「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

円高懸念の過剰反応に、為替介入急げ!?

2010-08-31 23:31:28 | マ-ケット

           
池田財務副大臣は、都内で開催された「デフレ脱却国民会議」のシンポジウムに
出席し、最近の円高は、日本経済に大変なマイナスであり、対処が必要と強調
しました。

為替が急激に変動した場合に 「断固たる措置をとらなければいけない」 とし、
「断固たる措置」について「与えられた権能であり、選択肢として排除しない」と
介入の可能性を示唆しました。

また、為替介入を実施した場合には、「日銀は非不胎化をしっかりやってもらわな
ければならない
」 と述べ、介入した資金を、日銀は吸収すべきでないとの考えを
示しました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000264-reu-bus_all

「非不胎化」と聞き慣れない言葉ですが、円を使ってドル買い介入した際、その
円を市中にジャブジャブに放置して、日銀は回収しないことを指します。供給を
過剰にすれば、円の価値は、過大評価の歯止めになるかもしれません。

今週末までに、一度 為替介入すれば、投機すじの牽制にもなります。早く実施
してほしいところ
です。

さて、日経平均は、大幅反落し325円安の8824円の大引けでした。
(出来高 概算15.9億株の商いでした。)

NY市場の下落の影響があったとしても、円高懸念からの過剰反応の下げ過ぎで
先物主導の売り仕掛けが入り、年初来安値になった格好
です。
月末ドレッシング買いはなく、ドレッシング売りで、ひどいことに・・・。

政府/日銀の追加経済対策や追加金融緩和も想定内の小出しで、マーケットに
なめられた格好です。民主党も代表選に目が向いており、国益無視や国民不在の
無策になっており、情けない限り。

日経平均は、ボリンジャーバンドの-1σをあっさり割り込み、再び-2σとの
レンジで、バンドは拡大傾向にあるため、円高を阻止しないと、下値不安が払拭
できない状況です。

注目のNY市場、8月シカゴ購買部協会景気指数は、56.7(予想、57.0)と、
ほぼ予想通りの内容で、8月消費者信頼感指数は、53.5(予想、50.7)と
予想外の上方修正
となりました。

下落から始まったNY市場、戻りを試す展開となっています。

明日の日経平均、近日中の為替介入を匂わせ、円高一服となれば、取り合えず
反発しても良い水準です。 

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日銀、想定内の追加緩和、さらなる姿勢を示せ!?

2010-08-30 23:18:35 | マ-ケット

          
今日、日銀は臨時会合で追加緩和を決定しました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100830-00000059-reu-bus_all

新型オペ(年0.1%の固定金利で金融機関に資金提供)に、貸出期間6ヶ月の
資金10兆円を追加、資金供給を20兆円→30兆円に増やすもの
です。

ただ、市場の想定内の対応で、1週間前なら もっと効果があったと思いますが、
今回の追加緩和は、さらなる追加緩和が必至になりそうです。

今日の日経平均は、続伸しましたが、想定内の追加緩和で、後場は伸び悩み
状態
となりました。

白川総裁は、きょうの会見で 「リスク要因が標準シナリオを幾分、下方修正する
可能性も否定できない」 と警戒感を示しており、エコカー補助金の反動や米国
経済への不安、円高の影響などで下期の景気に不安があることを示しています。 

また、米国は、国債買い入れ増額で長期金利の低下に軸足を移しており、短期
金利低下で対応する日銀の政策では、円高の抑制に限界があるとすれば、次の
一手 日銀が国債の買い入れ額をどのタイミングで発動するか
でしょうか。

一方、政府は、経済対策閣僚委員会を開き、追加経済対策の基本方針を決定
しました。
 1)新卒者(卒業3年以内)の雇用促進
 2)家電・住宅エコポイント制度の期間延長
 3)規制緩和                    などが柱のようです。

また、政府の新成長戦略実現に向け、首相を議長とする「新成長戦略実現推進
会議(仮称)」を設置することも盛り込み、財源は約9200億円の予備費を活用
します。9/10に対策を閣議決定する予定です。

さて、日経平均は3日続伸し、158円高の9149円の大引けでした。 
(出来高 概算15.4億株の商いでした。)

週末のNY市場の大幅高や日銀の追加緩和期待で、前場は 300円近く上昇する
場面もありましたが、午後 日銀の想定内の追加緩和が伝わると、円安の一服と
共に、材料の出尽くし売りに押された格好でした。

