久しぶりにドルインデクスを見てみよう。画像は週足であるが、ますます急速な上昇となっている。RSIは78といわゆる買われすぎの領域になっているがダイバージェンスなどは見られず、まだこのあとの下降を示唆する動きはない。このドル高に呼応して、金価格が下がっているのは十分に納得できる。テクニカル的には、さらなるドル高と金安が考えられる。
さて、このドル高は資産換金によるものであることはすでに明白であり、このドル高を上回る勢いで、低利の円による投資の巻き戻しも進んでいる。従来、ドル高が進めばそれを上回る勢いで円高も進むことになっており、今後も一時的な停滞はあっても、当面はドル高、円高(ドル円は下降、ユーロドルも下降)が進むことになりそうである。
焦点のドル暴落(ドル円大下落、ユーロドル上昇、ドルスイスフラン下降)がいつ始まるかであるが、今のところその兆候はないとしか言えない。やはりその動きは突然起こって暴力的に進むのではないだろうか。今回の円高を見ていてそう感じる。ユーロドルの上昇によって一時的に円高がゆるんだように見えたところでそれが起こるだろうから、十分に気をつけてゆきたい。
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