FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ユーロ、ポンド、豪ドルの対ドル相場を見ているが、いずれもレジスタンスを破る寸前で推移していたが、昨晩のNYでついに豪ドルが上方ブレークした(画像のチャート参照)。当面の目標値は1.1あたりとなるだろう。対円以外でのドルの弱さが徐々に出てきているが、防戦が固いと見られるユーロ(まだレジスタンス突破には至らない)についても、追って上昇に移る可能性がより強くなってきた。
 
ドル安のひとつの背景にあるのは、米国債の問題である。米国債の債務上限期限が5月16日に迫り、このままでは利払いができない状態になってしまう。ガイトナーが議会対策を行っているが、とりあえず当面延長することは問題ないと思われる。しかし、PIMCOがすべての米国債からの投資をやめたことに象徴されるように、徐々にこちらの本丸もくすぶりだした模様だ。FRB筋がQEからの出口戦略を言い出したのも、おそらくこれと関係あるだろう。米国リスクの本格的発現までに、そんなに時間はかからないとますます思えてきたのである。


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