Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

バッハ弾き

2018-08-20 | Weblog
久しぶりに音楽の話

バッハの鍵盤曲をどの楽器で弾くかは色々と議論があるけど、自分にはやはりピアノがいい。
平均律は誰の録音がいいだろうかと考える。手元にはフィッシャー、グルダ、グールド、リヒテルがある。一番最後まで聴いていられるのはフィッシャー、音質悪いけど、これは浸れる。グールドもいい、大好きだが、聞くときを選ぶか。人気のグルダは自分は全くダメ。なんでだろう。自分にはじわるものがない。リヒテル・・・解釈は独特で結構好きだが、バッハとして聞き続けるのはつらい。世間的に評価の高いシフ。この人の音には昔からあまり魅力を感じない。真面目なんだろうけど、ピアニズムとして突き抜けるものを感じない(大変失礼だが)。今もYoutubeで流しているが、音が硬くて自分の好みではないんだなあ(息がつまってくる)。アラウ・・・・平均律全集はあるのかしらないが(ないようだ)、パルティータは愛聴している、かなり泣ける。ケンプ・・・・半音階的幻想曲は30年来愛聴。最近ネットでゴルトベルクを見つけて聞いてみたらこれが非常に良かった。一時器テクニックないことばかり言われてがあったが、音の透明性には素晴らしいものがあるし、古典の範疇でテクニック不足は全く感じない。全集ないのかな(ないようだが)バレンボイム・・・語るまい。ブレンデル・・さすがに音はいい。でも正座して聞く感じ。そしてバックハウス。バッハは当然レパートリーだったので単発で録音がたくさんある。素晴らしく良い。ああ、なんでもっと録音してくれなかったんだろうか。ありあまるヴィルトオーゾ技巧による広大な余裕をもちながら、針の先でコントロールするような精緻さと精神の真面目さ。それに加えて、ピアノ演奏の楽しさと鮮やかさを合わせ、それらを嫌味なく流してくる。たまりません。というわけで、やはりバックハウスが最高でしたよ自分にはということです。


コメントを投稿