「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

安倍新内閣から「巳年銘柄」を探る!?

2012-12-30 20:31:47 | 役立つ投資情報

          
後1日余りで、2012年も過ぎようとしています。

今年も1年間、当ブログを訪問してくれたブロガー/読者に感謝します。

ここ2、3年 フラストレーションのたまる相場展開が多い中、11/M
衆院解散/総選挙、安倍コメント効果や新政権誕生で、希望の火が
灯った年末を、迎えることができましたネ!

返り咲き首相となった安倍首相。戦後では吉田茂首相以来、2人目です
が、経済再生/TPP、税と社会保障一体改革、原発稼動問題/エネルギー
政策、中・韓・露との領土問題 等 タフな問題ばかりで、どこまで実行し、
結果を残せるか、日本の将来の分水嶺に立っています。

今年最後の書き込みとして、物色、テーマで見る「安倍新内閣」と題して
日本証券新聞(12/12/28号)から記事をアップします。

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思えば、2006年の第1次安倍内閣発足の後も、翌9/27の日経平均は
△390円の急伸を演じ、そこからさらに翌年7月高値まで△14.5%と
なった経緯がある。

その後は、当時の安倍内閣に辞任ドミノが生じ、支持率急落とともに相場も
失速していくわけだが、今回の第2次安倍内閣の布陣に対して、市場の声は
総じて好意的のようだ。

第一生命経済研究所の藤代宏一副主任エコノミストは 「顔ぶれに特段の
サプライズはなかったが、注目は、やはり麻生財務大臣だろう。決められる
政治への転換と共に、公共投資拡大へ市場の期待感も強まっている。」
との事。

各社のレポートも、「マーケットの観点からは、財務・金融相に麻生氏が
就任したことは、心強く感じられる。」(大和證券)といった評価が多い。

「麻生氏は、積極財政論者として知られており、実際、麻生氏が編成した
2009年度第1次予算は、過去最大規模」(SMBC日興証券)だった。

財務相と金融担当相の兼務に関しては、「金融行政をゆがめる。」といった
批判もないではないが、金融業強化を公約に掲げて発足した内閣だけに、
まずは、お手並み拝見、といったところか。

ちなみに、麻生氏がらみでは、主要閣僚としての入閣が取りざたされてから
12/21までの2週間足らずで、麻生フォークリフト(1730・JQ)が4倍高
したことも、話題(111円→487円)。「担当者が不在。年内業務は、本日
午前中で終了」(会社側)ため、話は聞けなかったが、麻生家の家業とも
言える企業とされ、連想買いが及んだ様子だ。もっとも、アニメ好きで知られる
麻生氏の首相就任当時、折に触れて換われたブロッコリー、まんだらけ など
一連の関連株に、特に動意は見られず、人気の上滑り感は乏しい。

太平洋セメント(5233)が4年半ぶりに高値に急伸するなど公共投資関連の
一角がストレートに好感されている様子が伺われる。(前身の小野田セメントは
安倍首相の地元、山口県本社だったが・・・。)

さて、勿論、新内閣の「見所」は麻生財務相だけではない。

「実務レベルの重厚な顔ぶれを要所要所に記している。これから肉付け作業
の進む『成長戦略』の推進には、利害関係者との調整が不可欠。 その辺が
民主党には不足し、自民党に期待されている部分だが、例えば、甘利経済
財政相などは、打ってつけの存在だろう。(ちばぎんアセット奥村 調査部長)

もちろん、閣内には、根本復興相、山本沖縄・北方相、下村文科相をはじめ
”お友達”とされる閣僚も少なくないが、「むしろ論議がスムーズに進む利点も
ある。大型予算編成を控えた1月中旬くらいまで、市場の期待感が続くのでは
ないか。(前出 奥村氏)と肯定的な見方だ。

甘利氏については、マクロ経済政策での司令塔である経済財政政策担当相に
加え、ミクロ面の司令塔である新設の経済再生担当相を兼務したことで、
重要性が増した。

「商工族」とされる同氏は、もともと消費者金融のグレーゾーン金利廃止に
反対していた。今後、貸金業法改正につながれば、ノンバンクへの追い風。
そうして見れば、直近7営業日で株価倍増を果たしたオリコ(8585)などの
人気ぶりと符丁が合う。

