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クリミアのこと 小保方のこと 日米韓首脳会談のこと

2014年03月21日 22時33分21秒 | 時事

 最近は年度末ということもあり、忙しい。ブログに書きたいネタは多いのだが、ゆっくり書いている時間がなかなか無かった。今日は少し余裕ができたので、テーマを3つだけ選んで自分の言いたいことを書いておこう。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140321/t10013143061000.html
 ロシアがウクライナ南部のクリミア自治共和国の編入を宣言したことを受けて、アメリカがロシアに対する追加制裁を発表する一方、ロシアも報復措置としてアメリカに対する初めての制裁を発動するなど、制裁の応酬で欧米とロシアの対立が一段と深まっています。
<以下略>

 ロシアは20年ほど前に民主化したということになっており、いつの間にか先進国首脳会談の一員にもなった。しかしやはり、ロシアはしょせんロシアに過ぎない、ということがこれで明らかになった。常に武力を背景にして領土拡張をしていく習性は、第2次世界大戦の頃から変わっていないようだ。
 しかしネットを見ていると、ロシアに同調しアメリカに反発する日本人も多いようだが、賢明な判断ではない。日本としては当然、欧米側に付いて行動すべきだ。今まで歩んできた日本の方針やこれからの方針を考えると、これ以外の選択肢はないと思う。周辺諸国との関係では最もましだったロシアとの関係が冷えていくのは惜しいが、これはやむをえない。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140320/dms1403201012000-n1.htm
 世界的な科学誌『ネイチャー』に掲載されたSTAP細胞の論文に不自然な点が見つかってから、一切メディアに姿を見せていない理化学研究所(理研)小保方晴子氏(30才)。
 論文撤回を最初に申し立てた、共著者で山梨大学教授の若山照彦氏は、『週刊文春』で、2月上旬に彼女から「ご迷惑をおかけします」と泣きながら電話があったことを明かしていたが、本誌の取材に対しては、「その後は一切連絡を取っていないので、いま彼女がどういう状況なのか、ぼくにもわからないんです…」と語った。
 3月14日に開かれた理研の会見でも、彼女の近況について質問が相次いだが、「(理研のある)神戸にいるはずだが、研究所には来ていない。相当、心身を消耗した状態だ」とだけ発表され、詳細は明かされなかった。

<以下略>

 小保方子の登場により日本中が「リケジョ」ブームに沸いたとたん、この事態だ。何とも情けない話である。こういうことがあると思い出されるのが、ES細胞の虚偽論文を書いた韓国のファン・ウソク教授である。確かに似たような事件だ。
 しかし明確に違う点がある。こうしたケースに対する社会の反応の仕方だ。韓国の場合は、あるテレビ番組(PD手帳)がファン・ウソクの研究に対する疑問をテーマにしたところ、ただちに韓国のネット民による総攻撃を受けた、という経緯がある。ノーベル賞をとれそうな学者の足を引っ張るな、ということだろうか。結果は、本当に捏造論文だったわけだが。
 日本の場合は、メディアもネットも小保方の疑惑が発生した際にはしっかりと検証した。日本のネット民が必死になって小保方を擁護した、ということもない。どちらが健全な社会であるか、は明確である。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140321-OYT1T00556.htm
 日韓両政府は21日、オランダ・ハーグで24、25日に開催される核安全サミットに合わせて、日米韓首脳会談を開催すると発表した。
 オバマ米大統領が仲介する形で、安倍首相と韓国の朴槿恵パククネ大統領が初めて公式に会談する。冷え込んでいる日韓関係の改善につながるか注目される。

<以下略>

 ほぼみんな思っていることだろうが、もちろんこんなことで日韓関係が改善されるはずもない。オバマを安心させるためだけに、アメリカが日韓両国へ強い圧力をかけて無理やり実現させただけの田舎芝居だ。このような会談が何らかの効果を生むわけもない。北朝鮮だってさほど馬鹿じゃないから、こうした会談の内実がどうであるか、なんてすぐに分かるだろう。無能な小学校教師じゃあるまいし、強引に力で引っ張って無理に握手をさせたところで、何の意味があるのか。オバマの無能ぶりが、最近になって急に明らかになってきたのは、まさに「失望」の事態である。

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