日経平均は続伸しましたが、8月SQ値(約9188円)を超えられず、追加緩和策
の期待感が先行した前場の上昇により、ローソク足の形状は長い上ヒゲ示現です。
それでも、日銀と政府が具体的に動き出し、ひとまず、相場の底割れ懸念を回避
する動き
となっています。

注目のNY市場、7月PCEデフレータは、1.5%(予想、1.5%)と予想通りの
内容でした。7月個人支出は、0.4%(予想、0.3%)で、個人所得は、0.2%
(予想、0.3%)の着地
でした。

序盤は、利益確定の売りからのスタートですが、どこまで戻せるかポイント。

明日の日経平均、為替次第ですが、月末ドレッシング買いあるかな・・・。

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8月最終週~9月第1週 相場展望と予定

2010-08-29 22:17:37 | 相場展望

         
8/23~週、週明けに 政府/日銀の電話会談が行われましたが、具体的な
アクションが示されず、マーケットから失望感を誘いました。

週央にかけ、ドル/円は、瞬間的に83円台を付ける場面もあり、15年ぶり
円高水準ということで、
マーケットを始め財界、投資家の風当りも強くなり、週末に
かけて、政府/日銀もようやく重い腰を上げる格好になりました。

日本経済の「今ここにある危機」に直面しても、政府/日銀フットワークの重さが
目立ちます。民主党政権は、円高/デフレ退治が急務の中、代表選をやっている
場合じゃなく、政争より国益を考えてほしいもの
です。

一方、NY市場は、経済指標の弱い結果から先行き景気後退懸念もあり、ダウは
一時 1万ドル割れするものの、週末のGDP改定値が予想を上回り、急反発。
ダウは164ドル高の10150ドルで取引を終了しました。

週末のバーナンキFRB議長の講演で、景気を下支えするため、金融緩和に踏み
切る用意があると表明したことが好感されました。

結局、日経平均は、1週間で188円(↓約2%)下落の8991円の大引けでした。

8月最終週~9月第1週の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

政府/日銀も対応に追われ、月末までに追加経済対策と追加金融緩和を打ち出す
方針で、取り合えず重い腰を上げ、市場にメッセージを出す予定です。

9/3の米雇用統計を控え、戻りも期待されるところで、政府/日銀の協調施策で
円買いの動きが一服し、85円 → 86円・・・と円安に戻ればおもしろいところ。

8月最終週~9月第1週の日経平均レンジは、8900円~9450円程度を想定
しています。

1.8月最終週 ~9月第1週 主なイベントと予定
 8/30
  日本  政府/日銀 協調施策発表?(~8/31)
   日本  日銀 臨時政策決定会合(追加緩和) 
  米  7月PCEデフレータ
  米  7月個人所得および個人消費
  NZ   7月貿易収支
  英  英国休場(バンクホリデー)
 8/31
  日本  7月鉱工業生産(経産省)(予想、前月比-0.1%、前年比+14.3%)
  日本  7月自動車生産(日本自動車工業会)
  日本  7月住宅着工戸数(国交省)
  日本  米軍普天間基地 代替施設位置・工法の決定期限
  日本  JAL再生計画案   
  米   8月シカゴ購買部協会景気指数 (予想、57.6)
  米   8月消費者信頼感指数
  米   FOMC議事録(8/10日分)
  米   国債償還 2年債(346.7億ドル)
  加   第2四半期カナダGDP
  独  8月ドイツ雇用統計
  EU   7月ユーロ圏失業率
  EU   8月ユーロ圏消費者物価指数 速報値
  印  4~6月期GDP
 9/1
  日本  8月自動車販売(日本自動車販売協会連合会)
  日本  民主党代表選挙 告示(投票 9/14)
  米   8月ADP雇用者数
  米   8月ISM製造業景況指数 (予想、53.0)
  豪   第2四半期GDP
  英   8月製造業PMI
 9/2
  日本  8月マネタリーベース(日銀)
  米   7月中古住宅販売成約指数 (予想、前月比-1.5%)
  米   8月ICSCチェーンストア売上高
  豪   7月貿易収支
  ス   第2四半期スイスGDP
  EU    第2四半期ユーロ圏GDP改定値
  EU    欧州中銀(ECB)政策金利発表
  EU    トリシェECB総裁 定例会見
 9/3
  日本  4~6月期法人企業統計(財務省)
  米  8月雇用統計 (予想、非農業部門雇用者数が -10.6万人、
                            失業率が 9.6%)
  米  8月ISM非製造業景況指数

