Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

本当は怖いピノキオ

2008-09-03 | Weblog
 メンゲルベルクについては後日。

 ピノキオの原作をブックオフで見つけたので購入して読んでいる・・・「本当は怖い童話」の極致である。ディズニー映画では語り部として、そしてピノキオの良心として活躍したお喋りコオロギが、原作では登場していきなりピノキオに殴殺されたり(後に亡霊で登場)、ゼベット爺さんが極貧で短気な頑固爺さんだったり、ピノキオがなかなかの武闘派?で悪党猫の前足を噛みちぎったりと、あまりの驚きの連続で飽きません。読了したら全体の感想を書きたいと思います。

 福田首相辞任劇:肝炎の問題を政治判断で決着つけたのが一番の成果か。大阪の橋下知事が同情の意を強く表していた「あれだけ言われたら、やる気もなくします。」、確かにそうかもね。石原閣下は、「国と民を思う気持ちは強かったのだが、力量が足りなかった」と辛口の評価。小泉さんや閣下ぐらいの「俺様」意識がないと元首なんて務まらないか。アメリカの大統領選挙は、政策よりもリーダーとしての力量(精神面、体力面ともに)がまず問われるわけで、日本もその辺りを国民にしっかり見せるよう、開かれた選挙・討論会をすべきだね。人前できちんとしゃべれない、病気がち・・こんなのは駄目だ。しかし、石原閣下の仰るとおり、国を真面目に憂う心は福田さんには確かにあったと思うし、発言からも感じられた。ただ口べたすぎた・・。しかし、民主の3人組からは、そういった国を憂う気持ちってものが全く感じられない。政権交代だけが目標でその先がない。結婚がゴールだと勘違いしているバカップルみたいなものだな。たとえ政権をとったとしても、維持ができなかったら、民主も一気に崩壊なのにね、昔の社会党のように。小沢一郎は己のコンプレックス解消のために、総理になれればいいのかもしれんが。
 それと・・・参議院なくしていいのでは?少なくとも定員を減らしてくれ。横峯さくらの父親に税金から給料を払ってるのかと思うと、やる気なくす。

 相撲:ロシアの麻薬兄弟か。北の湖理事長、今回こそは辞めろよ。

メンゲルベルク(1)

2008-09-02 | Weblog
 週末は外食が続いた。行きつけのワインセラーの店員さんが、とあるレストランのソムリエーヌになったことから、挨拶も兼ねて夕食を食べにいった。結局、1人でブルゴーニュをボトル一本空けてしまったのだが、まだこのぐらいは飲めるんだな、と我ながら驚いた。翌日の朝にプレゼンの当番があったので、帰宅してから準備作業の詰めを行い、自分にしては非常に少ない睡眠時間(4時間半)だけで早朝出社。プレゼンはつつがなく終わったのだが、午後は、脳みそが空のかなたにあるかのような朦朧感との闘いで、手に力は入らないわ、いやな汗は出るわで、定時で退社。2日酔いではなかったが、いわゆる「酒鬱」と睡眠不足とのダブルパンチで、階段で足がもつれて転落するのではと慎重になるくらい、体のコントロールがきかなかった。「そうだ、心の充電をしよう」と思い立ち、久しぶりに名曲館へ。入った途端、地鳴りのような重低音がズシーンと響く。曲はマタイ受難曲。指揮はメンゲルベルク。超名盤として名高い1939年収録のコンセルトヘボウとのライブ。帝都屈指の巨大スピーカーから発せられるドラマティックなヘビー級のマタイは、頭の朦朧感と疲れを吹き飛ばしていった。1時間ほどの音楽浴で驚くほどに頭と体が軽くなる。この出会いは運命的だと、これまで値段の高さ(といっても3500円くらい)から買い渋っていたメンゲルベルクのマタイ(Naxos版)を購入して帰宅した。
 

最後っ屁

2008-09-02 | Weblog
 人事の季節ですね。
 総理、絶妙のタイミングで辞めたと思う。戦略としては悪くないのではないか?そして、最後の演説が一番力強かったのが残念。やはりこの人の本質は「キレキャラ」なんだから、これまでの記者会見でも怒るなり嫌みを言ってれば、独特のキャラを維持したと思うのだが。これで次は麻生さんか。私としては「中川昭一」希望なんだが(ガマガエルの中川ではない。)
 思うのだが、政党は同じ政治ポリシーをもつ人間が集まるという基本概念に立ち返って、一度政党を再編していただけないだろうか?特に民主党。右(旧自民)もいれば左(旧社会)もいるわけで、方向性がまったくわからん。政権奪取ばかり目指して、じゃあ政権維持はきちんとできるのかと?無選挙で党首を3選させないと求心力が保てない党に、政権任せられるだろか?最近の自民の総裁選挙や、アメリカの大統領選挙を例にしても、国民は党首の力量ってのを間近でみたいってのがわからないとは。

 しかし、これで霞ヶ関はまた一から引き継ぎか。もう少し腰をすえて仕事をさせてあげたいものだ。