今日は、想定外の上昇にサプライズすると共に、改めて為替の円高是正の
必要性について再認識した1日でした。
日経平均が、今年最大の上げ幅となり、市場には強気ムードが戻ってきた。
現物・先物ともに日銀の追加金融緩和を好感した海外勢の買いが入って
いる他、押し目買い姿勢を強める国内の機関投資家も増えてきたことから、
下振れ懸念は大きく後退している。と報じています。
ただ、出遅れ感はほぼ解消され、過熱感から目先の調整も懸念されてます。
短期的に上値を追うには、さらなる円安やギリシャ問題の落ち着きなどが
必要だとの見方が多い様です。
引け後に公表される日経平均先物手口では、先物への影響力が大きいCTA
(商品投資顧問業者)の注文を引き受けるとされるニューエッジ・ジャパン
証券は、売り越しとなりました。短期筋が、先物買いの主体とみられていた
だけに、やや意外な結果でした。
市場筋によると、買いはやはり海外の短期資金が多かったという。「長期
資金というよりもイベントドリブン型などヘッジファンド系の短期資金が主体」
(米系証券株式トレーダー)。
国内機関投資家が、自動車株などを中心に粛々と売りを出しているものの、
海外短期筋による比較的大きな輸出株買いが、売りを吸収しているという。
日銀が、金融政策で、少し仕事をしただけで、大きな効果です。
半年前から、当ブログでも主張していた政策ですが、実際効果あるものと
して確認できます。
円安を手掛かりとした主力輸出株への買いや、資金供給拡大による調達
コストの低下や資産価格上昇の恩恵が見込まれる金融、不動産の上昇が
指数を押し上げた格好でした。
FRBに周回遅れの日銀金融政策が、半周遅れとなっただけで、さらなる
一歩を踏み出せるか、注目されるところです。
日経平均は、続伸し208円高の9260円の大引けとなりました。
(出来高 概算29億株の大商いです!!)
日銀の追加緩和政策を評価した流れで、円/ドル、ユーロで、円安に傾き
久しぶりの200円超上昇となりました。
今日の大幅続伸で、寄り付きで9100円回復すると、11/10月末の
高値を突破し、一時9300円台を回復する場面もあり、陽線引と、週末に
つながる格好です。
注目のNY市場、小幅安のスタートですが、終了時は底堅い動きとなりそう。
明日の日経平均、さすがに上昇一服のもみ合いと診ています。