  米  ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
  ブ  ブラジル4~6月GDP

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/27)

 週末、バーナンキFRB議長が景気見通しが悪化すれば、追加刺激策の用意が
 あると表明している。議長は景気回復ペースがやや減速、経済見通しは不確
 かと、景気に対して慎重な姿勢を示していた。
 ただ、実際に追加緩和に踏み切るとは明言していない。

 講演直後は株安、円高に振れたが、市場では想定範囲内の内容とも受け止め
 られ、リスク回避の流れは持続しなかった。今月10日のFOMCでは景気判断の
 引き下げと償還債券の再投資が決定され、市場はネガティブな反応を示した
 が、今回の講演は市場を混乱させることなく、逆に安心感を与える形となった。

 27日のNY市場は円安が進んだ。きょうはバーナンキFRB議長の講演が話題
 となった。議長はカンザスシティ連銀主催の会合で景気を下支えするため、
 追加緩和の用意があることを表明した。

 講演が伝わると、景気の先行き不透明感で株安・円高に振れたが、金融緩和
 期待で米国株が上げに転じると、円安方向に反転した。

 この日発表された第2四半期の米GDP・改定値が予想ほど落ち込まなかった事も
 リスク投資に対する安心感を与えた。株価上昇に伴い、ドル円は84円台前半
 から85円台半ば、ユーロ円は107円台前半から108円台後半、ポンド円は130円台
 半ばから132円台半ばまで上昇した。

 なお、28日付の日経新聞・電子版は、日銀が週明けにも臨時会合を開き、追加
 緩和を決めることで最終調整に入ったと報じている。

 米国債利回り

     2年債       0.556(+0.039)
     10年債     2.638(+0.162)
     30年債     3.685(+0.174)

 27日のNY債券市場は下落、利回りは上昇した。金融緩和期待で米国株が
 急反発したことが嫌気された。早朝発表された第2四半期のGDP・改定値が市場
 予想ほど下方修正されなかったことも相場を圧迫した。

 バーナンキFRB議長が講演で、景気見通しの不透明感に言及すると若干買い戻さ
 れたが、株価の上昇に伴って売りが膨らみ、長期ゾーンを中心に利回りは上昇。

 2年債利回りは0.56%付近、10年債利回りは2.66%付近まで上昇した。
 2年債利回りは3週間ぶり、10年債利回りは1週間ぶりの高水準だった。
 2-10年債の利回り格差は208ベーシスポイント(前日:196)に拡大した。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=82468
3.NY株式市場 結果(8/27)

 NY株式
    ダウ平均    10150.65(+164.84 +1.65%)
    S&P500     1064.59 ( +17.37 +1.66%)
    ナスダック     2153.63 ( +34.94 +1.65%)

    CME日経平均  9080  (大証比:+110 +1.22%)

 27日のNY株式市場は急反発。ダウ平均は164.84ドル高の10150.65ドルで
 取引を終えた。この日実施された講演で、バーナンキFRB議長が景気を下支え
 するため、金融緩和に踏み切る用意があると表明したことが好感された。

 講演内容が伝わると、弱気な経済見通しを背景に売りが先行したが、最近の
 下げで値ごろ感が出ていたこともあり、買い戻されている。
 第2四半期のGDP・改定値が予想ほど落ち込まなかったことも相場を下支え。

 ダウ採用銘はほぼ全面高。産業関連株や資源株が高い。デュポンは3.8%高、
 アルコアは3.1%高、キャタピラーは3.0%高だった。一方、消費関連株の一角は
 冴えない。ジョンソン&ジョンソンは0.3%安、ウォルマートはほぼ変わらず。

 HPは0.5%安。同社はライバルのデルに対抗してデータ管理会社3PARの買収
 価格を1株30ドルに引き上げたが、市場の反応は今ひとつだった。

 ハイテク株中心のナスダックは急反発。アップルは0.5%高、インテルは1.0%高、
 グーグルは1.7%高だった。インテルはきょう、7-9月期の業績見通しを下方
 修正している。業績見通しの引き下げで株価が急落、サーキットブレーカー
 制度が発動され、売買が一時停止となる場面もあった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=82469

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/27)

 NY原油先物10月限(WTI)
   1バレル=75.17(+1.81 +2.47%)

 27日のNY原油先物は3日続伸。10月限は1.81ドル高の75.17ドルで取引を
 終えた。この日は米国株を睨んでの取引だった。バーナンキFRB議長が講演で、
 景気の先行き不透明感を示すと米国株が売られ、原油も連れ安となった。