また、甘利氏は、原発再稼動論者として知られるが、26日には茂木経済
産業相も、民主党の決めた「2030年原発ゼロ」目標に、「再検討が必要」と
述べており、原発推進方向に、かじが切られつつある。

公共投資を直接所管する国土交通相は、公明党の太田前代表。 同党は
「減災・防災ニューディール構想」を提唱しており、自民党の「国土強靭化」と
相性がいい。

補正予算編成でも焦点の高速道路補修や各種構造物の耐震補強の推進で
連携をとり易い。

いずれにせよ、財政出動が当面最大のポイントとなる。まずは1/11発表
予定の「緊急経済対策」の内容が注目されてきそうだ。
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ちなみに、今年の日経平均採用銘柄で上昇率トップは、富士重(7270)で
約130%上昇。逆に下落率トップは、シャープ(6753)約51%下落。

巳年にどんな銘柄が動意づくのか、新聞・雑誌に買い銘柄名が載るようでは
買い出動するのに、遅いような気がします。

国策に乗ったテーマ性のある業種選択が、妙味あるかもしれません。
とにかく、期待を現実化する経済再生する年になれば、と思います。

それでは、また来年!! 良い年を!!


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辰巳相場、格言が活きるかは、実体経済への反映!?

2012-12-29 23:51:02 | 相場展望

          
安倍政権の経済政策への期待感や円安の追い風を受け、年初来高値を更新
して終了した2012年(巳年)。

来年はどんな相場になるか。強気予想する民間エコノミストも出現してます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121229-00000079-san-bus_all

民間エコノミストによれば、株の高値は1万3千円、円ドル相場の底値は
1ドル=100円と強気の予測もあります。

「年明けの株式相場を牽引するのは、日銀の金融政策の強化と、新体制への
期待感」。富士通総研米山主任研究員はこう指摘しています。
する。

市場では、日銀が1/21、22の金融政策決定会合で2%の物価目標導入に
踏み切るとの観測が支配的。4月白川総裁の任期切れを受け、物価目標政策に
積極的な人材を軸に後任選びが本格化し、デフレ克服の期待が高まります。

しかし、世界経済は楽観できません。米国「財政の崖」問題や欧州債務問題の
懸念が再燃、「株価の上値を抑える」(SMBC日興証券の牧野エコノミスト)
可能性もあるほか、日中関係悪化が長引くリスクも残ります。海外リスクは、
輸出企業の株価に影響を与えかねません。

次の焦点は、夏の参院選を乗り切った安倍政権が、本格的な経済政策に乗り
出す時です。株価の上下幅が大きくなるとの見方が強く、市場は輸出の回復を
頼みにしています。第一生命経済研の嶌島エコノミストは「米経済が本格回復し、
円安ドル高が加速する」と期待を込めています。

一方、安倍政権が国債増発に動くとの思惑から長期金利が上昇(国債価格は
下落)するリスクもあり、足元では、やや高めに推移しています。今後、急騰する
との見方は少ないが、警戒も必要です。

相場の格言では、今年の干支の辰と来年の巳は、「辰巳天井」と言われ、上昇
することが多いとされています。

過去の巳年を診ると、1929年の巳年は、NY証券取引所で株価が暴落し、
世界恐慌の引き金を引きました。1953年は、ソ連首相、スターリンの重体が
伝わり、朝鮮戦争による特需が終わるとの観測から株価が急落。

一方、バブル景気が頂点を迎え12月に3万8915円の史上最高値をつけた
89年も巳年でした。

何れにせよ、相場の転換点と位置づけ、注力する必要がありそうです。

それでは。

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辰年の大納会、「掉尾の一振」!?

2012-12-28 23:58:47 | マ-ケット

          
大納会の今日、東京市場で日経平均は4日続伸し、連日の年初来高値
更新と
年末高を意味する「掉尾(とうび)の一振」となりました。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20121228-00000090-reut-bus_all

安倍新政権に対する強い期待感が継続。ドルが86円台まで進むなど円安が
加速する中、業績回復期待から輸出株中心に買いが先行しました。海外勢に
よる買い直しなども続き、大納会で久しぶりの出来高増と1兆円超え売買。

