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警視庁いきもの係

2017年09月03日 07時20分44秒 | テレビ

http://news.livedoor.com/article/detail/13498826/
 少し前の話になるが、デイリー新潮でデイブ・スペクターが日本のテレビドラマについて痛烈な批判をしていた(上記リンクをクリック)。デイブ曰く、

 最近は日本でもCSやBS、HuluやNetflixで日常的に海外ドラマを観ることができます。海外ドラマを観慣れてくると、日本との差は一目瞭然。下手な役者に薄っぺらい脚本、ベタな演出、安っぽい映像技術と、日本のドラマには負の要素が詰まってる。しかも、予算は削られる一方でしょ。知らぬが仏を決め込んでいるのはテレビ局関係者だけです。
<略>
 原因は、日本のドラマがキャスティング先行で進められるから。テレビ局がドラマ制作で大事にしているのは、視聴者ではなく芸能プロダクションとの関係です。テレビ局の幹部がプロダクションに接待されて、「うちの子、頼みますよ」と言われたら断れない。加計学園と同じで忖度なんですよ。それで「大抜擢」されるのは、演技力どころか一般常識もないカワイイだけのタレント。スターバックスのバイト面接でも落ちるような、ね。結局、テレビ局がプロダクションの意向を汲んで「大抜擢させた」だけのこと。バラエティ番組と変わらない仕組み。


 ・・・とのこと。「その通りだよなあ」と私も思った。日本には大人の鑑賞に耐えうるドラマが無いのだそうだ。さすがに全てのドラマがそうだとは言い切れないが、デイブがそう言いたくなるもの理解はできる。
 しかし、大人のドラマは駄目だとしても、では子ども向けのドラマはどうか。少なくともフジテレビで放送中の「警視庁いきもの係」は、十分すぎるほどに「子どもの鑑賞に耐える」ドラマだと思う。
 わが家の長女と次女は、この番組を毎週録画して必ず見るだけでなく、その録画したものを月曜日から土曜日までの間で毎日1回ずつ以上は再生して見ているのだ。つまり、同じエピソードを必ず7回以上は見ている、ということになる。すごいハマりようだ。特に次女などは、録画なので何回も見られるにもかかわらず、テレビで「いきもの係」が流れていないと泣き出すほどである。3歳なのに、登場人物の名前はすべて覚えてしまった。わが家においては、まさに今年を代表するメガヒットドラマなのである。
 この「警視庁いきもの係」もデイブに言わせれば、橋本環奈主演ということ先行で作られたくだらないドラマの一つに過ぎないのかもしれない。しかし、アメリカやイギリスのテレビ局は、うちの子をこれほど夢中にさせるドラマを作っているのだろうか? 一度デイブに聞いてみたいものである。

<追記>
 9月3日放送の第9回は、大人の私が見ても非常に面白かった。注目は、「歌のお兄さん」として有名な横山だいすけが演じる四十万巡査だ。普段はダジャレ好きな軽い役回りでまだ「お兄さん」という感じが強かったのだが、今回のエピソード終盤でいきなり、下の写真のような強面を見せたのである。当然だがこんな顔、「おかあさんといっしょ」では絶対に見ることはなかった。これはなかなかすごい展開だ。おそらく、交番勤務の巡査というのは仮の姿で、本当は宗教団体をマークしていた公安だった、というところではないか。次週の最終回がすごく気になる。


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