2/19~週の日経平均は、上昇した。NY市場がリバウンドを見せた事
から、週初は買いが先行。祝日明けNY市場が、FOMC議事録の公表を
控えポジション調整から大きく下げると、日経平均は反応し22000円を
割り込んだ。米経済成長が堅調なため、利上げペースが4回/年予想も
あり、債券市場は、米10年国債利回りが3%弱と、高水準に上昇。これ
を受け、為替市場の円高が重しとなり、日経平均リバウンドの重しだった。
日経平均は、PER13倍台と割安水準から、2/16終値水準を割る事
なく、週末上昇し終了した。
結局、日経平均は、週間で172円上昇(↑0.79%)し21892円でした。
さて、2月最終週(2/26~3/2)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
日経平均は、週末NY市場がダウ347ドル高と大きく上昇。22000円を
回復して、続伸スタートとなりそうである。
また、米発VIXショックによる過度な警戒は、VIX指数は20割れ水準で
安定し、金融正常化に向けた動きが期待されます。
リバウンドが継続するか注目ですが、日経平均は戻りが遅く、リバウンドが
意識されやすいと思われる。
好業績の中・小型株等を見直して、イレギュラーな価格をしている銘柄等へ
投資するスタンスが効果的と思われます。
日経平均、2月最終週(2/26~3/2)レンジは21700円~22300円
程度を想定しています。
1.2月最終週(2/26~3/3)主なイベントと予定
2/26
日本 ラクーン、ウチダエスコ 各決算
米 1月新築住宅販売
米 メーシーズ 決算
米 セントルイス連銀総裁、講演
独 メルケル首相率いるCDUが連立協定を採決
2/27
日本 内田洋、東和フードサービス 各決算
米 1月耐久財受注
米 2月消費者信頼感指数
米 12月ケースシラー住宅価格指数
米 パウエルFRB議長、下院金融委員会で半期に一度の証言
米 イエレン前FRB議長、バーナンキ元FRB議長 会談
米 プライスライン、エクスプレス・スクリプツ、ディスカバリー 各決算
独 消費者物価指数速報値
2/28
日本 1月鉱工業生産指数
日本 はてな、スリープロ、パーク24、エイチ・アイ・エス 各決算
日本 ジェイテックコーポレーション、M新規上場
米 第4四半期GDP改定値
米 1月中古住宅販売制約指数
米 セールスフォース、ロウズ、マイラン、Lブランズ 各決算
米 国債償還 5年債(697億ドル)
7年債(305億ドル)
中国 2月中国製造業PMI
EU 1月ユーロ圏消費者物価コア指数
3/1
日本 12月法人企業統計調査
日本 伊藤園、アルチザ 各決算
米 1月個人所得/支出
米 2月ISM製造業景況指数
米 新規失業保険申請件数(~2/24迄の週)
米 2月自動車販売
米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に一度の証言
米 ベストバイ、ギャップ、コールズ、ノードストローム 各決算
中国 財新製造業PMI
3/2
日本 1月有効求人倍率
日本 1月完全失業率
日本 1月消費者物価
日本 DyDo、ナトコ、ハイレックス、アインHD 各決算
米 ミシガン大学消費者マインド指数
米 フットロッカー、JCペニー 各決算
3/4
伊 イタリア総選挙
2.NY市場、為替/債券 各結果(2/23)
今日のNY為替市場、米国債利回りが下げ幅を拡大する中、ドル円は
上値の重い展開が続いており、日本時間1時のロンドン・フィキシングに
かけて一時106.50円付近まで下落した。ただ、終盤になって米株式
市場でダウ平均が上げ幅を伸ばし、米国債利回りも下げ一服となった事
から、ドル円も下げ渋っている。
株式市場が落ち着きを取り戻す中、米国債利回りの下げがドル円を圧迫
している模様。米10年債利回りは心理的節目の3%達成目前で失速して
いる格好だが、このところの弱気相場(利回り上昇)を見直す動きも出ている
のかもしれない。
今週はFOMCメンバーの発言も多数伝わっているが、慎重姿勢を強調した
発言が多く見受けられており、今日もローゼングレン・ボストン連銀総裁が
低金利がしばらく続く可能性に言及していた。これらを受けて市場も、今週
FOMC議事録後の動きを修正しているのかもしれない。
ドル円がもし、106円台半ばの水準をブレイクするようであれば、直近安
値の105.55円水準が再び視野に入る可能性もありそうだ。
一方、ドル安というよりも円高の動きも序盤は出ていた。ユーロ円や豪ドル
円などクロス円での円高の動きがフィキシングに向けて見られた。ただ、
米株は大幅に続伸しており、原油も上値追いとなっていることからリスク
回避の円買いではない。フィキシングに絡んだ実需の動きと思われる。
ユーロ円は一時130円台に下落し、200日線を一時下回っている。
200日線を下回るのは仏大統領選があった昨年4月以来。昨年4月から
今年2月始めまでの上昇波のフィボナッチ38.2%戻しが128.60円
付近に来ている。心理的節目の130円を割り込むようであれば視野に
入る可能性もありそうで来週以降の動きが警戒される。ただ、可能性と
してはまだ低いものと思われる。
豪ドル円も下げが続き、2月14日に瞬間的に付けた安値を一時下回り、