2012年の日経平均は、年間で22.9%上昇。3年ぶりのプラスとなり
東日本大震災前の水準を回復しました。

ドル/円が一時86.64円まで続伸し、2010年8月以来の高値を付け
好感し、自動車など輸出株を中心に買いが継続。市場では「安倍新政権は
決勝ラウンドともいえる7月の参院選を前に、矢継ぎ早に政策を打ち出すと
見られています。

11/Mの解散、その後の総選挙と、11/M前後で、株式市場の景色が
一変し、輸出・輸入のバランスはあるものの、国益にプラスです。

新政権のターゲットとするデフレ脱却や円高是正、物価目標の設定などは、
外資が好む投資テーマ。「持たざるリスク」を意識した外資が、さらに動けば
と期待も膨らみます。

これに、実態が伴うような施策が打たれると、上る巳年になることも・・・。

と言うことで、日経平均は、72円高の10395円の大引けでした。
(出来高 概算28.9億株の大商いでした。)

連日の年初来の高値更新となり、年末 後味の良い大納会となりました。
政府・日銀の連携強化による強力な緩和期待によって円売りが続くなど、
安倍政権の本気度を材料視した、外資が日本市場に続々参入している
ようです。

注目のNY市場、「財政の崖」の協議が年内に進捗あるか、ポイントです。

ブロガー/読者の皆さん、良い年末・年始の準備を!!


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日銀法の改正案は、明るい見通し!巳年へ!?

2012-12-27 23:57:04 | 政治に物申す

           
今日、みんなの党は、日銀法改正案を国会に提出しました。同法案は、金融
政策の目的(通貨および金融調節の理念)に「雇用の安定を図りつつ」という
文言を入れる他、政府が物価目標を定め、その目標に向け日銀が果たす
べき
機能・責務を定める協定を政府と日銀で締結するとしています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121227-00000102-reut-bus_all

目標が達成できない場合、日銀総裁や副総裁を解任することが可能となるが、
衆参両院の同意が必要です。

また当分の間、国債、社債、外債その他の資産買い入れを行う基金を設けると
しています。

渡辺喜美代表は、会見で「デフレ脱却のための大胆な金融緩和には首相官邸と
日銀が目標を共有することが大事。例えば、2年以内に2%以上の物価上昇率を
目指すといった目標が達成できないなら、(日銀が)きちんと責任を取ることが
大事であり、法改正は避けて通れない」と発言しています。

この法案は正論で、中央銀行の独立性を維持しつつ、日銀のアカウンタビリティ
結果責任を明確にすれば、フットワークの軽い金融政策の遂行となりましょう。
是非、早期実現に向けての見通しとなれば、明るい巳年になります。

さて、日経平均は、続伸し92円高の10322円の大引けとなりました。
(出来高 概算34.6億株の商い活況です。)

NY市場の小幅安も何のその。円高是正/デフレ脱却、経済再生の新政権への
期待が、為替の円高是正に進み、年初来高値更新となりました。
昨年の3.11東日本大震災以前水準へ復帰となりました。

注目のNY市場、もみ合いのスタート。終了時反発となるか、ポイント。

明日の大納会の見通しも、巳年に向け、明かりが灯りそうです。


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甘利経再相、円高/デフレからの脱却宣言!?

2012-12-26 23:59:29 | 政治に物申す

           
今晩、安倍内閣で経済再生担当相に任命された甘利氏は、首相官邸で
記者団に対し、新政権下で大規模な補正予算を編成してデフレや円高
から脱却する方針を掲げました。同時に成長戦略の工程表を策定する
考えも示しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121226-00000044-reut-bus_all

甘利経再相は、記者団に対し「まず目先の障害物を取り除く。これは
デフレ円高からの脱却。補正を大規模に、効果的なものにして、この
障害物を取り除いていきたい」と表明。

さらに、「成長戦略を具体的なロードマップにして、政府がきちっと
コミットする。民間がそこに投資をしていいと自信を持てる、その
目標を見定めることができるような環境整備をしていく」と述べた。

甘利氏は安倍政権が「予算を使い、規制改革を行い、環境整備をして
いく」方針だと説明。「そこに向かって、民間経済主体があらん限りの
力を投じて道を開いていく。そういう道筋をしっかり示すことが大事だ」
との考えを示しました。

補正予算については「緊急経済対策を年明け早々にもまとめ、それを
裏打ちする予算を作らねばと思っている。予算以外の規制緩和等々も
合わせてやっていければと思っている」としました。

