FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ユーロドルが1.26に入り、豪ドルが0.98に入り、また金も1530ドル割れを見た。いずれもメドとされたサポートラインに達しており、そろそろ今回のドル高も一段落しそうだ。ギリシアの次の選挙まではリスクオン相場になっていって、ユーロ・豪ドル・金の買い戻しトレードとなりそうだ。おいおい、次の段階では、いずれも今回のサポートを割っていくものと考えているが、まずは一回の戻りがあってもいいだろう。円売りも同時に開始され、ドル円、クロス円も上昇するものと思われる。

この後、ドル円の上昇があれば、どのあたりまでいくかが焦点だが、以前の見通しよりも全体に低めに推移しており、まずは82円、よくて85円あたりが一ヶ月、二ヶ月あたりのメドになるのではないか。その後(夏から秋?)で、今度は米国株価の大きな押し目があるものと思われ、おそらくドル円はもう一回80円を割ってくるだろう。どのあたりで利食い、どのあたりで長期ポジとするかは悩ましい問題になりそうだ。ゆっくりと考えていきたい。


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昨晩のNYは株も下げたが金がさらに続落した。また、銀やプラチナの下げはやや収まってきた。とは言えこのところの銀・プラチナの下げは大きかった。いつものレシオで観察すると、ダウゴールドレシオDGRはさらに上昇し、ゴールドシルバーレシオGSRやゴールドプラチナレシオGPRも上昇したことになる。

これを解釈すると次のようになる。GSRやGPRの上昇は、銀・プラチナよりも金が志向されるということであり、多くの場合、金融関係の危機的な状況の前触れであることが多い。これは欧州の更なる混乱を予期したものだろう。また、DGRの上昇は先日から書いている通り、米国経済への信頼上昇を意味する。

昨年まではGSRの上昇はDGRの下降、またはその逆であって、米国の状況がそのまま世界の問題であった。ところが、今は違う。欧州にのみ問題があり、それが米国には波及していない状況と言える。こうなると、今後も基本的にドルの上昇が続く基調と思われる。(ポジション量の調整等による一時的なドル安はあり得る。)

ドルストレートをトレードしていない当方としては、ドルの動きを高見の見物といきながら、対円でのドルの上昇をゆっくりと待つということでいいと考えている。クロス円もおいおいそれについてくるだろう。




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