今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

閉眼片足立ちが困難な人へ:両足直線立ちの勧め

2022年03月26日 | 健康

世間には閉眼片足立ちにトライしている人が一定数いるようで、私のそれについての記事に毎日アクセスがある。

まず、片足立ちは、片方5分ずつやるだけで、それぞれの脚の殿筋から足底筋まで鍛えることができるので、とても効率的(スクワットのように膝関節に負荷をかけないし)。
筋トレとしてなら眼でかまわない。
これを閉眼してやると、小脳のバランス感覚のトレーニングが加わるのだが、いかんせんここで困難度が格段に上がってしまう。
すなわち筋肉の負荷は同じなのだが、視覚情報の遮断で小脳のバランス維持機能が暴走するのだ。→「片岩片足立ちが困難な理由

眼片足立ちでの5分は、バランス的にはなんら困難がないのに、同じ姿勢で閉眼するだけで最初は10秒ほどしかもたなかったが、練習しているうちに1分は持つようになった。

ただ5分連続の閉眼片足立ちはいまだに達成していない。

閉眼+片足立ち+5分という3条件のハードルが高すぎるようだ。

そこで、ハードルを下げるために、片足立ちではなく、両足を直線上に前後して閉眼で立ってみた。

これは小脳機能チェックに使われる姿勢なので、充分小脳トレーニングになる。

この姿勢で閉眼すると、前後に並んだ足の左右の縁内での重心の移動を足首が敏捷に反応して左右にカウンター的に動くことで、足底面が回内・回外して、重心の揺動が膝から上に拡散せずにすむようになる(身体の重心を崩す大きな揺れは上半身が動くため)。
この足底面の回内・回外による重心調整は片足立ちではできなかった対処法だ。

この動きを身につけることで、それぞれの足の前後を替えて、5分づつの閉眼立ちができるようになった。
すなわちこちらの閉眼両足直線立ちの方が、ハードルが低く、しかも練習効果がはっきり出てやりがいがある。
ただし、両足立ちなので脚の筋トレにはならないのが残念なところ(筋トレは眼片足立ちでテレビでも見ながらやればよい)。

次なるステップとして、閉眼両足直線立ちから目標とする閉眼片足立ちへの移行過程に入る。
すなわち、両足直線立ちのたとえば後ろ足の踵を上げて、接地面を二足分から一足半に減らす。
それができたら、後ろ足を爪先立ちにして、接地面をさらに一足分に近づける。
このように、多段階化することで閉眼片足立ちへのハードルを下げることが可能となる。