 ただ、その後は金融緩和期待で米国株が急反発したため、原油は買い戻しが
 優勢となった。議長は必要に応じて景気刺激策を行う可能性を示唆している。
 終値では約1週間ぶりの高値水準だった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=82464
 NY金先物12月限(COMEX)
   1オンス=1237.90(+0.20 +0.02%)

 27日のNY金先物はほぼ変わらず。12月限は0.20ドル高の1237.90ドルで
 取引を終えた。この日は前日終値を挟んで振幅した。ユーロドルが1.27台を
 割り込むと軟化したが、ドル高の流れが落ち着くと買い戻されている。

 週末で売買を手控える投資家も多く、1日の値幅は約10ドルと小さかった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=82460

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2010年8月末、相場の分岐点!?

2010-08-28 22:02:31 | マ-ケット

       
連日 残暑が厳しく、この夏模様はいつまで続くのでしょうか。それでも、夕方以降
暑さが和らいでるのでヤレヤレです・・・。

8月も ラストサタディを迎え、下記BGMをバッグに雑感を記します。

 「夏が過ぎ 風あざみ。 誰のあこがれに さまよう。
  青空に残された 私の心は 夏模様~・・・。          」  と言う
歌詞で思い出すのは

井上 陽水 作詞・作曲の「少年時代」です。
 映画:「少年時代」


さて、週末にかけて、反転のきざしが見え始めた株式市場ですが、昨年の
日経平均の高値は、8/26でした。政権交代の期待感から上昇しましたが、
あれから1年が経過しました。

1年前の8月下旬と今では、天候は熱気に満ちていても、相場環境は寒気の
中と言った印象です。

8/31の日経平均が、仮に7/Eの「9537.30円」を下回って引ければ2ヶ月
ぶり下落であり、8/2の「9570.31円」下回れば、やはり月足陰線という事で、
週末の終値8991円から 8/30、31で600円の上昇は厳しいので、「2ヶ月ぶり
下落」と「月足陰線」は、ほぼ確定した
感があります。

大和証券の木野内氏によれば、 「仮に前月末比マイナスとなれば、サイコロ(直近
12ヶ月の騰落)が 『3勝9敗』 に転落します。これは、戦後60余年でも 最低タイ
記録。過去の例をたどると、1950年、65年、92年、2003年、08年、09年と
歴史的な危機の局面でしか記録していない。」
と話しています。

ちなみに、木野内氏が基準に用いた 「前月末比ベース」 と若干異なりますが、
「月足陰陽線」ベースで見ても、今月陰線なら、3勝の転落となってしまいます。
このペースで 「日経平均月間サイコロ」の過去(戦後)の低迷記録は、03年に
「2勝」まで低下した経緯があるとは言え、いずれも経済や相場にとって、歴史的な
出来事の生じた年ばかりに記録されています。

日経平均月間サイコロで見る限り、そうした時期と比肩しうる状況を迎えていると
いう事は、 「相場が陰の極みに接近した1つの表れ」 と判断する事もできそうで、
最低タイ記録となった方がアク抜けムードにつながるようにも思えます。

日米ともに、経済対策効果の剥落に伴う2番底懸念など指摘されていますが、

「実感はそれほど悪くない。例えば、景気動向に敏感なはずの鉄スクラップ価格が
続伸しており、東京製鉄は今月2度の値上げを実施しました。電力需要の急増や
百貨店販売の顕著な復調は、猛暑効果に伴うラニーニャ現象が生じていることを
踏まえれば、年後半も 厳冬による季節効果が想定されます。

米国において、ここにきてM&A(企業の合併・買収)が活発化してきたが、買い手
企業にとって、設備投資と同等の効果があるM&Aの増加は、『設備投資拡大の
先行指標』と位置づけられる。」(木野内 氏)と分析しています。
                                (参考:日本証券新聞10/8/23号)

週末のNY市場、GDP改定値が予想を上回る着地となり、ダウは164ドル高の
1万ドル台を回復
しました。

週明け、日銀の追加金融緩和策の発動で、期間や金額を増やす新型オペ拡充策
など、9/6、7の定例会合前で臨時会合など開かれるとの報道もあり、昨年11月
下旬からの展開を彷彿とする様な、上昇相場に向ったとしても不思議はないところ。

8月は、2営業日を残すだけですが、月末にかけて巻き返しを期待したい所で
歴史的なサイコロ低水準は、先行きの反転を示唆するものであればと思います。

本来、低パフォーマンスの9月相場が、月足陽線になる様、政府の追加経済対策や
日銀の英断を示す好タイミングになるかもしれません。

では、また。

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為替介入の可能性、菅首相のコミットメント!?

