今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

サイキック・パワー講座2:気を出す

2021年04月25日 | パワー・スピリチュアル

前講座1で、サイキック・パワー講座の基本的態度を理解したら、早速実践に入ろう。

ちなみに本講座で使う用語は、私の「心の多重過程モデル」の「システム0〜システム4」以外は、既存のインド、中国、西洋の用語をまぜて使う(論理体系より現象記述を優先するため)。


まずは「気」を出してみよう。

これは、自分自身にとって最も簡単な実践で、やってみたらその場でできた(以来、いつでもできる)。

ただ、その前に「気」の感覚(気感)とはどういうものか、出す前に知る方法からはじめる(高藤聡一郎氏の本を参考)。

①両手を合わせて、素早く上下してこすり合わせる。
②摩擦熱でこすり合わせた面が熱くなるくらいの強さで続ける。
③両手の平が熱くなったら、動きを止めて、両手の間を1センチ程離す(両手は平行)。
④その時、両手の間に温感以外のジワーンとしびれるような感覚があったら、それが気感に近い(近いのであって気感そのものではない。その感覚に空気圧のような”圧迫感”が加わっていたら気感に近い)。


この疑似気感を体験したら、いよいよ本物の気を出してみよう。

①両手を数センチ平行に離す(互いの皮膚温が感じない距離がいい)。
 ます、手の内側から放射される皮膚温(温感)は気感ではないことを認識する。

②意識を集中して(閉眼するとよいかも)、左右の両肩(腕の付け根)から、それぞれ気が腕を通して、ゆっくりと手に向って流れていく状態を体感的に(非視覚的に)想像する。
大事なのは「ゆっくりと」であり、素早くではない。
気の流れはゆっくりなのだ。

③その続きとして両手の間の空間に気が満ちるイメージをする。
両手の間に透明な気のボール(球)があって、それをこね繰り回す動作をしてもよい。
すると両手(もしくは片手)から気が出始め、向いの手がその気を受けて感じる。
これが気感であり、フワッとする空気感(圧迫感)であることが多い。
空間を詰めると密度の高い気体による軽い抵抗感がある感じ。
その他にビリビリ感、冷感(温感の逆!)だったりもする(個人差)。
少なくとも体温放射による温熱感とは別個の感覚である。
すなわち、気感は錯覚や暗示ではなく、明確で固有の感覚(触覚)であることが確認される。
これがサイキック・パワーの最初の経験だ。


④気は、一旦出始めたら絶え間なく出続けるので、これからじっくり実感していこう。
両手の間隔をゆっくり広げてみて、気感がどこまで届くか確かめてみる。
そしてまた両手を接近させる。
この距離の遠近を繰り返すと、気感がさらに強く確認できる。

⑤平行にしている両手の双方(片方でも)を上下左右に動かして、気感の感じ方を確認すると、気の出口の部位がわかってくる。
たぶん、手のひら(掌)の中央(労宮という経穴)付近から気が出ているはず。
両手を平行状態のまま上下左右さらに前後(開閉の方向)に両手を動かし、気の放射側の手と、放射を受ける側の手を確認する。
気感がさらに強くしかも詳細に感じるようになり、強い放射圧すら感じる。
私自身は、左手(の労宮)が気を出す側で、右手が気を感じる側だ(陰陽論的に左=陽=能動、右=陰=受動だからか、私が左利きのせいか)。

⑥気を感じる側の手を裏返して、手の甲側でも気を感じるか確認する。

⑦放射側の手の指先からも気が出ているのを確認。
たとえば放射側の手の指先(人差し指がいい)を受け手側の手のひらに向けて(間は数センチから数十センチへと徐々に拡げる)空中で円を描くようにぐるぐる回転してみる。その動きに応じて、受け手の手の平に感じる(私の場合は冷感)部位が移動する(閉眼してやってみる)。
その放射がどこまでとどくか、両手の間を広げて確認する。
ここまで気感を経験できたらもう充分。

⑧終了動作(収功)として、両手を合わせて気の流れを止め、丹田(臍下の下腹部)に両手を当てて、気をしまう。
①〜⑦までは空間を経由して自分の気を循環させているから、収功は必ずしも必要ではないが、気を体外に放射しっぱなしだと、体内の気が減っていく(生命力が減退する)ので注意が必要。
気功師でない素人は、気を無闇に体外に放射(気功師のまねは)しないこと。


気を出すことがうまくできない人は、気の循環が悪いのかもしれない。
そういう人は、気功のトレーニングから始めた方がよいかも。
気を循環させる練習、たとえば甩手(せいしゅ)のやり方は、『気功革命』(盛 鶴延)がお勧め。
仙道家の高藤氏の本もいいのだが、中古でしか入手できない模様。

講座3:気の交流