイング、フォード・モーター 各決算
米 国債入札 2年債(350億ドル)
加 中銀政策金利発表
中国 EU首脳会議
印 インド中銀政策金利発表
独 11月GFK消費者信頼感調査
独 ドイツ銀行 決算
EU ユンケル・ユーログループ議長、講演
10/26
日本 10月末 株式分割、配当、優待権利付最終日
日本 ポールトゥウイン・ビットクルーHD新規上場
日本 日本電気硝子、新日鉄、JFEHD 各決算
米 9月耐久財受注
米 9月新築住宅販売件数
米 国債入札 5年債(350億ドル)
豪 第3四半期消費者物価指数
NZ 中銀政策金利発表
NZ 9月貿易収支
香 エコ・エキスポ・アジア2011(~10/29、香港)
伊 ドラギ伊中銀総裁、トレモンティ伊財務相、講演
EU EU首脳会議(2回目)
10/27
日本 日銀金融政策決定会合
日本 日銀政策金利発表
日本 コマツ、任天堂、エルピーダ、シャープ、ソフトバンク 各決算
米 第3四半期GDP改定値
米 新規失業保険申請件数(~10/21迄の週)
米 9月中古住宅販売成約指数
米 国債入札 7年債(290億ドル)
米 エクソンモービル、P&G、ダウ・ケミカル
エレクトロニック・アーツ、ムーディーズ 各決算
ア アイルランド大統領選挙
ス スペイン サンタンデール銀行、サバデル銀行 各決算
10/28
日本 9月雇用統計(有効求人倍率、失業率)
日本 9月家計調査
日本 9月全国消費者物価指数
日本 東京エレクトロン、大和証券、JR東、ANA、中部電、ガイシ決算
日本 ルミネ有楽町店 開業
米 9月個人所得・支出
米 9月PCEコア・デフレータ
米 10月ミシガン大学消費者信頼感調査 確報値
米 メルク 決算
英 10月GFK消費者信頼感調査
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/21)
21日のNY市場はユーロや資源国通貨が買い戻された。欧州債務危機に
対する悲観的な見方が後退、株価や商品も大幅高となる中、リスク選好の
雰囲気が強まっている。
特に好材料が出た訳でもないが、今週末からの欧州イベントを巡って、
何らかの有効な打開策が打ち出されるのではとの期待感が高まっている。
投資家はこれまでのポジションを巻き返し、一旦ニュートラルに持って
行ったようだ。
ユーロドルは一時1.39台まで上昇。
直近高値は上抜けなかったが、リバンドの流れは維持する動き。ユーロ円や
豪ドル円も同様の展開となった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=126949
米国債利回り
2年債 0.267(+0.005)
10年債 2.212(+0.023)
30年債 3.260(+0.044)
期待インフレ率 2.020(+0.046)
*期待インフレ率は10年債で算出
21日のNY債券市場、長期ゾーン利回りは上昇。週末からの欧州の
イベントを巡って、欧州債務危機に対しての何らかの有効な打開策が打ち
出されるのではとの期待感が高まり、市場はリスク選好の雰囲気が強まった。
欧州債券市場でドイツ債も売りが優勢となる中、米国債の売りも優勢で、
利回りは上昇している。
10年債利回りは2.23%、30年債は3.27%まで一時上昇。
2-10年債の利回り格差は+194(前日+192)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=126947
3.NY株式市場 結果(10/21)
NY株式21日
ダウ平均 11808.79(+267.01 +2.31%)
S&P500 1238.25( +22.86 +1.88%)
ナスダック 2637.46( +38.84 +1.49%)
CME日経平均 8750 (大証比:+70 +0.80%)
出来高(億株)
NYSE 11.90
ナスダック 21.38
21日のNY株式市場、ダウ平均は大幅続伸。週末からの欧州のイベントを
巡って、欧州債務危機に対しての何らかの有効な打開策が打ち出されるのでは
との期待感が高まり、市場はリスク選好の雰囲気が強まっていた。
また、この日発表になった決算が好調だったこともフォローとなっている。
ダウ平均は寄り付き後、まもなくして200ドル超の上昇を見せ、引けにかけては
更に買い戻しが加速し、ほぼ高値引けとなった。
ダウ採用銘柄はGE、バンカメを除く28銘柄が上昇。トラベラーズやアメックス、
マクドナルドが上昇。マクドナルドは決算を好感している。一方、GEは決算
自体は予想範囲内の内容だったものの、金融部門の寄与が大きく、エネルギー
部門の利益率が低下していたことが嫌気された。
ハネウエルが5.8%の上昇。通期の業績見通しが好感されている。航空機部門や
自動車部門が堅調なようだ。
その他、フリーポート・マクモランやニューモント・マイニングなど鉱業株が
堅調な動き。商品市場で貴金属相場が反転していたことが好感されたようだ。
一方、航空キャリアが揃って下落している。一部アナリストがAMRの倒産の
可能性を示唆したことが嫌気されている。
ナスダックも大幅高。リスク選好の雰囲気からハイテク株も買戻しが入って
いた。サンディスクが9%の大幅高。7-9月期の決算が好調。見通しは予想範囲
内だったものの、スマートフォン関連の需要で強気な見方を示していた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=126946
4.NY市場、原油先物12月限、金先物12月限 各結果(10/21)
NY原油先物12月限(WTI)
1バレル=87.40(+1.33 +1.55%)
21日のNY原油先物相場は反発。週末からの欧州のイベントを巡って、欧州
債務危機に対しての何らかの有効な打開策が打ち出されるとの期待感が高まり、
原油は買い戻しが膨らんだ。
きょうから第1限月となった12月限は一時89ドル近くまで上昇。その後、伸び
悩んだものの、しっかりとした展開が続いた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=126939
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1636.10(+23.20 +1.44%)
21日のNY金先物相場は5日ぶりに反発。週末からの欧州のイベントを巡って、
欧州債務危機に対しての何らかの有効な打開策が打ち出されるとの期待感が
高まり、金も買い戻しが膨らんだ。他の貴金属も反発しており、金も買戻しが
膨らんでいる。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=126940
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