これから半年で、麻生財務・金融相や茂木経産相と協力して「3本の矢」
どこまで、景気を上向かせられるか、勝負です。

さて、日経平均は上昇し、150円高の10230円の大引けとなりました。
(出来高 概算27.9億株の商いでした。)

NY市場が休場の中、為替が85円台と、円高是正が進んで、東京市場の
追い風になった格好です。

明日、一服で、大納会に年初来高値更新となれば、巳年相場に期待が
出てきます。

注目のNY市場、小幅反発のスタート。「財政の崖」年内の道筋が付くか
ポイントです。

明日の日経平均、もみ合いを想定しています。


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安倍「危機突破」内閣に、米倉会長も理解!?

2012-12-25 23:41:09 | マ-ケット

           
今日、経団連の米倉会長は、会見で26日に発足見込みの安倍晋三内閣に
ついて「経済を立て直すためスピードを上げて経済対策を実行してほしい」
と注文しました。

経済運営の司令塔として経済財政諮問会議が復活することには「いい事だ。
全面的に支援する」と、評価。閣僚人事にも「実力ある内閣ができるのでは
ないか」と期待感を示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121225-00000555-san-bus_all

11/Eに、安倍氏の金融緩和論を無鉄砲と批判したことには「悪意があった
わけじゃない」と弁明し「財政規律も堅持するとおっしゃっているので、何も
心配することはない」と語りました。安倍氏が景気後退期に消費増税は難しい
としていることにも「理解できる。そういう事がないよう経済運営を積極的に
やって、成長を実現していただきたい」と強調しました。

これで、経済界とも連携強化です。

自民党の圧勝後、一部マスコミなどで、「アベノミクス」を揶揄する論調も
見られますが、政権発足前から、アナウンスメント効果大。お金を使わず、
経済下支えを行っており、クリスマスケーキも例年の5号サイズ→7号サイズ
の購買層が増加したとの報道は、その表れではないでしょうか。

安倍二次内閣の正式発表は、明日ですが、一部リークの情報に寄れば
来年の参院選を睨み、女性会長2人を起用するサプライズがある様です。
まずは、景気回復への道筋が急務ですが、期待感もてます。

さて、日経平均は、140円高の10080円の大引けとなりました。
(出来高 概算22.3億株の商いでした。)

週明け、NY市場の短期取引は、「財政の崖」問題により軟調になる中、東京
市場は、安倍アナウンス効果により、円高是正が、日経平均を10000円台
大台に乗せた格好です。

日経平均の反発により、先週末に大台1万円台を割り込んだ後、すぐ5日移動
平均線(約10029円)上に浮上です。

注目のNY市場は休場で、明日の日経平均、12月権利落ちを吸収できるか、
ポイントです。


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米年末商戦、タブレット型が盛り上がり!?

2012-12-24 23:37:49 | ニュ-スからひと言

            
クリスマス・イブ。ここ数年来ない寒い1日でした。東京市場は、休場。

今晩のNY市場、短縮取引ですが、どうなるか。
 
そんな中、クリスマスギフトの目玉にタブレット端末??

アップルやグーグル等 競争が激しいうえ、大手玩具店が独自の端末を
販売するなど品揃えも充実させる中、も子供向け端末は、クリスマスの
贈り物としても目玉商品の一つになっていると伝えています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121223-00000586-yom-bus_all

NYの中心街・タイムズスクエアにある米大手玩具店「トイザラス」。
同店は、2日からクリスマス・イブまで24時間営業を始め、夜遅くまで
多くの客でにぎわっているようです。

「タビオ」は、約150ドル(約1万2600円)で、ゲームや学習用など
50のアプリ(ソフト)があらかじめ入った多機能端末です。米国では、
すでに10種類を超える子供向け端末があるが、いずれも学習用アプリが
揃い、親が、閲覧できる情報や利用時間を制限できる機能がついてるのが
特徴です。

