Wilhelm-Wilhelm Mk2

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どうするの人たち

2023-09-10 | Weblog
大河の家康はそれなりに面白くみている。役者について。
残念な人
①本田平八郎の人。目ん玉大きくして叫ぶだけで「戦国最強」の強さも主を支える「安心感」も感じられない。本田平八郎は関ケ原では家康の脇にいただけなので、もうこれといった出番はないかも。このままジエンドか?あるとすれば平八郎の娘が真田信之の妻となるので、真田つぶしを家康に反論するところか。
俺の本田平八郎といえばこんな感じ(影武者徳川家康より)

②井伊直政の人。実際の直政もきれいな顔立ちで家康の寵童だったそうだ。この役者の方はいかんせん小さすぎる。ひょろすぎる。声を上げても迫力がない(見ていて痛い)。井伊直政といえば関ケ原では東軍の先手として直政自身が負傷するほどに活躍する「猛将」なのだが、どうなることか。
③家康の人。黙ってさえいれば(メイクのせいで)貫禄が出てきたが、いったん喋りだすと知性のなさが浮き出てしまう。まあ堀越上がりだしこれはどうしようもないか。
④秀吉の人。頑張って秀吉の二面性を強調する演技をしているが、冷たい性格を表現するときにどうしてもボソボソいうので声が聞き取りにくい。そのせいか入り込めない。ザ秀吉の竹中直人には遠く及ばぬ。

一方、うまいなと思う人
①石川数正の人:立ち姿よし、声よし、演技よし。まあ松重さんは明治の演劇科を卒業しており長く劇団に所属してそこから登ってきた人だし。
②酒井忠次の人:よく知らない方だったが、「主君を支える落ち着いた家臣」という大河に必須のポジションをよく演じられている。
③鳥居元忠の人:この人も知らない方だった。最初は大勢の一人だったがじわじわと「うまさ」で前に出てきた。伏見城戦では期待しています。
④服部半蔵の人:期待していなかったが「しょんぼり」感がなかなかよい。
⑤ねねの人:最初は誰?と思った。ずいぶんと丸くなったけどそれが年相応であり、顔の表情だけで色々と表現できている。さすがといえる。
⑥本田正信の人:今回の大河で一番よい。役どころもトリックスターだし。彼がいる限り、こちらは負けないという安心感がある。