ドル円も115円の壁で一旦停滞。暗号通貨もそれぞれATHを成し遂げたところで、お休み。しばらくはこんな調子だろう。クリスマス休暇まではまだ2ヶ月あるので、そこまでで、115円越えや、さらなる暗号通貨の伸びが見られるかどうか、期待したい。
Facebookがメタバース(仮想世界)を会社の方向においたらしいが正しいだろう。このままだと、ブロックチェーン技術により、いわゆるWeb3.0 という分散型のインターネットへの移行は間違いないところ。アプリも、データもすべて分散型になり、ますます国境の壁はなくなる。翻訳アプリの高性能化で、日常会話での言語の壁もどんどんと低くなっている。ここでコミュニケーションの仮想化を行えば、極めて自由度の高い社会が到来することは間違いないし、それが正しい方向だと思われる。
我々トレーダーとしての問題は、そのメタバースでの通貨が何になるかだ。以前のセカンドライフでは、リンデンドルという一種のゲーム通貨のようなものを使えたが、メタバースでは実際に流通する通貨が必要になる。メタバースでのマーケットを先取りして実現しているNFTマーケットではイーサリアムが通貨だが、このままだとイーサリアムやビットコインがメタバースでの通貨となる可能性が高い。ただ、Facebookなどはそれでは困るわけで、前からDiem(Libra)というステーブル通貨を構想しているわけだが、このあたりが、競争になるだろう。21世紀後半から22世紀の世界がほの見えてきたと思うのである。