情報誌「トイ・インサイダー」が公表の2012年「クリスマスの贈り物の
ベスト20」には、子供向け端末2機種が選ばれました。

同誌によると、「今は話すより先に(画面で指を滑らせる)スワイプを覚える
子供もいる。商品の種類もそろい、需要は急拡大する」と予想しています。

財政の崖」問題が払拭できれば、底堅いクリスマス商戦など、小売売り上げ
も好調な様で、スタートは、小幅安でも 反発に期待しましょうか。

明日の日経平均は、反発しての終了を想定しています。


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12月最終週 相場展望と予定

2012-12-23 22:42:53 | 相場展望

             
12/17~の週は、欧州債務不安懸念が和らぐ中、NY市場や国内材料が
相場の変動要因となりました。

米では、「財政の崖」問題の不安後退や再燃となる中、NY市場は、週間を
通して軟調な様相でした。週末には、ベイナー米下院議長が減税関連法案の
採決を取りやめると発表し、マインド悪化下落しています。

一方、日本では、衆院選で自民・公明党が圧勝し、市場に追加金融緩和の
期待が台頭。円売りの流れが続き、ドル円は84円台後半と年初来高値をつけ
株式相場を牽引しました。

20日の日銀決定会合で、10兆円規模の基金増額が発表、次回会合で物価
目標2%を検討と安倍総裁と白川総裁のアコードを印象づけた格好です。

日経平均は、週央に年初来高値を更新するかの動きとなったものの、米の
「財政の崖」問題で、週末にNY市場の下落を先取りするような下落でした。

ただ、日経平均は、1週間で202円上昇(↑2.08%)の9940円と週間
ベースで水準を切り上げています。

明日から、クリスマス週となり、26日には、安倍政権の組閣も発表されます。
次いで、来年1/15に緊急経済対策を閣議決定し、12年度の補正予算案を
提出予定となっています。明日は、休場なので、NY市場の反発に期待。

クリスマス週は、海外機関投資家が休みに入り、資金流入が減少する傾向でも
為替の円高是正が継続すれば、次期政権に対する期待から底堅い展開に。

12/26には、実質新年相場入りとなり、そろそろ来年の投資方針、投資
対象を準備しておきたい局面です。

週末の大納会に向け、 「掉尾の一振」となるか注目されます。
日経平均、12月最終週のレンジは、9850円~10250円程度を想定
しています。

1.12月最終週(12/24~12/28)主なイベントと予定
 12/24
  日本  休場(天皇誕生日の振り替え休日)
  米  NY市場、株/債券市場が短縮取引
  米  11月耐久財受注
  米  12月消費者信頼感指数 
  香港  短縮取引
  独  休場
    仏    短縮取引
  英   短縮取引
    世  クリスマスイブ
 12/25
  日本  12月末割当/分割/優待 権利付最終日
  日本  Jフロント、ウェザーニュース、ライトオン 等 決算  
  日本  早稲田アカデミー、東証2部→1部へ
  日本  気象庁、3カ月予報(1~3月)
  米   上院が財政協議
  米   NY市場 休場
  香港  休場
  欧州  休場
  英  ボクシングデー 休場
    世  クリスマス
 12/26
  日本  特別国会召集、安倍自民党総裁が首相指名
   日本  日銀議事録(11/19、20日分)
  日本  日本化薬、ユニー、さが美、ナガイレーベン 等 決算
   日本  10月S&Pケース・シラー住宅価格指数
 12/27
  日本  しまむら、高島屋、宝印刷、ミタチ産業 各決算
  米  新規失業保険申請件数(~12/22までの週)
  米  11月新築住宅販売件数
  米  12月カンファレンスボード消費者信頼感指数
  米  下院審議再開予定
 12/28
  日本  東京証券取引所、大納会
  日本  11月有効求人倍率
  日本  11月完全失業率
  日本  11月全国消費者物価指数
  日本  11月鉱工業生産
  日本  DCM、ヒマラヤ、ポイント、タカキュー等 決算
  米  11月中古住宅販売成約指数
  仏  第3四半期GDP確報

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/21)

 21日のNY市場はリスク回避の動きが強まっている。ユーロドルはNY時間
 後半に入って下げ止まりを見せたものの、戻りも鈍かった。

 米下院での共和党の減税延長案の採決が同じ共和党内の抵抗もあり見送ら
 れた事が、財政の崖への懸念を再度強めている。オバマ大統領は法案が、
 承認されたとしても、拒否権を発動する構えを強めていたことから、もともと
 成立の可能性は皆無に等しかった。ただ、ベイナー下院議長(共和党)の案
 でさえ共和党内が一枚岩になれないことに、問題解決の難しさを露呈した
 格好となってしまった。