2010-08-27 18:48:28 | ニュ-スからひと言

        
菅首相、為替介入の可能性を示唆した様で、国益を損なう円高対応に急務です。

そんな中、経産省は、最近の急速な円高を受けて、輸出関連企業を中心に実施した
緊急調査の結果を公表しました。ドル安/円高により、大企業を中心に回答企業の
6割強が減益と回答。
円高が半年継続すると収益はさらに悪化、国内産業の空洞化
加速のほか、取引先の海外移転など間接的な影響も懸念されるところです。
                              (調査期間は8月11日─24日。)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100827-00000738-reu-bus_all
 
この調査によれば、円高により、既に企業収益は圧迫されており、ドル安/円高の
影響調査をみると、回答した大企業57社のうち「深刻な減益」は、14%(前回5月
調査0%)、「多少の減益」は 51%(前回16%)、「ほとんど影響なし」は 28%
(前回75%)、「多少の増益」は7%(前回9%)となり、 前回と比べると厳しい
見方が目立っています。

尚、経産省は、今回調査時1ドル85円、前回5月調査時は90円でした。

1ドル85円が半年継続した場合の影響については、57社のうち「深刻な減益」が
30%、「多少の減益」が42%で、7割が減益と回答するなどさらなる収益悪化が
見込まれてます。円高が継続した際の影響については「海外での生産比率を拡大」
「取引先の業績悪化」が上位に入りました。

また、対ユーロでの円高についても、回答した52社のうち「深刻な減益」は19%
(前回4%)「多少の減益」は37%(前回31%)となり、円高の影響は広がりを
みせています。ユーロについては、今回調査時110円、前回調査時125円でした。

もう、待ったなしの円高・デフレ対策が急務、金融面から為替介入や金融緩和拡大、
財政面からも緊急経済対策実施が必要
です。

日銀/政府も口先だけでなく、実行が求められます。

さて、日経平均は続伸し、84円高の8991円の大引けでした。 
(出来高 概算16.9億株の商いでした。)

NY市場が下げ、為替もやや円高基調の見られた午前中の反落スタートは、想定
通りとしても、昼休みに、菅首相が円高対策について会見を行うとの報道を受け、
後場に、先週金曜の「首相/日銀の会談」前の期待感の再来で、「政策催促相場」
となり、流れが一変した感じです。

日経平均は続伸し、自律反発とは言え、一時的に9000円台を回復する場面も
あり、5日移動平均線(約8971円)を上回っての大引けでした。
来週以降の底打ち反転に、望みを残した格好です。

週末のNY市場、GDP改正値が悪くなると予想されており、バーナンキFRB議長の
コメントも気になるところです。

アク抜けとなるか、注目です。

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を!  

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民主党、党代表戦より現場が重要!円高・デフレ対応急げ!?

2010-08-26 23:18:28 | 政治に物申す

        
円高/株安の流れに、経済の先行き不透明感が漂う中、小沢元幹事長の民主党
代表選出馬が伝わりました。

円高対応や経済活性化が急務の中、民主党の権力争いは、国民不在の違和感を
覚えます。このままでは企業難民も生まれかねません。 

ところで、民主党の玄葉政調会長は、政府に対し、追加経済対策について提案を
行ないました。その中で玄葉政調会長は、
「足元の最大の課題は円高・デフレ」と
位置づけ、「日銀には、迅速かつ一歩踏み込んだ対応を要請したい。」と発言。
財務省と日銀の連携強化による適切な対応を求めました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000554-reu-bus_all

また、対策の財源は、第一段階として9000億円程度の予備費を活用すべきとし
「そのうえで経済状況を注視し、必要があれば、補正予算編成を検討すべき。」と
しました。対策の中身に関しては、家電エコポイントや住宅エコポイントの拡充など
環境対策のほか、地域経済、雇用対策などを盛り込んでいます。

こうした緊急かつ良識ある施策、現場重視の玄葉政調会長ならでは。手遅れになる
前に、早く実施してほしい。また、企業の海外移転を回避すべき法人税減税なども
効果ありそうです。

さて、日経平均は、5日ぶりに反発し61円高の8906円の大引けでした。
(出来高 概算14.1億株の商いでした。)

NY市場、ダウ1万ドルをキープし、為替の円高が一服。ひとまず自律反発した
格好です。

日経平均は、小反発でボリンジャーバンド-2σを上回る水準となり、5月の
安値や7月の安値-2σを割り込んだ際の長い陽線を彷彿とさせる展開になれば

と思いますが、為替の動き次第と言ったところ。

注目のNY市場、新規失業保険申請件数(8/21迄の週)は、47.3万件(予想、
49万件)と予想より改善
されております。

序盤のNY市場、明日のGDP改定値ほか、経済指標目白押しの中、ひとまず
続伸しています。

週末の日経平均、続伸となるか注目です。

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経済3団体の真の要望は、短期と中長期の対応!?

