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6/21~の週は、トピックスは沢山あったが、全般にはリスク回避的な動きが
中心でした。
週初は、人民元弾力化の報道でリスク選好の反応から始まったが、ポジティブな
反応は、1日だけでした。米住宅関連の指標が弱かったことや、FOMC声明で
景気回復のトーンダウンが重しとなりました。
また、米GDP確報値は下方修正され、株式市場は売りが優勢、米長期債利回りは
低下しました。
週末のカナダでサミットが始まり、G8やG20で色々話が持たれた。
中国は先週末、人民元の弾力化方針を発表も、期待された程人民元切り上げは
進んでいない。財政再建と経済成長の両立で、欧米歩み寄り中、米金融規制改革
法案の規制緩和は、暴れるマネーの復活を暗示しそうです。
結局、日経平均は1週間で、257円(↓2.6%)下落の9737円の大引けでした。
6/28週の主なイベントと予定は、下記1の通り。
注目の指標は、7/1のISM製造業指数や7/2の6月雇用統計。
6月最終週から7月初旬にかけては、為替動向を見ながらもドレッシング買いなど、
底堅い展開に期待したい。
欧州信用不安については、G20首脳会議通過で、欧米で財政再建と経済成長を
両立させる方向で歩みより、過度なリスク回避は軽減される可能性があります。
また、米国で金融規制改革法案で、厳格な規制回避、短期的に過度の不安を打ち
消す期待もありそうです。
6/28~7/2週の日経平均のレンジは、9600円~10000円程度を想定
しています。
1.6月最終週(6/28~7/2)の主なイベントと予定
6/28
米 5月個人所得・支出
米 5月PCEコアデフレータ
米 ウォ-シュFRB理事 講演
独 6月消費者物価速報
世 国際決済銀行(BIS)定例会合
米 マイクロン・テクノロジー 決算
6/29
日本 5月完全失業率、有効求人倍率(総務省)
日本 5月鉱工業生産(経産省)(予想、前月比0.0%、前年比+20.3%)
日本 5月自動車生産(日本自動車工業会)
米 4月S&Pケース・シラー住宅価格
米 6月コンファレンスボード消費者信頼感指数
6/30
日本 5月住宅着工戸数(国交省)
米 6月ADP雇用統計
米 6月シカゴ購買部協会景気指数 (予想、59.0)
米 国債償還 2年債 330億ドル
米 エバンス・シカゴ連銀総裁 TV出演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
加 4月カナダ月次GDP
独 ドイツ大統領決定
英 6月ネーションワイド住宅価格
英 第1四半期GDP確報値
EU 6月ユーロ圏消費者物価速報
米 モンサント 決算
7/1
日本 日銀短観(6月調査)(予想、大企業製造業 DIが-3、
大企業非製造業DIが-7)
日本 6月自動車販売(日本自動車販売協会連合会)
米 新規失業保険申請件数(6/26週)
米 6月ISM製造業景況指数 (予想、59.0)
米 5月建設支出
米 5月中古住宅販売成約件数
中国 6月PMI製造業
豪 5月小売売上高
ス スペイン債 入札 (2015年償還)
7/2
日本 6月マネタリーベース(日銀)
米 6月雇用統計 (予想は、非農業部門雇用者数が-11万人、
失業率が9.8%)
米 6月自動車販売
2.NY市場、為替/債券 各結果(6/25)
ドル円は91円台から89円台へと下落、ユーロ円は113円台から110円割れへと
軟化した。
欧州のソブリンリスクが再び高まる動きもみられた。一方、ポンドは堅調。
英緊急予算案が発表されると格下げリスクの後退からポンドが買われた。
ポンドドルは1.50台乗せとなる場面があった。スイスフランは対ユーロで
最高値を更新している。
ユーロドルは前週までの買い戻しの流れが後退した。また、豪首相の交代劇も
あったが、豪ドル相場への影響は限定的だった。
週末にかけての相場はG20を控えて神経質さを増した。
米国債利回り
2年債 0.680(+0.00)
10年債 3.135(-0.03)
30年債 4.100(-0.02)
3.NY株式市場結果(6/25)
NY株式25日
ダウ平均 10143.81( -8.99 -0.09%)
S&P500 1076.76 ( +3.07 +0.29%)
ナスダック 2223.48 ( +6.06 +0.27%)
CME日経平均 9790 (大証比:+50 +0.51%)
週末25日のNY株式相場は、手掛かり材料に乏しい中、一進一退の展開と
なった後、小安くなった。
優良株で構成するダウ平均は、前日終値比8.99ドル安の1万0143.81ドルの
終了。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同6.06ポイント高の2223.48で終了。
下落銘柄で目立ったのは、半導体最大手インテルやマイクロソフトで、各
1.4%安、1.9%安で引けた。これに対し、金融株は総じて大幅上伸し、中でも
シティグループは約4.2%高で終了した。
この日は、金融株が軒並み大きく上昇。米議会の上下両院協議会は同日早朝、
金融危機の再発防止を目指した金融規制改革法案の一本化作業を完了したが
「規制内容が予想されたほど厳しい内容にならなかった」(大手証券)事から、
買い安心感が広がった。
しかし、今週に入り発表された住宅関連指標など経済統計が軒並み悪化していた
ことから、終日にわたって上値は重く、結果的にプラス圏を維持できなかった。
米商務省が朝方発表した2010年第1・四半期(1~3月期)の実質GDP確定値が
若干下方修正されたことも圧迫材料になったもよう。
4.NY原油先物8月限、金先物8月限 各結果(6/25)
NY原油先物8月限(WTI)
1バレル=78.86(+2.35 +3.07%)
ニューヨーク原油先物8月限は前日比2.35ドル(3.07%)高の78.86ドルと
大幅上昇した。取引レンジは79.19ドルから75.90ドルで、高値は 3.4%の
上昇だった。
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=1256.20(+10.30 +0.8%)
ニューヨーク金先物相場8月限は、前日比10.30ドル高の1256.20ドルと上昇。
取引レンジは1259.5ドルから 1241.6ドル。
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