 米株が大幅に下落する中、ユーロドルは1.3160近辺まで一時下落。
 ただ、サポートとして意識される1.3150水準までは試す動きがまだ見られて
 いない。

 イタリア下院が2013年の予算案を承認し、前日の上院での承認とあわせて
 予算案は成立。伊大統領府はモンティ首相が辞任したと発表。これを受けて
 ナポリターノ大統領は明日の土曜日に党首を集め対応を協議するとしている。

 イタリアの政局は来年2月24日とも言われている総選挙に突入して行くものと
 思われるが、まずは出馬を固辞しているモンティ首相が出馬を表明するかが
 注目といったところ。

 ドル円は利益確定売りに押され、一時83円台に下落したものの、84円台を
 維持し底堅さは保っている。選挙や日銀決定会合といった重要イベントを
 通過して、やや材料出尽くし感も出ているが、83円台での買い意欲も依然と
 して旺盛なようだ。ただ、テクニカル的にはRSIに下向きの動きが出始めて
 いるにもかかかわらず、値は維持されているダイバージェンスが示現して
 おり、短期的な調整の可能性も指摘されている。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=170290

 米国債利回り
   2年債          0.266(-0.004)
   10年債        1.768(-0.029)
   30年債        2.935(-0.045)
   期待インフレ率   2.486(-0.002)
                  *期待インフレ率は10年債で算出

 21日のNY債券市場、利回りは低下。下院での共和党の減税延長案の採決が
 同じ共和党内の抵抗もあり見送られたことが、財政の崖への懸念を再度強めて
 いる。この日発表になったPCEコアデフレータは前年比1.5%と、先のFOMCで
 目標として示された2.5%からまだ余裕があることもサポートした。

 10年債は一時1.73%、30年債は2.91%台まで低下。
 2-10年債の利回り格差は150(前日+152)。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=170294
3.NY株式市場 結果(12/21)

 NY株式21日
   ダウ平均       13190.84(-120.88 -0.91%)
   S&P500        1430.15(  -13.54 -0.94%)
   ナスダック        3021.01(  -29.38 -0.96%)
   CME日経平均  10115    (大証比:+155 +1.55%)

 21日のNY株式市場、ダウ平均は急反落。下院での共和党の減税延長案の
 採決が同じ共和党内の抵抗もあり見送られたことが、財政の崖への懸念を
  再度強めている。オバマ大統領は法案が承認されたとしても、拒否権を発動
  する構えを強めていたことから、もともと成立の可能性は皆無に等しかった。

 ただ、ベイナー下院議長(共和党)の案でさえ共和党内が一枚岩になれない事に
 問題解決の難しさを露呈した格好となってしまった。

 来週からクリスマス休暇ということもあり、市場参加者も少なめな中、ほぼ
 全面安の展開。ダウ平均は一時189ドル安まで下落した。

 ダウ採用銘柄は全銘柄が下落。このところ上昇を牽引していた金融株が売りに
 押され、バンカメが反落。マイクロソフトやHPも軟調。

 ナイキが逆行高。前日引け後の決算が予想を上回ったことが材料視。
 米国での販売が好調だった。

 健康食品販売のハーバーライフの売りが止まらない。この3日間で35%超急落
 している。著名投資家でアクティビスト(物言う株主)としても知られるアッカマン氏
  率いるファンドがショートポジションを取ったことを言及したことから、売りが売りを
  呼ぶ展開となっているが、他のファンドも追随しているとの観測も出ている。ただ、
  アナリストの見解は買いが多いようだ。

 ナスダックも下落。アップルをはじめ、主力ハイテク株は揃って下落。

 その中でもRIMが急落。来年1月30日から発売される「ブラックベリー10」
 への期待感が高まり、このところ株価も上昇が続いていたが、利益率の高い
 サービス部門の新料金体系が、事業の足かせとなる可能性が指摘され嫌気され
 ている模様。        http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=170293

4.NY市場、原油先物2月限/金先物2月限 各結果(12/21)

 NY原油先物2月限(WTI)
   1バレル=88.66(-1.47 -1.63%)

 21日のNY原油先物相場は6日ぶりに反落。下院(訂正)での共和党の減税
 延長案の採決が同じ共和党内の抵抗もあり見送られたことが、財政の崖への
 懸念を再度強めている。