2010-08-25 23:55:22 | 政治に物申す

        
政府/日銀の対応の遅さ(無策とも思える)は、今さら言うまでもありません。
そんな中、菅首相は、首相官邸で日本経団連の米倉会長ら経済3団体のトップと
会談をしました。
         http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000033-maip-bus_all

経済界側は、急激な円高や株安に懸念を表明するとともに、政府が6月に閣議
決定した新成長戦略の前倒し実施などを求めました。米倉会長らによると、

首相は「予算措置が必要なもの以外は、できるだけ早くやるようにしたい」と応じる
一方、企業の内部留保を国内の設備投資や研究開発投資に充てることで経済
成長を支えることを求めました。

菅首相のコメントも、もっともですが、まず、為替を安定化させることが重要で、
政府/日銀で仕事を遂行していない中、経済界に要望することは本末転倒です。

経済界の本音は、「失敗を恐れず打てる手はどんどん打つこと。」にあります。
菅さん、国民の声をしっかり受け止めて、明日にも英断することが重要です。

さて、日経平均は、大幅続落の149円安の8845円の大引けでした。
(出来高 概算17.8億株の商いでした。)

政府/日銀の無策とも思える対応に、マーケットが今日もサインを出したが、
思い腰が動かないことをいいことに、先物主導で売り仕掛け、現物も損切り
が出た格好です。

NY市場が、想定通りの調整を見せ、東京市場も日経平均が安値を更新する中
売り方安心のヘッジ目的の売りを仕掛ける良いタイミングになった様です。

先ほど始まったNY市場、昨日の中古住宅販売の悪化で、ある程度織り込んで
いる感があり、M&Aが相次いでいることが材料となり、ダウが1万ドルを
固めてくればと思います。

注目の7月耐久財受注は、前月比+0.3%(予想、前月比+3.0%)で、
7月新築住宅件数は、27.6万戸(予想、約33.0万戸)と想定通りの悪化
でした。

NY市場、1万ドルキープできれば、日経平均、リバウンドして良い水準です。

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野田財務相、「何もしない」緊急会見で、火に油注ぐ円高へ!?

2010-08-24 23:31:34 | 政治に物申す

       
円高が加速してきました。夕方の84円台から83円台に突入しました。

今夕 84円台に円高進行している中、野田財務相は、日経平均が9000円を
割り込んだことを受けて緊急会見
しました。

円高・株安について 「足元の為替の動きは明らかに一方向に偏っている。重大な
関心を持ち、極めて注意深く見守る」 と話し、市場を牽制したつもりの様です。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000120-reu-bus_all

このコメント、1ヶ月前や2ヶ月前と同様で「注意深く見守る。」では 「何もしません。」
と言っているようなもので、市場になめられてます。

晩にかけての83円台は、こうした「何もしない。」態度、行動を見越した市場からの
メッセージです。もちろん金融政策は、日銀マターですが、「政府としてこれ以上の
円高は容認できない。為替介入もありうる。」位の度量を示せない野田財務相は、
仕事していませんね。
国益を損ねる緊急事態に、お金を使わないで、経済効果を
生むコメントを、何故発信できないのでしょう?

政府/日銀は、歴史に汚点残す金融/財政の無策を刻むつもりでしょうか。

さて、日経平均は3日続落し、121円安の8995円の大引けでした。
(出来高 概算15.1億株の商いでした。)

NY市場の下落より、明らかに為替の円高の流れを見越した売りに押された格好
です。午後、アジア市場の切り返り当りで「為替介入」をにおわす緊急会見やって
いれば、9050円割れは、回避できたかもしれません。

市場を牽制する「注視発言」も、政策出動の期待に乏しく、経済環境の先行きを
懸念した保有銘柄の見切り売りを誘った格好です。

注目のNY市場、先ほど発表された7月中古住宅販売件数は、383万件(予想
465万件)となり、予想以上に悪化した結果
となりました。

大幅下落となっていますが、値頃感からの買戻しでどこまで戻せるか?