昨年6月以来の水準に下落した。
なお、来週はパウエルFRB議長の初の議会証言が予定されている。
下院では当初予定していた28日から27日に繰り上げられている。それに
向けてこの日、FRBから金融政策報告が公表されていたが、特に反応は
なかった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=417734
米国債利回り
2年債 2.238(-0.008)
10年債 2.866(-0.055)
30年債 3.155(-0.052)
期待インフレ率 2.126(+0.006)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。ロンドン時間から一本調子の
下げを見せている。米10年債利回りは心理的節目の3%達成目前で失速
している格好。今週はFOMCメンバーの発言も多数伝わっているが、慎重
姿勢を強調した発言が多く見受けられて、今日もローゼングレン・ボストン
連銀総裁が低金利がしばらく続く可能性に言及していた。これらを受けて
市場も、今週のFOMC議事録後の動きを修正しているのかもしれない。
来週はパウエルFRB議長の初の議会証言が予定されている。下院では
当初予定していた28日から27日に繰り上げられている。それに向けて
この日、FRBから金融政策報告が公表されていたが、特に反応はなかった。
10年債利回りは2.86%付近まで低下し、2年債も2.22%台に下げ
ている。
2-10年債の利回り格差は63(前日67)にフラット化。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=417733
3.NY株式市場 結果(2/23)
NY株式23日
ダウ平均 25309.99(+347.51 +1.39%)
S&P500 2747.30( +43.34 +1.60%)
ナスダック 7337.39(+127.31 +1.77%)
CME日経平均 22035 (大証比:+125 +0.57%)
今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。半導体中心にIT・ハイテク株に
買い戻しが入っており相場をサポート。FOMCメンバーの慎重な発言もあっ
て米国債利回りも低下し株式市場を支援しているようだ。
ダウ平均は寄り付きから上昇し、2万5千ドル台に再び上昇した。ここ数日、
終盤に失速する動きが続いていたが、きょうは終盤の戻り売りがなく、ロング
勢が上値を追い始めた模様。きょうはほぼ高値引けで終了している。市場も
落ち着きを取り戻しており、VIX指数は16ポイント台まで低下した。
来週はパウエルFRB議長の初の議会証言が予定されている。下院では
当初予定していた28日から27日に繰り上げた。それに向けてFRBから
金融政策報告がこの日公表されていたが、特に反応はなかった。
ダウ採用銘柄は29銘柄が上昇。インテルが4%上昇したほか、原油相場の
戻りが続いていることからシェブロン、エクソンモービルといったエネルギー
株も堅調。マイクロソフト、シスコも反発した。一方、前日上昇していたユナイ
テッドテクノロジーズは反落。
ナスダックは5日ぶり反発。インテルやマイクロンなど半導体関連が上昇を
牽引。フェイスブックやアップル、テスラ、ネットフリックスも堅調に推移。
ペットフードのブルー・バッファローが大幅高。食品のゼネラル・ミルズが
80億ドルで買収すると伝わっている。
ネット広告のプラットホーム開発のトレード・デスクが大幅高。1-3月期
売上高見通しが予想を上回った。
HPエンタープライズが大幅高。11-1月期の決算を発表しており、1株
利益、売上高とも予想を上回った。2-4月期の利益見通しについても予想
を大きく上回っている。
医薬品のアラガンが続伸。アナリストが新規に「買い」でカバレッジを開始。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=417731
4.NY市場、原油先物4月限/金先物4月限(2/23)
NY原油先物4月限(WTI)
1バレル=63.55(+0.78 +1.24%)
NY原油は続伸。米国産の原油生産量は高水準だが、今週、米石油協会(API)
米エネルギー情報曲(EIA)の週報で、ともに在庫が減少していた事で、センチ
メントが強まるなか、この日はリビア油田の稼働停止の報も支援材料となった。
また、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が需給について強気のコメント
をしたことも好感された。一方、米国の稼働中の原油リグ数は前週比1基増と
なったが、あまり弱気のインパクトはなかった。
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1330.30(-2.40 -0.18%)
金4月限は反落。ユーロの上値の重さや、実需筋が高値での買いを見送った事
を受けて軟調となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=417723
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