 2月限は利益確定売りが強まり、一時87ドル台まで下落する場面も見られた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=170287

 NY金先物2月限(COMEX)
   1オンス=1660.10(+14.20 +0.86%)

 21日のNY金先物相場は4日ぶりに反発。下院(訂正)での共和党の減税
 延長案の採決が同じ共和党内の抵抗もあり見送られたことで、きょうはリスク
 回避の雰囲気が市場全体に広がり、安全資産の金は買い戻しが入っている。

 ブラジルやロシアなどの中銀が金の保有高を増やしたとするIMFの報告も
 サポート。           http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=170288


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「もう一度行きたい」7年連続1位って!?

2012-12-22 23:59:49 | ニュ-スからひと言

           
3連休初日。今宵はニュースから雑感を取り上げます。 

宿泊予約サイトなどを運営する「リクルートライフスタイル」の調査研究
機関 「じゃらんリサーチセンター」が実施したアンケートで、「もう一度
行ってみたい温泉地」に神奈川県の箱根温泉が7年連続で1位に選ば
れました。と報じています。
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_snk20121222557

アンケートは、9月にインターネットで実施。全国331の温泉地を選択肢と
して設定し、8721人が回答した。1位の箱根温泉は1623票を獲得。

続いて、湯布院温泉(大分県)の1393票、草津温泉(群馬県)の1232票が
多かった。神奈川県内の温泉では、ほかに湯河原温泉が40位に入った。

箱根温泉は性別でも男女とも1位、年代別でも20~60代の全てで1位。
「交通の便が良い」「街の雰囲気が好き」「自然に囲まれている」などの点が
特に評価されたという。

横浜ザルは、箱根もいいけど、トップにあげません。「湯布院」が印象に残って
います。温泉も良かったが、食も最高。また、自然だけでなく美術館や自動車
博物館などもあり、飽きません。

 近くに金鱗湖という湖があり、大きな池と言った感じですが、温泉池といわれて
おり、早朝 もやがかかると、風情があります。アンケートに参加していたら選んだ
ことでしょう。

本の温泉地は、北は北海道から南は九州まで、いい温泉がごろごろあり、海外
から観光誘致すれば、経済の下支えにもなります。
そんなアピールが改めて必要に思います。

それでは、また。

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幸せな国ランク、日本59位って、何か変!?

2012-12-21 23:59:41 | ニュ-スからひと言

            
世論調査会社のギャラップが12/19に発表した「幸せな国ランキング」で、
日本は72%で59位でした。
(同調査は、2011年に、世界148カ国・地域の15歳以上、1000人ずつを
対象に実施。人生の評価と日常経験について5項目で調査が行われた。)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000068-rps-bus_all

サンプル量が1000人と少なく、男女比/年代/職業など明確でないため、
日本の59位に???です。唯2011年は、東日本大震災があった年なので
こんな結果になったのかもしれません。

因みに、ランクを見ると、

 1位:パナマ/パラグアイ(85%の人が「幸せ」だと答えた)
 3位:エルサルバドル/ヴェネズエラ(同84%)
 5位:トリニダード・ドバコ/タイ(83%)
 7位:フィリピン(82%)

東南アジアでは、マレーシアが11位(80%)。ベトナム116位(59%)
最下位は、シンガポール(46%)

ランクインの国を見ると、何か偏りが感じられ、違和感があります。
この種の統計は、話半分で眺めた方がよさそうです。

さて、日経平均は、続落し99円安の9940円の大引けでした。
(出来高 概算36.1億株の大商いが継続です。)

寄り付きこそ、NY市場の上昇を受けて上昇して始まったものの、為替の円高
シフトや米の「財政の崖」問題が浮上した中、3連休前の東京市場は、先物
主導で売られる結果になりました。

日経平均の下落で、大台1万円を割り込み、ローソク足は陰線となってますが
水準は、週明け月曜日を上回っており、過熱感を冷ます短期調整とも見えます。

注目のNY市場、経済指標は改善傾向の中、「財政の崖」問題が重石で、下落
スタート。

東京市場は、24日休場ですので、NY市場が24日に上昇してくれればOK。

ブロガー/読者の皆さん、良いクリスマスへ!!


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