明日の日経平均、日銀による緊急施策の発信なければ、83円台の円高で
大幅続落しそうです。(PBRから見れば、底値圏なので打診買いも?) 

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宮里 藍、米ツアー5勝!セーフウエイで市場を Safe Wayへ!?

2010-08-23 23:12:41 | ニュ-スからひと言

        
「藍、米ツアー今季5勝」と、かつて岡本綾子の持っていた米ツアー4勝の記録を
塗り替えると共に、世界ランク、賞金ランク1位
となりました。

オレゴン州のパンプキンリッジCCで開催された米国女子ツアー第17戦、「セーフ
ウェイクラシック」、首位を譲らず通算11アンダーで快挙達成で、日経平均が安値
更新と冴えない中、明るいニュースとなりました。

セーフウェイクラシック」にあやかり、明日の株式市場は「Safe Way」!?

ところで、菅首相と白川日銀総裁による会談は、電話会談で、景気・円高について、
意見交換だけでした。政府/日銀は、危機意識が欠如しており困ったものです。

「これ以上の円高は容認できない。為替介入もありうる。」 程度のコメントを 早急に
マーケットに発信すべきです。

さて、日経平均は、続落し 62円安の9116円の大引けでした。
(出来高 概算12.8億株の薄商いでした。)

週末 NY市場の弱含みを受け、週明けの株式市場は、為替の円高に対し、政府/
日銀の会談による協調介入に期待しましたが、電話会談で、しかも意見交換に
留まったことを受け、様子見の薄商いの中、買い手控えられた格好です。

日経平均は、昨年11月安値レベルをボトムとした底堅さはあるものの、後場に
下げ渋る展開となっており、円高是正に向けた対応が急務です。

週明けのNY市場、主な経済指標の発表は無く、値頃感から買戻しで上昇スタート。

終了まで底堅く推移すれば、明日の日経平均は、反発しても良い水準ですが、
やはり、為替次第でしょう。 
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8月第4週 相場展望と予定

2010-08-22 23:01:19 | 相場展望

        
8/16週は、外部環境の悪化(米国景気の先行き不透明感、中国経済の減速)が
あり、米国の新規失業保険申請件数や8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の
結果を受け、週末にかけてNY市場も、ダウが1ヶ月ぶりの安値水準である10213
ドルで終了しました。

日本市場は、週末前は、日銀による臨時政策決定会合の開催思惑で、追加金融
緩和期待からジリ高基調も、週末には米経済指標悪化による下落や日銀の開催
会合が見送られると、期待外れの先物主導の売りに押されました。

為替は、一時84円台に突入も、週明けの政府/日銀会合の思惑から、何とか
85円台はキープした格好です。
結局、日経平均は1週間で、74円(↓0.8%)下落の9179円の大引けでした。

8月第4週(8/23~8/27)の主なイベントと予定は下記1.の通り。

明日以降、8月第4週は、週明け23日に、菅首相/白川日銀総裁による会談が
行われる可能性もあり、注目です。

為替の85円台割れは、手をこまねいてる状況でなく、対応が望まれます。

菅首相は週末に、円高や景気減速に対応するため規制緩和や税制改正の検討を
各閣僚に指示したようで、週明け口先介入も必要
です。

為替が85円台を大きく割らなければ、9100円から下値は限定的と思いたい。

日経平均、8月第4週(8/23~8/27)のレンジは9100円~9550円程度を
想定
しています。

1.8月第4週(8/23~8/27)主なイベントと予定
 8/23
  日本  7月全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会)
  日本  菅首相と白川日銀総裁の会談?(8/23~8/27)
  米   入札 30年物インフレ連動債(70億ドル)
  米   ホーニグ・カンザスシティ連銀総裁 証言
  独  8月ドイツ製造業・非製造業PMI 速報値
  EU   8月ユーロ圏製造業・非製造業PMI 速報値
 8/24
  日本  20年国債入札
  米   7月中古住宅販売件数 (予想、463万件)
  米   入札 2年債(370億ドル)
  米   エバンス・シカゴ連銀総裁 講演
  米   ムラリー・カナダ中銀副総裁 講演
  加   6月カナダ小売売上高
  独   第2四半期ドイツGDP確報値
  南ア   4-6月期GDP
 8/25
  日本  7月貿易統計(財務省)
  米   7月耐久財受注   (予想、前月比+3.0%)
  米   7月新築住宅件数  (予想、約33.0万戸)
  米   6月FHFA住宅価格指数
  米   入札 5年債(360億ドル)
  独   8月ドイツIfo景況感指数
 8/26
  日本  2年国債入札
  米  新規失業保険申請件数
  米  入札 7年債(290億ドル)
 8/27
  日本  7月家計調査(総務省)
  日本  7月消費者物価指数(総務省)
  日本  7月失業率(総務省)
  日本  7月有効求人倍率(厚生労働省)
    米    第2四半期GDP改定値  (予想、前期比年率+1.4%)
  米   バーナンキFRB議長 講演
  英   第2四半期GDP改定値
  米   ティファニー 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/20)

