今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

車の出し入れ時に家族を轢かない方法

2021年04月01日 | 防災・安全

自家用車の出し入れ時に家族を轢いて死亡させるという悲惨な事故が発生した。

今回の事故は、車の前にいた妻が転倒したのを気づかずに、車を前進させたという。

車社会になって久しいのに、いまだ車に対するタブー(禁忌)に無頓着な人がいる。
どこかで、きちんと教育する必要があるのだが…。

車の出し入れ時に絶対守るべき原則は以下の2つ。
ひとつは歩行者を含めて全員が、もうひとつは運転者が実行すべきもの。

①動く車の前・後ろに絶対に立たない
車はタイヤの向いている前後方向に進む。
その方向に立つことは、動いている電車の線路上に立つことに等しい(私なら怖くてできない)。
なのでこれはタブーである。
動こうとうする車の近くに居る必要がある時は、必ず車の側面(斜め)に立つこと。
これは幼児の段階でしつける(身につけさせる)べき行動だ(幼児がいる場合は→「車の出し入れ時に幼児を轢かない方法」)

車を誘導する場合でも、前または後ろで後退しながら誘導すること自体※、転倒のおそれがあって危険だし(今回の事故もこのパターンか)、誘導すべき微妙な位置(隙間)は、側面で見てこそ確認できる。
※:昔のバスガイドはバスの真後ろで笛を吹きながらバスを誘導したが、ガイドがバスに挟まれた事故現場を見たことがある。今のバスはカメラがあるので誘導不要。

②駐車場での運転は必ず徐行
徐行とはいつでも停止できる速度。
言い換えれば、人と接触しても衝撃を与えない速度。
駐車場は車と人が最接近するもっとも危険な空間なのだ。
駐車する時は、駐車位置の微調整のため、徐行するのは当然。
発車する時も、車の間から人が現れる可能性があるので、徐行で周囲を確認しながらゆっくり動かす。

徐行を心がけていれば、万が一アクセルとブレーキを踏み違えても、強く踏むことはないはず。