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15日の金融サミットは大注目になってきました。ロシアの提案を受けて、フランスなどが動けば面白いことになってきそうです。
 
なお、ロシアの外貨準備が急減という記事(イチカイさんのブログ)もありました。一週間で310億ドルの減だそうですが、米国債を売っているのでなければ幸いです。笑
 
<ロシア>米ドルに代わる基軸通貨多様化を提起へ(毎日新聞)

【モスクワ大木俊治】ロシアのメドベージェフ大統領は10月31日、今月15日に米国で開かれる世界20カ国・地域(G20)の緊急首脳会議で、米ドル依存に代わる基軸通貨の多様化などを柱とした国際金融システムの改革案を提起する意向を表明した。経済閣僚らとのG20準備会合で語った。ロシアはこれまで米国中心の国際経済体制が現在の金融危機を防げなかったとして批判してきたが、具体的な対案を明らかにしたのは初めて。

 タス通信によると、大統領は会合で、(1)新たな国際協定に基づく新システムの構築(2)国際金融センターと外貨準備にあてる国際通貨の多様化(3)時代の要請に応じた効果的な危機管理体制の確立--が改革案の柱になると説明。「(米ドルを基軸通貨とする)ブレトン・ウッズ体制ではなく、各国金融市場の基準が調和されたシステム」を基盤とするよう訴える考えを表明した。

 今年初めまでの原油価格高騰に支えられた経済成長を背景に、ロシアは米国主導の国際経済体制の見直しを訴え、自国の国際的地位の向上を求めてきた。米国発の金融危機が急速に世界に拡大した現在の危機に際し、欧州連合(EU)からも米国を基軸とする既存体制の見直しを求める声が上がっている中で、安全保障だけでなく経済でも米国の一極支配体制を突き崩そうというロシアの戦略を反映した提案と言えそうだ。

 ただ、ロシアの国内総生産(GDP)は米国の約10分の1にすぎず、経済基盤も脆弱(ぜいじゃく)で国際経済での影響力は小さい。今回の金融危機でも外貨準備高が急減し、主要株価や通貨ルーブルが下落するなど深刻な影響を受けている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000020-mai-bus_all


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(mixiからの転載です。)

来週は3日の日本の休日が危ないかも知れませんが、4日は大統領選、15日は金融サミットと、上げの材料が多いので、3日を過ぎれば、しばし、ドル円上昇のトレンドになると思っています。円安、そして、ドル安を見込んでいるので、ドルストレート買いで参ります。円売りもいいかとは思いますが、長く置くのは危険なので、PCに向かっている時だけの時限付きなら、やるかも。
 
この間にできるだけ利幅を稼いで想定される12月以降のドル大下落にむけてのポジション構築の構想を練ってゆくつもりです。

私がユーロドルロングに肩入れしてるのを不思議に思うかたもあるかもしれませんが、ユーロはもう大丈夫だと思っています。理由は簡単で、欧州金融機関はサブプライムでやられてますが(さらに言えば、ドイツはやられていない)、国民生活はおおよそ健全だからです。アメリカのように国民あげて、住宅ローンにホームエクイティローンにカードクレジットで、デリバティブ×レバレッジ経済に組み込まれている体制では、今後、国内からの租税収入や、低金利による貯金からの資金移転は望めません。米国国債が海外で売れなくなったら、そして、売られ始めたら、どうしようもないです。詰みです。
 
ヘッジファンドによるユーロ資産の処分がひととおり片付いてきたら、ユーロがドルより悪い部分はないと思います。ということで今後相対的なユーロの優位性が明らかになり、ユーロドルが徐々に盛り返すと信じております。下げた分だけ上昇も大きく、利幅のうまみがあると思います。もちろん、その上をゆくのが国民資産がべらぼうに多くて、サブプライムにほとんどやられていない日本円なんでして、ドル円の下降は想像以上になると思っています。ユーロ円ももう少し下げの局面があると思います。

週末終値、ドル円98.46、ユーロドル1.27


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