 20日のNY市場はやや円安に振れた。きょうは主要な経済指標の発表が
 なく、ポジション調整が値動きを主導した。

 ドル円は85円台半ば~85円台後半、ユーロ円は108円台半ば~109円台前半、
 豪ドル円は75円台後半から76円台半ばまで上昇した。
 欧州株の下げを嫌気し、米国株は売りが先行したが、リスク回避の円買いには
 結びつかなかった。          http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=81741
 
 米国債利回り
      2年債    0.487(+0.008)
     10年債   2.611(+0.036)
     30年債   3.660(+0.006)

 20日のNY債券市場は下落、利回りは上昇。早朝は欧州株の下げで買いが
 先行。2年債利回りは過去最低水準となる0.45%台、10年債利回りは昨年3月
 以来の水準まで低下した。

 ただ、その後は来週の国債入札を警戒して利益 確定売りが入り、国債相場は
 揉み合いに転じた。終盤にはダウ平均が下げ幅を 縮小したため、2年債利回りは
 0.49%台、10年債利回りは2.61%台まで上昇した。
 
 2-10年債の利回り格差は212ベーシスポイント(前日:210)に拡大した。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=81739
3.NY株式市場結果(8/20)

 NY株式
   ダウ平均      10213.62(-57.59 -0.56%)
   S&P500      1071.69 ( -3.94 -0.37%)
   ナスダック       2179.76 ( +0.81 +0.04%)

   CME日経平均   9160  (大証比:0 0.00%)

 20日のNY株式市場は続落。ダウ平均は57.59ドル安の10213.62ドルで取引を
 終えた。
 主要な経済指標の発表がない中、欧州株の下げを嫌気、ダウ平均は一時120ドル
 超下げた。

 取引終盤に企業買収の活発化期待で下げ幅を削ったが、終値は7月21日以来、
 1ヵ月ぶり安値水準だった。

 ダウ採用銘柄では通信株や産業関連株が安い。AT&Tは1.9%安、GEは1.4%安、
 3Mは1.4%安だった。HPは2.2%安で下落率トップ。モルガン・スタンレーは株価押し
 上げで更なる自社株買いが必要と指摘、目標株価を62ドルから56ドルに引き下げ
 ている。

 一方、消費関連株の一角は上昇。ウォルマートは0.3%高、マクドナルドは0.1%高
 金融株はまちまち。トラベラーズやJPモルガンは買われたが、バンカメ売られた。

 ハイテク株中心のナスダックはほぼ変わらず。アップルは0.1%安、インテルは
 0.2%安、イーベイは0.9%高と主力株の値動きは比較的小幅だった。個別では税務
 ソフト大手のインチュイットが15%高と急伸。
 四半期決算の赤字が市場予想を下回ったことが背景。最大20億ドルの自社株
 買いも好感された。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=81740
4.NY原油先物9月限、金先物12月限 各結果(8/20)

 NY原油先物9月限(WTI)
   1バレル=73.46(-0.97 -1.30%)

 20日のNY原油先物は続落。9月限は0.97ドル安の73.46ドルで取引を終えた。
 株式市場の下落でリスクマネーを引き上げる動きが出たほか、ユーロドルが
 7月13日以来の水準に下げるなど為替のドル高が売り要因となった。9月限は
 一時73.19ドルまで下げた。終値では7月7日以来の安値水準。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=81734
 NY金先物12月限(COMEX)
   1オンス=1228.80(-6.60 -0.53%)

 20日のNY金先物は反落。12月限は6.60ドル安の1228.80ドルで取引を終えた。
 ユーロドルが7月13日以来の水準に下げるなど、為替のドル高が利益確定売りを
 誘った。12月限は一時1223.60ドルまで下げた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=81732

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